カードランカーTRPGリプレイ 「商店街に迫る危機」後編

はじめに

本記事は2021/09/25に行われた「超次元カードバトルRPG カードランカー(著:平野累次/冒険企画局)」のセッションログを再編集したリプレイです。読みやすくするため、実際のセッションログを少しだけ脚色したり、発言順序を整理したりしています。

本記事は、「冒険支援株式会社」及が権利を有する「超次元カードバトルRPG カードランカー」の二次創作です。

前編はこちら

0.これまでのあらすじ

 日本のどこかにある地方都市「七分儀市」で暮らす、ソウルカードが大好きな小学生の暁 剣太。ある日、彼は憩いの場であるホビーショップのツチグモ屋店主から相談を受ける。
 なんでも、悪徳企業「ゴールドフィールドグループ(以下、GFグループ)」が商店街全体を強引に再開発する計画を進めており、このままではホビーショップが無くなってしまうというのだ。
 剣太のクラスメイトである女子小学生の白群 美子はツチグモ屋を訪れ、剣太と共に「GFグループ」と戦う意思を示す。
 彼女にはどうやら、人に言えない何らかの事情があるようだが……?

 一方、剣太のライバルである高校生逆瀬川 誠司
 ダークランカーハンターである彼もまた、独自に集めた情報を元に悪徳企業「GFグループ」社長である金田元 横瀬を追うが、卑劣な手段で逃げられてしまう。

 剣太のプロモーターを名乗る謎の青年(?)、メノスの指揮により臨時のチームを組んだ4人は「GFグループ」と金田元の打倒のために情報収集を開始する。
 ソウルカードを活用した情報収集の末、敵の悪事の手がかりを掴んだ4人は「GFグループ」の支社へと突撃。
 ソウルカードセキュリティシステムを破り、悪事の証拠を無事に持ち帰ることに成功するのであった……!

3-1. 構築フェイズ:白群美子

GM:さてさて、構築フェイズも第二サイクルですね。
    このシナリオは2サイクルなので、金田元との決戦は近いよ
白群 美子:メノスさん、暁くんに自分の目的を共有しておこうかな
暁 剣太:はーい
メノス:登場するよ

白群 美子:ST
<BCDice:白群 美子>:CardRanker : 場所表(6[6]) → 水辺/プールや海岸など、水が近くに存在する場所。ひとまず、ここでひと息つけそうだ。

白群 美子:神社の近くを流れる川の上流まで2人と歩こう 上流についたら自分の目的を話すよ

白群 美子:「……俺の一族は呑気なものだな、仇敵への復讐がもうすぐ済むというのに」
白群 美子:そう言いながら第一サイクルで手に入れた魚のカードを放流しておこうかな。《白群の一角魚》を放流……。

画像1

出典:ちびっこメーカー

PC:白群 美子(ビャクグン ミコ)
PL:シアン

概要
剣太と同じクラスに通う小学生……にして「カテゴリ:白群」の長として君臨するカードの精霊。

本来「カテゴリ:白群」は誇り高き獣の戦士達であったが、ある人物のマーケティング戦略により、ケモ耳美少女としてカードイラストを差し替えられてしまった。

自身の率いる「白群」に属する、パワフルな「緑」のデッキを操る。

主軸となるカード
《白群の格闘家》→コモンカード 攻撃を行う
《白群の蟲使い》→高リスクだが強力な攻撃を行う
《白群の祈り手》→一度だけ自分の振ったサイコロ1つの目を6に変える

メノス:「そういえば、キミの目的を詳しく聞いてなかったな」
暁 剣太:「復讐? ……美子ちゃん、何があったの?」

白群 美子:「俺の目的は復讐だ。暁、メノス……お前達が何のために戦うかは分からないが……」
白群 美子:「我ら白群一族は、あの男……金田元に貶められた」
白群 美子:「俺もまた、奴から酷い辱めをうけたものだ……だが、同じような犠牲者はもう出させん」

メノス:「白群、白群……あ~! そうか、キミは……」*何かに気付いた
白群 美子:「『あ~!』ってなんだ!」
メノス:「白群ってそういうことか。 いや、以前会った時とは全然違って……そうか、なるほどねぇ」

暁 剣太:「ねぇメノスさん、辱めって何のことなの?」
メノス:「剣太くんには、まだちょっと早いかな」
暁 剣太:「……?」

白群 美子:「貴様、我が一族のことを知っているのか!? いや、それどどころか俺と以前……あ、あぁ~っ!」
白群 美子:「傍らに連れ歩くそのカードの精霊に、魔法主体の黒のデッキ……貴様まさかクリュ……」
メノス:「おっと、このことはお互い他言無用ということで」
白群 美子:「……良かろう」

暁 剣太:「……??」

◆GMのメモ◆
メノスと美子の正体について

メノスと美子はそれぞれ「カードの精霊」という存在なのだが、美子の姿がある事情によって変わってしまっていたためお互いに気付けずにいた。

メノスは冥界の領域を統べる黒の領主、美子は緑のカードに属する獣人達の一族「白群」の長という立ち位置である。

ただし、美子は本来なら誇り高き獣人の姿であるはずが金田元が過去に仕掛けたマーケティング戦略によって「ケモ耳美少女」として実装されてしまい、多くの人のイメージに引きずられて姿が変わってしまったのである。

暁 剣太:「えっと……美子ちゃんは美子ちゃんでいいんだよね?」
メノス:「あぁ。だが彼女は、カードに関する非常に大きな問題に巻き込まれてしまったんだよ」
白群 美子:「そ、そうだ。俺は重大な問題に巻き込まれたが……あー、それもきっと、もうすぐ終わる」

暁 剣太:「そうなんだ……なら、頑張って終わらせないとね!」
白群 美子:「その時は……お前とも別れる時が来るかもしれんが……お前の中の俺は、"美子"で居て構わない」
暁 剣太:「そうなんだ。それはちょっと寂しいけど……元気にしててね」
白群 美子:「ああ、お前もな……白群のカードを見るたびに、俺の事を思い出すと良い」

白群 美子:と言って、《白群の格闘家》を呼び出します、コモンカード!
白群 美子:「どれだけ弱いカードでも、きっとお前なら大切にしてくれるだろう?」

白群 美子:2D6>=5 (判定:格闘家)
<BCDice:白群 美子>:CardRanker : (2D6>=5) → 9[4,5] → 9 → 成功

白群 美子:緑のセットカードを一枚伏せる!
GM:OK~!

暁 剣太:「うん、勿論!使えないカードなんて、ないもんね!」
暁 剣太:「それにみんな、大事な友達だから…そうでしょ?」
メノス:「キミのカードを大切にする姿勢……忘れないでね」
白群 美子:「……そうだな」
白群 美子:「(こいつになら、友達と言われても……悪い心地はしないな)」

白群 美子:セットカード完了!
      格闘家と一角魚に細工させてこのシーンは終了です!

3-2. 構築フェイズ:逆瀬川 誠司

逆瀬川 誠司:では……絆を結んでおくか 我がライバルと
暁 剣太:やった~!

画像2

絵:滑郎さん

PC:逆瀬川 誠司(サカセガワ セイジ)
PL:滑郎

概要
過去の因縁でダークランカーを狩り続ける青年。普段は市内の高校に通い、目立たないよう過ごしている。

ストイックな性格で弱肉強食の理念を謳っているが、実際に自分より弱い立間の人間に手を上げたことはない。

自身のLPを生贄にした苛烈な戦術を得意とする「黒」のカードの使い手。

主軸となるカード
《コモンカード》 攻撃を行う
《彼方よりの邪神・ネクロサリバーン》→自身のLPを削るが強力な全体攻撃
《屍喰らいの悪夢》→相手を捕縛状態にする使い魔

逆瀬川 誠司:ST 
<BCDice:逆瀬川 誠司>:CardRanker : 場所表(1[1]) → カード系/ショップや大会の会場など、ソウルカードに関係がある場所。カードランカーたちも集まってくる。

逆瀬川 誠司:ツチグモ屋にしよう 剣太と2人で訪れる

逆瀬川 誠司:「では、剣太君」
逆瀬川 誠司:「君、ダークランカーとは今まで何回対戦した?」
暁 剣太:「えっと、まだない……かな」
逆瀬川 誠司:「……だよね」

暁 剣太:「うん……でも、絶対負けないよ。カードに酷いことさせてる人たちに、負けるわけにはいかないもん!」
逆瀬川 誠司:「その気持ち、忘れるなよ」
逆瀬川 誠司:「君のやり方は優しすぎる……が、それが私にできない閃きに繋がることもあるんだろう」

逆瀬川 誠司:「けどいいかい、剣太君。ダークランカーってのは皆みたいにカードに愛着を持ってる連中なわけじゃない」
暁 剣太:「……そう、だよね」*悲しそうな目
逆瀬川 誠司:「この私のように……カードを武器として扱う。そこにあるのは、明確な暴力だ」

逆瀬川 誠司:「だから今、私と勝負して……今の君の実力を確かめさせて欲しい。中途半端な実力なら、怪我をするだけだからな」
暁 剣太:「……! うん、わかったよ……よろしく、誠司君!」

逆瀬川 誠司:「よろしく、か……」
逆瀬川 誠司:「だが甘いぞ、剣太君! ダークランカーとは常に狩り合いだ! そこに感情はない。さぁ、行くぞ!」*デッキを構える
暁 剣太:「でも、だからこそ……負けられないんだ!」*デッキを構える

GM:1d100、大きい方が勝者という演出でいきます!

逆瀬川 誠司:1d100 100を出す
<BCDice:逆瀬川 誠司>:CardRanker : (1D100) → 68
暁 剣太:1d100
<BCDice:暁 剣太>:CardRanker : (1D100) → 67

GM:なんという接戦……!
逆瀬川 誠司:僅差……!

逆瀬川 誠司:「……驚いたな。また強くなった……か」
逆瀬川 誠司:「(最終的にライフが1点だけ残ったものの、最後のドロー次第では負けていた……)」

暁 剣太:「……っ!」
暁 剣太:「誠司君こそ、とっても強かった」*負けたのに笑みを浮かべ

逆瀬川 誠司:「(悔しいが……楽しいな)」
逆瀬川 誠司:「……まぁね。けど、これでダークランカーがどれだけの奴らか少しは理解できただろう」
暁 剣太:「よくわかったよ、誠司君か……もしかしたらそれ以上に、強いかもしれない」

暁 剣太:「でも、それでも僕達は負けるわけにはいかないよ」
暁 剣太:「頑張らないと……だよね?」
逆瀬川 誠司:「よくわかってるな、流石だ」
逆瀬川 誠司:「(私よりも強い使い手は、そうは居ない……彼なら、もしかしたら)」

逆瀬川 誠司:「期待しているよ、剣太君。最後にもう一度、デッキを見直そうか」*って感じで絆を深めよう!
暁 剣太:「え、いいの? やった!」*嬉しそう
逆瀬川 誠司:「私以外に負けるなんて許さないからな。手助けするよ」

暁 剣太:「あ、でもその前に一つだけいい?」
暁 剣太:「誠司君はカードをただの武器だとは思ってない……よね?」
逆瀬川 誠司:「……」

逆瀬川 誠司:「……甘ちゃんだな。そんなわけないだろ」
逆瀬川 誠司:「私の目的は……ダークランカーへの復讐なのだから」
暁 剣太:「復讐……」

逆瀬川 誠司:「変なこと言ってないで、自分のことだけ考えるんだね」
暁 剣太:「……うん、今はそうするよ」*笑顔

逆瀬川 誠司:「(どいつもこいつも……何故、私を見透かすように……)」

3-3. 構築フェイズ:メノス

画像3

絵:影山とらこさん

PC:メノス
PL:侘助

特技:魔術師、獣、運命、怪物、妖怪、邪神

概要
七分儀市を拠点に「何でも屋」を営む、フリーのカードランカー。
その正体は“冥界”と呼ばれる闇の領域を司る、強大なカードの精霊。

かつて剣太の父に敗れ、アンティとして「彼の息子を見守る」役割を押し付けられてしまった過去を持つ。

冥界に属する怪物や魔術をテクニカルに操る「黒」のデッキの使い手。

主軸となるカード
《エレボスの先兵》→攻撃を行うコモンカード
《静謐姫ヘルセポネ》→戦闘以外の判定をサポートする常在カード
《冥府の蓋ナベリウス》→戦闘フィールド効果によるダメージを防ぎ、いざという時は魔法カードにも変化するモンスターカード

メノス:次動きたいです!
メノス:セットカードを伏せつつ、剣太くんと話したいな
暁 剣太:やった~! 出ます!

メノス:st
<BCDice:メノス>:CardRanker : 場所表(5[5]) → 街中/人々が住む街中。何気なく落ちているカードの中には、価値があるものもあるかも。

メノス:誠司くんとのバトル・調整が終わり、帰宅する途中の剣太くんにカフェテリアから声を掛けよう

メノス:「やぁ、先ほどは良い勝負だったね」*席から手を振る
暁 剣太:「メノスさん!」*気付いて駆け寄る
メノス:「非常に良い展開だった……本当に、あと一歩って感じだったよ」
暁 剣太:「うん、もうちょっとだったね。 ……でも、楽しかった!」

メノス:「デッキ調整もしていたみたいだけど……完璧かい?」
暁 剣太:「ううん、誠司くんのアドバイスもあってかなり良くなったとは思うんだけど……」
メノス:「足りないピースがある、そうだね?」

メノス:「本来ならもう少し先にしようと思っていたんだけど……今の君になら、これを渡すべきだろう」*懐から一枚のカードを取り出す

メノス:構築フェイズ第一サイクルで手に入れた、ダブっている《クサ=カゲシノビ》を剣太くんに渡します
メノス:カード名はシノビじゃそれっぽくないので、ここは剣太くんのデッキテーマである円卓に合わせて《“キングメイカー”マーリン》としておこう

暁 剣太:「これは……?」
メノス:「《“キングメイカー”マーリン》……円卓シリーズの一体だ」

メノス:「キミの円卓デッキにはどこか汎用カードが多い」
メノス:「……というか、相対的に円卓のカードが少ないと思わないか?」
暁 剣太:「うん。翅川さんも殆ど見たことないって言ってた」
メノス:「それは何故かというと……」

メノス:「円卓のカードは世界中に散失しているから、なのさ」
暁 剣太:「世界中に……!?」
メノス:「だから中々見つからない。だからこそ、集まればその力は何倍にも引き出される。そういうカード群なのさ」

暁 剣太:「い、いいの? メノスさん……貴重なカードなんでしょ?」
メノス:「もちろん。タダで渡すのはひっじょ~に惜しい」*ワザと渋面を作って
暁 剣太:「そ、そうだよね……! えっと……」*お財布を取り出し

メノス:「代わりに一つ、僕と約束してくれないか」
メノス:「キミが本当の円卓デッキを完成させ、使いこなせるようになったら、ボクと本気の勝負をしてほしい」

暁 剣太:「本当の……円卓デッキ」
メノス:「ボクはね、かつてキミのお父上に負けて以来、本気の勝負はしてないんだ」
暁 剣太:「やっぱり、パパのことを知ってるんだね? どうして!?」
メノス:「それは……長くなる。 また今度ゆっくり話すよ」*視線を伏せ

メノス:「だから、キミにも見せて欲しい。あの日のような、冥界すらも熱気に包まれるような本気の勝負ってやつをね」
暁 剣太:「うん、わかったよ! その時は本気で戦おう、メノスさん!」
メノス:「あぁ、約束だよ?」
暁 剣太:「うん、もちろん!」*拳を突き出す

メノス:……と、約束RPをしたところでセットカードの判定をしましょう。
メノス:特技は《怪物》で判定、常在カード《クサ=カゲシノビ》の効果で判定に+2の修正を受ける。

メノス:2d6+2=>5 //判定:怪物
<BCDice:メノス>:CardRanker : (2D6+2>=5) → 8[3,5]+2 → 10
成功!

メノス:成功! セットカード一枚を伏せる!

メノス:「(あぁ……ボクの凍えてしまった勝負への熱を、きっとキミなら蘇らせてくれるだろう……!)」

3-4. 構築フェイズ:暁 剣太

剣太1

絵:氷雨さん

PC:暁 剣太(アカツキ ケンタ)
PL:氷雨

特技:剣士、軍神、獣、恐竜、巨人、雷

概要
七分儀市立 奏留(そうる)小学校に通う、明るく朗らかな小学5年生。
父親は彼が幼い頃旅に出ており、思い出は僅かしかない。

しかし、父から貰った唯一のカード【騎士王アーサー】の声を物心付いた頃から聞いており、伝説の騎士王の力を持つカードを相棒に日々ソウルカードに励む日々を送っている。

高い攻撃力とモンスターカード破壊を得意とする「赤」のデッキの使い手。

主軸となるカード
 《コモンカード》→攻撃を行う
《迅雷騎士ガウェイン》→補助カードを2種組み合わせられるアタッカー
《必滅の剣聖ガラディン》→合わせた攻撃のダメージを増加させるカード

暁 剣太:st
<BCDice:暁 剣太>:CardRanker : 場所表(1[1]) → カード系/ショップや大会の会場など、ソウルカードに関係がある場所。カードランカーたちも集まってくる。

暁 剣太:ツチグモ屋にしようかな。美子ちゃんとデッキ調整しつつ、セットカードを伏せよう。
白群 美子:いいよ~!
逆瀬川 誠司:見学してよう
メノス:私も見に行きたい!

暁 剣太:「ってことで、ダークランカーと戦うために……」
暁 剣太:「誠司くんと調整したデッキと戦ってほしんだ、美子ちゃん!」

逆瀬川 誠司:「”さん”ね」*口を尖らせる

白群 美子:「あぁ、構わんぞ。こちらも、元を辿ればお前と戦いにここへ来たのだからな」

翅川 蛾:「あの~ カードも買って行って下さいね?」

暁 剣太:「そうなの? なら、丁度良かった!」
暁 剣太:「美子ちゃんは強いけど、負けないから。始めよう!」
白群 美子:「心躍る勝負にしよう、暁! ランカーバトル……」

剣太・美子:「「ショウダウン!」」

暁 剣太:1d100
<BCDice:暁 剣太>:CardRanker : (1D100) → 10

白群 美子:1d100
<BCDice:白群 美子>:CardRanker : (1D100) → 40

暁 剣太:ぐぬぅ でも前よりは強くなってるはず

白群 美子:「《白群の一角魚》で攻撃! このダメージは相手に貫通する! 更に《白群の蟲使い》で攻撃……ライフは0だ!」
暁 剣太:「……っ! やっぱり強いね……!」

翅川 蛾:「ううむ、やはりノっている時の白群殿の猛攻は凄まじいですなぁ。同じくカードパワーで攻める暁殿のデッキを真っ向から打ち砕くとは」

白群 美子:「……いや、《白群の一角魚》を刺していなければ負けていたかもしれん。こちらも調整を怠っておらず正解だった」
白群 美子:「暁……デッキの毛色が少し変わったな。以前のように運とパワーで押し切るだけの攻めではない……緩急と勝負の流れを作る、一種の狡猾さが加わったように思えた」

暁 剣太:「うん、誠司君と調整してもらったんだ。メノスさんから貰ったマーリンも組み込んだし……まだ使い切れてはいなかったけど、絶対に使いこなしてみせるよ!」
逆瀬川 誠司:「初見で最適なタイミングを理解できているのなんて、それこそ製作者くらいなものだ。悪くない展開だったよ」*解説

白群 美子:「いい勝負だった。マーリンなんてカードが出てきたときは驚いたぞ」
暁 剣太:「そっか……なら良かったよ」

暁 剣太:「アーサーもなんだか、前よりはっきり見える気がする」
暁 剣太:*何もない横を見ている

白群 美子:「アーサー……精霊か? 俺には見えないが……いや、きっとお前だけを見守ってくれているのだろう」
白群 美子:「それだけ頼られているとは、羨ましいな。そのアーサーが」

暁 剣太:「うん。パパから貰ったカードで……ずっと一緒にいるんだ」
暁 剣太:「きっと今回のバトルでも、見せ場があるよ!」

暁 剣太:という感じでカードをセットしましょう。《軍神》で判定。

暁 剣太:2d6+2>=5
<BCDice:暁 剣太>:CardRanker : (2D6+2>=5) → 9[3,6]+2 → 11
成功!

暁 剣太:よし!

暁 剣太:では皆のデッキ調整と対戦の後、『剣太のデッキ』と呼ばれるソレが出来上がる……と言った感じで!
GM:熱いぜ!!

3-5. 構築フェイズ:金田元 横瀬

GM:今回はモンスターカードをランダム修得する PCが4人いれば一度で2枚修得できるぜ
GM:部下をけしかけたりも考えてたけど、クライマックスは派手にいきたいからね

GM:2 RM
<BCDice:GM>:CardRanker : ランダムモンスター選択(2,7) → 青の7:探偵 
CardRanker : ランダムモンスター選択(5,4) → 赤の4:恐竜 

GM:ふむふむ……相手のマジックカードを見抜く《名探偵》と強力な一撃をお見舞いする《レクスMAX》か……悪くないな。

210620 幹部3

◆NPC解説◆
金田元 横瀬(カネダモト ヨコセ)

悪徳企業「ゴールドフィールドグループ」を率いる社長。
金儲けのためならどんな卑怯な手段でも使い、法の穴を突く。
その強欲さにふさわしい「金」のカードの使い手であり、更にダークカードすら使用する。

金田元 横瀬:「ククク……奴らをブッ潰すデッキは仕上がった」*デッキを撫でながら
金田元 横瀬:「まぁ、俺には“コレ”がある……いざとなれば、どうとでもなるがな」*怪しい光を放つ5枚のダークカードが金田元の周囲を舞う

GM:金田元が不敵な笑みを浮かべ、セッションはクライマックスへ……!

4-1. クライマックスフェイズ・前編

GM:クライマックスフェイズ、計画を邪魔された金田元は自ら部下を率いて商店街にやってきます
GM:暗雲立ち込め、風吹き荒ぶ七分儀駅前商店街!

通行人はどいてた方がいいぜ!
今日この商店街は戦場と化すんだからよ!

金田元 横瀬:「はははっ! 貧乏臭い商店街だぜ」
金田元 横瀬:「邪魔者共はこの俺がブチのめして……アーバンでハイソなショッピングモールをブッ建ててやる!」

暁 剣太:「来たね、金田元さん……!」*ざっと現れる

金田元 横瀬:「“カネダモール”なしじゃ成り立たねぇ都市に……あぁん?」
暁 剣太:「僕等の商店街を……ツチグモ屋を、渡すわけにはいかない!」

金田元 横瀬:「手前は……支部を潰したガキか。こればっかりはイタズラじゃ済まねぇぞ」
暁 剣太:「悪戯じゃない!僕達は楽しく笑い合えるツチグモ屋を守ってみせるんだ」
暁 剣太:「だから……ここで、決着をつける!」
金田元 横瀬:「ははっ、その綺麗事がどこまで通用するか、この俺に試してみな!」

逆瀬川 誠司:「私からは尻尾を巻いて逃げ出したくせに、子供相手には楽しそうだな、金田元」*物陰から出て剣太の隣に
金田元 横瀬:「げげっ、逆瀬川ぁ……」

逆瀬川 誠司:「も混ぜろよ」*セット
金田元 横瀬:「ふん、勝つために準備を整えるのはカードランカーとして当然だぜ」*開き直る

白群 美子:「相変わらず、ずる賢い事ばかり考える奴だ。」
金田元 横瀬:「あぁん? なんだこのチビは」
金田元 横瀬:「いや、待てよ……その顔どこかで」
白群 美子:「俺の事が分かるか? ……いや、分かるわけがないな。お前の金稼ぎの犠牲になった奴らの分まで、ここで天誅を下してやる」

逆瀬川 誠司:「(やはり、あの年で会社を背負わされているんだな……)」*勝手に納得

メノス:「へぇ、君が金田元クンか。その姿勢ですべてわかった。キミと一緒にいるカードはかわいそうだね」
金田元 横瀬:「なにぃ!? 誰だ手前!」
メノス:「ボクはキミに因縁はないが、彼らに助力させてもらうぜ」
金田元 横瀬:「ええい、次から次へと……」

金田元 横瀬:「どこのどいつだか知らねぇが……全員ウチの会社の下働きにしてやるぜ!」*デッキを構える

GM:暴風吹きすさぶ商店街の大アーケードで、キミ達は己の信じるデッキを構える
GM:ソウルバインダーが展開し、バトルフィールドが展開!

金田元 横瀬:「蹴散らしてやるぜ! ランカーバトル……!」

剣太・メノス・美子・誠司:「「「「ショウダウン!」」」」

暁 剣太:*デッキからカードをドローすると同時に炎が散る!
メノス:*骨のホログラムが広がり、ソウルバインダーを闇の皮膜が覆う
白群 美子:*白群の戦士達が勇ましく控えます
逆瀬川 誠司:*デッキに率いる邪神の力で心臓が脈打つ……!

GM:それではダークランカー「金田元 横瀬」についてご説明
GM:金田元は「金」のデッキを扱うダークランカーで、特技は「イカ/海賊/宝石/魔法生物/機械/巨人」です
GM:ライフポイントは「90」点あります

GM:モンスターカードは一対多数を相手取ることを意識した物の他、金の性質を活かして硬い守りを実現するカードも備えています。
GM:マジックカードは4枚所持しており、ダークカードは5枚持ってます。

逆瀬川 誠司:手ごわいな……
暁 剣太:強い!
白群 美子:ふむふむ

金田元 横瀬:「先手は譲ってやるぜ! 第一ラウンド開始だ!」
メノス:「では、セットカードをオープン!」
金田元 横瀬:「何ぃ!?」

メノス:「発動!《境界侵蝕(アンデッドレギオン)》
メノス:「このフィールドを一時的に冥界へと繋げた。これでこのラウンド中、ボクのカードは破壊できないぜ」
金田元 横瀬:「ちぃ、気色悪いセットカード使いやがる!」
逆瀬川 誠司:「(私のデッキと同系統ながら、サポート寄りの構成か……)」

逆瀬川 誠司:じゃあ初手いこうかな 使い魔のコモンカードで攻撃しつつ、補助カードで捕縛の効果を付与!

逆瀬川 誠司:「まずは私から! 《下級悪魔(レッサーデビル)》を召喚! 更に《屍喰らいの悪夢》を発動し、デビルに装備させる!」

逆瀬川 誠司:2d6=>5 //判定:使い魔 
<BCDice:逆瀬川 誠司>:CardRanker : (2D6>=5) → 2[1,1] → 2
ファンブル……

逆瀬川 誠司:馬鹿な!
白群 美子:まだだ! 俺のマジックカード《幸か不幸か》で振り直させる!

逆瀬川 誠司:2d6=>5 //判定:使い魔 
<BCDice:逆瀬川 誠司>:CardRanker : (2D6>=5) → 8[2,6] → 8
成功!

白群 美子:「マジックカード、《白群の村》を発動!レッサーデビルのコストを0にする!」
逆瀬川 誠司:「この攻撃、受ければ貴様のモンスターは捕縛状態になる!一気にライフを削ってくれる!」*使い魔を放つ!

金田元 横瀬:「ええい、小癪な! 《鈍い宝石(コモンカード)》でブロックだ!」

金田元 横瀬:2d6=>5 //判定:宝石
<BCDice:金田元 横瀬>:DiceBot : (2D6>=5) → 6[1,5] → 6
成功!

金田元 横瀬:「ははっ! クズ石でも盾代わりにはなるなぁ!」
逆瀬川 誠司:「くっ、防がれたか!」
白群 美子:「気にするな! 奴のデッキ自体を削っていることに変わりはない!」

白群 美子:「畳み掛ける! 《白群の蟲使い》を発動!」

◆GMのメモ◆
《白群の蟲使い》

データ的には基本ルールブック掲載の《クラッシュ・ワーム》。
緑の色に属するアタックカードで、指定特技の判定に成功すると大ダメージを相手に与えることのできるパワフルなカードだが、その反面判定時の「リスク」値が7になる(=判定時の出目で8以上を出さなければファンブルとなる)非常に扱いの難しいカード。

白群 美子:「同時に私のセットカードをオープン! 《白群の戦術》を発動する!」

◆GMのメモ◆
《白群の戦術》

緑のセットカードに属する一枚。
攻撃時に発動することができ、その攻撃の「リスク」値を2に変更する。
即ち、ハイリスクな《白群の蟲使い》のようなカードを低リスクで使うことのできるコンボを成立させる。

白群 美子:「蟲使いのコストはこれで2となった、バトルだ!」

白群 美子:2D6>=5 (判定:ワーム)
<BCDice:白群 美子>:CardRanker : (2D6>=5) → 10[4,6] → 10
成功!

金田元 横瀬:「ぬおおっ! ライフで受ける……!」
白群 美子:「ライフに一気に20ダメージ! くらえぇぇ!!」

白群 美子:巨大な虫に乗った、露出の多い服装の女性が金田元を轢く。

金田元 横瀬:「デカい一撃がご自慢のカードで、まずは俺に痛手を負わせた……と、思っているようだな?」
金田元 横瀬:「甘いわッ! セットカード、オープン!」
逆瀬川 誠司:「何ッ……?」

金田元 横瀬:「【ミストウォール】を発動ッ! ダメージを0点まで軽減するぅ!」
暁 剣太:「あの攻撃を防ぐなんて……!」
白群 美子:「ダメージ軽減カードか! ちっ、面倒なものを!」

メノス:では次に動こう
メノス:「ふむ……流れを一度整えようか」
メノス:レジェンドカードを使用!

レジェンドカード
《"死者の王"クリュメノス》
指定特技:魔術師
効果:マジックマスター

メノス:「守りはボクに任せて! 一気に攻めるんだ!」

メノス:2d6=>5 //判定:魔術師
<BCDice:メノス>:CardRanker : (2D6>=5) → 6[1,5] → 6
成功!

メノス:*フィールドが黒く染まり青白い火炎が篝火のように立ち上る

金田元 横瀬:「フィールド書き換えだと!? こんなカード知らんぞ!」
メノス:「フィールド書き換えではない。これは……”玉座”だ」

メノス:マジックカードを3枚、《幸か不幸か》《マジックブレイク》《万人の盾》を取得します。

白群 美子:「間違いない、こいつはレジェンドカード……それもとびっきりの大物だ!」
白群 美子:「まさか味方として相見えるとはな。ふん、悪くない!」
メノス:「それはこちらの台詞だよ。まさかうちの領域を侵略しようとしたキミがね」
逆瀬川 誠司:「仲悪かったのか……?」
暁 剣太:「でも、今は仲間!」

暁 剣太:じゃあ僕の手番だね こっちもレジェンドカードを使おう

暁 剣太:「……来た!」*ドローしたカードを見て
暁 剣太:「僕たちの明日を……一緒に切り拓こう!」

剣太2

絵:氷雨さん

《"騎士王"アーサー》
指定特技:軍神
効果:モンスターサーチ

暁 剣太:「召喚! 《”騎士王”アーサー》!」

暁 剣太:2d6>=5
<BCDice:暁 剣太>:CardRanker : (2D6>=5) → 9[4,5] → 9
成功!

暁 剣太:蹄の音と共に招くは、円卓を統べる騎士達の王!
暁 剣太:黄金の鎧を身に着け、槍を掲げる……円卓の騎士が集う時だ!

メノス:「あぁ、アーサー。キミと肩を並べて戦う日が来るとはね」
アーサー:『あぁ、我が剣にて闇を祓おう……冥府の主、クリュメノス!』

暁 剣太:レジェンドカードの効果で、モンスターカードを一枚選んで修得します。選ぶカードは《円卓会議》

◆GMのメモ◆
《円卓会議》

データ的には基本ルールブックの《破滅のオーガ》。
赤に属する補助カードで、攻撃時のダメージを上昇させると同時にその攻撃でダメージを与えた相手の持つ「ブロック判定を行えない」という文章が書かれたモンスターカードを全て破壊状態にする効果を持つ。

暁 剣太:「このカードが……今回の”切り札”だよ!」

GM:OK! 今度はこっちからいくぜ!

金田元 横瀬:「ぶっ潰してやるぜ! まずは小手調べだ!」
金田元 横瀬:「《スフィア海賊団》を召喚! 更に《風の女魔術師》を補助召喚!」

逆瀬川 誠司:「アレは!」

金田元 横瀬:「《スフィア海賊団》の「このカードはリスク4以上のモンスターカードでブロックできない」効果と、《風の女魔術師》の「組み合わせた攻撃はリスク3以下のモンスターカードでブロックを行えない」効果が組み合わさり!」
金田元 横瀬:「俺の攻撃は何人たりともブロックできなくなるのさ!」

白群 美子:クソコンボじゃねぇか!

金田元 横瀬:「そして……ダメ押しにコイツだッ!」
金田元 横瀬:「ダークカード《贋作の画廊》を発動! 攻撃を全体化する!」
金田元 横瀬:「全員削り潰してやる! スフィア海賊団よ、略奪せよ!」

金田元 横瀬:2d6=>5 //判定:海賊
<BCDice:金田元 横瀬>:DiceBot : (2D6>=5) → 4[1,3] → 4
失敗……

金田元 横瀬:ま、まだだ! マジックカード《幸か不幸か》で振り直す!
メノス:させない! そのマジックカード、ボクの《マジックブレイク》で打ち消す!
金田元 横瀬:なんだってぇぇぇぇ!?

メノス:マジックブレイクはマジックカードの効果を打ち消し、更に1d6のダメージを与える

メノス:1d6 ダメージ
<BCDice:メノス>:CardRanker : (1D6) → 1

メノス:しょぼいな……
白群 美子:攻撃防いだだけで全然良いよ
暁 剣太:うむうむ

逆瀬川 誠司:「させん! 使い魔達よ、妨害せよ!」

金田元 横瀬:「マジックカード使用! 海賊団を再起動する!」
メノス:「それはさせないよ……”対抗呪文(マジックブレイク)”
金田元 横瀬:「お、俺の攻撃がぁ……!」

GM:では、第二ラウンドだ!
白群 美子:手番はもらうぞ!

白群 美子:再び《白群の蟲使い》を召喚!

白群 美子:2d6=>8 //判定:ワーム
<BCDice:白群 美子>:DiceBot : (2D6>=5) → 7[6,1] → 7
 →失敗……

白群 美子:リスク7なので失敗です が!

白群 美子:《白群の祈り手》を発動! セッション中一度だけ、自分の振ったサイコロ1つの目を6に変える効果で出目を6,6……即ちスペシャルにします!

逆瀬川 誠司:素晴らしくないか?
GM:ぬうう、なんというワーム軸の高打点デッキよ!
白群 美子:白群ビートダウンデッキは伊達じゃないぞ!
暁 剣太:これは侵略出来るわ

白群 美子:RM
<BCDice:白群 美子>:CardRanker : ランダムモンスター選択(4,9) → 金の9:機械

GM:《機械》のカードは《戦略級強行水陸用列車ビルドルド》だね
白群 美子:機械の特技は少し遠いが悪くないカードだ

白群 美子:「侵略者が攻めあぐねてどうする!攻めて、攻めて、最後に勝つのは白群(われら)だ!」
金田元 横瀬:「ぐおお! ブロック! 《甲殻将タラバーン》!」
金田元 横瀬:「このカードのブロックは必ず成功する!」

白群 美子:「ええい、何度守られようと叩き込むのみ!!」
金田元 横瀬:「ちっ、こう何度も高打点を打ち込まれちゃ防御がガタガタになる! 対策が必要だ……!」

逆瀬川 誠司:では手番をもらおう……レジェンドカードを使用する!
逆瀬川 誠司:「凄まじい防御陣だな。だが……俺の切り札の前に、それは無駄だ!」

《断腸の抹消》
指定特技:闇騎士
効果:デッキ破壊

逆瀬川 誠司:「選ばれたカードを消滅させる。それらは再生できない……!」

逆瀬川 誠司:2d6>=5 
<BCDice:逆瀬川 誠司>:CardRanker : (2D6>=5) → 5[2,3] → 5
成功!

逆瀬川 誠司:「報いを受けろ! 《断腸の抹消》を発動!」

金田元 横瀬:【ジュエルイーター】、【聖なるポーション】、そしてダークカード一枚を破壊する……!

金田元 横瀬:「ち、ちっくしょぉ!」*デッキからカードが砕けていく!
逆瀬川 誠司:「お前が切り捨ててきた人間達の怨嗟だ!!死神は傍まで来ている!」

メノス:「あのカードをこうも上手く使いこなすとは……なんという黒のプレイスキルだ。 ……悲しいほどに洗練されている」
暁 剣太:「誠司くんの切り札……あれが《断腸の抹消》……!」
逆瀬川 誠司:「楽しむためには使えないが、ダークランカー相手には相応しいだろう……フフ」

金田元 横瀬:ええい、出し惜しみしてられん!ダークカード使用!
金田元 横瀬:PC達の行動に割り込んで追加ターンを得る!

金田元 横瀬:「エクストラターン! 俺は《戦略級水陸用列車ビルドルド》を召喚!」
金田元 横瀬:「更に! 《巨人の斧》を補助召喚! 全員消し飛びやがれぇ!」

金田元 横瀬:PC全員を対象に攻撃!成功すれば3d6のダメージだ!

金田元 横瀬:2d6=>5 //判定:機械
<BCDice:金田元 横瀬>:DiceBot : (2D6>=5) → 5[2,3] → 5
成功!

金田元 横瀬:3d6 ダメージ決定
<BCDice:金田元 横瀬>:CardRanker : (3D6) → 17[5,6,6] → 17

金田元 横瀬:はっはぁぁ!! ほぼ最高値だ!
白群 美子:つよくない?
暁 剣太:ヤバ
白群 美子:ブロックブロック!

金田元 横瀬:「撃て撃てえ!」*無数の砲塔やミサイル、機銃を備えた戦略級列車兵器の一斉砲撃だ!

暁 剣太:*コモンカードでブロック!
白群 美子:*《白群の格闘家》でブロック!
逆瀬川 誠司:*《白群の一角魚》でブロック!
メノス:*《エレボスの先兵》でブロック!

白群 美子:2d6=>5 //判定:格闘家
<BCDice:白群 美子>:DiceBot : (2D6>=5) → 8[5,3] → 8
成功!

逆瀬川 誠司:2d6>=6
<BCDice:逆瀬川 誠司>:CardRanker : (2D6>=6) → 10[4,6] → 10
成功!

メノス:2d6=>5 //判定:魔術師
<BCDice:メノス>:CardRanker : (2D6>=5) → 2[1,1] → 2
ファンブル

メノス:おっと!
逆瀬川 誠司:俺の《幸か不幸か》を使え!
メノス:ありがとう!

メノス:2d6=>5 //判定:魔術師
<BCDice:メノス>:CardRanker : (2D6>=5) → 9[4,5] → 9 
成功!

暁 剣太:2d6>=5 //判定:剣士
<BCDice:暁 剣太>:CardRanker : (2D6>=5) → 5[2,3] → 5
成功!

逆瀬川 誠司:「”リトライ”発動!味方のブロックを2度行わせる!」
メノス:「おっと! ありがとう誠司クン!」
逆瀬川 誠司:「おかげさまで余裕ができたからな」

金田元 横瀬:「ちっ、凌いだか……だがこのターン、俺はまだ行動できる! もう一度砲撃をお見舞いしてやるぜ!」

暁 剣太:次、手番もらいます!
暁 剣太:「僕のターン! 《迅雷騎士ガウェイン》に、《必滅の剣聖ガラディン》と《円卓会議》を組み合わせる!」

白群 美子:「《迅雷騎士ガウェイン》は補助カードを2枚組み合わせることのできる特殊なアタッカー! そこに先ほどアーサーの力で手繰り寄せたカードを組み合わせるのか!」

暁 剣太:2d6>=5 //特技:雷
<BCDice:暁 剣太>:CardRanker : (2D6>=5) → 4[2,2] → 4
失敗……

暁 剣太:まだだ! マジックカード《幸か不幸か》を使用!

暁 剣太:2d6>=5 //特技:雷
<BCDice:暁 剣太>:CardRanker : (2D6>=5) → 4[1,3] → 4
失敗……

メノス:まだだ! ボクのマジックカード《幸か不幸か》を使え!

暁 剣太:2d6>=5 //特技:雷
<BCDice:暁 剣太>:CardRanker : (2D6>=5) → 7[3,4] → 7
成功!

メノス:「剣太クン! やれーっ!!」*魔法でサポート!
暁 剣太:「ありがとう、メノスさん! いっけぇぇぇ!」

金田元 横瀬:ぐぬぬぬ……
金田元 横瀬:《名探偵》でブロック!

金田元 横瀬:2d6=>6 //判定:海賊
<BCDice:金田元 横瀬>:DiceBot : (2D6>=6) → 3[2,1] → 3
失敗……

GM:《名探偵》のリスク値は3だから、この判定はファンブルだ!追加でモンスターカード一枚が破壊される……!
金田元 横瀬:ブロックに使用した【名探偵】と、ファンブル効果で【レクスMAX】を破壊状態にします

暁 剣太:2d6+4+8 ダメージ!
<BCDice:暁 剣太>:CardRanker : (2D6+4+8) → 8[2,6]+4+8 → 20
金田元 横瀬:《アースエレメンタル》の効果で2点軽減し、ライフに18ダメージ!

白群 美子:「上手くコンボを繋げている……メノスもまるで円卓デッキを知っているみたいだ」
逆瀬川 誠司:「サポートで剣太君がさらに強くなっている!」
暁 剣太:「明日を拓く剣だ! お願い、ガウェイン!」

金田元 横瀬:「ぶ、ブロックし切れないだとぉ!?」*攻撃が通る!

逆瀬川 誠司:「通ったッ!」
白群 美子:「あのコンボが通れば……!」

暁 剣太:「さっきの厄介なコンボ、封じさせてもらうよ!」
暁 剣太:*アーサーの号令の元、ガウェイン筆頭に円卓の騎士たちが力を合わせて突撃する!

暁 剣太:「ブロック判定を行えない」という記述が効果に書いてある金田元さんのカードを全て破壊します。具体的に言うとさっきの《スフィア海賊団》と《風の女魔術師》です
金田元 横瀬:ぐわあぁぁぁぁぁ!!

白群 美子:ガン刺さりだあ!
逆瀬川 誠司:やったぜ!
メノス:一気に破壊だ!

白群 美子:「あんなピンポイントな効果のカードを持っているとは……!いや、違う……呼び出したのか?」
金田元 横瀬:「ば、馬鹿なぁ! 俺の海賊団と魔術師……ブロック不可コンボが破壊されただとォ!?」

暁 剣太:「これが、僕とアーサー達の絆の力だよ!」
白群 美子:「アーサーの号令によって……世界中に散らばっていると言われている円卓カードの効果を呼び出したのか!」
逆瀬川 誠司:「土壇場でこんな強力なカードを……ますます未知数だ」
メノス:「流石だね、剣太クン!」

金田元 横瀬:「一気に堅実な攻め手を崩された……これが円卓デッキの力だってのか!? ふざけやがって!」

メノス:ちなみにボクは攻撃カードがないからパスだよ
逆瀬川 誠司:ワロタ
暁 剣太:草
GM:サポート特化だもんねぇ……
メノス:3人で90点削ってくれ
逆瀬川 誠司:ライブラリアウトさせる方が現実的だな

金田元 横瀬:では……金田元の手番
金田元 横瀬:「こうなりゃあ、何度でも砲撃してやる!」
金田元 横瀬:*ビルドルド+巨人の斧! 先と同じコンボで攻撃!

金田元 横瀬:2d6=>5 //判定:機械
<BCDice:金田元 横瀬>:DiceBot : (2D6>=5) → 4[3,1] → 4
失敗……

金田元 横瀬:ぐわぁぁぁぁぁ!
金田元 横瀬:一応ファンブルではない
メノス:カードが応えてくれない……

金田元 横瀬:「クソッ、何故だ! 何故俺に従わん、ストレージに入って幾らの安カード如きが!」

白群 美子:「哀れだな。カードにも見放されたか!」
白群 美子:「カードにも心がある、命がある、生活がある、尊厳がある!」
白群 美子:「俺を陵辱したお前を俺は決して許さん!」

暁 剣太:「カードを信じない人には、カードも応えてくれないんだ!」
メノス:「そういうこと。カードランカーですらないキミに、カードは応えないよ」

逆瀬川 誠司:「俺もお前と同じように、カードを武器として扱うが……少なくとも、大切な力であるカードを粗末に扱うことはない!」
金田元 横瀬:「はっ、何とでも言えぇ……勝つのは俺だぁ!」*ダークカードを媒介に、場に伏せ札を出現させる

GM:それでは第三ラウンド!
金田元 横瀬:「セットカード、オープン! 【マジカルキャッスル】を発動!」

金田元 横瀬:「このラウンド、リスクが2,4,5,7のモンスターカードは使用を封じられる……お前たちだけだがな!」
金田元 横瀬:「貴様お得意の蟲使いを封じさせてもらったわ!」*美子を指差し高笑いする

逆瀬川 誠司:「リスク値指定によるカード封印!」
メノス:「随分と必死だな……」

白群 美子:「お前まさか……」
白群 美子:「このデッキの切札が《白群の蟲使い》だと思ってるんじゃなかろうな?

金田元 横瀬:「は、はは……強がりは止すことだな! 貴様の打点は封じた……!」
白群 美子:「御所望なら見せてやろう、我が真の姿!

白群 美子:レジェンドカードを使用!


画像8

絵:メリケンさん

《白群の戦姫巫女》
指定特技:獣人
効果:強力な一撃

白群 美子:「これが俺の……精霊としての姿!」
金田元 横瀬:「き、貴様は……ま、まさか! 俺がイラストを差し替えさせた、《白群の戦姫巫女》……だと!?」

概要:自分の分身を召喚する。「戦闘種族、白群を統べる戦姫巫女。伝説の刀『白群』を使った圧倒的な戦闘力で、数々の猛者を討ち取って来た。得意料理はカレーライス」

白群 美子:『蹂躙せよ……我が真名こそ《白群の戦姫巫女》である!』
白群 美子:『森を支配せし《白群》を操る、姫の力の前に平伏すがいい!』
白群 美子:美子の姿が召喚された少女と全く同じものへと変化する!

暁 剣太:「美子ちゃん……!?」
逆瀬川 誠司:「そうか。懐かしい感覚……。忘れていた、私の気に入っていたカード……《白群》カテゴリ」

メノス:「正体を明かしちゃうとはね」
白群 美子:「俺の姿が戦場に出る以上、バラすのも仕方あるまい」

GM:美子ちゃんの背景を知ったことで、剣太、メノス、誠司は絆を取得ですね。ダメージ増強に使える!

白群 美子:4d6 レジェンドカードのダメージ
<BCDice:白群 美子>:CardRanker : (4D6) → 16[2,3,5,6] → 16

メノス:1d6 絆によるダメージブースト
<BCDice:メノス>:CardRanker : (1D6) → 6

逆瀬川 誠司:1d6 ブースト!
<BCDice:逆瀬川 誠司>:CardRanker : (1D6) → 2

暁 剣太:1d6 ブースト!!
<BCDice:暁 剣太>:CardRanker : (1D6) → 3

GM:合計27点……ワームをも上回る凄まじい一撃!

白群 美子:「俺の誇りは、俺の手で取り戻す!」*斬りつける!
金田元 横瀬:「ぐわぁぁぁっ!!」*ライフポイントが削れていく!

逆瀬川 誠司:「まさか、ずっとフレーバーで言及されていた《白群》の長がキミだったなんてな。子供の頃はワクワクしながら登場を待っていたが」
逆瀬川 誠司:「しかし何故美少女に? 獣人戦士のカテゴリだろ」

白群 美子:「全部こいつのせいだ! こいつの!」*金田元を指す
金田元 横瀬:「い、言いがかりだ! そもそも俺がイラストを差し替え検討してやったから、お前たちは飛ぶように売れたんだろうが!」

暁 剣太:「元はどんなカードだったの?」
白群 美子:「白虎だ」

金田元 横瀬:「舐めおって……!」

白群 美子:「暁。見ての通り、俺はカードの精霊だ。だから、声が聞こえるのだ……お前のデッキから、お前を信頼する声が」
暁 剣太:「美子ちゃん……!」
白群 美子:「思いっきりやれ。お前は強い!」
暁 剣太:「うん!」

暁 剣太:「僕のターン!」*カードをドロー
暁 剣太:「《迅雷騎士ガウェイン》で攻撃を継続! 《必滅の剣聖ガラディン》《円卓会議》の組み合わせで……!」

金田元 横瀬:「(くそ……LPに気を回しすぎて、カードが殆ど残ってねぇ……ライフで受けつつダメージ軽減し、列車砲を叩き込むしかねぇ!)」

暁 剣太:「更に! セットカード発動!」
メノス:「開始前に仕込んでいた、あのカードか!」
暁 剣太:「《絆の一太刀》を使用! ダメージを増強する代わりに、相手に可能な限りブロックを行わせる!」

金田元 横瀬:「な、なにぃぃぃ!?」
暁 剣太:「金田元さんのカードはあと少し、ここでブロックさせない選択は取らせたくない!」

暁 剣太:2d6>=5
<BCDice:暁 剣太>:CardRanker : (2D6>=5) → 5[1,4] → 5 
成功!

金田元 横瀬:「ぐぬぬぬ! 《アースエレメンタル》でブロック!」

金田元 横瀬:2d6=>8 //判定:機械
<BCDice:金田元 横瀬>:DiceBot : (2D6>=8) → 8[5,3] → 8
成功!

金田元 横瀬:「……づあぁぁぁ!!」*土精霊を無理やり盾にした!
暁 剣太:「っ……!」
白群 美子:「土精霊は奴の最後の砦! ダメージは与えやすくなった」

暁 剣太:*ガウェインが白く輝く剣で土の精霊を切り裂く!

逆瀬川 誠司:「貴様の残りカードは2枚だけ……LPも約半分」
逆瀬川 誠司:「頼みの綱のダークカードも僅か」

メノス:「死神の足音が近づいてくるのはどんな気持ちだい?」
メノス:「キミが切り捨ててきたものが、今キミを追い詰めている!」

金田元 横瀬:「こ、こんな……こんなことがぁ!」

◆GMのメモ◆
かなり長くなってきたので、描写をクライマックスフェイズ後半の方に移行する。

ここから金田元は《戦略級水陸用列車ビルドルド》と《巨人の斧》を組み合わせた全方位攻撃を繰り出し続けるが、やはりカードが応えてくれないのか判定が幾度も不発。
かろうじて成功した攻撃もメノスのマジックカードで攻撃対象を縮小され、美子と剣太の攻撃LPが削られていった。
ダメ押しとばかりに、誠司が自身のHPを生贄にする強力なカード、《彼方よりの邪神・ネクロサリバーン》で追い込みにかかる。

4-2. クライマックスフェイズ・後編

◆GMのメモ◆

金田元の手元に残っているカードは《戦略級水陸用列車ビルドルド》のみ。
LPもあと僅かであった。

白群 美子:あと少し……蟲使いを叩き込む!

白群 美子:2d6>7 //判定:ワーム
<BCDice:白群 美子>:DiceBot : (2D6>=5) → 8[5,3] → 8
成功!

金田元 横瀬:身を守る手段がない モロに食らうぞ!!
金田元 横瀬:残りLPは19点!

白群 美子:「もはや我ら阻むものなし!進めー!」

逆瀬川 誠司:「俺はこの瞬間を待っていた。お前たちのようなダークランカーを倒すためにここまで来た……!」
逆瀬川 誠司:「逆瀬川アキ……ダークランカーとなった俺の姉と同じ存在は……許さん!!」
白群 美子:「姉が……ダークランカー!?」
逆瀬川 誠司:「家族を裏切り、他者を陥れるダークランカー全て敵だ!」

白群 美子:「やめろ! これ以上サリバーンを使役したらお前の体は保たない!」
暁 剣太:「誠司君! それ以上サリバーンを使ったら……!」
メノス:「納得いったよ、その執念とも呼べるバトルセンス……!」

逆瀬川 誠司:「見てろ、これがダークランカーと戦うということだ!」
逆瀬川 誠司:「俺の全てを喰らわせてやる……だから俺の敵をも喰らい尽くすがいい! 《彼方への邪神・ネクロサリバーン》で攻撃!」

逆瀬川 誠司:自身のLPを-10して相手に15点ダメージ……!
暁 剣太:絆ポイントでブーストする……!
白群 美子:同じく!

暁 剣太:1d6
<BCDice:暁 剣太>:CardRanker : (1D6) → 4

白群 美子:1d6
<BCDice:白群 美子>:CardRanker : (1D6) → 3

GM:素晴らしい……金田元のLPは0だ! ブロックしたとしてもライブラリアウトで敗北が確定する!

逆瀬川 誠司:「邪神は代償を受け取り、契約は果たされる……!」*口から血を吐き出す
暁 剣太:「わかったよ、誠司君……行こう、アーサー!」
白群 美子:「戦士の生き様か。いいだろう……奴に反撃のチャンスなど与えん!」

GM:誠司の死神剣太の騎士王、そして美子の真の姿、白群の力が一体となって、金田元の最後のカードを打ち砕く! 

メノス:「……妄執にも似た戦いへの覚悟。黒のカードの精霊として、キミには敬意を表するよ」
逆瀬川 誠司:「勝った……俺の、俺たちの勝ちだ……!」*壮絶な笑みを浮かべ、その場に倒れ伏す

金田元 横瀬:「馬鹿な、そんな馬鹿な……あぐぁぁぁぁ!!」*小爆発と共に後方に吹き飛ばされる
金田元 横瀬:「俺の、俺のデッキとダークカードが……敗れるだなんて……!」

GM:PC達はダークランカー・金田元横瀬に対し、ほぼ完璧な勝利を挙げた
GM:程なくして、誠司と協力関係にあるカードポリス達が駆けつけてくる

金田元 横瀬:「ちくしょう、どうして、この俺が……」*放心状態
暁 剣太:「カードを信じて、楽しむ。……その心の差だよ。金田元さん」
暁 剣太:「……っと! 誠司君大丈夫かな!?」*皆の元に駆け寄る

翅川 蛾:「まさか、商店街買収を進めているGFグループの代表がこんなに迅速に逮捕されるとは……」*現場にやってくる
翅川 蛾:「さ、逆瀬川殿!? 今救急車を呼びますぞ!」*あわあわ
メノス:「少し待ってくれ、翅川クン」

白群 美子:「……チッ、おい、起きろ!」*倒れてる誠司君を無理矢理ひっぱって起こして
白群 美子:「起きろって、この……バカ!!」*ビンタ
暁 剣太:「誠司君、起きて……起きてよ!友達で、ライバルなんだから……ケガをしないようにって約束もしたんだから!」

メノス:「生きるよりも辛いことがある……だがね、逆瀬川クン。キミにはまだ、生きてやるべきことがある」*微笑を浮かべ、逆瀬川に近づく
メノス:*逆瀬川くんの胸(心臓のあたり)に触れる

白群 美子:「ダメか……?」*メノスに
暁 剣太:「め、メノスさん……」

逆瀬川 誠司:「……ぅ」*微かに息を取り戻す

メノス:「僕は本来規律側なんだけど、彼にはまだやるべきことがある」
メノス:「この件については、一つ”貸し”だぜ」

白群 美子:「あ、顔色が良くなっていってる……」
白群 美子:「もっとビンタしろってことか……?」

メノス:逆瀬川君だけが、メノスの本当の精霊としての顔をみることだろう

メノス:「一度覗いてみてわかったんじゃないかな? キミのお姉さんは、冥界(そこ)にはいないよ」
逆瀬川 誠司:「あぁ……そうみたい、だ」*上体を起こしつつ
逆瀬川 誠司:「(……やはり、俺の手で狩らないと)」

白群 美子:「……おい、誠司」
逆瀬川 誠司:「白群……か。どうした」
白群 美子:「まずは病院いけ」*むすー
逆瀬川 誠司:「あ、あぁ……」

暁 剣太:「良かった…友達がいなくなったんじゃ、楽しくできないもん」
逆瀬川 誠司:「……それでも友達っていうのか君は。」といいつつよろめきながら起き上がり
暁 剣太:「友達だよ。バトルもして、調整も手伝ってくれたんだから」

逆瀬川 誠司:「……まぁ、戦友くらいには思っておくよ」
暁 剣太:「……うん!」*パァと顔を輝かせる
逆瀬川 誠司:振り向かないけど、横顔は笑っている

翅川 蛾:「そうそう。皆様は我が商店街を救った英雄ですぞ!」
メノス:「私は何もしてないよ....戦ったのは彼らだからね」
逆瀬川 誠司:「英雄だなんてそんな。私はもとから、奴を倒すつもりだったしな」
白群 美子:「英雄か……悪くないな。俺の目的も果たされた」
白群 美子:「そう遠くないうち、元のイラストに差し戻される。そうなったら俺の姿も戻り、また違う生き方をするだろう」
暁 剣太:「じゃあ、もうすぐ美子ちゃんとはお別れ……になるの?」

白群 美子:「次のパックが出るまでの間だが、よろしくな」
暁 剣太:「そっか……元気でね。僕達はここにいるから、寂しくなったら会いに来て!」
白群 美子:「ふん、気が向いたらな」
メノス:「(う~ん……面白そうだから、ここは黙っておくとしよう!)」

逆瀬川 誠司:「……どちらの姿にしろ」
逆瀬川 誠司:「俺の中では、思い出のカードさ」*懐から一枚のカードを取り出す

白群 美子:「あーっ! それは!?」
逆瀬川 誠司:「ごく僅かにだけ存在する、プロトタイプ……先行販売初期版《白群の戦姫巫女》さ」
逆瀬川 誠司:「……ダークランカーと戦う用以外に、”楽しむ”用のデッキも組んでみるかな。こいつで」
暁 剣太:「……」*無言でにっこり

5. エンディングフェイズ

GM:「ツチグモ屋」に4人が集まったシーンで〆ましょう

210502 翅川0

◆NPC解説◆
翅川 蛾(ハネカワ ヒヒル)

概要
PC達の住む街の商店街の外れにあるホビーショップ「ツチグモ屋」の店主。
慇懃な姿勢で執拗に虫系デッキを勧めてくる傾向にあるが、常連が頼めばどんなマイナーカードでも仕入れてくれる一面もある。

翅川 蛾:「いやぁ~。商店街の再開発計画は、無事中止になったようですな」
暁 剣太:「うん!商店街もなんだか元気になった気がするね」
翅川 蛾:「代表の金田元がダークランカーだったことが公になり、GFグループも解体、当然ですな♪」

白群 美子:「……」*アイスキャンデーを舐めながら新パックのチェック
白群 美子:次のパックは発売したけどまだ居る

メノス:「GFの株価も急暴落……まぁ仕方ないよね」
逆瀬川 誠司:「そりゃよかったな」*点滴つき
翅川 蛾:「これでツチグモ屋も、しばらくは安泰……ということで」
白群 美子:「はぁぁん!?」
翅川 蛾:「……白群殿? どうされました?」

白群 美子:「聞いてないぞ……全然差し替える気ないじゃないかアイツら!」
白群 美子:「《白群の水着姫巫女》ってなんだよ……!」
翅川 蛾:「あぁ、だからまだその姿なんですか……」
メノス:「いやー、流石にまだその路線みたいだよ、白群カテゴリ」
暁 剣太:「み、水着姫巫女……えっと、僕は美子ちゃんといられて嬉しいよ?」

翅川 蛾:「お、おほん……気を取り直して、ここで吾輩から皆様に素敵なお知らせがありますぞ?」
暁 剣太:「また虫系カードのセール?」
白群 美子:「売れ残ってるやつの在庫処分じゃないか」
翅川 蛾:「ノー!! 七分儀商店街存続記念、ツチグモ屋大会を企画しておるのです」

メノス:「大会か……いいね」
白群 美子:「ほう、大会か……勿論賞金は出るんだろうな?」
暁 剣太:「大会! 僕も頑張らないと……新しくなった、この円卓デッキで!」

翅川 蛾:「こうして楽しく、安全にソウルカードが遊べるのも、一重に皆様のおかげですからな!」
逆瀬川 誠司:「へぇ。店長、それなら、せっかくだから新弾を20パックほどくれ。あとこのリストにあるカードも探してもらえると助かる」*懐からリストを
暁 剣太:「箱買いだ! いいなー!」

逆瀬川 誠司:「大会参加ついでに、こいつ(白群)のデッキも作ろうと思ってな」
白群 美子:「こいつ言うな!大体お前はせっかく思い出せたのにすぐ命を投げ出すような真似をして……」*くどくど
逆瀬川 誠司:「わかった、わかった……」
白群 美子:「残されたカード達のことをだな……」*うんぬん

翅川 蛾:「ほほう、このリストは……逆瀬川殿には珍しい、いわゆるテーマデッキですな? 在庫に無いものは取り寄せておきましょう」
翅川 蛾:「しかし、何故今になってテーマデッキを? 型に囚われず最も合理的に戦うのが貴方のスタイルだったのでは?」
逆瀬川 誠司:「カジュアル用のデッキが要ると思ってね」

暁 剣太:「カジュアル用?それって楽しむ用のデッキってことだね!?」
白群 美子:「それなら、こいつを入れておけ」*白群のカードを一枚渡す
逆瀬川 誠司:「こいつは……」
白群 美子:「お前のところに行きたいとさ。お前が死ぬと嫌がる精霊だ」
白群 美子:「せいぜい、生き急ぐ真似は止すんだな」

逆瀬川 誠司:「……そうか、ありがとう」
逆瀬川 誠司:*見ていると、どんどん新しいデッキ案が浮かんでくる

メノス:「ふぅ、こうしていると本当に日常が戻ってきたって感じだね」
逆瀬川 誠司:「まったくだ。剣太君が退屈しないように付き合ってやらなきゃな」
暁 剣太:「ね、誠司君! 早くデッキ組んでよ!」
暁 剣太:「僕とバトルしようよ!!」*心から楽しそうに
逆瀬川 誠司:「そうだな……カジュアルだからって、手は抜かないぞ!」*カードを並べながら

GM:……
GM:…

GM:それでは、七分儀駅前商店街に迫った危機を回避し、PCたちに日常が戻ってきたというところで、今回のセッションはおしまいといたします!
皆様、お疲れ様でした~!




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