ソードワールド2.5リプレイ 《大地の見張り》キャンペーン 第一話「地下鉄遺構に潜む影」後編

はじめに

この記事はこの記事は2020/5/2に行われた「ソードワールド2.5(グループSNEのTRPG)」のセッションログを再編集したリプレイです。
読みやすくするため、実際のセッションログを少しだけ脚色したり、発言順序を整理したりしています。

本作は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の、二次創作です。

前編はこちら

0.これまでのあらすじ

 ドーデン地方の都市、《ヒスダリア》の冒険者ギルド《大地の見張り》亭に所属する冒険者であるPC達は「行方不明になった冒険者3人組を捜索・救出してほしい」という依頼を引き受け、街道外れにある遺跡へと向かう。
 そこは300年前に起きた蛮族達の総攻撃《大破局》の時に破壊され、地下に埋もれた地下鉄路線の遺構だった。

 二刀流の軽戦士ヴァルト、力自慢の戦士ノア、オタク気質な神官モニカ、天真爛漫な弓使いのエンデ、強力な魔法を操る魔術師のノーレの5人は廃地下路線の一角で蛮族に襲われている人族を発見。見事に蛮族達を蹴散らす。

 蛮族に襲われていたのは、捜索対象である冒険者の内2人、「戦士のムートン」と「神官射手のウール」であった。

1. 闇に潜んでいるのは

ムートン:「はぁ、はぁ……た、助かったのか……?」
ヴァルト:「俺たちは助けるために来たんだ。当然さ」*つーん
ノア:「なんとか無事だったようだね。立てるか?」*手を貸そう
ムートン:「すまねぇ……いや、俺よりウールを頼む。気を失ってるんだ」
モニカ:「すぐ治療に移ります!」*容態を確認し、神聖魔法を準備

モニカ:GM、ウールさんの容態はどんな感じでしょう?【アウェイクン】をかけたいです。
GM:OKですぞ!フレーバーなのでMP消費や行使判定は省略しましょう。

GM:モニカさんが“鉄道神王”ストラスフォードへの祈りを唱えると、神の加護による神聖魔法の効果でウールは目を覚まします。

ムートン:「俺は初歩的な手当しかできないんだ。助かったよ」

201219 人間剣士2

◆NPC解説◆
戦士のムートン(男性/18歳/人間)
冒険者ギルド支部《荒野の足音》に所属する冒険者。
大型の剣を得物とし、後衛を守りながら戦うことを得意とする堅実な戦闘スタイルはパーティメンバーからの評価が高い。
神官射手のウールや斥候のスエードと組んで冒険者業をこなす。

ムートン:「もしかしてアンタ達、捜索依頼で来てくれたのか?」
ヴァルト:「そういうことだ。……勘違いするなよ?この依頼は羽振りが良かったから受けたんだぞ」
モニカ:「(ツンデレだ……!)

ヴァルト:「で、お前達も冒険者としては駆け出しのヒヨっ子って訳じゃないんだろ。何があった?」*あの数を相手に持ちこたえてた訳だし

ムートン:「そりゃどうも。まぁ、みっともない所を見せちまったな」
     「俺たちは3人で、この遺構の地図を作るために来たんだ。蛮族が住み着いてるであろうことは、もちろん勘定に入れてたが……」

ムートン:「この遺構にはどうやら、蛮族以外の何かも住み着いてるみたいでな……。ゴブリン共は“それ”を利用した罠を、この遺構のそこらじゅうに仕掛けているみたいなんだ」
エンデ:「罠……?」

ムートン:「あぁ。簡易的な落とし穴や、崩れやすい足場ってところだな。掛かると、その何かの狩場みたいなスペースに落っこちるみたいだ」
     「仲間の一人が探索中、それにかかってしまってな。俺たちも必死で探してたんだが、ゴブリン共に奇襲を受けてさっきのザマだよ」

モニカ:「むむむ……穏やかじゃないのは、わかってましたけど……」
ノーレ:「もう1人を探すなら、急いだほうが良さそうですね」

エンデ:「数多かったもんねぇ……。あ、お二人さん、お水飲む?」*ヒールウォーター
ムートン:「かたじけねぇ。頂くぜ」
*懐から革製の折りたたみコップを取り出し、自分とウールで飲む

◆GMのメモ◆
フレーバー的に登場した「ヒールウォーター」は水属性の妖精魔法である。
飲むとHPを回復できる力を持った水を、手のひらやコップに生み出す。
戦闘中に使用するには不向きだが、戦いの合間に体力を立て直すなどの用途であれば十分使える便利な魔法である。

ウール:「スエード、大丈夫かしら……生きていてくれると思いたいけど」
ノア:「スエードは確か、軽戦士だったかな?」
ウール:「身のこなしが素早くて手先が器用で、斥候を兼ねていたわ。私たちのパーティだと、彼女が探索の多くを担っていたの」
ノア:「しかし直接戦闘は不向き、か……。何にせよ、急いだほうが良さそうだね」

ムートン:「俺たちも手伝う、と言いたいところなんだが……」
     「一日中剣を振り回してて体力が限界だ。ウールのマナと矢も尽きてるしな……」
ヴァルト:「はっ、付いてこられたところで足でまといだぜ。ここを出てゆっくり休んでな」*わざと辛辣な言葉選び

ムートン:「悔しいが、その通りだ。……これを渡しておく。最後まで取っておいたヒーリングポーションだ」*懐から小瓶を出し、ヴァルトに渡す
     「仲間を……よろしく頼む」

ヴァルト:「……任せろ。お前たちも、せいぜい帰り道に気をつけな」
*非常食1日分を投げ渡す
エンデ:「上に戻るの、気をつけてね!あと一人もきっと探し出すから!」

ムートン:「お前……いいヤツだな」*ヴァルトに笑いかける
ヴァルト:「買い被りすぎだ」*ふん、とそっぽ向き

モニカ:(……グッ)*拳を握り締めるジェスチャー
エンデ:何かを噛み締めている……

モニカ:「神よ……!」

ノア:「さて、ここからは焦らず急いで行動しないと。スエードの体力が持たないかもしれない」
ノーレ:「そうですね。こっちに居ないとなると……」
エンデ:「南の線路のどこかにいるのかな?」
ヴァルト:「……だろうな。急ぐぞ!」
モニカ:「異議なしであります!」

◆GMのメモ◆
ちなみにこのイベントでの時間カウンタの増加は+2。
ラウンド数だけカウンタが増加する、という処理になる。

ゴブリン4体、フッド4体、ゴブリンシャーマン1体で結構時間稼ぎするつもりだったんだけどなぁ。

2. 南の廃線路

GM:◆描写◆
プラットフォームから線路に降り、南方向に進んでいく。
線路の両脇は石壁によって舗装されているが、一定間隔で小さな作業用通路が設けられていた。
おそらくは、車両が通らない時間帯に線路や壁面にある魔動灯の整備をするために使われたのだろう。

PC達が暫く進んでいくと、線路を支えている石床が崩れている部分に出くわした。線路の下は真っ暗闇になっており、PC達が辿ってきた路線よりも更に下の区画があることがわかる。
石床が崩れて空いた大穴の上を、幅の細い二本のレールが橋のように伸びていた。

画像1

画像下端、線路の下が黒く塗りつぶされている部分である。

GM:というわけで、マップに示すとおり床が崩れて大穴が開いています
  上手くやればレールの上を渡っていけそうですが……

  レールを渡るためには以下の選択肢を選んで判定してください。
  また、同じ判定で「下に降りる」こともできます。
  判定に失敗したら問答無用で落下ダメージと共に下に落ちます。

・難易度10の軽業判定……時間カウンタ+0
・難易度13の跳躍判定……時間カウンタ+0
・ロープを使い、簡易的な命綱を作って渡る……時間カウンタ+2

GM:ロープは『冒険者セット』の中に入っている長さのもので十分です。

エンデ:「下……降りられそう?」
モニカ:「マギトーチで照らしても下が見えませんね……困りました」
ノア:「ふむ、できれば用心して進みたいところだが……」

GM:ちなみに!例によって並行処理が可能です。
  すなわち、「線路を伝って向こうを調べる」組と「穴に飛び込んで下を調べる」組に分かれての探索も可能ということです。

ノア:なるほど…… 近くから音がしないなら、スエードは下にいるかもしれないですね。下に降りるメンバーは多い方が良いか。
ノーレ:敏捷ボーナス+1です(敏捷値:7)
ヴァルト:あんよが短い……
GM:ふむ

GM:ノーレさんを背負って飛び降りる場合、判定難易度を+2します。
  失敗した場合、背負った側は自身の受身判定ができず、「背負った側」の落下ダメージを軽減する受身判定しかできないこととします。

ヴァルト:今自信あるから行こうかな。良い出目が出る気がする。
GM:ではヴァルトさんがノーレさんを背負って飛び降りる、と……
  他の皆はどうします?

エンデ:あたしは5出せば軽業いけるし、ヴァルトさん達と一緒に飛び降りるよ!
モニカ:肉体面がダメダメなので、どうしたものか……
エンデ:かすり傷くらいなら、あたしが妖精魔法でフォローするよ!
ノア:万一戦闘のことを考えると、モニカには一緒に下に向かって欲しい感はありますね
モニカ:では……跳躍判定で!
ノア:自分はレールを伝って先を調べてみようかなと
GM:はいな~ では皆さん判定をどうぞ

ノア:GM、判定に失敗しても戻ってこれるように、ロープをレールに結んで下に垂らしておきたいのですが
GM:その作業を行う場合、時間カウンタ+2ですな……
ノア:あー、なるほど…… 時間優先で軽業だけにしておこう

ヴァルト:2d6+4>=12
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+4>=12) → 8[4,4]+4 → 12
成功!

エンデ:2d6+2+3 //スカウト運動判定パッケージ
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+3) → 2[1,1]+2+3 → 7
自動失敗……

モニカ:2d6+4+2>=13
<BCDice:モニカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+2>=13) → 6[2,4]+4+2 → 12
失敗……

ノア:2d6+2+2>=10 //スカウト運動判定パッケージ
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+2>=10) → 11[6,5]+2+2 → 15
成功!

エンデ:!?
GM:運命変転、いっときます?
エンデ:いや……受身判定で軽減できるはず!

GM:OK、エンデさんとモニカさんは15点の落下ダメージを受けますが、
  受身判定の達成値の値だけダメージを軽減できます。

モニカ:2d6+2
<BCDice:モニカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2) → 9[4,5]+2 → 11

エンデ:2d6+2+3 //スカウト運動判定パッケージ
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+3) → 11[5,6]+2+3 → 16

GM:モニカさんは4点ダメージ、エンデさんは見事着地に成功ですね
  ……といっても、物理ダメージだから防具で軽減できるのか。
  モニカさんはスプリントアーマーを着てるから、実質ノーダメですね。

ノア:すごぉい
エンデ:ほらみろセーフだ!
ノーレ:何も問題はなかった

ヴァルト:「落ちるなよ……っと!」*ノーレを背に乗せて着地
ノーレ:*ぽてぽてのおててでしがみついてます
モニカ:「どわぁ!」*めちゃくちゃ無様に着弾します
エンデ:「うわっ……っとっと! 危ない危ない」*足を引っ掛けて転びかけるも、無事着地
モニカ:「いてて……鎧を着てなかったら怪我してました」
ヴァルト:「全員、とりあえず大丈夫みたいだな。立てるか、モニカ?」*手を貸そう
モニカ:「う……面目ないです。ありがとう」*手を借りて立ち上がる

ノア:「若い子達は行動力があって何よりだね。さて……私も頑張るか」
*線路の先の区画に目を向けながら

3.地底の狩場

GM:では、まずはノアさんの描写からいきましょう

GM:◆描写◆
崩れた床の向こうに進んでいくと、PC達は壁や天井に無数の糸が張り巡らされていることに気づく。
地下に伸びていく線路を途中で塞ぐようにして張られていたのは、直径8mほどの巨大な蜘蛛の巣だった。
巣のあちこちには、ゴブリンやフッドのものと思われる白骨死体が吊るされている。
この地下鉄遺構は妖魔の住処でもあり、そして大型の蜘蛛の狩場でもあるようだった。

ノア:「(これは……! なるほど、ムートンの言っていたのは、こいつのことだったのか……!)」

GM:◆描写◆
蜘蛛の巣のすぐ脇の地面に、先程と同じように床が崩れてできた直径3mほどの穴が空いていた。
穴の壁面は頑丈な糸によって補強されており、ハシゴのようにして降りることができそうだ。

ノア:なるほど、帰り道が確保されていると
GM:ですね こちらの穴からなら、判定不要で下に降りられます
ノア:ぱっと見スエードのような人影がないなら、強度の確認も兼ねて下に降ります
GM:そういう人影は見当たりませんね
GM:巣を確認したノアさんはこの後の魔物知識判定に+1の修正を得ます

ノア:「直径約3メートル、少なくともそれぐらいの奴がいると思った方がいいだろうな……」

GM:では、一方その頃 下に降りたPC達……

GM:◆描写◆
崩れた足場の下には、地下鉄線路よりも広大な空間が広がっていた。
壁面の魔動灯はほとんど壊れているが、高い柱と天井を有するその空間は
大雨や洪水の際に地下鉄線路に水が貯まらないようにする貯水槽として作られたようだ。

PC達が周囲の暗闇に目を凝らしていると、微かな声が聞こえてくる。
どうやら、この最深部に誰かが居るようだ。

???:「だ、誰か居るの……?」

モニカ:マギトーチで声のする方を照らします!
GM:OK!

GM:モニカがマギトーチで声のする方を照らすと、広間に張り巡らされた巨大な蜘蛛の巣が視界に入る。
また、その蜘蛛の巣の中央、やや下辺りにリカントの少女が身体中に糸を巻きつけられ、捕らえられているのを確認できる。
PC達は似顔絵を見ているので、彼女が捜索対象の「スエード」であることを看破できる。

◆GMのメモ◆
スエードは捜索対象の最後の1人で、斥候を担当するリカントの軽戦士だ。


ノーレ:「大丈夫ですか!」*短い足でたったと駆け寄る
ヴァルト:「……!」*周囲を警戒しつつ近づく
スエード:「助けて……が戻ってくる……」

エンデ:「これは……くものす?」
モニカ:「……のようですね」*周囲の蜘蛛の巣に近づき、観察

GM:今の時間カウンタは+5か エクセレント!
  どうやら巣の主はまだ戻ってきていないようです。
  PC達は冒険者セットに入っているナイフや刃武器を使い、蜘蛛の巣を切ることができます。解除判定を行い、達成値をメモしておきます。

エンデ:2d6+2+3 //スカウト技巧判定パッケージ
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+3) → 7[1,6]+2+3 → 12

モニカ:2d6 
<BCDice:モニカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+1) → 3[2,1] → 3

ノーレ:2d 【平目】
<BCDice:ノーレ>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 6[3,3] → 6

ヴァルト:2d6+1+3  ズバッズバッ
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+3) → 2[1,1]+1+3 → 6

GM:おっと、自動失敗(ピンゾロ)は無効としますね
ヴァルト:絡まっちゃった……

ヴァルト:「こんなもの……えっ?」*手に持ってた武器が無い
ヴァルト:「こ、このっ! 返せ、こらっ!」*引き剥がそうとする

エンデ:「木に巻き付いた蔦を切るようなものさー」*冒険者セットのナイフで剥がそうと試みる
ヴァルト:「800Gもしたんだぞ……ふざけるなっ……!」*ぐいぐい

GM:よし メモOK
  PC達が蜘蛛の巣相手にわちゃわちゃしているところに、ノアさんが後ろから到着します。

ノア:「待たせたね。おや、彼女がスエードか。見つかってよかった」
ヴァルト:「あぁ、そうなんだ……が! ノア、手伝え……俺のフリッサが蜘蛛の巣に取られたっ!」*ふんぬーっ!

GM:では……ノアさんとノーレさんは危険感知判定をどうぞ。難易度は13とします。

ノーレ:2d+4+(30/6) 【真偽判定】【第六感:危険感知判定】
<BCDice:ノーレ>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+5) → 12[6,6]+4+5 → 21
自動成功!

ノア:2d6+2+2 //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+2) → 7[5,2]+2+2 → 11

GM:グレイト!ノーレさんは文句なしに感知するね

GM:ノーレさんは微かな気配に気付きます。
  頭上の暗闇の中で、何か大きなものが蠢いていることに……!

ノア:「あぁ、わかった。すこし貸してみてくれないか?ヴァルト……」
ノーレ:「みなさん!上です!!」
エンデ:「えっ?」
モニカ:「えっ!?」

GM:ノーレさんが声を上げた瞬間、それは巣めがけて飛び降りてきます!

GM:PC達と蜘蛛の巣に割り込むようにして飛び込んできたのは、体長3mに達しようかという大蜘蛛でした。鋭い鋏角をガチガチと鳴らしながら、狩場に足を踏み入れたPC達を威嚇しています。

ノア:「上の方に蜘蛛の巣があってね、大きければ幅3メートルはあるかもしれない奴だが……もう来たのか」

GM:ではこのまま戦闘に移ります
エンデ:アイヨー!

4. VS.シェルスパイダー

GM:まずは陣営の確認から
GM:戦闘に参加するのは「シェルスパイダー」*1 「頭部」と「胴体」に分かれた二部位のエネミーです。
GM:そして「蜘蛛の巣」! こちらは回避判定を行わない、障害物のようなものです。HPのみ持っています。
GM:そして「スエード」こちらもHPを持っています。回避や抵抗判定には自動的に失敗しますし、【スパーク】や【ライトニング】には巻き込まれますので、注意してくださいね。

ノア:人質だとぉ!?
ヴァルト:巣に絡め取られたスエードを傷つけないように配慮しながら戦う、ってことか……
エンデ:スエードさんを助けるために、まず巣を壊さないといけないわけですね?
GM:ザッツライト!

ヴァルト:GM、ノーレが危険感知に成功してるし、そのタイミングで変貌しても良いかな?
GM:いいよぉ!

GM:ではギミックについて説明します
GM:スエードは現在HPが15点、最大HPは25点です。
GM:シェルスパイダーの頭部は毎ラウンド、補助動作でスエードに「4点」のダメージを与えていきます
GM:スエードは生死判定を行わなければならなくなった場合、自動的に失敗します。死にます。

モニカ:なんと……!
ノア:蜘蛛の巣を先に壊せば戦力としても期待できるか……?
GM:のー。スエードは戦闘を行うほどの体力が残っていません。
  HPは便宜上の生命力みたいなものとお考え下さい。

GM:「蜘蛛の巣」と同座標 or 同乱戦エリアにいるキャラクターは「蜘蛛の巣」を攻撃対象に選べます
GM:「蜘蛛の巣」のHPを0にしたタイミングで、スエードは戦場から除外されます。

ノーレ:頭部→スエードのダメージは物理ダメージですか……?
GM:確定ダメージとします イメージ的には噛み付いて吸血してます

ヴァルト:蜘蛛の巣への攻撃が必中なら、俺が相性良いかな
ノア:なぎ払いで巣と2部位がちょうど良いし、フォローに回ろう
GM:そんな感じです。では、魔物知識判定の時間!難易度は10/13です

ノーレ:2d+1+(30/6) 【魔物知識判定】
<BCDice:ノーレ>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+5) → 8[4,4]+1+5 → 14
成功!

エンデ:2d
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 12[6,6] → 12
自動成功!

ヴァルト:2d6
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 8[3,5] → 8
失敗……

モニカ:2d6+3+3 
<BCDice:モニカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3) → 9[3,6]+3+3 → 15
成功!

ノア:2d6+1+2+1 //魔物知識判定
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+2+1) → 2[1,1]+1+2+1 → 6
自動失敗……

200501 大蜘蛛

◆GMのメモ◆
シェルスパイダー。GMが作成したオリジナルのエネミー。
頭部からは粘着質の糸を吐きかけ、相手の動きを阻害する。
胴体部は大きくなぎ払うことで攻撃を行う他、糸で絡めた岩や瓦礫を振り回すことで複数人を一気に攻撃する。

GM:モニカさんとノーレさんは見事弱点を抜きましたね。
  弱点は衝撃属性ダメージ+3です。【フォース】とかですね。
モニカ:ターゲッティングとっておけばよかった……
GM:ほほほ、危険を冒して前線に来てもいいんですぞ~

GM:それでは先制判定です。目標値10でどうぞ!

エンデ:2d6+2+3 //先制判定
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+3) → 9[5,4]+2+3 → 14
成功!

ノア:2d6+2+2 //先制判定
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+2>=10) → 7[6,1]+2+2 → 11
成功!

ヴァルト:2d6+4 クロックアップ
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+4) → 5[3,2]+4 → 9 
失敗……

ノーレ:2d 
<BCDice:ノーレ>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 5[2,3] → 5
失敗……

モニカ:2d6
<BCDice:モニカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2) → 7[4,3] → 7
失敗……

GM:おみごと!PC達の先手で第一ラウンドを開始します!

◆GMのメモ◆
配置はPC陣営エリアにノーレとモニカとエンデ。
前線乱戦エリアにはノアとヴァルト、そしてスエードに蜘蛛の巣とシェルスパイダーが配置された。

モニカ:すみません初手もらいます!
GM:OK!
モニカ:【ドライブ・アウェイ】を使用します!

モニカ:「鉄道神王の威光……今ここに!」*聖典を掲げる

モニカ:2d6+4+3 //魔法行使判定
<BCDice:モニカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+3) → 10[4,6]+4+3 → 17

シェルスパイダー:2d6+7+0-0 //精神抵抗判定
<BCDice:シェルスパイダー>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-0) → 3[2,1]+7+0-0 → 10→失敗……

ヴァルト:素晴らしすぎる
GM:文句なしに通りましたね!
◆GMのメモ◆
【ドライブ・アウェイ】は鉄道神王ストラスフォードの固有神聖魔法。
その魔法がかけられた対象は同一ラウンド中、回避判定を行う度に回避判定に-1のペナルティが、精神抵抗を行う度に精神抵抗に-1のペナルティが、最大-4になるまで累積していく。
この効果はラウンドを跨ぐとリセットされるが、【ドライブ・アウェイ】の効果自体は18Rの間継続するため、また次のラウンドに回避判定を行うとその次の回避判定にマイナス修正…… といった具合になる。

何度も回避させたり精神抵抗させるほど有利なため、手数で攻めるヴァルトとは相性が良い。

ヴァルト:次動きます!蜘蛛の巣をぶった切る!
ノア:動かないから斬り放題だね
GM:乱舞を決めてやれ!

ヴァルト:まずは補助動作で【ヴォーパルウェポン】を使用!Bランクだ。
そして蜘蛛の巣に攻撃!

ヴァルト:2d6+7-2 1ゾロチャレンジ
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+7-2) → 7[6,1]+7-2 → 12

GM:ピンゾロ以外で成功だね! ダメージをどうぞ

ヴァルト:K8+4+3+2+1+1@9 
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : KeyNo.8c[9]+11 → 2D:[5,1]=6 → 2+11 → 13

GM:いっきに13点削ってきたか……蜘蛛の巣の残り耐久は12点だ!

ヴァルト:『まだまだ! 俺のフリッサ、返してもらうぜ!』
*蜘蛛の巣に絡まったフリッサを掴み、そのまま振り抜く!

ヴァルト:2d6+7-2
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+7-2) → 5[2,3]+7-2 → 10

GM:こっちも命中だ!

ヴァルト:K13+7+2+1+1@9
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : KeyNo.13c[9]+11 → 2D:[4,5 5,2]=9,7 → 5,4+11 → 1回転 → 20

GM:なにぃ!?

GM:ヴァルトの二刀流が一閃! スエードを縛っていた蜘蛛の巣を鮮やかに切り裂く!スエードは倒れこみますが、なんとか物陰に隠れます

ノア:胴体部は攻撃阻害効果を持ってる……なら、胴体から落とすか!
ヴァルト:ぶっつぶせー!

ノア:補助動作で練技【キャッツアイ】を使用!
   3Rの間、命中判定に+1の修正を得る。
ノア:最初から【全力攻撃】を宣言!たたっ切る!

GM:全集中・親父の呼吸じゃん……
ノア:2d6+4+2+0-0+1 //命中力判定
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+2+0-0+1) → 8[6,2]+4+2+0-0+1 → 15

シェルスパイダー:2d6+5+0-0 //腹部回避力判定
<BCDice:シェルスパイダー>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 6[5,1]+5+0-0 → 11→失敗……

ノア:k34@10+4+4+0-0+4 //グレートソード用ダメージロール
<BCDice:ノア・ロードバーグ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.34c[10]+12 → 2D:[5,6 3,1]=11,4 → 11,4+12 → 1回転 → 27

GM:なんだとぉ!?
ヴァルト:フェンサーはこっちだったか……
モニカ:ウオオ!

ノア:「ぬぅん!」*野太い声
GM:腹部残りHP、16点……半分以上一撃で持って行かれた!

ノア:「エンデ、ノーレ、続きを頼むぞ!」
ノーレ:「任せてよ!」
エンデ:「あいあいさー!」

エンデ:あたしじゃトドメは難しいし、ノーレさんの様子見してミリ残りしたら追撃しようかな
ノーレ:ではスエードさんも脱出できたし、魔法で削っていきますか

ノーレ:【バイオレントキャスト】を宣言、【リープ・スラッシュ】で腹部を攻撃!

ノーレ:2d+4+(30/6)+0 【真語魔法行使判定】
<BCDice:ノーレ>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+5+0) → 8[2,6]+4+5+0 → 17

シェルスパイダー:2d6+7+0-0 //精神抵抗判定
<BCDice:シェルスパイダー>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-0) → 8[5,3]+7+0-0 → 15→失敗……

ヴァルト:バイオレントキャストの分で上回った!

ノーレ:k20+4+(30/6)+0 【真語魔法威力20】
<BCDice:ノーレ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+9 → 2D:[6,5 2,1]=11,3 → 9,1+9 → 1回転 → 19

GM:('ω')ファッ!?
モニカ:ふぇぇ!
ノア:知力ボーナス+5ってやばいなぁ……
エンデ:こいつぁひでーや!

GM:シェルスパイダーの腹部に大きな亀裂が走る! 部位破壊だ!

ノーレ:「こんな感じかな!」*杖をくるくる回そうとして落としかける!器用度は低い!
モニカ:「ノーレさん、やっぱり凄まじい魔法...!」

GM:攻撃の主軸の腹部が……!なぎ払いもテイルスイープも出せねぇ……!

エンデ:「さすがの威力だなあ!あたしも行くよー!」
エンデ:【ファイアボルト】で攻撃!

エンデ:2d6+2+3 //魔法行使判定
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+3) → 7[3,4]+2+3 → 12

シェルスパイダー:2d6+7+0-1 //精神抵抗判定
<BCDice:シェルスパイダー>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-1) → 8[5,3]+7+0-1 → 14→成功!

エンデ:k10@10+2+3 //ファイアボルト ダメージロール
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.10c[10]+5 → 2D:[4,5]=9 → 5+5 → 10

GM:半減して……5点ダメージ! 残りHPは30点だ。

エンデ:「むむ、あんまり燃えなかった……」
ノア:「落ち込むことはない。着実にダメージは通っているさ」

GM:それじゃシェルスパイダーの手番!
  補助動作でスエードをがぶり、と行きたかったが……!
  もうスエードは離脱しているので、腹部に大ダメージを出してくれたノアさんに向かって【糸吐き】攻撃だ!

シェルスパイダー:2d6+8+0-0 //糸吐き
<BCDice:シェルスパイダー>:SwordWorld2.5 : (2D6+8+0-0) → 10[5,5]+8+0-0 → 18

ノア:2d6+4+2+0-0-2 //回避力判定(全力攻撃Ⅰ使用後)
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+2+0-0-2) → 8[6,2]+4+2+0-0-2 → 12→失敗……

ノア:出目は悪くないけど、相手の命中が高い……!
GM:糸吐きに当たると、自分か味方の主動作を消費して糸を解くまでの間(または18Rが経過するまで)、あらゆる行動判定に-2ですよ~

ノア:「むっ! しまったね……これは!」*糸が剣や鎧に絡みつく!

GM:【糸吐き】には2d6+2の物理ダメージを与える効果もある。
   オマケ程度だがね!

GM:2d6+2 物理ダメージ
<BCDice:GM>:DiceBot : (2D6+2) → 5[1,4]+2 → 7

ノア:防護点を引いて……2点ダメージですね
GM:くっ、やはり胴体を即座に落とされたのは痛手だ……!

ノア:「ダメージは小さいが……動きが鈍ると万が一、ってこともあるね」
ヴァルト:『あとは任せろ』*がるる

GM:それでは第二ラウンドだ!

モニカ:回復は必要なさそうなので、ノアさんを解放しに行きたいです!
ヴァルト:まかせる!
ノア:おぉ、ありがたい

GM:ではモニカさんは通常移動で10m前進、主動作でノアさんの糸を解く、と……。

モニカ:「娘さんの居る身なんですから、無茶しないでくださいッ!」
ノア:「助かったよ……だが、無茶はおじさんの役目みたいなものだぞ」
ヴァルト:『まったくだな!』*そう言って蜘蛛に斬りかかる!

GM:ではヴァルトの手番だ!

ヴァルト:補助動作で練技【マッスルベアー】【キャッツアイ】使用!
ヴァルト:レイピア→フリッサの順に近接攻撃!

ヴァルト:2d6+7-2+1  
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+7-2+1) → 7[2,5]+7-2+1 → 13

シェルスパイダー:2d6+5+0-0 //頭部回避力判定
<BCDice:シェルスパイダー>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 8[4,4]+5+0-0 → 13→成功!

GM:かちん!と音がして、蜘蛛の頭部甲殻がヴァルトのレイピアを弾く!
モニカ:けど、【ドライブ・アウェイ】の効果で次の回避判定には-1のペナルティがつきます!

ヴァルト:2d6+7-2+1
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+7-2+1) → 8[2,6]+7-2+1 → 14

シェルスパイダー:2d6+5+0-1 //頭部回避力判定
<BCDice:シェルスパイダー>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-1) → 6[2,4]+5+0-1 → 10→失敗……

ヴァルト:K13+7+2+1+1+2@9
<BCDice:ヴァルトルーデ・レーリヒ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.13c[9]+13 → 2D:[3,3]=6 → 3+13 → 16

GM:防護点で5点弾いて……残り19点!

ヴァルト:『一発目は……フェイントだ!』*ざしゅっ!

GM:ヴァルトの繰り出す切っ先が、大蜘蛛の目を抉り取った!
GM:大蜘蛛は体液を撒き散らし、鋏角をガチガチと鳴らしながら威嚇!

ノア:では追撃するよ!もちろん【全力攻撃】で!
モニカ:ヴァルトさんの攻撃を2回避けたから、【ドライブ・アウェイ】の効果で蜘蛛の回避には-2の修正がかかりますね!
GM:▂▅▇█▓▒░('ω')░▒▓█▇▅▂ うわぁぁぁぁぁぁぁ

ノア:2d6+4+2+0-0+1 //命中力判定
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+2+0-0+1) → 6[2,4]+4+2+0-0+1 → 13

シェルスパイダー:2d6+5+0-2 //頭部回避力判定
<BCDice:シェルスパイダー>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-2) → 4[2,2]+5+0-2 → 7→失敗……

ノア:k34@10+4+4+0-0+4 //グレートソード用ダメージロール
<BCDice:ノア・ロードバーグ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.34c[10]+12 → 2D:[2,3]=5 → 5+12 → 17

GM:残りHP、7点……!

GM:硬い甲殻に覆われた大蜘蛛の頭部を、ノアのグレートソードが叩く!

モニカ:「おおぅ、凄く鈍い音が……!」
ノア:「おじさんも負けてられないからねぇ!」

ノーレ:エンデさん、トドメ刺します?撃ち漏らしたら僕が魔法で取りにいきますし
エンデ:いいの?ありがとうございまー!

エンデ:じゃあ矢を番えて……!

エンデ:2d6+4+3+0-0 //命中力判定
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+3+0-0) → 7[3,4]+4+3+0-0 → 14

シェルスパイダー:2d6+5+0-3 //頭部回避力判定
<BCDice:シェルスパイダー>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-3) → 9[4,5]+5+0-3 → 11→失敗……

ノア:-3が活きたな……【ドライブ・アウェイ】おそるべし
GM:おのれ鉄道神王!このデバフさえなければ避けられたのにですぞ!
エンデ:手数で攻めるヴァルトさんと噛み合って凶悪すぎるコンボに

エンデ:k22@10+4+2+0-0 //ロングボウ ダメージロール
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.22c[10]+6 → 2D:[3,5]=8 → 6+6 → 12

GM:防護点で5点弾いて……7点ぴったり!HP0です!

エンデ:「狙い撃つ……!」
モニカ:「この遺構の……仇ッ!」
ノア:「良い一撃だ!」
ノーレ:「素晴らしい攻撃です!」
ヴァルト:「……!」*勝利を確信した笑み

GM:ではノアさんが一撃加えて怯んだ大蜘蛛の眉間(?)に、エンデの放った矢が深々と突き刺さる!大蜘蛛は体液と糸を吐き散らしながら少しだけのたうち回って……息絶えます!

ノーレ:「ナイスシュートでした、エンデお姉さん!」
ノア:「良い一射だったよ、エンデ!」
モニカ:「ありがとう……ございました!」*感激
エンデ:「あれだけ大きかったら、そうそう外さないよ!」*ふんす

GM:では、PC達は安全な場所になんとか避難したリカントの少女、「スエード」を助け起こします。

スエード:「あ、あなた達は……?」
エンデ:「救助に来た、後発組の冒険者デース!」
ノア:「無事で何よりだ。君たちの仲間二人も、既に救助済だよ」
スエード:「ムートン達も無事なんですね、良かった……」*ほっと一息
モニカ:「お一人でよくぞここまで耐えました。すぐ治療しますよ!」*神聖魔法で治療に移る

ノア:「さて、まだ蛮族が残っている可能性がある。ある程度治療が済んだら、ひとまず外に出ようか」
エンデ:「賛成!だいたい蹴散らしたし、早く帰ろ!」

GM:OK! では場面転換……エンディングに入ります!

5.明日への指標

GM:では、所変わって場面は翌朝の《大地の見張り》亭

GM:◆描写◆
地下鉄遺構を脱出したPC達は、ウール、ムートン、スエードの三人を連れて《大地の見張り》へと帰還した。
三人に大きな怪我や後遺症がないか、念のため支部長のシタンが確認することになったが特に大事には至らず、一晩ギルドで休んだ彼らは十分に回復することができた。

地図作成のために遺構へと調査に赴いた三人は、妖魔達の罠と奇襲によって分散してしまい、スエードは大蜘蛛の狩場へと転落してしまった、ということだった。

GM:というわけで、《大地の見張り》を出発し、彼ら自身が所属する《荒野の足音》へと帰還する三人を見送るシーンです。

ムートン:「今回は、デカい借りを作っちまったな。いつか、もっとデカい何かで返すぜ」*剣を担ぎ
ウール:「もし宜しければ、《荒野の足音》にもいらしてくださいね。あなた達なら、うちのマスターもきっと歓迎するわ」
スエード:「何か面白そうな話があれば、共有しますね。このドーデン地方の地下には、そこかしこに地下鉄道とそれに繋がる建造物が眠ってる……という話ですから」

ノア:「なぁに、持ちつ持たれつだ。困ったときはお互い様さ」
ノーレ:「何はともあれ、無事で本当に良かったです」
モニカ:「地下鉄と地下建築……たまりませんなぁ」*恍惚
エンデ:「同じ冒険者同士、これからも頑張ろうね!よろしく!」

ヴァルト:「あぐあぐ」*1人で壁際の席に座ってステーキ食べてる
シタン:「君は挨拶しないんだねぇ」

ウール:「じゃあ、私たちはこれで」
スエード:「お世話になりました。この恩義は、いずれ仕事で!」

ムートン:「……ヴァルト! 今度、うちに来いよ。一杯奢るぜ」
ヴァルト:「……ん」*背中越しに手だけ挙げておく

モニカ:「前衛同士の友情……イイなぁ……」*恍惚
ノーレ:「モニカさん……?」*肉球でぷにぷに、とつついてみる

ヴァルト:「倍にして返してもらう。覚悟しとけよ!」
ムートン:「おう、任せとけ!」*拳を軽く突き出す

GM:では、総括です~

GM:地下鉄遺構に潜む大蜘蛛を見事退治した冒険者たち。
ドーデン地方、とりわけキングスレイ鉄鋼共和国周辺にはこのような廃地下鉄が無数に眠っているとされる。

廃地下鉄を見つけ出し、復旧することができれば交通面の大きな力となる。そしてまた、廃路線には未発見の魔動列車が眠っていることも多い。

まだ見ぬ地下の線路に夢を追う冒険者たちは多い。
そして、地底の闇に潜む蛮族やアンデッド、稼働を続ける魔動機や暗躍する魔神などの危険もまた……数知れぬのである。

冒険者達が攻略した廃地下鉄も、そういったものの一つに過ぎない。
次に彼らを待ち受けるのは、夢か悪夢か……。

ソードワールド2.5「地下鉄遺構に潜む影」 おしまい

GM:というわけで、シナリオ完走でございます~!
ヴァルト:お疲れ様でした!
ノーレ:お疲れ様でしたーー!
ノア:お疲れ様でした!!
エンデ:おつかれさまでしたー!!
モニカ:お疲れ様でした~! とっても楽しかった……!!

ノア:地下鉄RTAのごとく出目や展開が凄かったですね
GM:いや~ 本当にね
エンデ:あらぶる でめ なぎはらわれる てき
GM:あんだけ数がいれば殲滅まで時間かかるかなって思ってたんです……
  本当はあそこで時間稼ぎして、後々もっと厳しくする予定だったんよ☆

GM:PC達がピンチにならないが全滅させるには面倒な数
   の、はずだった……
ノーレ:えっへん

~セッション前~
GM「魔法拡大/数持ってないし、軽く見積もって3,4ターンは稼げるな!」

~セッション中~
GM「どうして……」

GM:今回の報酬は戦利品も込みで、ざっくり2000Gということにしておいてください。あと、経験点は1310点だよ~
  あと、適宜成長を振っておいてね

GM:そして名誉点は4d6点です。誰か振りますか?
エンデ:振ってみよう

ノア:フィニッシュを飾ったエンデの出目、期待しちゃうね

エンデ:4d
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : (4D6) → 6[1,2,2,1] → 6

GM:ご冗談を
エンデ:?????
ノア:よしよし……

GM:というわけで、本シナリオはこれにて完結!
だったのだが、実は続きがあるのだ。

本セッションの続編、と銘打たれて行われたセッションのリプレイについては、いずれまとめる予定です。
それでは第二話でお会いしましょう!

←第一話「地下鉄以降に潜む影」前編

第二話「地下劇場の剣」前編→



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