身内ノリの強いアンソロに参加した話

一つ前の記事の「アンソロすり寄り話」で発行されたアンソロのこと。
最初に結論から言うと「色々とキツかった」

ド底辺サークルだが、ありがたいことに前ジャンルの頃から時折アンソロにお誘い頂くことがあった。本当にありがたい。
今ジャンルを含め、基本どのアンソロも参加者は主催からのお誘い。
悪い言い方かもしれないが、主催の知り合いばかりのアンソロ……ということになる。
勿論、その全員が全員知り合いなんてことはない。
お互い「はじめまして」でその後も特に関わりがないことも多々ある。

で、一つ前の記事でも触れたけど今ジャンルでもアンソロにお誘い頂いた。
長年細々と続くジャンルではまだまだド新規の私なんぞにお声がかかるとは!先の記事でもいったように二つ返事で参加すると返した。

わたしは今まで「主催者が全部決めて参加者は平等に原稿のみ提出」か「テーマ決めなど話し合いが行われる際は全参加者が(日時があれば)参加」というパターンだった。
勿論、色んなパターンはあるだろう。ただ、私が経験したのは全てこのどちらかに当てはまるタイプだった。
そして、主催者はフラットな立場。
もちろん、親しい誰かにフォローは求めていたと思う。
でも、それは終始気づかないようにというか表に出さないようにしていた。

で、今ジャンルで発行されたこの問題のアンソロよ。

人数は六人。全員主催の知り合い。話し合いはグループlineで。
内わけは…主催のリア友一人(話し合いには参加せず原稿のみ)、主催と特に仲の良いフォロワー(例の地雷女)、主催と直近で旅行に行き仲を深めたフォロワー、主催と以前から交流のあるフォロワー、そしてわたし(ド新参)
あと、表紙に関わった主催のリア友が一人いただけどこの人はまぁはぶこう。

見たらわかる、疎外感MAXなやつや!

いや、でも地雷女と直近フォロワーは私も交流のあるフォロワーで。
以前からフォロワーは途中で流石に参加者が少ないからと主催が急遽呼んだ普段は別CPの人。
この仲では交流を持っているのが主催だけという彼女が間違いなく一番疎外感が強かっただろう。
ていうか、直近女もそのCPっていうか二次創作していたんだね。見たことなかったよ。

そんなこんなでlineでの話し合いが進む。
といってもほとんど連絡ばかり。
主催の彼女が仕様やページ数の上限、〆切などを決めるというどちらかといえば「主催者が全部決めて参加者は平等に原稿のみ提出」タイプ。
多少、〆切の時期や発行数に関して全員に意見を求める程度。
連絡もしっかりしていて。むしろ、これまでのアンソロの中では一番細かく詳細が決まった連絡だったと思う。
アンソロ主催は初めてと言っていたが、それにしてはしっかりしてると思ったぐらい。
とても信頼して安心して彼女に任せようと思えた。
この時点でまだ地雷女のことも地雷ではなかったので特に気まずいこともなく。発行を楽しみに原稿に打ち込む日々。

で、しばらくすると第一の不信感が発生。
主催の彼女が垢消しをする。それもアカウント保持ギリギリの期間まで。
Lineの連絡も特になし。まぁ、各自原稿をする時期だったのでこれは特に問題なかったのだけど。
垢消しは「このままとんずらするのでは?」「果たして、この企画は無事にゴールできるのか?」と不安になった。いや、不安になるよね?普通。

前記事でも書いたけど、彼女は感情の波が激しい方で。垢消しも度々行っている。
そして、その都度普通に帰って来る。
だから、特別珍しいことでもなんでもないけど、タイミングがね!?
そんな人だから病んだ時の勢いもまぁ凄い。こればっかりは企画期間中はやめろなんて言えない。
だけど、垢消しのタイミングがね!?

最後のline連絡時にアンソロ主催として中々に思い詰めていた様子だったので(やや完璧主義な人だった)、余計に心配。
まだアンソロ発行の告知は解禁されていなかったのでTLは「〇〇さんまたいないね」「落ち着いたら帰って来るでしょ」と通常運転……の中で不安過ぎて死にそうなわたし!!
例えば、アンソロ告知アカウントなんかがあれば主催が垢消ししても多少は落ち着けたかもしれない(でも、不安だよねー)

と、しばらく不安が続く中、いつも通り普通に彼女は戻って来た。
安心したけど「こいつ本当に大丈夫か?」と不信感が少々わたしの中に生まれる。


まぁ、無事にアンソロは発行された。よかった、一安心……とはいかなかった。

第二の不信感が発生。そう、発行されたのに不信感が生まれるの。
イベントから帰宅後。とても可愛い装丁のアンソロにテンション高くページを開いた。
で、「はぁ?」ってなった。
小説は地雷女と直近女とわたしの三人。
わたし以外の二人は主催の彼女に挿絵を描いてもらっている……聞いてないぞ?
え、これまるでわたしがハブられたみたいに見えるじゃん……ヤメロよ。

第三の不信感。まだあるんだぜ。
「裏表紙のデザインや最後に入れた英文は直近女ちゃんと地雷女ちゃんに一緒に考えて、手伝ってもらいました!」…………その三人だけで行われた話し合いがあったんだ!?
いや、別に全部を主催一人がしろとは思わないよ。
でも、六人中主催含め三人が他のメンバーに隠れて色々決めてたのちょっとモヤらない?
六人中三人が若干蚊帳の外なのモヤらない?

あ、もしかして垢消ししてた頃にそんなことが行われていたんです?

完全に主催と地雷女と直近女の身内ノリじゃん。
そこに原稿協力しましたって感じじゃん。

多分、狭いジャンルで何かやるってなると知り合いばかりになるのもあるんだろうなぁ。

わたしが気にしすぎなのかもしれないけど。
っていう、身内ノリのアンソロに参加するのは〆切や原稿以外にキツいものがあるという話でした。

不安なアンソロでもう一個。
今現在進行形で参加させてもらっているアンソロがあるんだけど(主催が参加者をお誘い系)
「前に企画が持ち上がったけど、主催や参加者のジャンル移行で流れてしまったことがあるので、その辺きっちりと決めてやっていきたいと思います」と主催は最初の連絡で言ってきた。
これまた弱小ジャンルでしばらくオンリーがないのもあって、頒布は参加者と+@ぐらいな超身内向けアンソロ。
ところで、最近すごい勢いの旬ジャンルがあるよね。フォロワーほとんど落ちた(コロナで現場がないのもあって)
毎日、みんな楽しそう。それのことばかりツイートしてる。
主催も新しい推しへの興奮で何も見えてない感じ……すっごい不安。

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