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ケセランパサランのような人

ケセランパサランみたいな彼を
食べ物で例えるなら、
初めて食べた食感のようなもので
もう一口食べたいと思う
病みつきになるような人

3日前に急遽会うことが決まった。
この前会ってから2ヶ月ぐらいだろうか、
毎月会ってたので会った時には
お久しぶりですと言われた。

お互い会うまで予定を入れていた。
会った時には 酔ってる〜 と楽しそうだった。
ひと休憩した後に残り物のワインを飲みながら話した。

はじめはなんてことない世間話。
編入先の大学の話や共通の友人について。
質問が多い彼はなんでなんでと聞いてくる。
そんな彼と自由についてはなした。

今、自由に生きてますか?

そう聞かれ私は自由じゃないと答えた。
自分が今したい制作を学びに来たが
就職に向けてのプロセスを学ぶ環境に納得したくない。
かと言ってこのまましたいことだけをする
環境にも疑問を抱く。
大人になるステップを着実に踏んでいる。
そう話した。
反対に彼は自由らしい。
友人の輪が広がるのを実感しているそうだ。
人との関わりが増えるということは
進む選択肢も増える。
ひとつのところに留まらず、
それぞれの棲み分けを理解して
自分の楽しめる方に歩める。
それは自由なんだと彼は話した。

私は彼と話すことが大好きだ。
うまく言語化できているかは怪しいが、
彼と話すと心がビリビリする、刺激的だ。
自分のインプットなんだろうと実感する。
だから彼の住む街が大好きで彼がいなくても楽しめる。
また行きたいと思ってしまう。


そんな魅力的な彼は、
人に興味が沸けない人。
思ってることを口に出せなくて
いつも迷ってる、寂しい人。
わからんが口癖で
逃げてるんじゃなくてわかってないんだと思う。
いつも彼の意思の強さを褒める。
自分から動けることが素晴らしいと
新しいことに進んで行動できる彼が格好良かった。
でも意外と意思が弱いのかもしれないと話していた。
どうしたらいいと思う?と聞かれたので
口にだしたらいいんやでと答えた。
嬉しい、辛い、聞いてほしい、
小さなことを話したい人に話せば
溢れてくるものがあると付け足した。

次会う時、また彼にとって変化があればいいし
新しい環境に踏み出す1歩を助けれたらいいなと
隣で支え合うことはなくても
いい刺激をもらえる人でこのままいたい。

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