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『趣味はなくても困らない』第99言

趣味をつくろうとすると大変だ。

その理由は「良い趣味」をつくろうとするからだ。

「したいこと」がないと「何かしなきゃ」と思ったことないですか?

所ジョージさんはYouTubeで「趣味なんてつくろうとしなくていいの」と話していた。

「やってるうちにどれか面白そうなのは趣味になるからいいの」

そして、一番てっとり早いのは「いつものルーティーンの逆」をやる。逆とまでいかなくても「ルーティーンの時間をずらす」だけで世界が、景色が変わるものだと。

とても納得してしまった。

今まさしく「いままでのルーティーン」を崩さざるを得なくなった状況下にあるじゃないか・・・。

音楽に合わせてトランポリンの上で踊るジムも、交通機関を駆使した旅行も、わたしの「趣味」は今はできなくなってしまった。

だけど、

会社に行く時間もズレたし、在宅勤務日もできた。

「ルーティーン」は順調にズレている(w)

あとは、その状況下でやるようになったことの中で「なんか知らないけど好きこのんでやってること」に気づくだけなのかもしれない。

気分転換や運動がてらと思って、やるようになった散歩だけど、「わたし結構、歩くの好きなんだな」と気づく。

散歩していて見つけた緑の多い公園、自然愛に満ちた人間だったわけではなく、むしろ程遠かった気がするが、「わたし、案外、ここで何時間でもぼーっとしてられるな」まさかと思いながら自然愛の自分に気づいたり。

料理もいろいろチャレンジするようになったけど、「わたしにとって料理って実験なんだな。だから楽しいんだな」と何を面白がってるのか内観したり。

高らかに「これが趣味です」というものがなくても、今まったく困っていない自分に気づく。

そう思うと、案外「ルーティーン外し」が順調に功を奏しているのかもしれない。

「好きなことをする」「趣味をみつける」そんなふうに肩に力をいれなくても、ほんの少し見方をズラすだけで景色も変わってくる(不思議だ)

この状況下は、それを教えてくれたのかもしれない。

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