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やりたいことだけをやり続けたから、今がある。「けーしんインタビュー」【VOLBOX INTERVIEW】

皆様こんにちは。VOLBOXです。

今回から、eスポーツに関する活動をされている選手や実況者の方にお話を伺う「VOLBOX INTERVIEW」を開催します。

より私たちが成長する為に、そしていつも見届けてくださる方々が、これからのゲーマーライフに活かせられるような記事を作っていきたいなと考えています。

今回は、国内最大級のCoD Mobileの大会である「GGL(Great Giant League)」の実況
を務めるけーしんさんにインタビューを行いました。

CoDという展開の早いeスポーツの実況に関する、熱い思いを伺いました。

けーしん…

20歳。GGLの実況を務める。
人気YouTuberボドカ氏の編集担当。
YouTube登録者4000人を突破。

CoD選手から、大会実況者へ。


――CoDに初めて触れたのはいつだったんですか?

けーしん:
中学2年生の時にCoDに出会って、友だちが持ってたのでその子の家に通ってずっとやってたんですけど、我慢出来なくて中3の1月ぐらいに買いました。
受験があったんですけど、それも放り出してやってましたね笑

学校にも行かないでCoDにのめり込んでたんですけど、恩師に助けられて志望校には無事合格出来ました。

でも学校が全然楽しくなくて、5月には行かなくなってBO2(Call of Duty Black ops 2)をずっとやってました。

でも親戚の勧めでラーメン屋でバイトをやることになって、1年間はバイトとゲームとアニメだけの生活を送ってましたね。

――学校はどうしたんですか?

けーしん:
自主退学という形で辞めたんですけど、そこでまた恩師に助けられて、流石にそれだとやばいぞって言われて、恩師の勧めで進学も狙える通信制の高校に9月に編入しました。

それからはずっと学生生活を送ってたんですけど、翌年のニコニコ超会議でWW2のプロ対抗戦を見て、「またやりたいな」って感じて、選手としてガチで活動しようって決めました。

それからBO4だったり、ずっと選手を続けてたんですけど、もういいやってなっちゃって引退しました。

――それから大会実況ですか?

けーしん:
そうですね。選手は辞めたんですけど、自分にも何か出来ることないかって探したときに、k4senさん(@k4sen)に憧れて大会実況を始めました。

アマチュアの大会に色々出させてもらって、ある日アマチュアでもトップクラスの大きい大会にお誘いを頂いて、同時接続500人を記録しました。

――当時で500人って凄い規模ですよね。

けーしん:
その大会をきっかけに、実況者のけーしんとして認知してもらって、色々な大会に招待してもらって、月1ぐらいで大会実況をやってました。

それだけ大会の実況をやってると、自然とGGLの存在も知るようになって、「モバイルでもこんな大会があるんだ」って認知しましたね。

縁があって、今はそのGGLの実況をやってます。

CoDの実況は、「競馬」にヒントがある。

――大会を見ると本当に熱のこもった実況をされているなあと思うのですが、実況する際に何か意識されていることってあるんですか?

けーしん:
実況中に意識してることって言われると難しいんですけど、スポーツの実況とは全く違うなって気づいたことがあって。

――違うんですか?

けーしん:
ずっとサッカーをやってたので、サッカーの大会をよく見るんですけど、全然違うなって思いましたね。

それで何に似てるかなって考えた時に、競馬の最終レーンでの勢いがCoDのハードポイントの実況と似てるなって思って、それから競馬の実況はかなり勉強しましたね。

――競馬ですか…確かに言われると似てるかもしれませんね。

けーしん:
後は試合ごとに、「ストーリー」を作ることを最近意識してます。

大会でのチームごとの勝ち負けや、出来る限りTwitterとかで選手の情報を集めておいて、タイミングに合わせてその情報を小出ししていく、みたいな。

例えば「Noname Nix」というチームのNo.6/ろくたん(@JPNo6_0728)選手が1人暮らしを初めて、試合中にメンバーとコミュニケーションを取れるようになったから戦績が上がった、みたいな。

――1試合も長いですし、一回の大会でかなり試合数ありますから、その情報収集だけでもかなり大変ですよね。

けーしん:
後は試合中に見てくれている人、ファンの人を飽きさせないようにするのが大変ですね。

最近だとTwitterを回すことを特に意識していて、試合結果とか次の試合、終わった後の余韻を無駄にしない為にとにかくツイートすることを考えてます。

なのでTwitterの勉強はめちゃくちゃしましたね。
無料で読める記事とか、有料記事の無料で読める部分は全部読んで。笑

自分なりに解釈して、「こういう発言が伸びるんだ」っていうのを体で覚えておいて、それを意識しだしてからフォロワーもかなり伸びました。

――当たり前ですけど、大会の実況以外にも本当に色々な努力をされているんですね…

けーしん:
でも、Twitterも自分がやりたいと思ってるからやってます。

それこそ受験の時とかも、周りが塾行きまくってる中でCoDにのめり込んでたんで、ずっとやりたいことだけをやってますね笑

CoD Mobileの強さは、「コミュニティ」の強さ。

――BBTを開催してみて、実際どうでしたか?

けーしん:
いつもは大会で実況してるだけなので、今回は運営から何から何まで全部自分がやる必要があったので、正直大変でしたね笑

その結果決勝ではめちゃくちゃ多くの人が見に来てくれたので、凄く楽しかったです。

Twitterの広報を頑張ろうと思って、めっちゃツイートしてたら、引用リツイートも150件以上してもらったのでモチベーションめちゃくちゃ高く頑張れました。

――次もこの規模の大会をやってみようという思いはありますか?

けーしん:
めちゃくちゃありますね。
自分にとっても凄くプラスになる大会だったので、是非やりたいです。

――GGLの最大の魅力って、どこにあると思いますか?

けーしん:
一番はコミュニティだと思います。


コメント欄も物凄く温かくて、団結力がありますね。
コミュニティ全体でGGLを作り上げているから、共に成長している感覚が最大の魅力だと思います。

――選手に対して、最もリスペクトしている部分ってどこでしょうか?

けーしん:
チームが一致団結して、頑張っている部分ですかね。

まだ選手ひとりひとりのプロとしての意識は正直低いと思っているんですけど、Noname Nixが当時最強格だったAVALONやRoyzを打ち負かした部分を見て、凄いなあと思ったのは今でも強く心に残ってます。

――GGLを目標に頑張っているゲーマーの人も沢山いると思うんですが、そんな人へ向けて何かメッセージを頂けないでしょうか。

けーしん:
一番は「簡単に諦めないでほしい」という部分ですね。

一回ミスってしまったからもういいとか、ボコボコにされたからとかじゃなくて、強いチームと戦えたということに意味を持ってほしいです。

チームをまだ組んでいないという人は、まず1人でも良いから共に戦える仲間を見つけてほしいです。

後は上手い人にアドバイスを聞いてほしいということですかね。
選手時代に現Libalent Vertexの七面鳥さん(@sitimentyo)とInabaさん(@InabaURr)とプレイさせてもらった経験があって、その時に凄く成長できたっていう過去があるので、どんどんアタックしてほしいなと思います。



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