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グラレコをするのに大切なこと ― その業界の言葉を知る、その業界の常識を知る

グラフィックレコーディング、グラレコのコツ。特に話をききとる。そのために必要なことは何でしょうか。

知らないとかけない

その業界の言葉。その業界の常識。これらを知らない。聞き取りが困難になりかけません。ではどうやってそれらを知るのか。

業界の中の人からきく

王道はやはりこれ。当事者にきく。
注意しなければならないこともあります。それは業界の言葉・常識を知らない人もいるということです。
自分の組織(会社)での言葉、常識しか知らない。分業が進みすぎている。関係する人のメンツがほとんど変わらない。そういう場合にはけっこう起こります。

 業界紙や書籍を読む

事前知識がない状態でも業界紙には目を通すのが良いです。最初はたぶんちんぷんかんぷん。しかしそれでも良いのです。
その後で業界の書籍を読みます。それも1冊ではなくて少なくても5冊。それ以上。
業界の中でも言葉にゆらぎがある。常識と言われるものが異なっている。そもそもの競争関係。新旧。これらの対立がそもそもある場合もあります。これを含めて理解する。そのためには5冊以上の書籍を一気に読むのが効果的です。

規格・標準を確認する

その業界の規格・標準を確認します。物品、システムなどには必ずといってよいほど規格・標準の類があります。
例えばJIS規格。物品供給契約をする場合。その物品を横並びで比較する。何か別のものと組み合わせる時に連携・接続できるようにする。そんな場合には規格・標準が用いられます。

研修の受講、資格試験の受験

研修講座があれば受講します。資格試験があるのであれば受験して合格してしまうのも手です。
研修講座があるということはその業界の一般的なやり方について体系的な知見があるということ。それを講師などから学べば良いのです。
もうひとつは資格試験を受験し合格すること。資格試験、特に高度なものは記述、論述などが課されます。ある一定の時間でそれをやりきる。そのためには普段からその分野のプロとしての行動ができていることは有利に働きます。

学術論文を読む

その業界に関する学術論文を読みます。たいていの学会はお金を払えば入れます。そうすると論文誌なる月刊誌が送られてきます。また定期的に大会が開かれます。そこでは新しい論文が発表されます。参加し場合によっては筆者に直接質問をする。先進性がある。専門性が高い。こういう分野については重要な情報源になります。

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