ソードワールド2.5リプレイ 《大地の見張り》キャンペーン 第一話「地下鉄遺構に潜む影」前編

はじめに

この記事はこの記事は2020/5/2に行われた「ソードワールド2.5(グループSNEのTRPG)」のセッションログを再編集したリプレイです。
読みやすくするため、実際のセッションログを少しだけ脚色したり、発言順序を整理したりしています。

本作は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の、二次創作です。

画像9

絵:とらこさん

0. これまでのあらすじ(プリプレイ)

 セッション開始数日前、プレイヤー達には予めセッションの概要と導入部がどんなものかを伝え、当日までにキャラクターを作成してもらった。
 その結果、今回冒険を繰り広げる5人は同じ冒険者ギルドに所属している冒険者ということになった(1人は旅の途中でギルドに立ち寄った、という形だが)。

 本セッションの舞台はアルフレイム大陸北西部、ドーデン地方である。
 《キングスレイ鉄鋼共和国》の第二都市、《ヒスダリア》の郊外に建つ小さな冒険者ギルド《大地の見張り》亭に所属する冒険者であるPC達が仕事を求めてギルドホールに集まった。
 そんなシーンから物語は始まる。

ドーデン地方 - コピー

Inkarnate World様にて作成させていただいたドーデン地方のマップ。
画像中央やや上にある街、《ヒスダリア》にPC達のギルドがある。

1. 導入

GM:◆描写◆
ドーデン地方、《キングスレイ鉄鋼共和国》第二都市《ヒスダリア》
《ヒスドゥール浮遊連峰》を臨む山岳地帯の麓に位置する都市であり、そこから採れた鉄鉱石や石炭などの地質資源は首都《キングスフォール》に送られ、この地域一帯の重要な産業となっている。

しかし街や街道から少し離れれば、そこは蛮族や魔動機の闊歩する危険地帯である。採掘のために掘り進めていた坑道が魔動機文明時代の遺跡に繋がった、という話も時折耳に入る。
冒険者とはこの地域の人々にとってその手の危険を一手に引き受ける頼もしい者たちであり、その勇姿は一定の敬意と畏怖を以て迎えられていた。

そんなある日、冒険者ギルド《大地の見張り》亭に所属するPC達は、今日も仕事を求めてギルドホールに集まってきていた……。

GM:というわけで、今回の冒険の舞台は鉄道の聖地《キングスレイ鉄鋼共和国》の第二都市、《ヒスダリア》でございます。

GM:魔動機文明時代の遺産、“魔動列車”の路線復興なんかを積極的に行っている国家の第二都市だけあり、古風ながらもしっかりと整備された町並みが広がっていますね。大通りの街灯も魔動灯式だったりします……たぶん。

GM:PCたちが所属しているのは冒険者ギルド《大地の見張り》亭です。 元ヒスドゥール大烈穴や周辺の鉱山の警護、魔動鉄道の護衛依頼などを主に請け負っている老舗ギルドです。

GM:というわけで、PCの皆さんはギルドでわちゃわちゃしてください。

ヴァルト:「今日からここで稼ぐか……」*一匹狼なので1人で依頼版眺める

ヴァルト

※絵:とらこさん

PC:ヴァルトルーデ・レーリヒ/男性/19歳
PL:閣下
種族:リカント(オオカミ)
技能:フェンサーLv4/エンハンサーLv2/アルケミストLv2/スカウトLv1

戦闘特技:両手利き、武器習熟A/ソード
装備:レイピア(片手剣)、フリッサ(片手剣)、ソフトレザー(革鎧)

概要
リカントへの迫害が根強く残る地域の集落で生まれ育った一匹狼。
ぶっきらぼうだが他人を放っておけないツンデレタイプで、何だかんだ言いながらも面倒見は良い。

両手に軽量の剣を持ち、手数で戦う技量系剣士。
錬金術や練体術を併用した状態での瞬間火力は計り知れない。

なお、自身の出自がバレると面倒なので本名と性別を偽り、別人として生きようとしている。男の娘。

ノア:「(見ない顔だな……旅の冒険者か)」*本を読みながら

ノア

※絵:とらこさん

PC:ノア・ロードバーグ/男性/37歳
PL:おもち
種族:人間
技能:ファイターLv4/スカウトLv2/セージLv1/エンハンサーLv1

戦闘特技:全力攻撃、なぎ払い
装備:グレートソード(両手剣)、スプリントアーマー(金属鎧)

概要
娘が独り立ちしたのを機に鍛冶屋から冒険者に転職したお父さん。
鍛冶師時代に鍛え上げた肉体で力強く大剣を振り回す。
金属加工繋がりで魔動機文明の技術にもちょっと興味があるらしい。

ヴァルトとは対照的に、高い筋力を活かしたパワータイプのファイター。
回避に支障が出ない程度の金属鎧を着ていることもあり、安定した打点と耐久で前線を支える。

エンデ:「新しい人だ!かっこいいねぇ」*隣のノーレに話しかけながら

画像4

絵:シロクニさん

PC:エンデ/女性/14歳
PL:シロクニ
種族:人間
技能:シューターLv4/スカウトLv2/フェアリーテイマーLv2

戦闘特技:ターゲッティング、鷹の目
装備:ロングボウ(弓)、ハードレザー(革鎧)

概要
幼い頃に父に森へと捨てられ、通りがかったエルフに育てられた少女。
師となったエルフから弓の扱いと妖精と心を通わせる術を学んだ。
森育ちのため、大きな街や魔動機といったものに興味津々でありいつも元気いっぱい。

目が良く、ある程度の遮蔽の先の獲物を捉えて射抜く技量の持ち主。
また、軽い身のこなしと器用な手先で斥候としても活躍する。
休日は森で全裸になり妖精を探すことがあるとかないとか。

ノーレ:「たしかに。一匹狼、って感じですね」*ご飯もぐもぐしながら

画像5

絵:シロクニさん

PC:ノーレ/男性/6歳
PL:カンリ
種族:タビット
技能:ソーサラーLv4/コンジャラーLv2/セージLv1

戦闘特技:ターゲッティング、バイオレントキャスト
装備:メイジスタッフ(杖)、クロースアーマー(布服)

概要
真語魔法を得意とするタビットの魔術師。
謙虚で礼儀正しいが、それはそれとして褒めて欲しいお年頃。
特に攻撃系の魔法の達成値を上げる「バイオレントキャスト」の使い手であり、一直線に敵を貫く【ライトニング】をはじめとした強力な魔法でパーティの主砲を担う。

魔法をうまく決めると(`・ω・´)フンスッ!という表情を見せるらしい。

モニカ:「これは……鉄道神王の教えを広めるチャンスですね!」

画像6

絵:とらこさん

PC:モニカ・フェルトマン/女性/24歳
PL:とらこ
種族:人間
技能:プリーストLv4/セージLv3

戦闘特技:魔法拡大/数、ワードブレイク
装備:聖印(神聖魔法発動体)、スプリントアーマー(金属鎧)

概要
“鉄道神王”ストラスフォードに仕える神官。
魔動機技師の家系に生まれたものの、手先が不器用なため技術者になる夢を断念した過去を持つ。
鉄道神王の教えと魔動機が大好き。炎武帝もちょっと好き。
幅広い知識と神聖魔法で皆を支える、パーティの屋台骨。

信仰とは無関係だが、熱い展開や可愛いものも好き。

ヴァルト:「いい仕事がここにあると聞いてきた。多少危険でも、割の良い仕事はないか?」*カウンターで尋ねよう

GM:OK。カウンターには小柄なメリアの男性が座っています。

200504 シタン1 切り抜き

◆NPC解説◆
シタン=ケランジィ/メリア長命種/男性/140歳程
冒険者ギルド《大地の見張り》亭の支部長。胡散臭い。
常に日当たりの良い位置でヘラヘラしながら冒険者達を眺めている。
軽薄そうに見えるが、ギルド運営者としての腕は確からしい。

シタン:「よく来たねぇ。けど、今キミ1人だろ?じゃあダメだね~」
ヴァルト:「どういうことだ?」
シタン:「今来てる仕事、最低でも5人以上じゃないと紹介したくないんだよねぇ。危ないっぽいしさ~」
ヴァルト:「ご、5人だと……?」

GM:つまり今ギルドにいるPC全員で出ればOKだね!
ノーレ:なるほど

ノーレ:「やぁ、初めまして。素敵な耳のお嬢さん」*声をかけよう
ヴァルト:「うん……?」*辺りを見回す
ヴァルト:「あぁ、そこにいたのか」*身長が低すぎてよく見えなかった

ノーレ:「小さくてすみませんねー!」*ぷんすこ
ノーレ:「……オホン。 こう見えて、僕も腕には自信がありますよ」

ヴァルト:「お、おう。そりゃ悪かった……アンタ、魔法使いか?俺はそういうの苦手でな……。ついてこいよ」*しゃがんで目線を合わせる
ノーレ:「えぇ、ぜひ! 僕はノーレです」*目一杯背伸びして悪手

シタン:「あ、ノーレ君……この仕事興味ある感じ?」
シタン:「モニカ君とノア君、あとエンデ君もどう?話聞いてく?」*奥の3人にも声を掛けよう

ノア:「ふむ……せっかくの5人仕事だ、私も同行しよう。モニカとエンデはどうする?」*本を閉じて立ち上がります
モニカ:「異議なしであります! 是非、同行させていただきましょう」
エンデ:「みんなで行くなら、あたしも行くー!」*ノアについていく

ノア:「話は聞かせてもらったよ。私はノアだ。よろしくな」*ヴァルトに握手を求める
モニカ:「モニカ・フェルトマンです。回復は任せてください!」
ノア:「私は前線で剣を振り回すだけだが……彼女達は優秀だよ」
モニカ:「ノアさん謙虚すぎますよぅ……そんな大きな剣振り回せるのに」
ヴァルト:「なるほどな。俺は軽戦士だから、パワーには期待しとくよ」
エンデ:「あたしはエンデ。弓が使えるよ。あと見張りも少し!」
ヴァルト:「お、おう……援護は任せた」*元気な娘に弱い

シタン:「決まりだねぇ~。そんじゃ、概要から説明しようか」*羊皮紙を一枚取り出す

シタン:「実は近くのギルドから応援依頼が来ててさぁ。冒険者が戻らないらしいんだよね」
ノア:「ふむ……少し不穏だな」
ノーレ:「それは一大事ですね」

シタン:「正直他の姉妹ギルドに仕事投げちゃおうかな、なんて思ってたんだけどさぁ。ほら、もっと辺境にある《空の麓》とか仕事不足っぽいし」

◆GMのメモ◆
《空の麓》とはGMが別のメンバーで回しているキャンペーンに登場する冒険者ギルドである。ヒスダリアの更に辺境、大烈穴のすぐ近くに拠点を構える零細ギルドとして知られている。

シタン:「おっと、本題に戻るね」
    「依頼内容は、行方不明になった冒険者の捜索と救出だね」

シタン:「この街から歩いて半日くらいの場所に、魔動列車の廃地下鉄路線への入口があってね。《大破局》からずっと使われてないし、地盤の崩落で今やどこにも繋がってない遺構なんだけど」
   「で、そこに今から3日前、《荒野の足音》って冒険者ギルドの冒険者達が調査に出かけたらしいのよね。3人で」
   「目的は内部調査及び地図の作成。1日もあれば戻るってギルドには伝えてあったみたいなんだけど……3日経っても戻らないんだな、これが」

シタン:「というわけで、君たちにはその遺構で冒険者達を探してきてほしい、ってわけ。依頼書はこんな感じね」

◆依頼内容◆
・依頼主は冒険者ギルド《荒野の足音》亭
・依頼内容はヒスダリア北にある地下鉄遺構の調査、
 および先に調査に向かった冒険者の安否確認。
・報酬は1人あたり1400G 
 調査に向かった冒険者を救出できれば300G追加で支払う
・依頼にあたり、「マギトーチ(ET P110)」を2つ、冒険者に貸し出す

シタン:「あと、これが行方不明になった冒険者の似顔絵と特徴ね」*似顔絵が描かれた羊皮紙を渡す

戦士のムートン(人間/22歳/男性)
神官射手のウール(エルフ/40歳/女性)
軽戦士のスエード(リカント(レッサーパンダ)/18歳/女性)

ヴァルト:「戦士に神官射手、そして斥候を兼ねた軽戦士か」
ノア:「バランスの取れたチームだね」
ノーレ:「それなりに場数は踏んでいそうですね」*背伸びして覗き込む

ノア:GM、マギトーチとは?
GM:エピックトレジャリー掲載のアイテムですね。MP1点で1時間光る、魔動機仕掛けの筒です。実際懐中電灯な。
ノア:なるほどね。真っ暗な遺構を調査するために貸してくれるのか。
GM:まぁ今回は真語魔法使いのノーレさんがいるので、【ライト】で誰でも好きな人の武器とか装飾品を光らせ……ゲーミング仕様にできますね。

ノア:「蛮族でも住み着いていたと考えるのが妥当か……」
モニカ:「(鉄道ォ! 胸が高鳴りますね……!)

GM:PC達が依頼のあった遺構に向かうとチャプター移行します~
エンデ:はーい!
モニカ:しゅっぱーつ!
ノア:はーい

2. 廃地下鉄入口

画像8

◆GMのメモ◆
廃地下鉄のマップ。
石造りのプラットフォームから、南北へと線路が伸びる。

GM:◆描写◆
依頼のあった地下鉄遺構への入口は、《ヒスダリア》の街の北側にある。
乗り合い馬車に乗って街の北門まで向かい、そこから徒歩で移動となった。
歩くこと半日。街道から外れた平原の最中にぽつんと、石造りの小さな建物が顔を出している。

地上部分はせいぜい小さな小屋といった具合なのだが、中に入ってみると石で舗装された階段が地下へと続いており、その奥は真っ暗な闇に閉ざされていた。

GM:イメージ的には我々の世界で言うところの「地下鉄の入口」ですね。
ノア:何か物音なんかは聞こえないかな?
GM:少しの間耳を澄ましてみますが、何も聞こえませんね。無音です。

ヴァルト:獣変貌で暗視を得られはするけど……会話が厄介だな。
GM:おっと。暗視持ちの種族でも中の様子はわからない、とします。
   僅かな灯りすらない、完全な暗闇といった感じですね。
ヴァルト:なるほど

ヴァルト:「この暗さ……俺でも難しいな。誰か、灯りを点けてくれ」*剣は抜いてある
モニカ:「では、両手の空いてる私がマギトーチを。ほいっと!」*マギトーチを点灯させる

GM:◆描写◆
真っ暗な階段を下りていくと、石造りの広間のような空間に出る。
そこはどうやら地下に作られた魔動列車の駅のようで、地上でもよく見られるプラットフォームや待合ベンチ、そして線路が敷かれていた。

また、プラットフォームの一角には石造りの大部屋のような部分があり、駅舎を思わせる構造になっている。

GM:さて、ここでプレイヤーの皆さんに一つお知らせがあります
   本シナリオでは探索中の時間経過を模式的に表すため、「時間カウンタ」という概念を導入します。
   シナリオ中の処理に「時間カウンタを+Xする」と書かれている場合、そのまま時間カウンタが増えていきます。

エンデ:ほうほう
ノア:むむ

GM:一つのチャプター内で複数の箇所に対して探索・文献など判定が出来る場合、PT内でこれらを手分けして行うことで時間の節約ができます。

モニカ:分担すれば時間を減らせるけど、試行回数は減るってことですね
GM:そのとおり!
ノア:手分けして探索してる最中に襲われる可能性もある……かな?
GM:♪~(´ε` ;)
ノーレ:カウンタ+1につき、何分くらいのイメージなんでしょう?
GM:だいたい5分程度ですね。戦闘時はまた変わってくるけど。

GM:あくまでイメージの話ですが、5分程度でカウンタ+1なので特に何も作業を行ってないタイミングで魔香草や救命草をキメると、10分経過につきカウンタが+2されます。あしからず!

◆時間カウンタについて◆
シナリオ中の時間経過を模式的に表す数字。
同チャプター内の複数箇所に対する調査や探索などを手分けして行う場合、その選択肢の中から一番時間のかかるものだけがカウンタ増加値となる。

例:「本棚を調べる(時間カウンタ+2)」と「周囲で聞き耳を立てる(時間カウンタ+1)」を手分けして行った場合→時間カウンタ増加は+2のみ

例:「本棚を調べる(時間カウンタ+2)」と「周囲で聞き耳を立てる(時間カウンタ+1)」に対し、まず全員で本棚を調べた後、全員で聞き耳を立てた場合→時間カウンタ増加は+3となる

GM:さて、このプラットフォームで出来る行動は以下のとおり

・プラットフォームから探索できそうな場所を見渡す……時間カウンタ+1
・駅舎と思われるスペースを詳しく調べてみる……時間カウンタ+2

GM:ちなみに、このプラットフォームを無視して線路を辿っていくという選択肢もあります
GM:マップ上に示すとおり、線路は北と南に伸びていますので、その2方向に向かうことができる、ということですね。

エンデ:探索できる人同士で分かれて2-3になりますか?
モニカ:私セージしかないので、知識パケ以外は完全に賭けです……!
ヴァルト:スカウトならあるから、探索は歓迎だ
エンデ:あちしもスカウト2です
ノア:私もスカウト2

GM:ではまず「プラットフォームから探索できそうな場所を見渡す」組からいきましょうか。探索する人だーれだ。

エンデ:はーい
ヴァルト:いくぞー

GM:◆処理A◆
プラットフォームから探索できそうな場所を見渡す場合、判定は不要。
駅から2方向(ヒスダリアの街から見て南北に伸びている)に線路が続いていることがわかる。
どちらの線路も緩やかなカーブを描いており、線路の先を見通すことはできない。

GM:ではここで難易度10の「聞き耳判定(スカウト or レンジャー+知力)」をどうぞ

ヴァルト:2d6+3 うそみたいだろ 頭もよくないんだ
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+3) → 6[1,5]+3 → 9
失敗……

エンデ:2d6+2+3 //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+3) → 7[4,3]+2+3 → 12
成功!

ヴァルト:ぬぅ、7で成功なのに……

GM:ではエンデさんが耳を澄ますと、北側の線路の先から微かに騒ぎ声やドタバタと走り回るような物音を聞き取ることができます。
    言語の種類まではわかりませんが、動物の鳴き声ではなさそうです。

エンデ:「およ?なんか北側から物音が……?」*首を傾げる
ヴァルト:「(何も聞こえない……!)」*耳がしおれる

モニカ:ヴッ(かわいい

エンデ:「これは……入り込んだ動物なんかじゃなさそうかも」
ヴァルト:「なら、俺の出番だな」*左手のレイピアを構える

GM:では一方その頃! というわけで、駅舎探索組の描写です~

ノア:「300年前の駅だというのに、状態がいいな……」*駅舎を眺める

GM:駅舎調べ組は難易度10の「文明鑑定判定(セージ+知力)」をどうぞ
ノアさんはセージの代わりに、スカウト観察パッケージでもOKとしましょう
ノア:お、ありがとうございます!

ノア:2d6+2+2 //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+2) → 4[1,3]+2+2 → 8
失敗……

ノーレ:2d+1+(30/6) //セージ知識判定
<BCDice:ノーレ>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+5) → 8[3,5]+1+5 → 14
成功!

モニカ:2d6+3+3 //セージ知識判定
<BCDice:モニカ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3) → 6[4,2]+3+3 → 12 
成功!

ノア:(´・ω・`)トホホ
モニカ:鉄オタの矜持を見せました

GM:では、お二人は駅舎や駅員室を調べた結果……

GM:◆描写◆
駅舎の造りは魔動機文明時代後期のものであることを看破でき、
更に魔動機文明語で「照明」と書かれたプレートが付けられた金属製のレバーが室内の制御盤に設置されていることがわかる。

GM:このあたりは鉄道関係ということで、モニカさんが詳しそうですね

モニカ:「あ、このレバーで明かりがつけられそうですよ!」
ノーレ:「ふんふん、どれどれ……」*背伸び(届かない)

ヴァルト:誰か抱っこしてあげて……
モニカ:ここは私が!

モニカ:「ほら、ここのレバーですよ」*ノーレを抱き上げる
ノーレ:「ありがとう、モニカお姉さん!引っ張っていい?」

GM:では、ノーレさんはレバーを引っ張ります、が……
  どうやら錆び付いているらしく、ビクともしません。

ノーレ:「むむ……錆びてるみたいだね。すごく硬い……!」*ふぬぬ

ノア:「何か、めぼしいものはあったかい?」*見当違いのところを探して時間を無駄にしていたノアが反応

GM:筋力値が21以上あるノアさんが引っ張れば、レバーは動きますね。

モニカ:「あ、ノアさん!実は照明装置の起動スイッチを見つけたのですが、錆び付いてるみたいで動かないんです」
ノア:「まぁ、300年以上メンテナンスされていないんじゃなぁ。どれ、引っ張ってみるか」*拳を鳴らす

ノア:では力任せにレバーを引っ張ります
GM:OK! では、錆とホコリを浮かせながらレバーが動くよ!

ノア:「……っ!」*レバーをガキン!と動かす
モニカ:「ノアさん、流石です!」
ノーレ:「さすがですね!」
ノア:「力仕事なら任せてくれ」*サムズアップ

GM:では、ノアさんがレバーを動かすと……
GM:パチッ パチパチッ

GM:地下鉄線路壁や天井、プラットフォームの各所に取り付けられた魔動灯の幾つかが作動し、線路内をうっすら照らしてくれます。
   マギトーチが無くても、なんとか視界を確保できそうです。

モニカ:「お、灯りが点きましたね。予備のマナが残ってたみたいです」
GM:尤も、《大破局》の折に使い切らなかったマナを使ってるようなのでいつ切れるかはわかりませんがね……

モニカ:アッ、それで時間!
ノーレ:これは時間を使いすぎると肝心なところで切れるやつだ……!
ヴァルト:生存者の方も心配だよね
モニカ:ヒョエ……
GM:♪~(´ε` ;)

GM:さて、プラットフォームでできることは以上でございます。
   プラットフォームを降りて線路を辿ることができますね。
   エンデさんとヴァルトさんの聞き耳では、北から何やら物音が聞こえてきましたが……?

ヴァルト:ヴァルトは北に向かう気満々です
エンデ:そらぁ北ですわよ!
モニカ:異議なしであります
ノーレ:異議なしですー!
ノア:行きましょうか!
GM:OK~!

3-1. 北の廃線路

GM:では駅舎の調査を終えて出てきた3人に、ヴァルトさんとエンデさんは物音について共有しました。一行は北の線路へ向かうことに……。

エンデ:「もう少し近づけば、皆にも聞こえると思う!」
ヴァルト:「そろそろ、だな」*念のためここから【獣変貌】
ヴァルト:「うぅ~……ぐるる……」*唸り声

モニカ:ヴァルトさんのリカント語、翻訳しますね!
ヴァルト:ありがたい!
GM:リカント語や汎用蛮族語など、共通交易語以外の言語は『』で表現しましょうか。

◆GMのメモ◆
リカントの種族特徴、【獣変貌】は筋力ボーナスに補正を得られる。
そのため、筋力をダメージに参照する攻撃手段を持つPCは戦闘が予想される場合はこのようにして予め獣変貌しておくのだ(戦闘が始まってしまうと、変貌するのに主動作を消費してしまう)。

しかし、リカントは変貌すると「リカント語」しか話せなくなる。
殆ど獣の唸り声や吠え声であるそれを聞き取るためには、セージ技能やバード技能によって「リカント語」を習得する必要があるのだ。
※もちろん、同じリカントなら変貌せずとも理解できる。

ヴァルト:「ぐるる……」*剣を構え、先行する
ノア:では念のため、しんがりを務めましょう

GM:◆描写◆
プラットフォームから線路に降りて物音が聞こえた方面にしばらく進む。
何度か緩やかなカーブを通り抜けると、武器同士が激しく打ち合うような物音と耳障りな喚き声が聞こえてくる。
どうやら何者かが戦っているようだ。

エンデ:「……誰か戦ってる!」*小声

GM:更にカーブを一つ抜けると、線路の傍らにはPC達が先ほど調査したのと似たような造りのプラットフォームが広がっていた。
その上には数体の妖魔が並び立ち、粗末な武器を振り上げている。
GM:妖魔……ゴブリンが数体、フードを被った小柄なのが更に数体、ってとこですね!

GM:妖魔達は2人組の人族を取り囲み、攻撃している様子であった。

ヴァルト:『あれは……人だ!』

GM:そうですねぇ 汎用蛮族語がわかるのはモニカさんだけかな?
モニカ:ですね
GM:モニカさんの耳には耳障りな汎用蛮族語で「ブッ殺す!」「しつこい!長い!」「仲間どこだ!」という感じのニュアンスが聞こえてきます

モニカ:「妖魔達は、襲われている方の仲間を探しているようです!」

ノーレ:杖を握って後ろからぴょんぴょこ
エンデ:走りながら弓を構えよう

GM:まだ妖魔達はPC達に気づいてはいませんね
GM:取り囲んだ2人を攻撃するのに夢中です

GM:PC達がある程度近づけば、その二人組が捜索対象である「ムートン」と「ウール」だとわかります
GM:ウールは気を失って倒れており、ムートンが剣を振り回しながらゴブリン達に抵抗を試みています

ノーレ:「あれは……捜索対象の2人です!」
エンデ:「スエードさん、って人がいないみたいだね?」
モニカ:「少なくとも、このまま見過ごせる状況ではありません……!」
ヴァルト:「がう!」*同意する
ノア:「そうだな!すぐ助けるぞ!」

GM:両手剣を振り回すムートンに対し、ゴブリン達も迂闊に近寄れない様子です。しかしムートンはかなり疲弊しているようで、長くはもたないでしょう。

エンデ:「とにかく加勢しよ!」
ノーレ:「もともとその為に来たんです、いきましょう!」

3-2. VS.妖魔の群れ

200327 ゴブリン&フッド

GM:まずは陣営の確認から
GM:敵は「ゴブリン」が4体、「サーベルフッド」が4体……
  更にリーダー格の「ゴブリンシャーマン」が1体です。

ノア:よく二人で耐えてたもんだ
モニカ:9vs2とは、ホントによくぞ……
ノア:神官が回復しまくってゾンビアタックかも……
エンデ:ここで倒れたら戦士の名折れ!とか思ってたんだろうなぁ
ヴァルト:見事なり!(背中ブシャァ)
GM:ワンピースのコラはやめるんだ!

GM:では、戦闘準備!
GM:とくに何も準備がない方は「ぬーん」と発言してください

モニカ:ぬーん
ヴァルト:ぬ……ぬ……ぬーん
ノーレ:ぬーん
ノア:ぬーん
エンデ:ぬーん

◆GMのメモ◆
ちょっと前にタイムラインでお見かけした、「何か宣言あるかたはお願いします、だと停滞するので何もしない人にサインしてもらう」方式を試した。

GM:それでは魔物知識判定のお時間
  ゴブリンは5/10
  フッドは7/11
  ゴブリンシャーマンは13/16ですね

◆GMのメモ◆
判定が多いので、割愛。
モニカとノーレの判定結果を合わせ、全ての敵の弱点まで看破できた。

敵は最もポピュラーな妖魔、ゴブリンに剣で武装し囮攻撃を繰り出すサーベルフッド、そして神聖魔法と妖精魔法を操る強敵、ゴブリンシャーマンだ。
全員弱点は「魔法ダメージ+2」である。

GM:それでは先制判定!目標12でどうぞ!

ヴァルト:2d6+4 //先制判定
<BCDice:>:SwordWorld2.5 : (2D6+4) → 8[5,3]+4 → 12
→成功!

エンデ:2d6+2+3 
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+3) → 5[1,4]+2+3 → 10
→失敗……

ノア:2d6+2+2 //先制判定
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+2) → 5[3,2]+2+2 → 9
→失敗……

ヴァルト:よしっ!

GM:お見事! ではPC達が機を制しました!
GM:妖魔達の配置は「ゴブリンシャーマン」*1を敵陣に、それ以外の雑魚どもは全員前線エリアに配置です。PC達は自由に配置可能です。

ノーレ:これは……【ライトニング】の出番?

◆GMのメモ◆
【ライトニング】は真語魔法Lv4で使用できる攻撃魔法。対象は1体だが、「貫通」の形状を持つ魔法はエリアを貫通して射程いっぱいまで届く。
「貫通」の形状を持つ効果があるエリアを貫通した場合、
そこにいるキャラクターは50%の確率でその攻撃に巻き込まれる。

……早い話が、前線に向けて【ライトニング】を撃てば敵全員を巻き込み攻撃できる可能性がある、ということだ。

GM:ノアさんとヴァルトさんが下がっておき、ノーレさんがライトニングをぶっ放してから突撃、というフォーメーションですね。OKだよー。
GM:ゲーム的な都合でムートンとウールは巻き込まれないから安心してね

◆GMのメモ◆
先手だし、向こうは注意散漫だから上手く狙えるんですよ。きっと。

GM:では第一ラウンド!
ノーレ:では初手いただきます!【ライトニング】ぶっぱします!
エンデ:いけいけーい!
モニカ:モフモフ!
ノア:かっとばしちゃれ!

ノーレ:では【バイオレントキャスト】を宣言!
ノーレ:次に使用する、ダメージのみを与える魔法の達成値+2
ノーレ:前線にいるゴブリン1体を対象に、発射!

ノーレ:2d+4+(30/6)+2 【真語魔法行使判定】
<BCDice:ノーレ>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+5+2) → 7[4,3]+4+5+2 → 18

GM:ゴブリンやフッドの精神抵抗固定値は12……ひとたまりもないな!
では前線にいる他のゴブリンやフッド、そして更にその後ろにいるシャーマンが巻き込まれるかどうか、チェックしますね。

ゴブリン:*ムートンに向かって棍棒を振り上げ、威嚇している

GM:8 choice[A,B]  //二者ランダム選択 Aで巻き込まれる 上から他の妖魔、最後にシャーマン
<BCDice:GM>:DiceBot : (CHOICE[A,B]) →
DiceBot : (CHOICE[A,B]) →
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → A 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → A 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → A 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → A 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → A 

GM:いや……うそやろ……?
エンデ:圧倒的じゃないか
GM:右から二番目にいるフッド以外全員に当たりましたね
ヴァルト:※50%です

GM:ゴブリンシャーマンはダイスを振って抵抗するよ。結構抵抗高いから、ワンチャンあるかも

ゴブリンシャーマン:2d6+8+0-0 //精神抵抗判定
<BCDice:ゴブリンシャーマン>:SwordWorld2.5 : (2D6+8+0-0) → 12[6,6]+8+0-0 → 20→自動成功!

GM:6ゾロだ!
ヴァルト:すご!?
エンデ:出目同士で殴り合ってる……!

GM:ゴブリンシャーマンだけはなんとか抵抗できたみたいですね
  では、威力表をお願いします!弱点込みでね!

ノーレ:8 k20+4+(30/6)+2 【真語魔法威力20】
<BCDice:ノーレ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+11 → 2D:[4,2]=6 → 4+11 → 15 
SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+11 → 2D:[3,4]=7 → 5+11 → 16 
SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+11 → 2D:[1,3]=4 → 2+11 → 13 
SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+11 → 2D:[3,4]=7 → 5+11 → 16 
SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+11 → 2D:[3,5]=8 → 6+11 → 17 
SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+11 → 2D:[5,6 2,2]=11,4 → 9,2+11 → 1回転 → 22 
SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+11 → 2D:[1,5]=6 → 4+11 → 15 
SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+11 → 2D:[5,3]=8 → 6+11 → 17 

ノーレ:k20+4+(30/6)+0@13 【真語魔法威力20】※半減
<BCDice:ノーレ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20+9 → 2D:[2,4]=6 → 4+9 → 13
→半減して7+弱点2点

GM:魔法ダメージは防護点が効かず素通し……
  ゴブリンのHPは16、フッドのHPは13なので……
  ゴブリン2体がミリ残り フッドは全滅ですね。

GM:オイオイオイ 殆ど死んだわコイツら
ノア:バイオレントライトニングですか 大したものですね
モニカ:よし……と
◆Caution!◆
GMはこの時、重大な見落としをしていた。
ノーレさんは8体分のダメージと半減ダメージを算出しているが、実際に攻撃に当たったのはゴブリン4体にフッド3体、そしてゴブリンシャーマン(抵抗に成功)なわけで、本来は7体分のダメージ+半減用のダメージを算出するべきなのである。

が、GMはこれを見落とした結果全員がライトニングに巻き込まれるという惨状が実現することになった。マップ兵器かな?

本リプレイ執筆中にミスに気づいたGMは恥ずかしくて頭を抱えたが、仕方ないので全員巻き込まれた体で突き進むこととする。

GM:ノーレさんが杖を構え、呪文を唱えた瞬間!
   凄まじい雷光が戦場を一直線に走り抜けます!
  運良く巻き込まれずに済んだフッドと、なんとか抵抗したシャーマンを残して残りは消し墨だ!

ノーレ:「えい!」*杖をひと振り
ヴァルト:「……!」*ぽかーん
モニカ:「なんて凄まじい魔法……!」
ノア:「噂に聞いていた通り、大した威力だ」
エンデ:「うわぁ……すごーい!」

GM:秒で敵陣が壊滅したんじゃが。じゃが!
GM:次の方、どうぞ!

ヴァルト:よし、手番もらいます。残党刈りじゃあ!
     前線エリアに移動して、HP3点だけ残ってるゴブリンに両手持ちのフリッサで攻撃!【両手利き】の効果は使用しない。

◆GMのメモ◆
【両手利き】は片手持ちの武器を2つそれぞれの手に持つことで主動作で2回の近接攻撃を行うことができる、常時効果の特技である。ただし命中判定に-2の修正を受けてしまう。
本卓では、【両手利き】を習得しているキャラクターは攻撃時に【両手利き】の効果を使用するかどうか選択できることにした。

具体的には、使用する武器をどちらか片方しか装備せず、攻撃時に【両手利き】の効果を使用しないことを宣言してもらうことで、通常の攻撃(1回しか攻撃できない代わりに命中ペナルティもなし)としている。
ヴァルト:2d6+7
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+7) → 7[1,6]+7 → 14

GM:ゴブリンの回避固定値は10 命中だ!

ヴァルト:K13+7+2@9
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : KeyNo.13c[9]+9 → 2D:[1,2]=3 → 1+9 → 10

ヴァルト:ダメージの出目が……!
GM:それでも十分!

ヴァルト:「がるる!」*踏み込み、ゴブリンの首を刎ねる!

ノア:さて、ではHP1のゴブリン攻撃しますか
  前線エリアに移動! 通常攻撃します!

ノア:2d6+4+2+0-0 //命中力判定
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+2+0-0) → 12[6,6]+4+2+0-0 → 18→自動成功!

モニカ:ひゅー!
GM:6ゾロ! 文句なしに命中だ!

ノア:k34@10+4+4+0-0 //グレートソード用ダメージロール
<BCDice:ノア>:SwordWorld2.5 : KeyNo.34c[10]+8 → 2D:[2,5]=7 → 8+8 → 16

GM:耐えられるはずもなし

GM:魔法でズタボロのゴブリンは必死に棍棒を構え、防御しようとする!
ノア:防御の上からぶった斬るです!

ノア:「ふんッ!」*野太い声
モニカ:「お二人とも、鮮やかな剣撃……!」

ノア:「いいねぇ、ナイスな同時撃破だ」*ヴァルトの肩を叩く
ヴァルト:「がう……」*お前もな、の意味

モニカ:ウ”ッ(そういうの好き)

GM:それでは次の方~
モニカ:私はMPを温存したく……
エンデ:では、あたしだな!

エンデ:妖精魔法は射程外なので、弓で射抜く!

エンデ:2d6+4+3+0-0 //命中力判定
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+3+0-0) → 6[2,4]+4+3+0-0 → 13

ゴブリンシャーマン:2d6+7+0-0 //回避力判定
<BCDice:ゴブリンシャーマン>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-0) → 4[3,1]+7+0-0 → 11→失敗

GM:お見事!矢が命中した!

エンデ:k22@10+4+2+0-0 //ロングボウ ダメージロール
<BCDice:エンデ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.22c[10]+6 → 2D:[3,6]=9 → 7+6 → 13

GM:防護点で5点軽減……8点通して、残りは14点か。もう半分しかない。

エンデ:「それなりかな?」
ノア:「良い腕だ。誤射がないから、安心して前に出られるね」
エンデ:「ふふん、森暮らしだからね!」

GM:それでは、1人残ったゴブリンシャーマンのターンだ!
GM:ゴブリンシャーマンはゴブリンの小集団における主導者的な立ち位置なんですが、手勢は今ふつうに全滅してしまいましたね……。

GM:というわけで、逃走を図ります!

GM:戦場から離脱準備をします
GM:乱戦エリアからの離脱準備に準じるので、回避に-4で手番終了です

ヴァルト:では追撃
ヴァルト:『逃がさんッ!』*ゴブリンシャーマンに距離を詰める!
ヴァルト:補助動作で両手にそれぞれ「レイピア」と「フリッサ」を装備!

ヴァルト:2d6+7-2 レイピア
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+7-2) → 6[2,4]+7-2 → 11

ゴブリンシャーマン:2d6+7+0-4 //回避力判定
<BCDice:ゴブリンシャーマン>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-0) → 7[5,2]+7+0-4 → 10→失敗

GM:まずはレイピアの一撃!

ヴァルト:K8+7+2+1@9 
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : KeyNo.8c[9]+9 → 2D:[5,5 4,2]=10,6 → 5,2+10 → 1回転 → 17

GM:素晴らしい!クリティカルだ!残りHP2点!
ヴァルト:次はフリッサ……レイピアよりも威力の高い剣だ!

ヴァルト:2d6+7-2 
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : (2D6+7-2) → 7[1,6]+7-2 → 12

ゴブリンシャーマン:2d6+7+0-4 //回避力判定
<BCDice:ゴブリンシャーマン>:SwordWorld2.5 : (2D6+7+0-4) → 6[5,1]+7+0-4 → 9→失敗

GM:二撃目もヒット!

ヴァルト:K13+7+2+1@9  
<BCDice:ヴァルト>:SwordWorld2.5 : KeyNo.13c[9]+10 → 2D:[1,6]=7 → 4+10 → 14

GM:耐えられねぇ……!ゴブリンシャーマン、撃破です!

ヴァルト:「がうーっ!」*回転2連続斬りを決める
ノア:「お見事……!」
モニカ:「は、疾いッ!」

GM:では、ムートンとウールを襲っていた妖魔の集団は……PC達によって瞬く間に壊滅したのでした。

エンデ:「ヴァルトさんも皆も、強かったなぁ」
モニカ:「ひゃあ……すごい!すごいです!」
ヴァルト:「ま……ざっとこんなもんさ」*変貌解除

エンデ:「あ! ムートンさんとウールさんは大丈夫かな!?」
モニカ:「急いで手当にかかります!」

◆ ◆ ◆ ◆

EX. 前編のまとめ

 捜索対象の冒険者、「戦士のムートン」「神官射手のウール」を無事救出したPC達。しかし、「軽戦士のスエード」だけが見当たらない。
 彼女は一体、どこに消えたのか?
 ムートン、ウール、スエードの3人も決して冒険者として未熟ではない。彼らが窮地に陥るだけの理由が、この地下鉄遺構には潜んでいるのだ。
 彼らから、如何なる情報が語られるのか……。

 続きは「地下鉄遺構に潜む影」後編で!

第一話「地下鉄遺構に潜む影」後編




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?