『うれし・たのし・おいしの特権階級』第34言
ホップ・ステップ・ジャンプのように『嬉し・楽し・美味し』が来ると、悩みがどうでも良くなってしまう。美味しいものを食べるのが好きな、いわゆる食いしん坊の特権なのかもしれない。
おとといの【嬉しい】
2700円の鹿児島県産黒毛和牛ザブトンのブロック肉。ドセンターに君臨する赤の「半額」シールは無視できないが…何より心を奪ったのが、そのサシの入り方だ。マーベラスに美しく入ったキレイな芸術品、オブジェの塊に見える・手に取る・かごに入れる。
(あぁ、半額シールくん、ありがとう)
今日のところはキッチンペーパーに包まれて冷蔵庫で寝たまへ。
きのうの【楽しい】
「いい肉 手に入れたぞ自慢」を母にしたら、TVで見てメモったという「ほったらかしローストビーフ」のレシピを写メで送ってくれた。塩コショウ、砂糖したら30分そのまま→熱したフライパンでまんべんなく焼き色→しょうゆ・白ワイン・ウスターソースを5分なじませ、30分そのまま……料理って人柄・性格・好みいろいろ出ますよね。
(理科の中で断トツ「化学」が好きだった)
料理は「実験」以外の何者でもなく初レシピやアレンジこそ(た、楽しい!)のである。
きょうの【美味しい】
昨日は4切れ食べた。食い意地による反省(ぬるいなぁ、ローストビーフだから仕方ないけど)を活かし、初めて買ったお店のミニ食パンを薄く2枚切って、トーストした。ふふふふ、そうだ。ローストビーフホットサンドだ。下のパンにタルタルマヨをちょろっとつけてサニーレタス1枚をちぎりのせ、ローストビーフ2切ならべ、タレをたらし、からしをちょこんとセンターにのっけて、パンにはさむ。斜めにカット。うまし。
われながら「わしゃ天才か…」と思し召すうまさ。お店の味じゃないか…っ
うれし・たのし・うまし
なんで本当に美味しい時 目をつぶっちゃうんだろう…視覚をなくして嗅覚・味覚に全集中したいからだろうか。
あー しあわせ。なーんもないよ。
別に…困ってないんだよな…満たされてる。
どーでも良くなってくるのだ悩みなんて。
そもそもそれが本当に「悩み」だったのかさえ怪しくなってくる。悩んでるふり?風?をしてただけなんじゃないか…。自分ツッコミでも入れてやりたくなるほど「どーでもいいことだな」と、先ほど頭をもたげていたものが、あっさり場外にうっちゃられるのだ。
こんなことの繰り返しで、結局「しあわせだよなー」に帰ってくる(おかえり)
で…(ま、いっか)となる。
それがわたしなりの『心地いい着地点』なのだ。
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全うな人生を送っていれば 自分への信頼が増してくる。
不完全なわたしを、何の見返りも求めないで補ってくれる、支えてくれる、助けてくれるひとがいる。
絶対の信頼と無償の愛情で、じぶんをまもってくれているひとがいる
(ありがとう)
わたしには心から信じられるひとがいる
絶対の信頼と無償の愛をもって信じられるひとがいる
それがまた自分への絶対信頼になって帰ってくる
(ただいま)
これ以上の幸せってあるのか?
なんだ、とっくに幸せじゃないか。
「悩み?あほくさー」ってなるのだ。
きっと明日また悩むことがあっても、ね。
だから、これでいいのだ。
ああ、うれし・たのし・おいし
「よき。」
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