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ストレス反応を活用する

 ストレス反応にはいくつかあります。うまく活用することで成長に結び付けられるものがあります。

敗北反応

 これは避けるべき反応です。
 食料が極端に減った場合の生き残り戦略と言われています。起こっていることを悲観する。やる気もなくなり死に至る。この反応を起こさなかった方に食料が残ることになる。集団としては生き残るという理屈の様です。

逃走・闘争反応

 これも避けるべき反応です。
 自分自身よりも強い(たいていは大きい)生物に出会った場合の反応です。一目散に逃げる=逃走。毅然と立ち向かう=闘争。怯んで動けなくなって逃げ遅れる。これを避けるということ。ちなみに、真逆ですが身体的には同じ反応になります。
 運動能力を一時的に向上させます。一方、炎症などを引き起こしやすい状態になります。長く続くと病気などを引き起こしかねません。

チャレンジ反応

  「ゾーンに入る」。この様に言われるような反応です。

例えば、ゴルフでよく言う「ゾーン」、長距離走やマラソンランナーが感じる「ランナーズハイ」、音楽の分野ならミュージシャンが没頭して最高の演奏をしたりとか、外科医が危険で難しい手術でも神業とも言えるオペを成功させたりすることを可能にしているのはストレスによる「チャレンジ反応」なのです。

ストレスによる「チャレンジ反応」と「思いやり・絆反応」

思いやり・絆反応

 ストレスを感じた時、不快な気持ち意外にも感じることがあります。人恋しくなる。誰かを守らなければと思う。誰かの安否を気遣う。これが思いやり・絆反応です。

ストレスを感た時に体内では、「アドレナリン」だけではなく「幸せホルモン」とか「ラブホルモン」とも呼ばれる「オキシトシン」が分泌される事により引き起こされるものです。
この「オキシトシン」の役割は、社会的な絆を築いたり強化するものです。

ストレスによる「チャレンジ反応」と「思いやり・絆反応」

これらの反応は自ら選べる

 これらの反応は自ら選ぶことができます。4つの反応について正しく理解する。そして自分はこの4つを自ら選べると考える。そして今どの反応を選びたいのかを思う。
 私自身ワークショップの導入部に取り入れています。

参考文献

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

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