見出し画像

【回答】しやけ和夫さん

しやけ和夫さんからの回答です!
ぜひ投票の参考にしてください。

1.個人について

1)なぜ市長選に出ようと思いましたか?

これまで石森市政によって地域の特色を活かしたまちづくりが進められてきました。私はその政策を受け継ぎ、これまでの都政における経験を活かすことで、すべての市民の皆様が安心して生活を送り、やすらぎ、あらゆる場面で個性を発揮し輝くことができるまちへと躍進させたいとの思いから立候補することといたしました。

2)ご自身が八王子で暮らす中で、課題と感じることはなんですか?

日々の暮らしで感じることは、少子高齢化と人口減少の進行です。日中、高齢の方にはよくお会いしますが、子どもが外で元気に遊ぶ姿を目にする機会が減っています。生産年齢人口の減少により、市域の担税力の低下を感じるようになりました。こうした社会情勢の変化に対応するため、今後はさらに持続可能性を高めた市政運営を行っていく必要があると考えています。

3)「八王子」といってイメージするのは何ですか?

八王子は歴史や文化、豊かな自然環境や豊富な人材に恵まれたポテンシャルの高いまちだと思っています。100年を超える市制施行、都内唯一の中核市、日本遺産、まちの発展を支えてきた多彩な偉人と枚挙にいとまがありません。こうした可能性を受け継ぎ、存分に発揮させることでさらなる発展が
期待できるものと考えています。

4)得意な家事はなんですか?

掃除、洗濯、料理と一通りの家事は行います。仕事の気分展開にと思うのですが、それぞれ段取り
を意識しながら行うことが大事だと実感させられます。

2.福祉・教育について

1)高齢者に補聴器代の補助金が出ず困っています。市長になったら検討していただけますか?

補聴器については、聴力の回復が認知症の改善にも有効であると認識しています。住民福祉の向上をめざし、各施策については、公益性や公平性、緊急性など多様な視点から検証を行い、優先度をつけて展開していきます。

2)他の市には公立病院があるのに八王子にはありません。いつかできるのでしょうか?

八王子はあえて大学病院を持たずに2つの大学病院を誘致し、官民連携による医療行政を展開しています。また、障害児を対象とする小児障害メディカルセンターも民間との連携で運営するなど、地域の実情に沿った独自の施策展開を行っています。今後は、こうした方向性を継承しつつ更なる地域医療の充実化が必要と考えています。

3)紙の保険証について、残してほしいという市民の声に対してどう思いますか?市長になったら八王子市として意見書を出すことを検討していただけますか?

デジタル化の取り組みは、市民サービスの向上と行政事務の効率化に欠かすことのできないものです。一方で、その取り組みによる恩恵は、すべての市民が等しく共有すべきものであり、デジタルデバイドの解消に向けて全力で取り組んでまいります。

4)親の介護をするようになり、手続きが多過ぎるし時間がかかり過ぎると感じます。なんとかなりませんか?

高齢化社会の進展により介護問題は、今後ますます深刻化していきます。 必要なサービスを必要な時に安心して受けることができる社会に向け、デジタル化と合わせて取り組みを進めていきます。

5)給食無償化について、給食の質(栄養面、地場野菜、有機給食など)や、給食を通した地域への取り組みの可能性(単身高齢者などへの配食など)も問われると考えます。その点はどうお考えですか。

給食は、子どもたちの成長に欠かせない栄養を体に取り入れるだけでなく、楽しくおいしい食事をとることで、生きる喜びや楽しみを与え、心を豊かにします。また、食文化の継承や郷土愛の醸成にもつながる重要な役割を担っていると考えています。また給食事業の地域への展開(単身高齢者への配
食など)は、本来的には民の役割であると考えていますが、八王子市が整備した給食センターを最大限に活用していくことも研究していきます。


3.議会について

1)市議会とのコミュニケーションについて、特に自分と考えの異なる立場の議員と、どのようにコミュニケーションをとるイメージがありますか?

民主主義の基本は、少数意見の人が自身の考えを主張することができ、その意見を踏まえ、皆で議論することであると考えています。市政運営にあたっては、できる限り多くの方々と意見を交わし、政策判断をしていこうと考えています。

2)地方議会でパワハラやセクハラが問題になっています。市長になったら、セクハラやパワハラに対して具体的にどのような予防策に取り組みますか?

パワハラやセクハラは絶対にあってはならないもので、1度発生すると多くの場合、議論の本質がずれていってしまう傾向があります。対応にあたっては、どちらかに偏ることなく客観的な視点が重要と考えているので、第三者委員会の意見などを必要に応じて求めていきたいと考えています。


4.多文化共生・ジェンダーについて

1)同性パートナーシップ制度について、八王子市として制度を作るつもりはありますか?

同性パートナーシップについては、東京都が宣誓制度を導入していることから、当制度を活用し、八王子市の行政サービスの拡充に取り組んでいきたいと考えています。

2)私の住んでいる地域には日本語学校があり、外国籍の学生を多く見かけますが、交流の機会がありません。多様なバックグラウンドの市民同士が交流するために、市として取り組めることは何か、具体的な考えがありますか?

グローバル社会が進展する中、外国人との交流は世代を問わず重要になっていると感じています。学校での交流をはじめ、地域活動への参加を促進するための魅力の発信やインセンティブなどを検討したいと思います。

3)どの分野においてもジェンダー平等の視点が不可欠ですが、政治分野、生活などにおいて、ご自身が課題と思われることはありますか?

すべての市民がお互いの個性を尊重し、支え合いながら暮らしていける社会が重要です。欧米諸国と比較し、日本の現状には差があると認識しています。そこには、文化そのものの違いがあることは否めませんが、市民の価値観の変化に合わせた施策展開を図っていく必要があると考えています。


5.暮らし・環境について

1)電気式生ごみ処理機の助成が無くなりました。復活してほしいのですが…。

八王子市はゼロカーボンシティ宣言を行っています。電気式生ごみ処理機は、当然、電気を使うためCO2を排出することになります。そもそも、海外では生ごみは「ごみ」ではなく、バイオガスなどを生成する資源として活用されています。日本は少し遅れている状況ですので、多摩のリーディングシティとして、将来的には、生ごみ処理機を使わなくて済むよう、生ごみの資源化に挑戦していきたいと考えています。

2)デザインや大きさを工夫をした有料エコバックをゴミ袋にする取り組みが他の行政では広がっています。八王子で導入していただきたいです。

エコバックを忘れたときに代用することで無駄なプラスチックの使用が避けられることや、市民参加で作られたという良い取り組みだと思います。一方で、世界的にもプラスチックの使用抑制を図る政策に切り替わっており、日本は使い捨てワンウェイプラスチック(使い捨て)の利用が多い国として有名です。導入にはいくつかの課題もありますので、市民の皆さんのニーズを伺いながら判断していきたいと思います。

3)気候危機に対して、八王子市として何に取り組むべきだと考えますか?

「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代が訪れた」国連・グテーレス事務総長の発言は記憶に新しいところです。本市においても東日本台風での被害や頻発するゲリラ豪雨により、気候危機を肌で感じるようになりました。世界規模で進行する地球環境の変化に対して、基礎自治体でできること
は限られると思いますが、市民フォーラムなどを開催し、持続可能な環境政策や行動を市民の皆さんと一緒に実行していきたいと思います。

4)八王子駅周辺の自転車置き場が少なくて本当に困っています(特に学生)。打開策はありますか?また、撤去自転車の保管場所が市内に一箇所しかありませんが、増やすことは可能でしょうか。

自転車は環境にやさしく、健康的で経済性にも優れた乗り物です。学生の皆さんが通学に利用していると思います。一方で、放置自転車は歩行者の通行の妨げや緊急時の救急活動に支障をきたすなど、解決しなければならない喫緊の課題であると認識しています。皆さんが暮らしやすいまちの実現に向け、民間とも連携しながら整備を進めていきたいと思っています。


6.選挙について


1)今の選挙のシステムについて男性に有利(供託金、家事労働しながらの立候補の困難さなど)だと思います。どう思いますか?

政治家だけでなく、全てにおいて男女平等が実現されていくことが必要であると認識しています。そのために、国や東京都とも連携しながら一つずつ施策を進めてまいります。

2)4月の選挙公報ポスターは市民より男女共同参画の観点から苦情申し立てがされました。にも関わらず、今回のポスターは前回問題とされた要素を引き継ぐものです。今回の選挙公報ポスターについての見解をお聞かせください。

若者の投票率が低いというのは全国的な問題でもあります。そのためには、主権者教育が重要で、選挙の仕組みとともに国や都、市町村の機能の理解ができるよう市は取り組みを進めなければなりません。学校教育現場の協力もお願いしながら、市税の使われ方や市民の皆さんの健康を守る保健衛生、福祉など市の機能の理解と、これら政策の優先順位におおいに影響する投票行動の重要性について、わかりやすく説明していきたいと思います。

3)選挙の投票率、とりわけ地方選挙の投票率が低いです。市長になった際に、投票率を上げるために具体的に何か取り組むつもりはありますか?投票所にアクセスできない人への取り組みは?

投票率が低いのは、地方自治において国の中央集権的な要素が残っていることや、広報不足などによって行政自体への関心が低いことが要因であると認識しています。市民生活に直結するものであり、様々な機会を通じて多くの人との対話を重ね、情報を共有するとともに八王子独自の市政運営を進めてまいります。また、投票所へのアクセス改善やインターネット投票など国や東京都とも連携して環境を整えていきたいと考えています。


7.市政について


1)デジタル化に際して防災マップは配布しないと市役所防災課の窓口で断られたことがありました。必要な人には紙のものを配るべきだと考えますが、いかがでしょうか。

行政のDX化は私が進める市民サービス向上策である「来させない」「書かせない」「待たせない」窓口を作るために必要な取り組みです。将来は市役所に来なくとも様々な行政手続きができるようにしたいと考えています。引き続き、情報化の深度は計りながら電子化を進めてまいります。一方で、必要な方に必要な情報を提供することは行政の大事な仕事です。市民に対して情報格差を生み出してはいけませんので、注意を促していきます。

2)市長になったら、市民の声を聞く機会/交流の時間をどう作りますか?現行以上の取り組みのイメージはありますか?

市政は市民の皆様のためにあるものです。そして、その政策の根源は現場にあると考えています。より多くの皆様と交流し、対話を重ねるなかで、行政だけの視点では補うことができない様々な側面を捉えていきたいと思っています。そのためには、定期的な対話集会のようなものだけではなく、積極的に市民の皆様の活動の場に足を運び、皆様とともに課題の解決策を考え、実行していきます。


8.文化について


1)八王子は市の大きさに対して文化施設(映画館、美術館、図書館など)が少ないと感じます。市長になったら文化施設に関してどのように取り組みますか?

文化芸術は人の心を豊かにし、特に未来を担う子どもたちにとっては、創造力や表現力を養う大切なものであります。「気軽に映画を観ることができる環境」「芸術に触れることのできる場所」「様々な情報を得ることができる図書館」の整備は今後も進めていかなければならないと認識しています。市として今ある施設への支援を進めつつ、民間との共創により新たに作り上げていく努力もしていきたいと考えています。


9.国政との関わり


1)ミュニシパリズム((地域)自治体主義)が広がりつつありますが、市長になった際には八王子市として今後どのように地域に根付いた自治的な民主主義や合意形成を進めていきますか?

「地域のことは地域で決める」。地方分権の先鋒として八王子市は中核市へ移行しています。そのため、他の市町村にはない多くの権能を活用し、地域に必要な政策を自らの責任と権限で実現させることができます。このことは地域の自立についても同様で、一定の権限を持ってもらうことで自主的な地域づくりが可能になると考えています。様々な立場の市民が直接話し合い、決めることのできるステージを整えていきたいと思います。

2)八王子選出の国会議員と統一教会との癒着が報道されました。市議会においても同様のことがないか心配しています。チェックするつもりはありますか?

一連の報道は承知しておりますが、八王子市議会においては指摘されるような癒着はないものと認識しております。


10.上記の項目で書ききれなかったことで市民に伝えたいことがあればどうぞ !

八王子は58万市民と広域な市域を抱え、それぞれの地域に特色があり、多くのご要望が寄せられると思います。私は、東京都での35年間の公務員経験の中で、国や東京都との役割分担や自治体間で連携することで、より良い行政運営が実現できることを学んできました。「八王子未来デザイン2040」で掲げた「共創」を柱として、すべての市民の皆様が安心できる生活を送り、やすらぎ、輝くことのできる街づくりに邁進してまいります。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?