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パンダは夜蛾正道の実子だった!?完全自立型人工呪骸はパンダだけではない!

第147話では、完全自立型人工呪骸の製造方法が明らかになった。

完全自立型人工呪骸とは呪力の自己補完機能を備えた呪骸のことであり、作中では"突然変異呪骸"としてパンダが登場していた。しかしこれは夜蛾が意図的に造りだした呪骸だった。

今回は、そんな夜蛾正道とパンダの関係について考察していく。

| パンダは夜蛾正道の実子だった!? |

今回考察していくのは、"パンダが夜蛾正道の実子だった説" についてである。

① 人の肉体から魂の情報を複製し入力する

まずは、完全自立型人工呪骸の造り方についてである。

夜蛾はその方法について「肉体の情報から魂の情報を複製し、呪骸の核に入力する」と話している。

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呪術廻戦/芥見下々 集英社

このことから、呪骸を構築する魂は "人間の肉体から複製したもの" であることがわかる。

呪骸の記憶や人格は入力された魂に完全には依存しないものの、日下部篤也の妹がタケルに息子の面影を見たように、雰囲気や口グセなどが反映される場合もあると思われる。

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呪術廻戦/芥見下々 集英社

ちなみに、現状では生きている肉体から魂の情報を複製できるかは明かされていない。

② パンダを"息子"と呼ぶ夜蛾の真意

当初は、"呪骸としてパンダを造りだしたから父親を名乗っているだけ" と考えていた。

しかし、同じく夜蛾が造りだしたタケルのことは「コイツ」と呼び、「オマエの甥の情報を持った何か」と冷ややかな発言をしている。

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呪術廻戦/芥見下々 集英社

このことから、同じ完全自立型人工呪骸であっても夜蛾にとってパンダは特別な存在であることがわかり、それを"息子"と呼んでいる。

③ 夜蛾正道はバツ1だった

公式ファンブックにて、夜蛾正道がバツ1であったことが明かされた。

結婚相手についてや子供がいるか否かまでは記されていないが、47歳という年齢的に子供がいると考えても全く不思議ではない。


これらを総合的に考えると、以下のようになる。

夜蛾正道には息子がいたが何らかの事情で亡くなった

息子の遺体から魂を複製する

パンダ(呪骸)に息子の魂を入力する(+他2名)

パンダを息子と呼び育てる

以上が、"パンダが夜蛾正道の実子だった説" である。

息子の死がきっかけとなり妻と離婚した可能性や、他2名の魂もすべて夜蛾の子だった説など様々なことが考えられるが、これらは現時点で想像の域を出ない。


傀儡操術という術式の歴史は古く、現代においても傀儡操術を持つ術師はさほど珍しくない。

そんな現代において完全自立型人工呪骸という存在が認知されていない点を考慮すると、"肉体の情報から魂の情報を複製する能力" は傀儡操術の仕様ではないとも考えられる。

もしくは、傀儡呪術学の第一人者である夜蛾正道が、その研究の中でまだ誰も知らない傀儡操術の新たな可能性を見つけだした可能性もある。

いずれにしても、夜蛾正道しか持ち得ない技術・知識があることは間違いない。

第147話で楽巌寺の手により命を落としたと思われる夜蛾だが、今後どのようにしてこの謎が明かされていくのか注目したい。


- 玉ねぎ火山 -




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