見出し画像

友人をもつこと

 僕の友人には様々な人がいる。だいたい同じ文化圏で、だいたい同じ物を食べて、だいたい似たような子を好きになってきたのにいつの間にかそれぞれで違う道を選んでいる。
 例えば七子ちゃんなんかは好きな事を追いかけて夢に生きている。彼女を見ていると自分のクヨクヨとした悩みがどうでもいい事に感じられて、様々な生き方があるって事を彼女を通して学んだ。彼女の最大の武器は夢に溢れた人生設計図だ。彼女の明るい未来予想図の話を聞いていると、本当にその通りになっていきそうだし実際なってるところもある。
 彼女が30歳になった時、彼女は彼女と同じクシャッとした顔で笑う女の子とフォルクスワーゲンの赤いゴルフで青梅街道を三鷹方面に走っている。僕が勝手に考えている彼女の未来予想図2。
 もう1人はまゆちゃん。彼女は面接にルブタンを履いていった強者で昔から自分がダサいと思うことはひとつもしなかった。とても素直でまっすぐで長女だから面倒見もいい。彼女が高校を辞めて横浜に1人で住み始めて、しばらく会えてなかったけど久々に会った彼女は少しも変わってなかった。なんだか僕の中で彼女は出会った時と同じ16歳で、僕だけが独りで歳をとっている気がする。歳を取ることは暗い話に詳しくなる事だと思ってたけど、彼女はいつでもフレッシュで、フレッシュだけど夜が似合う。朝のフレッシュは想像し易いけど、夜のフレッシュは想像し難い。実際に会えばすぐわかる。彼女の周りだけいつも新鮮。夜の市場。みたいな
 
 不思議な縁で集まってくれた。友人たち。
いつも元気付けてくれて僕からは何も出来てない気がする。もらってばっかでごめんなさい🙏
だから会う時のお店の予約とかリサーチは任せてくださいね。

追伸
あと5年で僕らが会って10周年です。
だからあと5年は生きててください。 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?