見出し画像

生成型AI(ChatGPT)と人は協調できる

 AIが人の仕事を奪うと言われています。本当にそうでしょうか。

生成型AIは問うことで過去情報から解を得る

 生成型AI。プロンプトと呼ばれる問いにより解を得る仕組みになっています。プロンプトを変えることで解が変わります。その解の良し悪し。これを評価するのは人の役割です。

解の評価ができるのは身体性があるから

 生成型AIになくて人にあるもの。それは身体性とひらめきです。
 生成型AIは正しくない結果を提示することが知られています。過去の文字情報からもっともらしい結果を出力しているからです。
 またプロンプトにより解は変わります。解をより好ましいものにする。そのためにプロンプト、つまり問いを変えていきます。解の良し悪しを判定する。それも人の役割です。つまるところ、肉体をもつ生物である人にとって良いかどうかを判定しるのです。

ひらめきもまた人ならでは

 生成型AIは過去の情報から解を得ます。全く新しいことは発案できません。
 プロンプトを作った人にとっては新しい発見かもしれません。しかしながら、その解が出ているということは別の誰かがそれを文字情報として入力している可能性が高いのです。
 寝る前にある問題を頭に浮かべる。そうすると次の日に良いアイデアを思いつくことがあります。妙にしっくりくるのではないでしょうか。寝ている間に自分によってより好ましい解を探しているのです。
 良し悪しを判定できない生成型AIにはひらめきはありえません。

生成型AIは計算機や表計算

 計算機や表計算ソフトウェア。計算することにおいて面倒なところは機械がやってくれるようになりました。
 生成型AIも文章をまとめる際に役立つツールと考えると良いかもしれません。文句を言わないライターであるともいえます。そしてプロンプト、問いを発する我々は編集者。プロンプトをひたすら変えていくことでより良い文章を作ってくれる。つまり、面倒なところを機械に任せる。

論理的思考は図解で鍛える

 計算機や表計算ソフトウェアがある現在。そろばん教室はなくなっていません。あの珠をはじくという身体性をつかった行為は計算する素養を高めているのです。
 解の良し悪しを判定する。論理思考により他者にうまく説明する。そろばんのようにこれを鍛える方法があります。それは図解。特に手で絵や箇条書きで情報を整理することだと考えています。

グラレコを学ぶことは生成型AIの飼いならしに役立つ

 グラフィックレコーディング、グラレコ。これを学ぶことは生成型AIを飼いならすにはうってつけです。一緒に学んでいきましょう。

楽描きが世に浸透するための研究のための原資として大切に使います。皆様からの応援をお待ち申し上げます。