ビジネスサークルをつくろう/ビジネスマッチングの可能性

Twitterでは「なまむぎ(@volt_a)」と申します。
経営コンサルタント歴は2020年で17年目に(2019年10月現在)
法人設立20社以上に携わり、新規事業は40事業以上(記録出来ないものも合わせたら74以上)です。

独立して起業したデビューしたての頃、事業展開していて思ったのは『単独では何も始まらない』でした。

経済活動で様々な業種の方々がいて、ビジネスというルールの中で『外部発注』や『業務提携』という形で関われますが。
私は、それが、あまりにもか細く、会社の『寿命』を延命し合うには薄過ぎる関係に視えました。


そして思ったのは『会社や個人事業主や起業希望者やアルバイト学生などで集まるのはどうだろう』でした。

今ではSNS上で『オンラインサロン』が流行っていたり。
昔から存在する『組合』や『協会』などもありますが、やはり敷居も高めで(義務が重すぎる)
異業種交流会などはビジネスの機会が非常に少なく、場合によっては利益よりも出金の方が多かったり(費用対効果的に厳しい)

まずは部活のレベルで、ということで『サークル』を立ち上げました。
コンセプトは『オンラインゲームでのギルドメンバー勧誘』です。
(これで想像し易い人はリプ下さい遊びましょう!)

シンプルなオンラインコミュニティツールを作成して活動を開始しました。
これならば雇用じゃないので人件費も責任も発生せず、ゆるいので管理義務もありません。
日々の業務活動で関わる人の全てに名刺を配って参加を促し、ログインしてきたゲストには全員でちやほや()

・完全紹介制。
・ゲストは無料で、匿名でのコミュニティチャットの参加のみ可。
・正規の参加者は、マイページ発行、メールアドレス発行、名刺作成(メアドと名刺の料金のみ発生)
・義務は、マイページでの自己紹介と挨拶の書き込み1回のみ。

利点としては、法人が無くともサークル名義でビジネス活動が可能なことと、
士業者や経営者、主婦に学生など、参加者間の業務依頼は原価や割引で利用可(私のビジネス相談は無料)
基本的に自由で、参加者の誰でも、名義を使ってでのお茶会や飲み会の開催も可能。

宣伝集客も可で、むしろ積極的に改善案やアイデアを出し合って、より良いビジネスに育て上げる流れでした。
問題のある人が参加してきても、コミュニケーションによる自浄効果が効いたので、趣旨に合わない場合は自然に淘汰されました。

参加者の誰かが新規事業案を出し、誰かがアドバイスし、誰かが企画をバージョンアップし。
誰かが出資し、働きたい人が労働力として時間を提供し、誰かが各種の手続きを担って法人化したり。

法人化しなかった場合の利益も、会社じゃないので全額振り分けて個々に対応。
士業者とコンサルタントとで『責任度』と『貢献度』で分配率を設定していました。

あらゆるビジネスが簡単に実現していく状況は、新規事業を数打つ私にはとても魅力的な場でした。
小規模ながら、それなりに多くの起業者を生み出した実績もあります。

後に、某大学生の集団が参入して展開し、彼ら彼女らに主導権を譲渡して数歩離れることになりましたが、参加者数は計400名弱、常に稼働者が80名ほどいた規模です。

新規事業設立を専門とする経営コンサルタントの私にとっては、ビジネスマッチングし放題なことが魅力であり、最大の利益でした。

多数の事業者の事情を聞き、親和性高い会社と会社とで新規事業を発足し、直接の参加なので実務要員のアルバイト時給も2000円台から組めるし。
必要な諸々が低コストで揃うので、失敗すらも計画に入れることが出来て、起業希望者や、コンサルタント希望者の育成にも良い環境に。

改めて思うのは、
制限や負荷もなく、異業種で、適当に運営していたのが良かったなと。

同業種縛りだと、新たな展開に発展し難く、得られる知識も偏るので『ビジネス』というカテゴリでは強くはなり難い印象でした。
異業種だけど同業は1社縛りというシェア考慮モデルだと、将来投資面や競争がないので、ずっと低料金での高負荷義務が続いてしまいます。

なので、提案として。

気軽に、サークル感覚でコミュニティを立ち上げ、ごった煮で仲間集めしてみてはいかがでしょう?

情報化社会になって、SNSのお陰で皆さん目が肥えてしまっているので「完璧を目指して、完成形にならなければ事業を行ってはならない!」みたいな足枷になってしまっている気がするし。

本来の起業とは「まともな会社にもアルバイトにも入れない人たちが、今あるものや視えているものを工夫して、同じ事情の仲間らと楽しく社会に乗り込む冒険的な手段」のはず。
(米国なども、就職はエリートがするもので、それ以外はパートタイマーで接客や作業員か、他は何らかの事業を考えますし)

ある程度揃ったら、新規事業や既存改善が得意なコンサルタントを投入すれば、様々な展開に発展します(実例あり)

必要なものは、無料のコミュニティツールと、ざっくりとしたビジョンだけ(これすら皆で考えればいいかと)
可能性を創出する活動、お勧め致します!(よろしければ私にもお声がけ下さい!)

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