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映画すみっコぐらし、すみっコに据え置くな

映画「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」を観てきました。
もともとすみっコぐらしが大好きなわたくし、市内の上映がなくて半ば諦めていたのですが、たまたま名古屋に行く用事と上映スケジュールが合ったので気合いを入れて来ました。

土曜日のゴールデンタイム、しかも公開日からかなりTwitterで話題だからか劇場はほぼほぼ満席。
家族連れ、お友達、カップル、と様々な人々…

そしてリクルートスーツを身にまとったぼっちワイ。“貫禄”が違うんだよなあ。
劇場のすみっコ…ではなく、真ん中あたりの列のドセンで鑑賞。すみっコに本気なので…

んなことはどうだっていいんだよ!!
いや〜〜〜めちゃくちゃ、よかった……

以下、核心に触れるネタバレはないですがふわっと感想を書いていくので避けたい方は戻るボタン連打で!(いにしえのネット用語)



まず、開始5秒で泣く。
いや普通の人はここでは泣かないと思うけど。
大好きなすみっコ達が大画面で、でもいつもと変わりなく生きているのがめっちゃ良い。

イラストが原作なのに、アニメーションがしっくりきた。ゲームとかで多少動くことはあったけど、これほど大きくアクションする(?)映像はたぶんなくて。
サンエックス系のキャラクターって、動かないからいい、喋らないからいい、みたいな感覚があったのですが。
すみっコぐらしはその辺の不安はなかったですね。予告の時点からいいな〜って思っててその通りだった!

動きがいいだけじゃなくて、なんか立体感もあります。エンドロールでは3Dグラフィック担当の方の名前もあったのでそういうのも意識されてるんだな〜とおもいました。あんまり詳しくないけど。
原作イラストのゆるさと映画ならではのスケールが共存してます。

んでまあお話が展開されていく。どこまでもゆるくて、要所要所で笑える。大人も子どもも頭からっぽで楽しめる〜って感じのお話です。

それもそうなんだけど、何より素晴らしいのは、どこまでも優しい世界であるということです。

すみっコ達は自分たちがすみっコにいるからこそ、誰も隅に追いやることをしません。すみっコでの暮らしを、みんなでやる。
誰も隅に追いやらないから、いざという時には仲間のために体も張れる。
現代の人間が忘れてるようなこと、全部詰まってましたよ…(オタク特有の誇張表現)

キャラクターがいいだけじゃなくて、ストーリーもめちゃめちゃめちゃめちゃ良くて。
先月公開の映画「スター⭐︎トゥインクルプリキュア」もめちゃめちゃよくて、子ども向け映画ってほんとうにあなどれないなって最近思います。60〜90分くらいの尺であれだけの展開を詰めて、矛盾も作らないのほんとうにすごい。

ほんとに全人類みてほしい、の一言に尽きるので、全人類みてほしいの一言に尽きると思います。(小泉進次郎構文)

どれくらい良いかと言うと、エンドロール終了まで席を立った人はひとりもいませんでした。
隣のお姉さんも奥さまも、近くのおじさまも泣いてた。幼女様は途中から声上げて泣いてた。
喜怒哀楽のどれとも言い難い、けど暖かい気持ちになれるのは確かです。

この調子だと上映館も増えそうな気がするので、みんな観てください。

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