『アリさんのこころ』第188言

アリさんにも こころがあって

こころが なくなると

いきられないんだよ

小さなおんなのこは、おとうさんに向かってこう言った。

(・・・ふ、深いw)

「いのち」ではなく「こころ」と表現したところが、生きとし生けるモノの本質をついているようで、なんとも深いじゃないですか。

『靈主体従(れいしゅたいじゅう)』
という言葉がありますが、

『心主体従』と言った方が、
わかりやすいかもしれません。

「こころの在り方に従うように現実世界があらわれる」という捉え方。
「病は気から」も、実はこういう意味かもしれません。

肉体が死んでも御魂は永遠にある、という死生観でいると、「靈主体従」は(なんかわかる)(そりゃそうだな)と思える世界観です。

だけど、物質世界に長らく住んでいたら「目に見えるもの」が動かぬ証拠になるから、「目に見えないもの」を信じ切るのって、なかなか難しかったりするんですよね。

でも、考えてみたら「こころ」も「目に見えないもの」です。

そう考えると、
「自信」=自分を信じる心も、「自尊心」や「自己肯定感」も、まさしく「靈主体従」の靈主(靈が主だよ!)を訴えているようなもの。

実はわりと自然に、わたしたちは大切にしているわけです。

一生懸命「目に見えないもの」=「こころ」(在り方)をととのえようとしているのですから。(時に葛藤したり、反抗したり色々しながらw)

アリさんにもこころがある
こころがなくなると
いきられないんだよ

こころ って大事です。
わたしのこころも、あなたのこころも。
生きとし生けるものすべてのこころも。

不思議なものです。
こころ が いのち に見えてきます。
こころに生かされている、そんな気がしてきます。

こころは誰とつながっている?

それが自分の内側の世界で、
外側の現実世界はそれを投影しているだけなんだ。

こころをなくしたら、世界を失うんだ。
そんなのいやだ。

だったら、あたたかいやさしいこころでいたい。
だって、あたたかいやさしいせかいにいたいもの。



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