ソードワールド2.5リプレイ 《風の廻り道》キャンペーン 第一話「旗上げは一番列車と共に」後編

はじめに

この記事はこの記事は2020/11/22に行われた「ソードワールド2.5(グループSNEのTRPG)」のセッションログを再編集したリプレイです。
読みやすくするため、実際のセッションログを少しだけ脚色したり、発言順序を整理したりしています。

本作は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の、二次創作です。

画像15

絵:影山とらこさん

0.これまでのあらすじ

新設された冒険者ギルド《風の廻り道》に集まった冒険者たち。
記念すべき第一号依頼は《キングスレイ鉄鋼共和国》に所属する「鉄の代議」から渡された封書を、第三都市《グランティン》に届けるというものだった。
しかし、《キングスフォール》から《グランティン》に向かう途中で列車が蛮族たちに襲撃を受けてしまう。
雑兵である「ダガーフッド」達を退けたPC達であったが、列車には他にも蛮族が乗り込んできているようだ。

目的も性格もバラバラな5人組はこの窮地を脱し、代議に託された封書を無事に届けることができるのか……?

1. 車掌臨時依頼

GM:◆描写◆
食堂車でフッドを倒したPC達。
車両後方で乗客たちへ事態の説明と避難指示を出していた車掌(男性/ドワーフ/65歳)がやってくる。
車掌は帽子を取ってPC達に深々と頭を下げた。

201107 ドワーフ車掌0

車掌:「迅速な対応、感謝する……!」
車掌:「この辺りは蛮族の目撃情報も薄くてね……油断していた、とは口が裂けても言えないが手薄だった」

車掌:「おそらくあのフッド達は《蛮族列車強盗団》の手先だ。 何らかの手段であの針葉樹林に入り込み、列車が通るのを樹上で待っていたのだ」
車掌:「この食堂車に飛び込んできたのは言わば雑兵。 おそらく主犯格は機関室を目指しているはずだ」

車掌:「そこでだが……君たちに主犯格の退治をお願いしたい!」

リラ:「もちろんだ! 弱きを助け悪しきを挫くのは冒険者の役目だからね」

リラ2

絵:カシア様@Cassia_1fall5(SKIMAにて依頼)

PC:リラ・ミスルトゥ/女性/19歳
PL:侘助
種族:メリア(ライラック)
技能:フェンサーLv3/セージLv2

戦闘特技:ディフェンススタンス、必殺攻撃Ⅰ
装備:ハンドアックス(手斧)、バックラー(盾)、クロースアーマー(布服)

概要
蛮族の襲撃によって死に瀕していた際、村に保管されていた謎の遺物「ミスルトゥの種」によって一命を取り留めたメリアの少女。
それ以前の彼女とはまるで別人のように、まるで少年のような男勝りな性格になり、見向きもしなかった剣術に興味を持つようになった。

戦闘時は回避や魔法への防御に重きを置いた構えと、一撃で高い威力の斬撃を放つ構えを使い分ける技巧派の剣士として戦う。

アレックス:「はぁ!? 俺たちだけでかよ!冗談じゃねぇぞ!」

アレックス2

絵:影山とらこさん

PC:アレックス・ヴァレル/男性/17歳
PL:影山とらこ
種族:人間
技能:シューターLv3/マギテックLv1/スカウトLv1

戦闘特技:ターゲッティング、牽制攻撃
装備:ジェザイル(両手銃)、ソフトレザー(革鎧)

概要
射撃の得意な魔動機術師の青年。
それなりに裕福な家の三男坊であり幸せな幼少期を過ごす。
しかし、11歳の頃に母親を蛮族の襲撃によって喪い、なにかと優秀な二人の兄と比較されて育ったため「普通であること」に強迫的な価値観を持つ。

やや卑屈で偏見の強い言動が目立つが、根幹の部分は真面目で努力家。

ヒルデ:無言でアレックスの尻を蹴ります
アレックス:「でっ! なにしやがんだ!」
ヒルデ:「そうそう、これが冒険者の仕事ってもんよ!」

ヒルデ

絵:松本えひめさん

PC:ヒルデガルト・シュレーゲル/女性/21歳
PL:松本えひめ
種族:ナイトメア(リルドラケン生まれ)
技能:ファイターLv3/エンハンサーLv1

戦闘特技:全力攻撃Ⅰ、斬り返し
装備:モール(鉾鎚)、チェインメイル(金属鎧)

概要
生まれたときからその身に“穢れ”を持つ突然変異の忌み子「ナイトメア」の女。基本的にナイトメアは共同体から疎まれる傾向にあるが、竜人のリルドラケン達はナイトメアとして生まれた子も分け隔てなく育てる。

その影響でナイトメアとしては社交的で真っ直ぐな気質の持ち主。
戦闘ではその腕力を活かし、大槌を奮って豪快に戦う。

アレックス:「クッソ……どっちが蛮族だよ……」
リゼル:「そもそも、私たちの仕事もこの列車が動かないことには達成できないからね」

リゼル2

絵:HAMさん

PC:リゼル・ウィンターズ/男性/27歳
PL:西口
種族:人間
技能:ファイターLv2/プリーストLv2

戦闘特技:魔法拡大/数
装備:ヘビーメイス(鉾鎚)、スプリントアーマー(金属鎧)

概要
アルフレイム大陸で信仰される大神“樹神・ダリオン”の神官。
名のある神官を幾人も輩出する厳格な家の出身であるものの、巡礼の旅の中で様々なものを目にした結果「世界の様子を実際に見聞きし、助けられる相手がいれば助ける」という考えに至り出奔した。

酒好きであり、各地を旅する内に利き酒が出来る程度には嗜んでいる。

パローロ:「列車が止まったら、困るのは私達」

パローロ2

絵:鍵狐さん

PC:パローロ・ランプレドット/女性/26歳
PL:鍵狐
種族:リカント(狐)
技能:フェンサーLv3/スカウトLv2

戦闘特技:かいくぐり、必殺攻撃Ⅰ
装備:ライトフレイル(連接棍)、バックラー(盾)ソフトレザー(革鎧)

概要
やや口数の少ない、クールなリカントの女性。
その背中には『女の敵に鉄槌を下すミリッツァ神』の見事な刺青が彫られているという。ある目的で人探しをしており、地方全土に足を伸ばせる鉄道での長距離依頼を扱う《風の廻り道》の門を叩いた。

戦闘では相手の攻撃を回避し、その隙に必殺の一撃を叩き込む荒々しい戦い方を好む。

車掌:「報酬なら出す。 “車掌臨時依頼制度”というのがドーデン地方の鉄道会社の規定にはあってな」
車掌:「魔動列車の車掌には、こうした緊急事態に際して乗り合わせた冒険者に臨時依頼を行う権限が鉄道協会から付与されている」
車掌:「事態の危険度や状況に応じ、鉄道協会から報酬が支払われる」
車掌:「《蛮族列車強盗団》をどうにか撃退してくれないか?」

リゼル:「報酬まで出るんだ。稼ぎ時と奮起する方が心の安寧になる」
アレックス:「ぐぬぅ……臨時報酬……」
ヒルデ:「もっちろん!」
パローロ:「承知しました」
リラ:「ボク達が解決するから、車掌さん達は引き続き避難をお願い!」

車掌:「あぁ、乗客は私たちに任せてくれ。君たちは機関車両へ!」
車掌:「機関室には強固な鉄扉がある。易々とは入り込めんはずだが……」

ヒルデ:「よっしゃ、行くぞ! ……あ、そうだアル坊
アレックス:「……なんだ、ツノ女」
ヒルデ:「さっきの陽動、良かったよ!」
アレックス:「うるせえ! だったら尻を蹴るんじゃねえ!」
ヒルデ:「あっはっは!」*ずかずかと前方車両へ

◆臨時依頼◆
・依頼主は都市間特別急行車掌
・依頼内容は現在この列車を襲撃している《蛮族列車強盗団》の撃退
 蛮族たちの総数や種類は不明
・報酬は一人あたり最低200G
 退治した蛮族たちの数、内容にて後ほど査定

・このまま列車が止まると
 今日中に《グランティン》に着かない可能性が極めて高い

リゼル:「急ごう……おっとっと! 列車の揺れ、強くないか?」
アレックス:「まだ酔ってんじゃねえのか、おっさん」
リゼル:「いやいや、流石にあの程度でこんな時間まで残るはずはないんだけどな」

2. 機関室前の激闘

GM:◆描写◆
「《蛮族列車強盗団》はとにかく列車を止めさせようとする。機関室を制圧しようとするはずだ」

車掌の言葉を参考に、PC達は前方車両にある機関室を目指す。
魔動モーターの制御部である機関室は金属製の強固な扉を持っており、妖魔達では易々と突破することはできないはずだ。

食堂車から前方車両に進んでいくと、機関室の鉄扉を前にして妖魔達が騒いでいるのが確認できた。
皆乱暴に武器を扉に叩きつけては口汚く何事かを叫んでいる。

GM:この中で汎用蛮族語のわかるPCはいるかな?
リラ:わかる!
GM:セージ技能を持ってるリラさん、汎用蛮族語を習得してますね
   ではリラさんには妖魔達が何を言ってるのか理解できるよ

妖魔達:『クソ! クソ! この扉 壊せないぞ!』
妖魔達:『どけ! 俺がやってやる! (ガキィン!)……痛え!』
妖魔達:『リーダー呼んで来い! 魔法なら 壊せる!』

リラ:「どうやらリーダーは別にいるみたいだ。魔法を使うらしい」
リゼル:「なるほど……しかし今まで遭遇しなかったね」

GM:蛮族たちがギャイギャイと騒いでいるのを遠巻きに眺めながら……
GM:ここでPCたちは以下の行動を取ることができます

GM:難易度10の「隠密判定(スカウト+敏捷度B)」に成功すると、
物陰から蛮族達の姿を観察したり奇襲を仕掛けやすい位置に忍び寄ることができる。

この判定は合計3人までが挑戦でき、「判定を行うPC1人を選出」→「判定」→「成功すれば続いて別のPCを選出」→「判定」という順番で判定を行っていく。

一人が判定に成功するたび、判定を行ったPCは以下の効果のうちどちらかを受けられる。
ただし、判定失敗が発生した時点でそれ以上の判定は行えなくなりPC達全員の先制判定に-1の修正がつく。

判定成功時の効果
・自分含むPCを一人選び、そのPCが行う魔物知識判定に+1の修正を加える
・自分が行う先制判定に+1の修正を加える

GM:要するにより近くに忍び寄って蛮族を観察したり、奇襲しやすい位置取りに身を潜める……って感じです
アレックス:なるほど~! 近づけば戦闘前の判定が有利か……
GM:しかし、誰かが失敗した時点で全員の先制判定-1だぜ
GM:3人まで挑戦できるけど、場合によっては2人とかで止めるのもアリ

アレックス:スカウト技能持ちは自分とパローロさん……
      ヒルデさんとリゼルさんは金属鎧を装備してるから厳しいな
パローロ:2人で止めとくのも視野に入るね……
リゼル:やるならまず、敏捷度で勝るパローロさんが安定かしらね
パローロ:では行かせていただきますね

パローロ:2d6+2+3  //スカウト運動判定パッケージ
<BCDice:パローロ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+3) → 4[3,1]+2+3 → 9
→失敗……

パローロ:どうして……
GM:しょーがないね……
リラ:うん……暴力の時間だ!
ヒルデ:ダイスがわるい
リゼル:ダイスばかりはどうにもならないからね……

GM:パローロが足を踏み出した瞬間……! 運悪く扉の前に陣取っていた妖魔の一体が振り向いた。
GM:その妖魔は目を剥き、パローロを指差して叫ぶ 「ヒトだァ!」

パローロ:「……ごめんなさい。思ったより勘がいい奴らだったみたい」
ヒルデ:「なぁに、心配すんなって!」

GM:一拍遅れて機関室近くの窓が割れ、周囲の妖魔より一回り身体の大きな妖魔が車両に飛び込んでくる。

アレックス:「呑気に言ってる場合かよッ……あ?!」
ヒルデ:「……おっと、真打登場?」

GM:長い尻尾に皮膜の翼を持ったその妖魔は、人族から奪ったのであろう指輪や首飾りを身につけている。
   周囲の個体よりも自身が特別であることを示していた。
GM:集団のリーダーと思わしきその妖魔は、彼ら独特の爬虫類が唸るような汎用蛮族語で周囲の妖魔達に指示を始める。 戦闘開始だ!

3. VS! 蛮族列車強盗団

GM:さてと それでは上級戦闘ルールで戦闘を開始します!
リゼル:上級戦闘! やったことないな
GM:基本戦闘とそんなに変わらないから平気だよ。 PCとエネミーが移動して接敵したところに前線乱戦エリアが形成されると思ってもらえれば!

GM:まずは先ほどと同じ流れで陣営確認から
GM:敵は「サーベルフッド」*2「フーグル」*2「フーグルマンサー」*1

200413 サーベルフッド

200225 フーグル

GM:それでは戦闘準備をどうぞ!

◆GMのメモ◆
特に先ほどから変更はなく、先の戦闘と同じ装備でPC達は戦闘に臨んだ

リラ:ここはディフェンススタンスを宣言しましょうか
リラ:【ディフェンススタンス】 手番開始時、何らかの行為判定を行う前に宣言 「回避力」「生命抵抗」「精神抵抗」のうちいずれかを選び、10秒(1R)の間+4の修正を得る。代わりに次の手番まで、前記のうち選ばなかった2種と生死判定を除くすべての行為判定に-4の修正を受ける。この特技を使用する場合は移動の種別が制限あるいは通常であること

リラ:前衛の数はこのラウンド中に減らせるならば小物たちの言っていた「ボスの魔法」を警戒します。 精神抵抗に+修正を。

GM:はいな~
GM:ってことはリラさんは命中とかそのへんに-4ですな

GM:お次は魔物知識判定!

◆GMのメモ◆
数が多いため割愛する。
敵は全て知名度を抜けたが弱点を見抜けたのはフーグルだけであった。

リラ:敵はフッド族がサーベルを装備したもの……それにフーグル、そしてフーグル族の司祭階級・フーグルマンサーだ。魔法を使ってくるよ!

◆エネミー解説◆
サーベルフッド
軽量級の剣で武装したフッド。
大振りな剣撃によって相手を追い立て、より強い仲間の一撃を当てさせる戦術を好む。

フーグル
長い尾と皮膜の翼を持つ、鱗に覆われたトカゲ顔の蛮族。
体格は人間よりも小柄といった程度だが、自身と同じ大きさの獲物を掴んで飛び上がることができる。
翼は長時間の飛行には向かないものの、地上においては攻撃手段として使われる。

フーグルマンサー
真語魔法を修めたフーグル族の司祭。
妖魔の中では魔法に長けており、時に侮れない存在となる。

GM:それでは最後に先制判定のお時間……
   全員-1の修正を付け、目標11でどうぞ……!

アレックス:2d6+1+2-1  //先制判定
<BCDice:アレックス>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+2) → 8[3,5]+1+2-1 →10
→成功!

パローロ:2d6+2+3  //先制判定
<BCDice:パローロ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+3) → 11[5,6]+2+3-1 →15
→成功!

リラ:2d 平目
<BCDice:リラ>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 3[2,1] → 3
→失敗……

ヒルデ:2d
<BCDice:ヒルデ>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 4[1,3] → 4
→失敗……

リゼル:2d
<BCDice:リゼル>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 8[6,2] → 8
→失敗……

GM:-1の修正をものともせずパローロさんとアレックス君が機を制した!

GM:フーグルマンサーが指示を出そうとした時、偵察のために前に出ていたパローロの脚が動く!
GM:そのまま武器を素早く抜き、前線に立つ妖魔達に向けて威圧的にフレイルを振り回した!
GM:気迫に一瞬気圧された妖魔達の隙を逃さず、PC達は戦闘態勢に移る!

リゼル:「頼もしいじゃないか、特にこういう状況なら」

GM:それでは皆さん、赤の0~5の範囲で配置をどうぞ!
リラ:最前列の赤0!
リゼル:同じく
ヒルデ:最前列から殴りに行くぞ!
パローロ:赤0スタートで
アレックス:ジェザイルの射程は30m…… 前衛の皆の5m後ろで!

GM:はいな~

画像9

GM:それでは第一ラウンド、開始~!

リラ:先に動いて良いですか?
   ディフェンススタンスの効果で命中判定に-4かかっちゃってるの
   ダメ元でサーベルフッドを狙いたい
パローロ:どうぞ!
リゼル:お願い!
ヒルデ:どうぞ~!

リラ:それでは通常移動!サーベルフッドに接敵!
GM:ふむふむ……移動妨害などはせず、そのまま乱戦エリア形成といこう
リラ:そのまま攻撃しましょう

リラ:2d6+3+3+0-4  //命中力判定
<BCDice:リラ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+0-4) → 8[3,5]+3+3+0-4 → 10
→命中!

GM:サーベルフッドの回避固定値は9……命中だ!

リラ:k12+3+2+0-0@10  //ダメージ@ハンドアックス
<BCDice:リラ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.12c[10]+5 → 2D:[5,5 6,5 1,2]=10,11,3 → 6,6,1+5 → 2回転 → 18

アレックス:Foo!
リゼル:強い!
パローロ:これは強い!
ヒルデ:にかいてん!!

GM:サーベルフッドのHPは-3……一撃の元に斬り捨てた!

リラ:熟達の剣士の如き半身の構えから飛びかかり、一撃で刈り取る!
リラ:「先陣はもらうよッ!」
サーベルフッド:「ギャッ!?」*手斧が胸を斜めに切り裂く!

ヒルデ:ううむ、フーグルは連続攻撃を仕掛けてくるのか
     ここはフーグル優先で落としに行こう!

ヒルデ:まずは補助動作で練技【キャッツアイ】を発動!
    30秒間、命中判定に+1の修正を得る!
GM:メイスにキャッツアイ……命中重視のスタイル!

ヒルデ:そして主動作!
ヒルデ:【斬り返しⅠ】 2H武器による近接攻撃時、命中判定に失敗しても同じ対象に即座にもう一度命中判定を行える

ヒルデ:2d6+3+2+1+1-0  //命中力判定
<BCDice:ヒルデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2+1+1-0) → 7[6,1]+3+2+1+1-0 → 14
→命中!

GM:フーグルの回避固定値は10……達成値11以上で命中だ

ヒルデ:k35@12+3+3+0-0  //ダメージ@モール
<BCDice:ヒルデ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.35c[12]+6 → 2D:[6,2]=8 → 9+6 → 15

リラ:ナイス!
ヒルデ:ぶんなぐ!!!
アレックス:つええええ!
パローロ:ないすぅ!

GM:フーグルのHPは防護点込で……0点! ぴったりKOだね

ヒルデ:「すっこめ!! トカゲ野郎!」*両手でモールを振りかぶり
GM:ヒルデの振るうモールがフーグルの脇腹を捉え……強引に壁へと吹き飛ばす!!

パローロ:では次、行きます!
パローロ:乱戦エリアに突入して、フーグルに攻撃!

パローロ:2d6+3+3-1+0-0  //命中力判定
<BCDice:パローロ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3-1+0-0) → 10[5,5]+3+3-1+0-0 → 15
→命中!

パローロ:k12+3+2+0-0@9  //ダメージ@ライトフレイル
<BCDice:パローロ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.12c[9]+5 → 2D:[3,5]=8 → 4+5 → 9

パローロ:回転はせず! 残念……!

GM:残りHPは6点……半分持って行かれたな……!

GM:パローロのフレイルがフーグルの頭部を打ち据える! しかしフーグルもなんとか耐え、戦闘続行!

パローロ:「浅かった、ごめんなさい」
リラ:「大丈夫、このまま畳みかけよう!」
アレックス:「(今ので目は潰れてる、十分だ……!)」

リゼル:それでは私、いいかな?
アレックス:どうぞ!
リラ:頼むよ~!

リゼル:通常移動で乱戦エリアに突入! パローロさんに攻撃されたフーグルを攻撃する!

リゼル:2d6+2+2+1+0-0  //命中力判定
<BCDice:リゼル>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+2+1+0-0) → 5[2,3]+2+2+1+0-0 → 10
→失敗……

パローロ:惜しい……
GM:同値だからフーグルがなんとか回避だね
リゼル:使うか……運命変転を……!

リゼル:「……ッ!」*紙一重で攻撃を避けられた、が……!
リゼル:【剣の加護/運命変転】を宣言します!

◆GMのメモ◆
【剣の加護/運命変転】
このゲームの人間全員に備わっている種族スキル。
判定、あるいはダメージ決定時のダイスロールにおいて、「出目をひっくり返す」ことができる。
ピンゾロが6ゾロに化ける、大失敗を大成功に転じさせる能力だ。

リゼル:さっきの出目が5,4になる……命中だ!

リゼル:k30@12+2+3+0-0  //ダメージ@ヘビーメイス
<BCDice:リゼル>:SwordWorld2.5 : KeyNo.30c[12]+5 → 2D:[5,5]=10 → 10+5 → 15

GM:文句なしにさっきのフーグルを仕留めるよ!

GM:パローロの一撃で衝撃を受けていたフーグルへとリゼルが突撃! そのままヘビーメイスで大上段から一撃を叩き込む!

リゼル:「ようやく抜けてきた感じがする」*メイスを構え直し
ヒルデ:「どんだけ飲んだの、リゼル」
リゼル:「一瓶程度なんだけどな」

アレックス:最後は自分の手番!
      サーベルフッドを撃つ!

アレックス:補助動作で【ソリッド・バレット】使用!威力20の弾丸を作成
      そのまま主動作でサーベルフッドに射撃!

アレックス:2d6+3+3+0-0  //命中力判定
<BCDice:アレックス>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+0-0) → 10[4,6]+3+3+0-0 → 16
→命中!

アレックス:k20+1+2+1-0@10  //威力20魔法ダメージ@ジェザイル
<BCDice:アレックス>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+4 → 2D:[1,6]=7 → 5+4 → 9

GM:サーベルフッドの残りHPは4点……悪くないダメージだ

アレックス:「頭は狙わない……」
アレックス:「胴体もらったァ!」*射撃!
GM:アレックスの銃からマナを帯びた弾丸が発射され、フッドの胴を撃ち抜く!

パローロ:「いい腕」*堅実な思考も込みで
アレックス:「サンキュー、リカントのねーさん」

GM:それでは蛮族たちのターン 
   つっても2匹しか残ってないし、1匹は瀕死だよぉ!

サーベルフッド:○囮攻撃 →攻撃時に宣言して使用。命中力判定に-2の修正を受け、打撃点に+2の修正を得る。この特技を宣言した攻撃が回避された場合、回避した相手はそれ以降10秒間(=1R)、回避判定に-1の修正を受ける。この効果は合計-4まで累積するが、対象が回避判定に失敗した時点で全て消滅する。
サーベルフッド:ヒルデさんに向かって攻撃!
サーベルフッド:囮攻撃時の命中固定値は9……!

ヒルデ:2d6+3+2-1+0-0  //回避力判定
<BCDice:ヒルデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2-1+0-0) → 7[1,6]+3+2-1+0-0 → 11
→成功!

パローロ:おぉ、避けた
リゼル:ナイス!
アレックス:すげえ
GM:回避! しかし囮攻撃の効果で次以降の回避に-1の修正がかかる……!

ヒルデ:「ぅおらッ!」*フッドの剣を回避!

GM:次、フーグルマンサーのターン!

GM:choice[リゼル,ヒルデ,リラ,パローロ]  //PCランダム選択
<BCDice:GM>:DiceBot : (CHOICE[リゼル,ヒルデ,リラ,パローロ]) → リゼル

フーグルマンサー:まずは補助動作
フーグルマンサー:▲▲△機動飛行:1Rの間、近接攻撃について命中&回避に+1の修正を得る。
フーグルマンサー:そして主動作! 魔法を使うぞ!
フーグルマンサー:【リープ・スラッシュ】 消費MP7 形状:起点指定 射程10m/対象1体に「威力20+魔力」点の断空属性魔法ダメージ

フーグルマンサー:C(4+7) //魔法行使判定
<BCDice:フーグルマンサー>:SwordWorld2.5 : 計算結果 → 11

リゼル:2d6+2+2+0-0 //精神抵抗判定
<BCDice:リゼル>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+2+0-0) → 9[3,6]+2+2+0-0 → 13
→成功!

GM:ぬうっ、抵抗しおる!!
リゼル:セ~フ!
パローロ:す、すげぇ~!
ヒルデ:かっこいい

フーグルマンサー:k20@13+4 //威力20魔法ダメージ
<BCDice:フーグルマンサー>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20+4 → 2D:[5,5]=10 → 8+4 → 12→半減して6点のダメージ

GM:リゼルの身体を魔法の刃が浅く切り裂く!

アレックス:「おっさん、無事か!?」
リゼル:「何とかね、傷は浅いよ」
リラ:「よし、ならこのまま押し通るよ!」

GM:第二ラウンド、冒険者達のターンだ!

リゼル:あ、じゃあちょっと試したいことあるんだけどいいかしら
リラ:どうぞ!
パローロ:やりたいことあるならどぞどぞ
ヒルデ:どうぞ~
リゼル:ダリオン神が魔法使えって言ってるから神聖魔法使ってみよう

リゼル:ではフーグルマンサーに向けて【バニッシュ】の行使判定だ!

リゼル:2d6+2+2  //魔法行使判定
<BCDice:リゼル>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+2) → 10[5,5]+2+2 → 14

フーグルマンサー:C(5+7+0-0) //精神抵抗判定
<BCDice:フーグルマンサー>:SwordWorld2.5 : 計算結果 → 12
→失敗……

リゼル:2d6 効果決定
<BCDice:リゼル>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 4[2,2] → 4

GM:出目4【バニッシュ】の効果は……
  対象は恐慌状態に陥る。 3Rの間、命中判定に+2、回避判定に-2!
  そして効果時間中、対象は魔法を使えなくなる

パローロ:魔法使いに魔法封じとは!
アレックス:もう機能停止も同然だ!
リラ:サンドバックだぜ!

GM:そしてそして
GM:今この乱戦エリアにはサーベルフッド(1体だけ)の2倍を超える数のPCがいますので(4人)
GM:1人は乱戦エリアからの離脱宣言なしに離脱ができる
GM:一撃で高い威力を出せるのは誰かな!?

リラ:ヒルデさん……いけるかい?
リゼル:今なら回避が下がってるから殴りやすいぞ!
ヒルデ:やったろうじゃないですか!
パローロ:ごーごー!
ヒルデ:じゃあ全力攻撃しちゃうか!!

ヒルデ:2d6+3+2+1+1-0  //命中力判定
<BCDice:ヒルデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2+1+1-0) → 7[5,2]+3+2+1+1-0 → 14

フーグルマンサー:C(4+7+1-2) //回避力判定
<BCDice:フーグルマンサー>:SwordWorld2.5 : 計算結果 → 10
→失敗……

ヒルデ:k35@12+3+3+4-0  //ダメージ@モール
<BCDice:ヒルデ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.35c[12]+10 → 2D:[5,1]=6 → 7+10 → 17

GM:残りHPは……3点! 防護点がなきゃ即死だったな……
リラ:なんつー火力よ
リゼル:流石ドラケン生まれだ
パローロ:つ、つぇ~!
ヒルデ:たのし~~~い!!

ヒルデ:「はぁぁぁぁ……ッ!!」*突進と共にモールを振り抜く!
フーグルマンサー:「グギャァァァッ!?」*回避のために飛び上がるも、モールがそれを強引に捉え、横薙ぎに叩きつけた!

リゼル:「奴らの指揮役は虫の息、もう少しだ!」
リラ:「雑兵はボクに任せて!」

リラ:サーベルフッドに攻撃!

リラ:2d6+3+3+0-0  //命中力判定
<BCDice:リラ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+0-0) → 10[5,5]+3+3+0-0 → 16
→命中!

リラ:k12+3+2+0-0@10  //ダメージ@ハンドアックス
<BCDice:リラ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.12c[10]+5 → 2D:[5,1]=6 → 3+5 → 8

GM:サーベルフッドのHPは-2! 戦闘不能だ!
アレックス:蹴散らした!
パローロ:しっかり仕留めたーっ!
ヒルデ:うおおー!
リゼル:ナイス!

リラ:「パローロッ!」*発声と同時にサーベルフッドに斬りかかる
パローロ:「了解、合わせる」*開かれた進路を駆け抜ける!
ヒルデ:「やっちまえッ!」

パローロ:【必殺攻撃Ⅰ】 攻撃命中時、ダメージ決定の出目を+1する代わりに続く10秒(1R)の間、回避力判定に-2の修正を受ける

パローロ:2d6+3+3-1+0-0  //命中力判定
<BCDice:パローロ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3-1+0-0) → 9[5,4]+3+3-1+0-0 → 14
→命中!

パローロ:k12+3+2+0-0@9#1  //ダメージ@ライトフレイル 必殺攻撃
<BCDice:パローロ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.12c[9]a[+1]+5 → 2D:[3,2]=6 → 3+5 → 8

GM:フーグルマンサーのHPは-2……こちらも戦闘不能だ!

GM:フレイルの先端を鋭く回転させながらパローロがフーグルマンサーに飛びかかる!
GM:弧を描いて棍の先端がフーグルマンサーの脳天を直撃!

パローロ:「これで……終わりッ!」

GM:戦闘終了~~!
   騒ぎが収まったのを聞きつけて車掌たちがやってくるね

4. 第三都市《グランティン》

車掌:「おぉ、妖魔達の頭を倒したか!」
車掌:「よくやってくれた……この列車を預かる者として、感謝するッ!」

ヒルデ:「ばっちり!」
リラ:「へへん、どんなもんだい!」
パローロ:「ふぅ……終わった」

リゼル:「えぇ、何とか」
リゼル:「勇敢な女性陣のおかげで、さほど被害も出ずに済みましたよ。窓ガラスについては勘弁してほしいですけどね」
車掌:「ははは、窓ガラスについては駅で修復しよう。 機関室に被害が出なかっただけでも、我々としては大変助かるよ!」
リゼル:「それを聞いて安心しましたよ」

車掌:「車両部に損傷はない。モタモタしてると後詰めの連中が追ってこないとも限らんからな。機関士に話し、できるだけ急いでグランティンに向かおう」
リラ:「おっと、そうだった。まだ仕事は残ってるからね...今のうちに少し休まないと」
車掌:「おっと君、怪我をしてるみたいだな。 良かったらこれを使ってくれ。 列車に常備してある薬だ」*リゼルにヒーリングポーションを渡す

車掌:「グランティンに着くまで、傷の手当てをしておくといい」

リゼル:ありがてえ
パローロ:ホワイトだな……
リラ:福利厚生が厚い
アレックス:福利厚生だ……

GM:k20@13
<BCDice:GM>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20 → 2D:[2,6]=8 → 6

GM:お、いい感じですね
アレックス:ぴったりだ!
リゼル:助かるなぁ

GM:PCたちを乗せた列車は時刻通りに第三都市《グランティン》に到着しました。 PCたちは《グランティン》の鉄道協会事務局に通されます。

ドーデン地方 - コピー

お馴染み、Linkernate World様で作成したドーデン地方マップである。

GM:◆描写◆
《蛮族列車強盗団》に属する妖魔の小集団を追い払ったPC達。
列車は止まることなく走り続け、無事正午過ぎに第三都市《グランティン》の駅に到着した。

PC達は車掌に案内され《グランティン》駅の鉄道協会事務局へと通された。
車掌権限による臨時依頼の報酬が支払われるのだ。
鉄道協会事務局には多くの駅員が忙しく働いている。都市の主要駅では毎日多くの業務を捌ききらねばならないためである。

車掌:「これが鉄道協会の査定結果だ」*羊皮紙を取り出す
    内容はPCたちが倒した蛮族についてだ
車掌:「フーグル族にフッド族から構成される小集団を蹴散らし、旅客、乗員への大きな損害なく無事に列車を守り抜いてくれた」
車掌:「よって、総額2500G……一人あたり500Gを支払うことになった。受け取ってくれ」*革袋に入ったガメル銀貨を渡す

リゼル:「では、遠慮なく」
アレックス:「ひょ~、こりゃいい」
ヒルデ:「まいどあり~!」
リラ:「おぉ~こんなに」
パローロ:「……」 ちょっと満足そうにしている

駅員:「もし列車が止まったり機関部が壊されでもしたら、被害額はこれの比じゃありませんからね」

リゼル:「今回は同盟を組んだ二種の蛮族による共同作戦でしたからね」
リゼル:「旗印を振っていたと思われる個体は撃退出来ましたが……後が続かないとも限りません」
リラ:「ま、弱い奴等が手を組んだところで大したことはなかったけどね」
リゼル:「手を組んだ、という事実自体が厄介なのさ」

車掌:「正直なところ、妖魔達はいくら退治してもキリがないからな……」
車掌:「冒険者である君たちの方が当然詳しいだろうが、ゴブリンやフッド、フーグル、それにボルグといった下級蛮族……いわゆる妖魔どもは総じて多産早熟だ」

パローロ:「雑草並みの生命力に繁殖力……厄介」

車掌:「その通り。数体取り逃がせば瞬く間に同じ数まで戻ってしまう。 《蛮族列車強盗団》の連中は、体の良い雑兵として使っているようだがね」
車掌:「君たち冒険者が列車に乗り合わせていたのは幸運という他ないよ」

車掌:「……君たち、《グランティン》へは仕事で?」
リゼル:「ええ、一応」
リゼル:「何か気になることでも?」
車掌:「あぁいや、気を悪くせんでくれ」
車掌:「冒険者が都市間特急に乗っているのは少し珍しいと思っただけさ」

リゼル:「なるほど、確かにそうかもしれませんね」
車掌:「切符は高いし、途中で寄り道もできんだろう。 一般的な冒険者は鈍行か快速を使うと思ってね」
リゼル:「私たちは最近新設されたギルドに所属していましてね」
車掌:「ほう……?」

リゼル:「《風の廻り道》亭といいます。以後お見知りおきを」
パローロ:「いつでも依頼募集中です」
リゼル:「ギルド長の意向で、鉄道を用いた広域移動を専門にした活動を続ける予定でして。今回乗り合わせたのもそういう事情があるのですよ」
車掌:「そりゃいいな。この区間の路線で何かあったら、是非依頼させてもらうよ」
リゼル:「ええ是非、お任せください」

車掌:「さっきはすまなかったな。 君たちの仕事が無事に終わることを祈ってるよ!」*サムズアップ
ヒルデ:「ありがと!」サムズアップ返し
パローロ:*b と返しておこう
リラ:「ありがとう!」*b
アレックス:*車掌には手をひらひらさせておく

アレックス:「さっそく顧客獲得ってか。おっさん抜け目ねえな」
リゼル:「必要なことだよ。鉄道会社の人と仲良くしておくに越したことはないだろう」
アレックス:「俺は正直、アンタと組めたことだけは幸運だと思ってるよ」*悪い笑み
リゼル:「それはどうも」*素っ気なく

GM:さて、PC達が《グランティン》に到着したのは正午過ぎです。
ここから最終的な封書の届け先である農村《レーグラン》へは徒歩で5~6時間ほどかかります。
依頼の期限は明日の日没(だいたい17時)なので、PC達は「今から《レーグラン》に向かう」または「今日は《グランティン》で一泊し、明朝出発する」という選択を取ることができます。
早く着いたからといってボーナスがあるとは依頼に書かれてませんし、宿代は依頼受領時にもらった必要経費から支払えます。

GM:また、後者を選んだ場合は先ほど鉄道協会からもらった臨時報酬500Gで買い物などもできます。 第三都市だけあって品揃えは豊富です。

リゼル:ふむふむ
パローロ:ふむ……なんか欲しいものありますかね
アレックス:買い物なし、PC的には戦闘で疲れたので休みたいかもしれない

アレックス:PC的には
早く片付ける→すぐにパーティ解散できる
時間を置く→休める
なのでアレックスはどっちでもホイホイ同意する感じでいけます

GM:こいつ……
パローロ:ある意味ポジティブシンキング

リゼル:よし、休もう
ヒルデ:休みますか~
リゼル:町々を巡る楽しみの一つに、その土地の酒が飲めるというのがありましてね

GM:それではPC達は駅近くの安宿に入り、明朝まで休むことにしました
   半日ほど、PC達は自由時間をどうぞ~

パローロ:私は無理のない範囲で情報収集かな。探し人の。
リゼル:当然、酒場に向かうよ
リラ:リゼルに付いていこっと

アレックス:テキトーに街を見て回ろうかなぁ
ヒルデ:それじゃ暇なんでアレックスに絡みに行きます

GM:OK~! それじゃアレックス&ヒルデ組から描写するか。

GM:第三都市《グランティン》は海沿いの街です。海峡を挟んだ向こう側にある島国《アルショニア女王国》に繋がる《グランティン大鉄橋》が近くに有るのが特徴です。

GM:この大鉄橋、マジで大きいです。
    たぶん歩いて渡ったら3日くらいかかります
パローロ:デカすぎんだろ……
アレックス:でけぇ?!
ヒルデ:もはや橋なんです??
リゼル:でっか……

GM:魔動機技師のアレックスさんもここまで巨大な橋は初めて見ますね
GM:石造りの建物が多いリルドラケンの里で育ったヒルデさんにとっても、鉄で作られたこの巨大建造物は初めて見る珍しいものだ

アレックス:「ふーむ、魔動機文明さまさまだな……」
ヒルデ:「ねぇ、こういう橋ってよくあるもんなの?」
アレックス:「野蛮さのねえ空気だ……ってついてくるんじゃねえ!」
アレックス:「知らん、その辺の奴にでも聞けばいいだろ」*口を尖らせる
ヒルデ:「あんたについてったら、面白いもんあるかと思ってさ! これは正解だったね」*笑ってみせる

アレックス:「か~っ」*顔に手をやってのけぞる
アレックス:「何度も言わせるな、俺はナイトメアなんかと馴れ合うつもりはねえんだ」*人差し指を突き出し
アレックス:「しかも隠しもしやがらねえときた!」*ヒルデの角を指差す
ヒルデ:「あ、またフード忘れてた」*かぶる

ヒルデ:「でも、これから一緒に旅するんだしさ。少しくらい親睦深めてもいいんじゃない? それに、あたしはあんた気に入ったよ」
アレックス:「勝手に気に入ってんじゃねえっ!」

アレックス:「馬鹿なこと言うなよ。この仕事が終わったら、もうお前とは組まねえよ」
ヒルデ:「ふふ、まぁ見てなよ。すぐにこのあたしが必要だって思わせてやるからさ!」
アレックス:「へえへえ……そーですかい」*辟易とした顔

GM:二人がギャーギャー言いながら何だかんだで一緒に街を見て回っている頃…… まぁだいたい夕暮れどきですかね
  酒場ではリゼルさんとリラさんが居るわけですが……パローロさんどうしよう
ヒルデ:酒場で情報収集ってのもいいんじゃないかな~

GM:それだぁ!!>酒場で情報収集
パローロ:なるほど
リラ:つながったね
リゼル:情報収集の基本だからな
パローロ:人探しするなら人が集まっているところに行くのは当然だもんな

GM:それでは《グランティン》駅近くの酒場
GM:駅周辺で働く人間や港で働くリカント、それに鍛冶仕事に従事するドワーフといった面々が酒をあおっています

リラ:「リゼルって、神官だけどちょっと違うよね」
リゼル:「ん、そう?」
リラ:「ボクの知ってる神官はこう……色々我慢してる感じ」
リゼル:「まあ、大まかには間違っていないね」
リゼル:「宗派や地域、奉ずる神に寄るけど……基本的に神官は神に仕えるものだから」
リゼル:「戒律も多い。殺生はいけない、飽食は慎め……といった風にね」
リゼル:「そういう意味なら、確かに私は外れものかな?」

リラ:「へぇ~。でも、ボクはキミのそういうところ好きだよ。親しみやすいし」
リゼル:「それは嬉しいね、可憐なご婦人に好かれることは、数多い喜びの一つだよ」

リラ:そんな感じの所で受付に来たパローロさんを見つけてもいいです?
GM:OKOK~
パローロ:なら私は、受付のお姉さんにでも話しかけているところかな

パローロ:「うん。人間の男。見せたがらないけど、変わった意匠の首飾りをしてる……捻れた輪の形。知らない? そう……」
パローロ:首を横に振られてため息をつきます

リラ:「あっパローロだ。おーいッ!」*手を振る
リゼル:片手をあげてこっちに来るよう誘ったりしてみましょう

パローロ:声を掛けられたことに気付いてキョロキョロと見回して、二人を見つけますね
リラ:「こっちこっち、一緒に飲もうよ!」ジョッキ3杯目
パローロ:ではカウンターに指を立ててからヒョイヒョイ客を避け、二人に近づいて行きます
パローロ:「お疲れ様」*テーブルに滑り込む

リラ:「お疲れ、なにしてたの?」
パローロ:「情報収集。自己紹介の時に言った事、憶えてる?」
リゼル:「たしか人探し、だったかな」
リゼル:「熱心だね、そんなに大事な人なのかな?」
パローロ:「……」
パローロ:そう言われると、眉間に皺を寄せますね
リゼル:(……逆かな、これは)
GM:このタイミングで店員がジョッキを3つ持ってきます

GM:◆アイテム解説◆
グランティン名産エール「鉄橋駆ける潮騒」
グランティン近郊の畑で採れた大麦を種として発酵させたエール。
醸造工程で吹き込む大鉄橋方向からの潮風が、独特の風味を与えてくれる。

リゼル:「それじゃあ、少し遅くなったけど」
リゼル:「まずは乾杯でもしようか。事情はどうあれ、こうして一つ所に集った縁を祝してね」
リラ:「そうだね、アレックス達も誘いたかったけど、それはまた今度」
リゼル:「坊やにはまだ刺激が強いだろう」*苦笑
パローロ:「乾杯」
リラ:「乾杯~ッ!」

リラ:「そうだ、パローロの探し人のこと教えてよ!リゼルは色々な場所を回ってるし、もしかしたら覚えがあるかもだよ?」

パローロ:「……そうね」 ペロリと唇を舐めながら
パローロ:「彼とは、故郷で出会った」
パローロ:「素敵な人だった……そう思っていたけど、そうではなかった」
リラ:「……?」

パローロ:「簡単に言うと、恋をして、裏切られて、捨てられた。だから追いかけてる」
リラ:「すっごく悪いヤツじゃん!」
パローロ:「うん。女の敵」
リラ:「うん!今日はいっぱい飲もう!」*話題修正

リゼル:よし、楽しく話せたな!
リラ:PERFECT COMMUNICATION

GM:それでは夜も更けていく。PC達はお酒も程々に宿で休むよ。

リゼル:酒量をセーブできたかはダイスを振ってのお楽しみだ!

5. レーグランの村へ

GM:◆描写◆
PC達は《グランティン》を囲む城壁を抜け、《レーグラン》の村に向かって出発した。
《レーグラン》は《グランティン》の東に位置する農村で、徒歩で5~6時間程度の距離にある。
地図によれば針葉樹林の点在する丘陵を縫うように街道が通っており、人通りは少ないようだ。

GM:そーれーでーはー……
GM:ここで全員、難易度11の異常感知判定(スカウト観察判定)をどうぞ

アレックス:2d6+1+2  //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:アレックス>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+2) → 4[3,1]+1+2 → 7
→ 失敗……

リラ:2d 平目
<BCDice:リラ>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 7[4,3] → 7
→失敗……

パローロ:2d6+2+3  //スカウト観察判定パッケージ
<BCDice:パローロ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+3) → 2[1,1]+2+3 → 7
→ 自動失敗……

リゼル:2d6
<BCDice:リゼル>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 3[2,1] → 3
→失敗……

ヒルデ:2d6
<BCDice:ヒルデ>:SwordWorld2.5 : (2D6) → 11[5,6] → 11
→成功!

リゼル:こりゃ昨日の酒が残ってますわ(出目3)
パローロ:私も……(ピンゾロ)
リラ:ヒルデさんが平目で成功してる……

GM:ヒルデさんは「何者かが自分たちを尾行している」ような気配を覚えます 具体的に誰が追ってきているのかはわかりませんが

アレックス:「……ったく、列車の旅が恋しいぜ」*歩きながら
パローロ:「(お酒、飲み過ぎた……)」
リラ:「ふんふふ~ん♪」

ヒルデ:「……なぁなぁ」
リゼル:「どうかした?」
ヒルデ:「振り向かないで聞いてほしいんだけど。あたしたち、尾行されてるっぽいよ」
パローロ:そう言われたら垂れてた耳がピンと立つけど、ピクピクさせて誤魔化す……

アレックス:「……」*聞いてないフリ
リゼル:「昨日に引き続き、よく気が付くね。私にはさっぱりだったよ」
リラ:「ん~、それなら気付かないふりして、いい感じの場所で待ち構えようか?」*小声
リゼル:「依頼絡みかな?一応我々は代議士の書状を持っている訳だけど」
ヒルデ:「何者かまでは分からないけど……」

リゼル:「とりあえず、襲ってこない限りは知らないふりを続けようか」
リゼル:「監視されていることに変わりはない、変った動きをすれば向こうにも気取られるかもしれないしね」
アレックス:「(クソッ……もっと安全な仕事だと思ってたのにキナ臭すぎるだろ……)」
リラ:「は~い」
ヒルデ:「……それがいいかもね。襲われたら迎え撃つ準備はしとくか」
アレックス:「(やっぱ俺ツイてねえかもしれねえ……)」
GM:さて、それでは警戒しながらPCたちは歩き続けることにしました

GM:◆描写2◆
《グランティン》を出て3時間、農村《レーグラン》に続く街道は歩きづらい砂利道になっている。
駅で聞いた話によれば、この道を通るのは作物を積んだ荷馬車くらいのもので人通りは殆どないらしい。
街道の外では針葉樹が小さな林を形成している。
深い森という程の規模ではないものの、この街道を夜に通るのは心細くなるだろう。
そんな時、PC達の後方から何やら呼びかける声と足音が聞こえてきた。

ヒルデ:モールを小枝のようにぶんぶんしながら歩いていきます

駅員:「おーい! 待ってくれー!」*慌てた様子で
駅員:「はぁ、はぁ、ようやく追いついた…… 君たち健脚過ぎるよ」
駅員:「俺は《グランティン》の駅員だ。 今朝君たちが出発してすぐ、駅に魔動報が入ったんだ」*息を切らせながら腕章を見せる

◆GMのメモ◆
《魔動報》
魔動機術式の通信設備による簡単な文書送受信技術のこと。
要するに電報の魔動機術バージョンみたいなもの。

アレックス:「ンだよ、鉄道屋じゃねえか」
リラ:「どうしたの?」
リゼル:「それは苦労を掛けてしまいましたね。どういった内容で?」

駅員:「《レーグラン》の村に向かってる冒険者って君たちのことだろ?」
[]駅員:「『イライ ジジョウアリチュウダン スグモドレ』……ってさ」

ヒルデ:「……へえ?」
パローロ:「……中断?なんで?」
駅員:「詳しい事情は俺にもわからないんだが…… なんとか、ってギルドから冒険者に宛ててくれと」
アレックス:「(ちくしょう、やっぱりキナ臭ぇじゃねえか!!)」
駅員:「一旦《グランティン》に戻ったほうがいいと思う。 さぁ早く」

パローロ:「ふーん……」
リラ:「ギルドの名前は?」
駅員:「え、えっと 何て名前だったかな……」*言葉を濁す
ヒルデ:「そう。ところであんた、冒険者でもないのによくあたしたちに追いついたねぇ」
駅員:「街から走ってきたんだよ。 もう倒れそうさ」*ぜぇぜぇ

GM:PCたち、当然のように不審がっておりますね
パローロ:真偽判定ポイントですか?
リゼル:そうだね、尾行されてることにはヒルデさんが気づいたわけですし
GM:イエス! ヒルデさんの気付きもある 当然ここは警戒するだろう
GM:PCたちは難易度11で真偽判定(冒険者レベル+知力B)をどうぞ

リゼル:2d6+2+2
<BCDice:リゼル>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+2) → 10[4,6]+2+2 → 14
→成功!

アレックス:2d6+3+2 ちりき
<BCDice:アレックス>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2) → 10[6,4]+3+2 → 15
→成功!

パローロ:2d6+3+3  //真偽判定
<BCDice:パローロ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3) → 5[4,1]+3+3 → 11
→成功!

ヒルデ:2D6+3+3
<BCDice:ヒルデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3) → 7[4,3]+3+3 → 13
→成功!

リラ:2d+3+2 真偽
<BCDice:リラ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2) → 5[3,2]+3+2 → 10
→失敗……

リラ:喉まで出かかってるんだけど、微妙に確信しきれない!

GM:◆描写3◆
電報を信用しようとしないPC達に対して駅員は何度も説得を試みる。
しかし、妙に言葉の端々に説得力が欠けている。
よく観察すれば駅員はしきりに道の脇にある針葉樹林の一角に注意を向けていることがわかるだろう。

とうとうしびれを切らしたのか、駅員は大声を張り上げた。

駅員:「ちっ! 用心深い連中だ。仕方ねぇ……お前たちかかれ!」
リラ:「やっぱり嘘じゃないか!?」*憤慨

GM:その瞬間、道の脇にある針葉樹林の一角からフーグルとフッドが数体飛び出してきます。 その隙に駅員は素早くPC達と距離を取る。間にはフーグルが割り込む形になるね。

フーグル:「シャァァァッ!」
ポイズンアローフッド:「フギーッ!」
アレックス:「ああクソ……」*頭を抱える

駅員:駅員「事務局で『《キングスフォール》から都市間特急で冒険者』と聞いたときにピンと来たぜ……」
[]駅員:「《レーグラン》には代議のドミニクの別宅がある……冒険者を雇うってことは重要な何かを運んでる……そうだろ?」
リゼル:「すまないが依頼内容は話せないんだ、特に不逞の輩には」

駅員:「本当は油断したところを騙し討ちといきたかったがな。少しは頭が回るようだからな……」
ヒルデ:「まどろっこしいことしてないでさぁ……来るなら来な! ブッ飛ばしてやる!」*モール振りかぶり
駅員:「こうなりゃ力づくよ! 手前らの死体を漁って……その重要な何かを手に入れてやるぜ!」
パローロ:「……短絡的ね」

駅員:「調子に乗ってられるのも今のうちだ……」
駅員:「手前らの持ってる重要な何か……手紙か何かだと見たぜ」
駅員:「奪い取ってやる……この俺、《蛮族列車強盗団》の一人!」
駅員:「この《欺きの》デゴラス様がな!」

リゼル:二つ名持ち!
パローロ:二つ名持ちかぁ!

GM:駅員がそう叫んだ瞬間、その両目が妖しく光る!
   その身体は膨れ上がり、瞬く間に身長2mの巨体に変身した!

201101 オーガ0

アレックス:「……おいおい、やばくねえか?」*冷や汗
ヒルデ:「ヒヨってんなよ、アル坊!」
パローロ:「大きい、説明不要」

GM:それでは戦闘開始だ! 上級戦闘ルールを使うよ!

6. VS!《欺きの》デゴラス

GM:まずは陣営の確認!
GM:敵は「レッサーオーガ」*1「フーグル」*3「ポイズンアローフッド」*2 です!
パローロ:数が地味に多いな

GM:そして戦闘準備! 特に昨日と変わりないかな?
リゼル:自分は同じで
ヒルデ:同じく!
パローロ:同上!
アレックス:もちろん!
リラ:同じ!

GM:それじゃ次は魔物知識判定!

◆GMのメモ◆
多いので割愛。
結局フーグルしか弱点を抜けなかった。

ポイズンアローフッド
弓を使うフッド族の個体のうち、毒を塗った矢を扱うもの。
毒草や糞便などから作った簡易的な毒を使う。

フーグル
長い尾と皮膜の翼を持つ、鱗に覆われたトカゲ顔の蛮族。
体格は人間よりも小柄といった程度だが、自身と同じ大きさの獲物を掴んで飛び上がることができる。
翼は長時間の飛行には向かないものの、地上においては攻撃手段として使われる。

レッサーオーガ
身長2m程で頭部に角を持つ筋骨隆々とした身体を持つ蛮族。人肉を好む。
人族への変身能力を持ち、心臓を喰らう度に化けられる姿は増えていく。
魔法を扱い、狡猾な策を立てる知能と潜入・工作活動向きの能力を持つ、油断ならぬ相手。

デゴラスは《グランティン》の駅に務める駅員に成り代わったレッサーオーガである。
列車強盗の折に首尾よく駅員の心臓を食い、遺体を処分したのだ。
それ以来、駅員の立場を利用して襲撃計画を企てたり情報の横流しを行っていた。

GM:それでは最後に先制判定! 目標値はレッサーオーガの13 スカウト持ちしか挑戦できないぞ!

パローロ:2d6+2+3  //先制判定
<BCDice:パローロ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+3) → 9[4,5]+2+3 → 14
→成功!

アレックス:2d6+1+2  //先制判定
<BCDice:アレックス>:SwordWorld2.5 : (2D6+1+2) → 10[6,4]+1+2 → 13
→成功!

リゼル:やるう
リラ:いいぞ~!
GM:疾い……ッ!
ヒルデ:ありがたい~!

GM:レッサーオーガの変身に圧されず、アレックスとパローロは素早く戦闘態勢を整えた。
GM:前方に飛び出してきたフーグルから一定の距離を保ち、他の仲間に戦列を組むことを指示する!

画像11

◆GMのメモ◆
配置は画像のとおりとなった。
前衛4人の後方5mにアレックスが控え、銃を構える。

敵は毒矢を使うフッドと親玉のレッサーオーガが後方に控え、雑兵のフーグル達が前衛だ。

GM:レッサーオーガは「剣のかけら」で強化されています
GM:ルールブックに記載されている強化はHPとMPを盛るだけなんですが……
GM:のっちオリジナルの強化も乗せてあります

GM:持ってる「剣のかけら」は5個 そのうち3つをHPとMP増強にあてる
GM:そしてハウスルール強化によって「剣のかけら」2個を費やし、魔法のレベルを+1(魔力は据え置き)してます~
GM:すなわちこのレッサーオーガは、一般的なそれらよりも魔法の扱いに長けているのだ

パローロ:デカい図体で魔法が得意なのか……まさしく《欺き》ですねぇ
アレックス:なるほど厄介だ
GM:具体的にどれくらい厄介なのかは、戦闘開始後のお楽しみだ!

GM:それでは第一ラウンド開始!

リゼル:じゃあまず動いていいかな
リゼル:真ん中のフーグルを起点に【バニッシュ】を使ってみよう

リゼル:2d6+2+2  //魔法行使判定
<BCDice:リゼル>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+2) → 8[5,3]+2+2 → 12

フーグル:C(3+7+0-0) //精神抵抗判定
<BCDice:フーグル>:SwordWorld2.5 : 計算結果 → 10
→失敗……

GM:フーグル達の精神抵抗固定値を抜きましたね!

リゼル:3 2d6 効果決定
<BCDice:リゼル>:
SwordWorld2.5 : (2D6) → 12[6,6] → 12 
SwordWorld2.5 : (2D6) → 8[5,3] → 8 
SwordWorld2.5 : (2D6) → 4[2,2] → 4 

リゼル:全部違う効果だな……

GM:えーと、便宜上フーグルをA~Cに分けるね
GM:フーグルAは昨日と同じく、恐慌状態に陥ります
    命中に+2、回避に-2 魔法は使えなくなる まぁ元から使えない

GM:次にフーグルBは恐怖に竦む
    3分間(18R)、命中、回避、魔法行使に-1です まぁ魔法は使えない

GM:そしてフーグルC! こいつが一番ヤバいぜ
     恐怖に凍りつき、乱戦エリアから逃げようとする!
     離脱準備を宣言するので命中が振れないし、回避は-4だ

パローロ:うわぁ……
リラ:置物状態だね!
リゼル:これは神罰じゃ

GM:リゼルが樹神・ダリオンへの祈りを口にした瞬間! フーグル達の間に恐慌が走る!
GM:あるものは周囲を闇雲に攻撃し始め、あるものは恐怖に凍りつき、あるものが逃走の準備を始めた!

リゼル:「今日はダリオン神も怒っているようだ」
パローロ:「良い仕事」

ヒルデ:置物になってるフーグルはとりあえず置いといて、命中高くなってるフーグル仕留めにいきたいですね
ヒルデ:というわけでフーグルAくんに突撃ー!

GM:本当はコイツら前進して移動妨害しにくるんだけど……
GM:恐慌状態だしね そんなことする余裕はないな

ヒルデ:補助動作で練技【キャッツアイ】発動!主動作で【斬り返し】を宣言しつつフーグルを殴る!

ヒルデ:2d6+3+2+1+1-0  //命中力判定
<BCDice:ヒルデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2+1+1-0) → 2[1,1]+3+2+1+1-0 → 9
→自動失敗……

ヒルデ:保険かけといてよかったーッ!
GM:【斬り返し】発動ッ!!
パローロ:保険、大事

ヒルデ:2d6+3+2+1+1-0  //命中力判定
<BCDice:ヒルデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2+1+1-0) → 4[3,1]+3+2+1+1-0 → 11
→命中!

ヒルデ:k35@12+3+3+0-0  //ダメージ@モール
<BCDice:ヒルデ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.35c[12]+6 → 2D:[2,2]=4 → 4+6 → 10

GM:残りHPは5点……中々の衝撃だ

GM:ヒルデの一撃目は勢い余って地面にめり込む、が……!
GM:その豪腕は鈍重な鉾鎚を軽々と斬り返す! まるで小枝の如く、重量級の凶器がフーグルの顎を捉えた!
GM:フーグル、頭部への衝撃に気絶寸前だ!

パローロ:続いて止め刺しに行きましょうか
パローロ:乱戦エリアに突入して、フーグルAに近接攻撃!

パローロ:2d6+3+3-1+0-0  //命中力判定
<BCDice:パローロ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3-1+0-0) → 4[3,1]+3+3-1+0-0 → 9
→命中!

パローロ:デバフがあってよかった
GM:リゼルさんのバニッシュが効いてるなぁ~!

パローロ:k12+3+2+0-0@9  //ダメージ@ライトフレイル
<BCDice:パローロ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.12c[9]+5 → 2D:[2,5]=7 → 4+5 → 9

GM:残りHP-1! 一体目撃破!

GM:パローロのフレイルがすかさずフーグルの即頭部を殴り抜く!

ヒルデ:「ぃよっし、でかしたパローロ!」
パローロ:「ヒルデが削っておいてくれたお蔭」
ヒルデ:「まだまだ、こんなもんじゃないよ!」*ウインク
パローロ:*サムズアップ

リラ:こっちも続きます!
   乱戦エリアに入ってフーグルBに必殺攻撃!

リラ:2d6+3+3+0-0  //命中力判定
<BCDice:リラ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+0-0) → 8[4,4]+3+3+0-0 → 14
→命中!

リラ:k12+3+2+0-0@10#1  //ダメージ@ハンドアックス 必殺攻撃
<BCDice:リラ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.12c[10]a[+1]+5 → 2D:[6,4 1,4]=11,6 → 6,3+5 → 1回転 → 14

ヒルデ:回ったぁ!
リラ:よいしょっと!

GM:フーグルの残りHPは……1点! 防護点がなければ死んでいた……
パローロ:妖怪……
アレックス:出たわね妖怪イチタリナイ
リゼル:惜しい、だが後詰めはいる!

GM:リラが素早く踏み込み……フーグルの喉元を切り裂く!
リラ:必殺の軌跡は見えるが、未熟な肉体がそれに追いつかない
リラ:「あっブレちゃった……アレックス、お願い!」
アレックス:「へっ、詰めが甘いんじゃねえの! 英雄サマ!」*両手銃をしっかりと構え狙いを定める
リラ:「うるさいな~ッ!」*への字口

アレックス:「射線の邪魔すんじゃねえぞ!」*改めてジェザイルを握り直し
アレックス:補助動作で【ソリッド・バレット】 主動作で【牽制攻撃】を宣言してフーグルに射撃!

アレックス:2d6+3+3+1-0  //命中力判定
<BCDice:アレックス>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+1-0) → 2[1,1]+3+3+1-0 → 9
→自動失敗……

アレックス:じ、自動失敗……!
アレックス:煽っといて外すのは嫌だ……嫌だ……!
アレックス:【運命変転】するッ!

GM:ではジェザイルが動作不良を起こしたかのように思えたが……?
アレックス:【剣の加護/運命変転】を宣言!
GM:アレックスの強い意思により運命が転じる!

アレックス:k20+1+2+1-0@11  //ダメージ@ジェザイル 牽制攻撃
<BCDice:アレックス>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[11]+4 → 2D:[6,2]=8 → 6+4 → 10

GM:文句なしにフーグルを仕留めたね

アレックス:「クソ、ジャムったが……なんとか落とした!」

リラ:「ナイス、アル坊!」
アレックス:「ガキ扱いすんじゃねえ! 前見てろ!」
パローロ:「ぐっじょぶ」
アレックス:「お、おす!」*静かな感じに気圧されつつ

GM:それでは蛮族たちのターン!
GM:フーグルは……怯えて乱戦エリアからの離脱を宣言!
GM:そしてそして……

レッサーオーガ:「フン、役立たずが…… それなら」*前方に手をかざす

GM:choice[フーグル,ヒルデ,リラ,パローロ]  //PCランダム選択
<BCDice:GM>:DiceBot : (CHOICE[フーグル,ヒルデ,リラ,パローロ]) → リラ

レッサーオーガ:【ライトニング】 MP7点消費 抵抗/半減 貫通/射程2(30m)で対象に「威力20+魔力」点の雷属性魔法ダメージ

◆GMのメモ◆
【ライトニング】は射程範囲を真っ直ぐに飛ぶ稲妻を放つ魔法だ。
選んだ対象1体に加え、射線上に存在するキャラクターを50%の確率で巻き込む「形状:貫通」という特性を持つ。
他CPではこの魔法で蛮族8体が一気に消し炭になったこともある。

GM:それではリラさん以外、この魔法の射程内のキャラクターは巻き込まれるかどうかのチェックを……

GM:5 choice[A,B]  //二者ランダム選択 ヒルデ、パローロ、フーグル、リゼル、アレックスの順にAで巻き込まれ
<BCDice:GM>:
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → A 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B 
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → B 

GM:ふ、フーグルくんッッッ!?
ヒルデ:フーグルくん!!!
アレックス:これは泣いていい
リラ:粛清された……
リゼル:かわいそう……
パローロ:三下が容赦なく切り捨てられる蛮族社会……

レッサーオーガ:「この俺は野蛮な暴力より魔法を使う知性派でな……焼き尽くせ!稲妻よ!」

レッサーオーガ:2d6+5 //魔法行使判定
<BCDice:レッサーオーガ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5) → 11[6,5]+5 → 16

リラ:2d6+3+2+0-0 //精神抵抗判定
<BCDice:リラ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2+0-0) → 5[3,2]+3+2+0-0 → 10
→失敗……

GM:フーグルくんももちろん精神抵抗失敗だ

レッサーオーガ:2 k20@10+4 //威力20魔法ダメージ リラ→フーグル
<BCDice:レッサーオーガ>:
SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+4 → 2D:[3,5]=8 → 6+4 → 10 
SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+4 → 2D:[3,6]=9 → 7+4 → 11 

パローロ:フーグルの方が食らってんの笑うわ
GM:フーグルくん、残りHP1点ですね……
リラ:ボクは残りHP16点 結構痛いな

リラ:手斧を前に出し庇うように電撃を受け流そうと試みるが、肉体の動作が及ばない

レッサーオーガ:『フッド共、さっさとあの目障りな連中を始末しろ。 次はお前たちを焼き殺してやるぞ』*汎用蛮族語で

パローロ:「……!」
ヒルデ:「リラ!!」
リゼル:「生きているかい?」

リラ:「っ……いったいなぁ!」
リゼル:「平気そうだね」
パローロ:「流石英雄」

GM:choice[ヒルデ,リラ,パローロ]  //PCランダム選択
<BCDice:GM>:DiceBot : (CHOICE[ヒルデ,リラ,パローロ]) → パローロ

GM:ポイズンアローフッドはパローロ目掛けて矢を放つ!

ポイズンアローフッド:C(7+4+0-0) //命中力判定
<BCDice:ポイズンアローフッド>:SwordWorld2.5 : 計算結果 → 11

パローロ:2d6+3+3+1+0-0  //回避力判定
<BCDice:パローロ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+1+0-0) → 9[5,4]+3+3+1+0-0 → 16
→成功!

パローロ:上体を逸らして矢を躱す!

GM:choice[ヒルデ,リラ,パローロ]  //PCランダム選択
<BCDice:GM>:DiceBot : (CHOICE[ヒルデ,リラ,パローロ]) → リラ

GM:続いてリラにも同様の攻撃!

リラ:2d6+3+3+1+0-2  //回避力判定
<BCDice:リラ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+1+0-2) → 8[5,3]+3+3+1+0-2 → 13
→成功!

リラ:斧の背で矢の腹を叩き、そのまま攻撃の構えに整え直す!

アレックス:「ンだよ、ピンピンしてるじゃねえか」
リラ:「当然!英雄は死なないからね」

GM:第二ラウンドだ!

リゼル:フーグルが邪魔だな。殴りに行く……いや、リラの回復が先か。
リゼル:リラさん対象に【キュア・ウーンズ】を!

リゼル:2d6+2+2  //魔法行使判定
<BCDice:リゼル>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+2) → 7[4,3]+2+2 → 11
→成功!

リゼル:k10@13+2+2 //威力10回復量
<BCDice:リゼル>:SwordWorld2.5 : KeyNo.10+4 → 2D:[3,5]=8 → 4+4 → 8

GM:すばらしい! 8点回復だ
アレックス:これは大きい!
リラ:やった!
パローロ:おぉ~!
リゼル:全快とはいかないがこれで何とかしてくれ
ヒルデ:おお~!

リラ:「ありがとう、リゼル!」
リゼル:「死なない限りは、ある程度癒せる。 だから死なない程度に頑張りなさい」
リゼル:「死んでないのに手は抜かないようにね」
リラ:「ボクが手を抜く? ありえないよ」

リラ:ではこのままフーグル仕留めにいきます!
リラ:フーグルにそのまま近接攻撃!

リラ:2d6+3+3+0-0  //命中力判定
<BCDice:リラ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+0-0) → 7[3,4]+3+3+0-0 → 13
→成功!

リラ:k12+3+2+0-0@10  //ダメージ@ハンドアックス
<BCDice:リラ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.12c[10]+5 → 2D:[2,2]=4 → 2+5 → 7

GM:フーグルは倒れる!
アレックス:活路が拓かれた!
リラ:よしっ!

リラ:「さっきよりも踏み込みは深く……入ったッ!」
GM:リラの手斧がフーグルの頸に深々と突き刺さる!!
リラ:前衛二人にアイコンタクトを取って手番を渡します

ヒルデ:微笑み返して進攻!
GM:おっと! それではポイズンアローフッドが前進して足止めするぜ!
パローロ:フッド君……自分から肉盾になるなんて……
GM:そうしないとオーガに殺されるからね
パローロ:不憫すぎるな
アレックス:世知辛い蛮族社会

ヒルデ:ではそのフッドを殴ります 斬り返し宣言!

ヒルデ:2d6+3+2+1+1-0  //命中力判定
<BCDice:ヒルデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2+1+1-0) → 11[5,6]+3+2+1+1-0 → 18
→命中!

ヒルデ:k35@12+3+3+0-0  //ダメージ@モール
<BCDice:ヒルデ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.35c[12]+6 → 2D:[4,4]=8 → 9+6 → 15

リラ:やりおった……
アレックス:つよい……!
GM:ポイズンアローフッドの残りHPは2点……!
ヒルデ:ワンパンできなかった……!
パローロ:十分過ぎるよ!
リゼル:そうだよ

GM:唸りを上げるモールが突進の勢いを乗せてフッドの脇腹を叩き上げる!フッドは目を白黒させ、弓を構えるのに精一杯だ!

パローロ:死にかけのフッドにとどめを刺します!

パローロ:2d6+3+3-1+0-0  //命中力判定
<BCDice:パローロ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3-1+0-0) → 9[4,5]+3+3-1+0-0 → 14
→命中!

パローロ:k12+3+2+0-0@9  //ダメージ@ライトフレイル
<BCDice:パローロ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.12c[9]+5 → 2D:[1,2]=3 → 1+5 → 6

GM:フッドは無事KO!
リラ:程よい潰し具合だ

パローロ:「(これで射線が開いたはず……!)」

アレックス:いきます! ここはアローフッド狙うぞ!
アレックス:補助動作で【ソリッド・バレット】と【ターゲットサイト】発動!通常射撃!

アレックス:2d6+3+3+1-0  //命中力判定
<BCDice:アレックス>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+1-0) → 6[5,1]+3+3+1-0 → 13
→命中!

アレックス:k20+1+2+1-0@10  //ダメージ@ジェザイル
<BCDice:アレックス>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[10]+4 → 2D:[3,4]=7 → 5+4 → 9

GM:残りHP7点ですね 堅実な削り

アレックス:「素人は頭を狙う、一撃で仕留められるって言ってな……」
アレックス:「そういう奴ほど肝心な時に外す! お前みたいに矢弾を無駄にしてな!」*アローフッドの胴狙いで引き金を引く!

GM:それでは再び蛮族達のターン!

レッサーオーガ:「くっ、役立たず共が……!」
レッサーオーガ:「だがいい、これで心置きなく魔法を放てる」

GM:choice[ヒルデ,リラ,パローロ]  //PCランダム選択
<BCDice:GM>:DiceBot : (CHOICE[ヒルデ,リラ,パローロ]) → ヒルデ

レッサーオーガ:ヒルデを狙い【ライトニング】だ

レッサーオーガ:2d6+5 //魔法行使判定
<BCDice:レッサーオーガ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5) → 4[2,2]+5 → 9

レッサーオーガ:あへぁ! 出目が!!

GM:choice[A,B]  //二者ランダム選択 リラ、パローロ、リゼル、アレックスの順にAで巻き込み
<BCDice:GM>:
DiceBot : (CHOICE[A,B]) → A
DiceBot : (CHOICE[A,B]) →
DiceBot : (CHOICE[A,B]) →
DiceBot : (CHOICE[A,B]) →

レッサーオーガ:リラ、パローロ、アレックスも巻き込みだ!!

ヒルデ:2d6+3+2+0-0 //精神抵抗判定
<BCDice:ヒルデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2+0-0) → 5[1,4]+3+2+0-0 → 10
→成功!

リラ:2d6+3+2+0-0 //精神抵抗判定
<BCDice:リラ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2+0-0) → 11[6,5]+3+2+0-0 → 16
→成功!

アレックス:2d6+3+3+0-0 //精神抵抗判定
<BCDice:アレックス>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+0-0) → 5[3,2]+3+3+0-0 → 11
→成功!

パローロ:2d6+3+2+0-0 //精神抵抗判定
<BCDice:パローロ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2+0-0) → 10[6,4]+3+2+0-0 → 15
→成功!

リラ:「同じ手は……喰らわないよッ!」*防御姿勢!
パローロ:「む……痺れる……!」

レッサーオーガ:k20@13+4 //威力20魔法ダメージ
<BCDice:レッサーオーガ>:
SwordWorld2.5 : KeyNo.20+4 → 2D:[5,4]=9 → 7+4 → 11→半減して6点
SwordWorld2.5 : KeyNo.20+4 → 2D:[2,6]=8 → 6+4 → 10→半減して5点
SwordWorld2.5 : KeyNo.20+4 → 2D:[1,2]=3 → 1+4 → 5 →半減して3点
SwordWorld2.5 : KeyNo.20+4 → 2D:[3,2]=5 → 3+4 → 7 →半減して4点

リラ:向かう雷を手斧で受け脚が地に触れる前に手ごろな樹木に触れ流す
ヒルデ:「ハッ、そんなもんかい?」
レッサーオーガ:「俺の魔法を受け流すだとぉ!?」
アレックス:「あぁあ?! 痛ェ!!」*その場でごろごろする
アレックス:「ダメだ、もう死ぬ、肉が焼ける」*手の震え

パローロ:残りHP18点
リラ:残り19点……!
ヒルデ:残り21点!
アレックス:残り15点……初期値が低い!

リゼル:「それだけ大声が出せる内はまだ死なないよ」
パローロ:「アル坊の丸焼き……」

GM:choice[ヒルデ,リラ,パローロ]  //PCランダム選択
<BCDice:GM>:DiceBot : (CHOICE[ヒルデ,リラ,パローロ]) → パローロ

GM:フッドからパローロに毒矢で射撃だ!

パローロ:2d6+3+3+1+0-0  //回避力判定
<BCDice:パローロ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+1+0-0) → 10[6,4]+3+3+1+0-0 → 17
成功!

アレックス:余裕で回避だ!
リラ:余裕だぜ!

パローロ:首を傾けて毒矢を回避!

◆GMのメモ◆
ここから少々泥仕合となる。
ポイズンアローフッドを片付けたPC達であったが、レッサーオーガも回避で予想以上の粘りを見せた上、【ライトニング】の巻き込みによる攻撃範囲は中々に厄介なものとなっていた。

第三ラウンドPCターンの終盤、やっとレッサーオーガにダメージが入った。
続く第四ラウンドではリゼルが前衛達を回復し、前衛とアレックスでMPの尽きかけたレッサーオーガに集中攻撃を仕掛ける。

リゼル:これで回復……ちょっと低めだけど
リラ:一撃で沈むことはなくなった!
パローロ:同じく。一撃圏内から脱したので良し
リゼル:もうあんまりMP無いので、次ラウンドからは私も殴りに行くぞ

パローロ:それじゃレッサーオーガに攻撃します!必殺攻撃宣言!

パローロ:2d6+3+3-1+0-0  //命中力判定
SwordWorld2.5 : (2D6+3+3-1+0-0) → 8[3,5]+3+3-1+0-0 → 13

レッサーオーガ:2d6+5+0-0 //回避力判定
<BCDice:レッサーオーガ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 4[1,3]+5+0-0 → 9
→失敗……

パローロ:k12+3+2+0-0@9#1  //ダメージ@ライトフレイル 必殺攻撃
[]<BCDice:パローロ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.12c[9]a[+1]+5 → 2D:[3,1]=5 → 2+5 → 7

GM:レッサーオーガの出目が腐り始めた!残りHPは38点!

パローロ:「っ……!」 弾かれそうなところを鎖をしならせ無理に当てたので、威力が乗らなかった

ヒルデ:続いて手番もらいます!
    補助動作で【キャッツアイ】張り直して主動作で【斬り返し】!

ヒルデ:2d6+3+2+1+0-0  //命中力判定
<BCDice:ヒルデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2+1+0-0) → 6[4,2]+3+2+1+0-0 → 12

レッサーオーガ:2d6+5+0-0 //回避力判定
<BCDice:レッサーオーガ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 4[1,3]+5+0-0 → 9
→失敗……

ヒルデ:k35@12+3+3+0-0  //ダメージ@モール
<BCDice:ヒルデ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.35c[12]+6 → 2D:[2,1]=3 → 3+6 → 9

ヒルデ:かーっ! ダメージが低いっ!
GM:残りHPは31点……!

ヒルデ:「往生際の……悪いやつだッ!」

リラ:レッサーオーガに必殺攻撃!

リラ:2d6+3+3+0-0  //命中力判定
<BCDice:リラ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+0-0) → 4[3,1]+3+3+0-0 → 10

レッサーオーガ:2d6+5+0-0 //回避力判定
<BCDice:レッサーオーガ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 8[3,5]+5+0-0 → 13
→成功!

GM:命中ならず……!

リラ:「アレックス!」
アレックス:「なんとか削らないと……!」

アレックス:補助動作で【ソリッド・バレット】! 主動作で牽制攻撃!

アレックス:2d6+3+3+1-0  //命中力判定
<BCDice:アレックス>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+1-0) → 7[5,2]+3+3+1-0 → 14

レッサーオーガ:2d6+5+0-0 //回避力判定
<BCDice:レッサーオーガ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 5[2,3]+5+0-0 → 10
→失敗……

アレックス:k20+1+2+1-0@11  //ダメージ@ジェザイル 牽制攻撃
<BCDice:アレックス>:SwordWorld2.5 : KeyNo.20c[11]+4 → 2D:[2,4]=6 → 4+4 → 8

GM:残りHPは23点……!

アレックス:「クソァ! さっさと倒れやがれ!」*射撃!
レッサーオーガ:「仲間の後ろから銃ばかり撃つとは、手前卑怯だぞッ!」
アレックス:「俺は死にたくないんでね!!」*迫真
アレックス:「それにあいつら……どうせ死なねえだろ」*テキトー
ヒルデ:「おうよ! こんなところで死んでられるかっての!」

GM:それではレッサーオーガのターン!

レッサーオーガ:フレイルの一撃をくれたパローロに殴りかかる!

レッサーオーガ:2d6+5+0-0 //命中力判定
<BCDice:レッサーオーガ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 7[1,6]+5+0-0 → 12

パローロ:2d6+3+3+1+0-2  //回避力判定
<BCDice:パローロ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+1+0-2) → 6[4,2]+3+3+1+0-2 → 11
→失敗……

GM:必殺攻撃の隙が……!
リラ:惜しい!
アレックス:あと一歩すぎる……!

レッサーオーガ:2d6+4+0-0 //近接攻撃ダメージ
<BCDice:レッサーオーガ>:SwordWorld2.5 : (2D6+4+0-0) → 9[3,6]+4+0-0 → 13

パローロ:ぐっ…… 残りHP9

レッサーオーガ:「ええい、こうなったら殴り殺してやる!!」*拳を振りかざし
パローロ:「ッ……!」*攻撃後の隙を突かれた

GM:強烈な打撃がパローロの腹部を捉える!

パローロ:「ゴブッ……!」*血と胃液が混ざった物を吐き出す
リラ:「パローロッ!」
ヒルデ:「っの野郎……!」
アレックス:「リカントのねーさん!?」

レッサーオーガ:「ふん、この女を置いて逃げれば……ほかの連中は見逃してやらんでもないぜ」*邪悪な笑みを浮かべる

ヒルデ:「とか言ってさぁ、命乞いしてんのはそっちだろ?」
リラ:「同感だ。お得意の魔法は使わないの?もう後がないのかな?」
レッサーオーガ:「(ギクッ)」*虚勢を張っているのがバレてる

パローロ:「……大丈夫、まだやれる」*口の端から血を流しつつ
パローロ:「今ので昨日の酒が抜けた。気分爽快……のーぷろぶれむ」*武器を構え直す

ヒルデ:「だってさ。あたし達も逃げる気なんて全く無いよ」
ヒルデ:「キレイに潰してやるから覚悟しなァ!!」*モールを構えて威嚇

GM:第五ラウンド!

ヒルデ:RPの勢いそのままにいきたいです……!
リゼル:あ、じゃあどうぞ
GM:いけー! メインアタッカー!

ヒルデ:【全力攻撃Ⅰ】 近接攻撃のダメージ+4、続く10秒(1R)の間回避力判定-2

ヒルデ:2d6+3+2+1+0-0  //命中力判定
<BCDice:ヒルデ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+2+1+0-0) → 4[1,3]+3+2+1+0-0 → 10

レッサーオーガ:2d6+5+0-0 //回避力判定
<BCDice:レッサーオーガ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 7[2,5]+5+0-0 → 12
→成功!

ヒルデ:もーー!!

レッサーオーガ:「(くっ……アレだけは当たったらヤバいぜ!)」*後ろに飛び退く!
ヒルデ:「……まずいな、頭冷やすか」
ヒルデ:「次は……当てる!!」
レッサーオーガ:「ハッ、大層な口を聞く割には当たってねぇぞ!」

リゼル:では次もらおう
リゼル:通常移動で突っ込んで近接攻撃!

リゼル:2d6+2+2+1+0-0  //命中力判定
<BCDice:リゼル>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+2+1+0-0) → 10[6,4]+2+2+1+0-0 → 15

レッサーオーガ:2d6+5+0-0 //回避力判定
<BCDice:レッサーオーガ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 7[3,4]+5+0-0 → 12
→失敗……

リゼル:よしよし、補正値は互角だからな 出目で優った

リゼル:k30@12+2+3+0-0  //ダメージ@ヘビーメイス
<BCDice:リゼル>:SwordWorld2.5 : KeyNo.30c[12]+5 → 2D:[2,5]=7 → 7+5 → 12

GM:残りHP13……!

GM:ヘビーメイスを構えたリゼルが一気に距離を詰める!

レッサーオーガ:「(ふん、マナが尽きたか神官が特攻か。 いよいよ奴らもおしまいだな!)」
GM:突撃の勢いを乗せたメイスはレッサーオーガの即頭部を捉えた!
レッサーオーガ:「(何ッ!?)」
リゼル:「おっと、少し浅いかい?」

レッサーオーガ:「ぐあっ……! バカなぁ!?」*衝撃で視界が歪む!

アレックス:「おっさん、めちゃくちゃ動けるな!」
リゼル:「僧兵の家系でね、ちょっとした護身程度なら」
リラ:「心強いよ!」
リゼル:「だがまだ生きている、油断せず畳みかけるんだ!」
リラ:「おーっ!」

リラ:では続いて必殺攻撃で追撃!

リラ:2d6+3+3+0-0  //命中力判定
<BCDice:リラ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3+0-0) → 7[3,4]+3+3+0-0 → 13

レッサーオーガ:2d6+5+0-0 //回避力判定
<BCDice:レッサーオーガ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 7[3,4]+5+0-0 → 12
→失敗……

GM:僅かに及ばず! ヒット!

リラ:k12+3+2+0-0@10#1  //ダメージ@ハンドアックス 必殺攻撃
<BCDice:リラ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.12c[10]a[+1]+5 → 2D:[2,5]=8 → 4+5 → 9

GM:残りHPは6点……!

リラ:よし、一撃圏内に持ってきたぞ!
リゼル:一気に畳んでしまえ!
アレックス:パロ姐!

リラ:大ぶりの一撃はブラフ! 革靴の踵でオーガの親指を潰し次に繋ぐ!
レッサーオーガ:「こ、こいつら急に動きが……!」*激痛に動きが鈍る!
リラ:「パローロ、決めちゃってッ」
ヒルデ:「やっちまいな!」

パローロ:必殺攻撃宣言! 近接攻撃!
パローロ:「……ありがとう、みんな」

パローロ:2d6+3+3-1+0-0  //命中力判定
<BCDice:パローロ>:SwordWorld2.5 : (2D6+3+3-1+0-0) → 7[4,3]+3+3-1+0-0 → 12

レッサーオーガ:2d6+5+0-0 //回避力判定
<BCDice:レッサーオーガ>:SwordWorld2.5 : (2D6+5+0-0) → 5[1,4]+5+0-0 → 10
→失敗……

パローロ:k12+3+2+0-0@9#1  //ダメージ@ライトフレイル 必殺攻撃
<BCDice:パローロ>:SwordWorld2.5 : KeyNo.12c[9]a[+1]+5 → 2D:[2,3]=6 → 3+5 → 8

GM:残りHPは……ぴったり0点!!
リラ:ジャストキル!
アレックス:ぴったり!!
ヒルデ:ジャストォーッ!!

GM:リゼルとリラの連撃に怯んだレッサーオーガの隙を見逃さず、パローロが突進!握られたフレイルの棍を高速で回し始めた!
GM:闇雲に繰り出されたレッサーオーガの拳を躱し、そのまま肩口に駆け上ると……フレイルを唸らせ渾身の打撃を脳天に叩き込む!!

レッサーオーガ:「こ、こんな……死に損ないの一撃で……俺様がァ……!」
パローロ:「死にかけの動物が、一番怖いのよ……ッ!」

GM:ついにレッサーオーガの身体が限界に達し、2mの巨体が音を立てて地面に崩れ去る! パローロは難なく着地して見せた。

リゼル:「お見事」
リラ:「やったね!」
ヒルデ:「やるぅ!」
アレックス:「ひゅ~! 終わりだ終わり!」
パローロ:「……疲れた」
リゼル:「目的地まではもう少しだ、あと少し耐えてくれ」

リゼル:回復はしておきたいね
GM:OK~
GM:それでは回復どうぞ 演出なので行使判定は省略して良いですよ
GM:回復がうまくいったかどうかの指針にしよう
リゼル:はいな
GM:一回だけ、回復量ロールをどうぞ

リゼル:k10@13+2+2 //威力10回復量
<BCDice:リゼル>:SwordWorld2.5 : KeyNo.10+4 → 2D:[5,4]=9 → 5+4 → 9

GM:グッド!
パローロ:おぉ、良い値
GM:パローロの傷を行軍に支障が出ない程度に治療できたことにしよう

リゼル:「このくらい塞げば動けると思う、どうだい?」
パローロ:「助かる。これなら十分」
リゼル:「それならいい、先を急ごうか」
リゼル:「さっきの騒動で他のが寄ってこないとも限らないしね」

7. 結末

GM:◆描写◆
蛮族達を退けたPC達は先を急ぐ。
《レーグラン》は痩せた大地でも育つライ麦を主な作物として作っている農村で、小さな川のほとりに位置していた。
村の者に事情を話すと、平屋の木造屋敷に案内される。
質素ながらよく手入れされた佇まいの屋敷からは、人間の女性が出てきた。

リゼル:代議士の別荘にしては長閑な場所ね

GM:女性はルストラ(女性/人間/27歳)と名乗り、PC達に謝意を述べた。
彼女は今回の依頼人、代議ドミニクの政策秘書として雇用されているらしい。

ルストラ:「ありがとう。 まさか列車強盗に遭った後、蛮族に襲われるなんてね」
ルストラ:「この封書は貴方たち冒険者に委ねて正解だったわ。列車貨物輸送だったら、どうなってたかわからないもの」
アレックス:「いやあ! まるで大したことありませんでしたね!」

リゼル:「まあ、冒険者の仕事で何もかも思い通りということの方が珍しいですからね」
ヒルデ:「なぁに、想定外でもやり遂げんのが冒険者の仕事ってもんよ」

ルストラ:「ふふ、頼もしい限りだわ」
ルストラ:「この中身は《キングスフォール》内の盗賊団の動向と、周辺路線における《蛮族列車強盗団》の活動を関連付けた資料なの」
リラ:「へぇ~、ならアイツらに渡ったら大変な事になってたかもね」

リゼル:「ふむ……?」
ルストラ:「ドミニク代議の渾名は聞いてるかしら? 《蜘蛛の巣払いの》ドミニク っていうんだけど」
リゼル:「えぇ、名前は。とはいえこちらにきて日が浅いので、どういった方なのかまでは」
パローロ:「蜘蛛の巣払い……」

リラ:セージで判定して見てもいいです?
GM:いいよ! 目標値10にしよう
リラ:やった!

リラ:2d6+2+2  //セージ知識判定パッケージ
<BCDice:リラ>:SwordWorld2.5 : (2D6+2+2) → 7[2,5]+2+2 → 11
→成功!

GM:リラは《蜘蛛の巣団》という、キングスフォールのスラム街を拠点とする盗賊団について聞いたことがあるね。
 ドミニク代議は《蜘蛛の巣団》をはじめとする盗賊団を一掃・規制する政策を強く押し出しているため、《蜘蛛の巣払いの》の渾名で知られているようです。

リラ:「聞いたことはないけど知ってるよ。確かに盗賊対策に力を入れている人だよね」
パローロ:「英雄は知識も豊富、ね」
アレックス:「へえ、英雄らしくその辺は詳しいってわけだ」
ルストラ:「まぁ、共謀しているかどうかはわからないけど……」
リゼル:「利用されていた可能性はあるわけですか」

ルストラ:「盗賊団と列車強盗の蛮族達が、何らかの協定の下に情報を流し合っている可能性は高いわね」
ルストラ:「そういうデータが多ければ、より具体的に元老院に対して施策を推すことができるもの」
ヒルデ:「……なるほどね、盗人も考えるもんだ」
リラ:「本当に蜘蛛の巣みたいだなぁ……」
パローロ:「厄介」

ルストラ:「《蜘蛛の巣団》は大きくなりすぎて、もはや自壊寸前よ」
ルストラ:「むしろ一部の幹部たちは自壊を促してる……。自分たちだけは甘い汁を吸えるように、巧妙に蜘蛛の巣から逃げるみたいにね」
ルストラ:「ま、それはこちらの仕事ね。 なんにせよ依頼達成おめでとう」*PCたちに微笑む
ヒルデ:「あぁ! 無事に全員生き残った、実に良い門出だ!」
リラ:「ありがとう、また何かあったら言ってね。いつでも力になるよ!」
アレックス:「どうもどうも! ま、これくらい朝飯前っすよ!」
リゼル:「思った以上に意義のある仕事でした。お力になれて光栄です」
ルストラ:「色々あって疲れたでしょう? 今日はこの家に泊まっていって頂戴。 村には宿もないから」

ルストラ:「来客も稀な田舎だから大したおもてなしはできないけど、美味しい野菜スープを作るわね」*PCたちを部屋に案内しながら
アレックス:「っしゃあ!」
パローロ:「休ませて貰えるのは、助かります。ありがとう」
リラ:「やった!ありがとう~」
ヒルデ:「ありがとー! お腹空いた~」
アレックス:「あっ、俺手伝いますよ」とかすり寄っていこう

リゼル:酒場あるかな…
GM:酒場はないです……

GM:さて、それでは描写を続けよう
GM:◆描写2◆
《キングスフォール》内で活動する盗賊団を壊滅させるため様々な規制や法案を作成するドミニクには敵が多く、
このような僻地の農村に政策秘書を置くのもそういった事態に備えてのことらしい。

PC達はルストラに案内され、別宅にある来客用の部屋で休息を取った。
翌朝を待ち、《グランティン》へと徒歩で戻る。時刻は昼過ぎだった。
PC達は街の北側、《グランティン大鉄橋》に向かって伸びる線路の脇にある冒険者ギルド《鉄橋の守衛》を訪ねた。
そこで今回の依頼報酬を受け取る手筈になっている。

リゼル:そういえばこのギルドで報酬貰えるんだったね
GM:そそ

GM:ギルド支部長のバルドロイ=レドルリック(男性/人間/45歳)が出迎えてくれるよ

200417 戦士4

GM:◆描写3◆
バルドロイは金属鎧を纏った偉丈夫で、その顔には歴戦を思わせる傷跡の数々が目立つ。
彼はPC達の所属する《風の廻り道》の依頼書を読み返すと、興味深そうに笑った。

バルドロイ:「あぁ、お前さん達が《風の廻り道》の冒険者か。代議からの手紙が伝書鳩で届いてるよ。 依頼達成お疲れさん」*サムズアップ
アレックス:「うっす」
リラ:「うん!依頼を終えてきたよ」
リゼル:「えぇ、まだまだ新人ですが」
パローロ:「超疲れました」 サムズアップ返す
ヒルデ:「てことで、報酬を頂こうじゃないの!」

バルドロイ:「こいつは報酬の600Gだ」*革袋に入った銀貨を渡してくれる
バルドロイ:「一人あたり、だな」
ヒルデ:「まいどー! いいね、中々の稼ぎだ!」
アレックス:*中身を数えている

バルドロイ:「で、ギルド支部長として幾つか、お前さん達に伝えなきゃならんことがある」
リラ:「何かあったの?」
バルドロイ:「お前さんたちが倒したレッサーオーガ、通称《欺きの》デゴラスだがな」
バルドロイ:「奴が《グランティン》の中に入り込んでいる、ってのはこの辺の冒険者連中の中じゃそれなりに有名な話だったのよ」
リゼル:「それほど名の知れた相手だったんですね」
バルドロイ:「強いかどうかはさておき、厄介な相手だったってことだな」
バルドロイ:「ということで、奴の首には僅かながら懸賞金がかけられていたのさ」

アレックス:「マジでか……!」
リラ:「ってことは……!」
バルドロイ:「500G……5人で分けると少ししょっぱいが、こいつも報酬だ」*小さな革袋を渡してくれる

リゼル:「では、遠慮なく」
ヒルデ:「幸先いいぜ風の巡り道! なぁ!?」
アレックス:「(ちと癪だがこれは同意だな……!)」
リラ:「やったーッ! なんだかボク達すごくツイてない?」
バルドロイ:「ははは、お嬢ちゃん冒険者向きだな」
バルドロイ:「ここは普通、「楽な依頼のはずが蛮族に邪魔された!」って怒るところだぜ」*呵呵大笑

パローロ:「倒せたから、結果オーライ」
リラ:「でも何とかなったでしょ?」サムズアップ
リゼル:「楽をしたい人間がなるものでもないですからね。この稼業は」
ヒルデ:「そうそう! むしろ張り合いなくっちゃつまんないよ!」
アレックス:「(最悪の組み合わせに最悪の展開だったが……リターンは十分だ)」
アレックス:「(ついでにこれでパーティも解散、文句なしだな!)」

バルドロイ:「それにしてもお前さん達は、中々面白そうなことをしているな」
バルドロイ:「鉄道を利用した長距離の依頼専門、ねぇ。 まぁ確かに、貴重品の運搬や護衛には持って来いかもなぁ」
バルドロイ:「ほれ、住み慣れた所を離れるのは不安だという連中も多いしな」
バルドロイ:「冒険者が自由な職だからといっても、勝手知らぬ土地に流れてくのは少数派だろうよ」

リゼル:「見知らぬところを離れるということは、まだ見ぬものを見れるということでもあります」
リゼル:「私にとってはそこが魅力ですよ、まあまだ一度目の依頼を達成しただけですがね」

パローロ:「色々なところに行けて、好都合だから、良い」
リラ:「武器と技さえあれば後は何とかなるからね。それにいろんな場所を見るのは面白いし!」
バルドロイ:「ハハッ、剛毅だねぇ」
ヒルデ:「そうそう、強くなるなら旅をしなきゃ!」
アレックス:「(兄貴がいなけりゃ、俺も出てはこなかっただろうな)」
リゼル:「変りものが多いんですよ」
アレックス:「(まったくだぜ)」>変わり者

バルドロイ:「お前さん達、気に入ったぜ!」
バルドロイ:「《風の廻り道》のコディエナからは特に連絡は来ておらんようだし、暫くうちに留まってみないか?」
パローロ:「それもいいかもしれない」

バルドロイ:「お前さん達、腕は確かなようだからな。そこの掲示板に貼ってある依頼が気になったら俺に相談しな。悪いようにはしねぇ」
リゼル:「まぁ……我らがギルドは閑古鳥が鳴いているようですからねえ」
バルドロイ:「ちと狭いかもしれんが、今2部屋空いてるからよ!」*豪快に笑ってみせる

GM:それではPC達は暫くここ《鉄橋の守衛》に留まることにした。
    部屋割はパローロ、リラ、ヒルデの女子組とアレックス、リゼルの男性陣だ。 部屋に荷物を置き、彼らはギルドに併設された酒場へと向かう。

アレックス:「俺はアンタについてく」*リゼルさんに
リゼル:「ん、そうかい?」
ヒルデ:「お、意外だねぇ。アンタ「お前らとはオサラバだ~」って言うと思ってたけど」
リゼル:「君、このパーティは嫌だという顔をずっと浮かべていたが」
リラ:「まったく、素直じゃないな~!」
パローロ:「ツンデレ」

アレックス:「なっ……そ、そうじゃねえよ!」
アレックス:「確かに、突撃ツノ女や妄想英雄女と並ぶのは御免だ」
リラ:「妄想じゃないってば~!」
アレックス:「リカントのねーさんは……なんか所々辛辣だけどよ」
パローロ:「辛辣……?」*心外そうに
リゼル:「それは君に原因がある」
アレックス:「んなことねえって!」

アレックス:「だが、アンタは腕は確かだし」*リゼルさん
アレックス:「何だかんだでで今回の仕事は上手くいったしよ」

リゼル:「私は構わないよ、少年のことは嫌いではないしね」
ヒルデ:「あたしも構わないよ」
ヒルデ:「……あんたがあたしと並ぶ必要はない」
ヒルデ:「だから、後衛は任せたよ……アレックス」*ちゃんと名前で呼ぶ
アレックス:「ばっ……」
アレックス:「と、とにかくだ! 軌道に乗るまでの話だ!」
ヒルデ:「これからもよろしく、なッ!」*背中バチコーン!
アレックス:「ってぇ!!」

リラ:「まあ、そこら辺はいいとして……仕事も終わってパーティーを組むんならさ、今夜はパーッと飲もうよ!」*酒場を指さす
パローロ:「良い提案。祝杯をあげよう」*微笑む
ヒルデ:「いいねぇ、行こうか」
リラ:「もっと知りたいんだ、キミ達の事!」
アレックス:「っつ~、クソ……」*しかし卓は囲む

GM:まだ互いの過去や事情も知らず、偶然の出会いで結ばれた奇妙な縁。
GM:まるで同じ列車に乗り合わせたかのように、今はただ同じ場所へと向かうだけ……。

GM:◆描写4◆
PC達が《風の廻り道》に所属してから初めての依頼は無事に達成された。
鉄道を利用した遠距離依頼の有用性も実証でき、《キングスフォール》では今頃コディエナが次の依頼を探していることだろう。
PC達は酒場で騒いだあと適当に腹を満たし、宿屋フロアに向かった。
仕事終わりの達成感と開放感が疲れた身体に心地よかった。

GM:ソードワールド2.5 《風の廻り道》キャンペーン第一話 おしまい

次回予告

無事に代議からの依頼を達成することができたPC達。
《キングスフォール》からの連絡は特に来ておらず、PC達は《鉄橋の守衛》に留まりながら繋ぎの仕事を探すことに。

そんなある日、ギルドに一通の依頼が舞い込む。
《グランティン》近くにある街で、毎晩のように住人の連続失踪事件が起きているとのことだ。
一体何がPC達を待ち受けるのか……。

次回の冒険をお楽しみに。

おまけ

第一話おまけ4コマ

作・絵:影山とらこさん

←第一話「旗上げは一番列車と共に」前編

第二話「漁村と忌子と失踪事件」前編→

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?