見出し画像

グラレコで大事なのは「考えるな、感じろ」 ― 受動意識仮説を理解する ― グラレコ楽描術

  グラフィックレコーディング、グラレコ。楽に楽しく描くための方法があります。

慣れていない人は圧倒的にかくのが遅い

 グラレコを教えています。慣れていない人はかくのが圧倒的に遅い。ここをなんとかすることが一番大事なことです。それも最初にやるべきことです。

遅くなるのには理由がある

 かくのが遅くなる理由。それは考えてかいてしまうからです。ではどうして考えると遅くなるのか。

受動意識仮説

受動意識仮説

 受動意識仮説とは、意識は自ら命令を出して脳を動かしているのではなくて、脳の自立分散処理を受動的に見て、それを「あたかも自分がやったかのように錯覚する」だけだという説です。

【図解】受動意識仮説〜脳はなぜ「心」を作ったのか〜

 身体を動かすと意識してから身体が動いているのではありません。
 身体を動かすという信号が出るのが0.35秒前。身体を動かすと意識したのは0.2秒前。意識はあとから生じます。
 私達が感じている直感とは大きく異なります。しかし、様々な実験。怪我や病気により脳の一部が損壊した人の症例。これらからわかっている事実なのです。
 つまるところ、意識してからかくでは遅い。そういうことになります。

無意識(無自覚)の力を使ってかく

 そこでおすすめしていること。それが無意識(無自覚)を使ってかくということです。
 「考えるな。感じろ。」
 これは映画「燃えよドラゴン」における主演のブルース・リーのセリフです。この言葉通り。考えずにかく。これに尽きます。

繰り返して身体が勝手に動くようにする

 ではどうやって無意識(無自覚)でかけるようにするののか。それは、繰り返すことです。
 スポーツの練習。必ずといっていいほどあるのが単純な動作の反復練習です。スポーツにおいて、0.35秒、0.2秒は短い時間ではありません。むしろかなり長い。このタイムラグを埋める。それができるのが無意識(無自覚)なのです。

ではどうやって学ぶのか

 無意識(無自覚)でかく。これにはコツがあります。単純な繰り返しでも良いのですが、コツを使うことで習得が速くなります。
 私のグラレコ講座ではそれを皆様にお伝えしております。


楽描きが世に浸透するための研究のための原資として大切に使います。皆様からの応援をお待ち申し上げます。