明らかなすり寄りを受けた思い出話

今のジャンルに来た頃、誰をフォローしたら良いのかわからないのでとりあえずpixivから今も活動している人をフォローし始めた。

pixivで投稿を続ける内に見てくれた人やフォロワーのフォロワーなど、徐々に繋がりが増えて来た頃にオンリーがあった。

ジャンルにハマってすぐの開催で慌てて申込みと原稿を済ませていざオンリーへ。

長年続く弱小ジャンルで多分その時の新入りはわたし一人!(その後は新規がまとまって増えていった)
知り合いいない!フォロワーいてもまだ大して絡みないから話せない!っていうかフォロワーどの人だ!

スペースNO.でフォロワーを突き止め、なんとか「初めまして~」と挨拶を済ませる。
そのオンリー後、同人誌頒布効果でかわたしの存在を知りありがたくもフォロワーが増えてきた。

さて、そんな頃。
初期に「この人けっこうpixivに投稿してるな。フォローしてみよう」とフォローした人がいた。
オンリー前は特に絡みはなく、例えるなら顔見知り程度。
そんな彼女が突然「オンリーの新刊良かったです!」と長文DMを送って来た。
わたしは嬉しくて、こちらも彼女の本の感想を伝えた。
それ以来、彼女は頻繁にリプをくれるように。
その次に出した新刊も買ってくれて、長文DMをくれた。
Twitterにあげたラフな落書きや、ネタツイ、日常的なツイートにまでリプをくれる彼女。
いいねもよくされ、お互いイラリクとかもし合った。
オフ会や現場行く日が被った日はお茶もした。
かなり交流があるフォロワーといえるだろう。

翌年はオンリーがなく、翌々年に開催が告知された。
その頃には交流を持つフォロワーも増えて「オンリーで会えるのが楽しみだね」とウキウキしていた。
告知から少しして彼女からDMが。
「オンリーでCPアンソロを出すから是非とも参加してほしい」
あまりにも嬉しいお誘い。二つ返事で「参加する」と答えた。

アンソロといっても小さいジャンルで書き手が少ない為、人数は六人。
彼女が誘ったメンバーなので少々彼女の身内感が強かったが、アンソロは素晴らしいものができたと思う。
アンソロ発行告知でTLはお祭り騒ぎ。
オンリー当日も彼女は凝った設営で、フォロワーと「すごい、すごい」と大変盛り上がった。

さて、それからしばらくして。
急に彼女との絡みが減った。元々、感情に波がある人なのでそういう感じかなと特に気にも留めなかった。
けれど、他のフォロワーとは元気に絡んでいる。
まぁ、彼女はフォロワーも多いし全員に絡むことはできないしな、とまだスルー。
さらにしばらくして、明らかに「ん?」と思うようになった。
リプやいいねの激減。前回まではすぐ同人誌に長文感想をくれたのにそれもない。(わたしからは送った)
ここでわたしはある言葉を思い出す。

「アンソロにわたしさんを誘いたくて、頑張って仲良くなったんです!」

その時は「フォロワーと積極的に絡むの緊張するよね。仲良くなってくれてありがとう」としか思わなかった。
けど、これって「アンソロ参加者の頭数を増やすことが目的で積極的な交流をしていた」ってことなの?
(弱小ジャンルの中でわたしは発行回数が頻繁な方だった)
で、アンソロが発行されたらそれで終わり?用済みなわけ?

彼女がTLに「これがわからない。知ってる人いない?」と問いかけたのにリプしたら以前のような絵文字だらけの気軽なリプではなく、かしこまった文章…。
その後もどんどん絡みは減っていき。
改めて「ああ、そういうことだったのね」と逆に納得してすっきりしてしまった。

ついこの間のオンリーでは「新刊めちゃくちゃ楽しみにしてたんですよ~」と買いに来ることはなく。
(これに関しては解釈が変わったのかもしれないが)
もう、わたしもも今後は彼女の本買わなくていいかなぁ。
別に仲違いしたわけじゃないのでまた最初の顔見知りに戻るか―。

そんな結論に至った、「アンソロ参加者の頭数を増やす為に明らかなすり寄りをされた」話でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?