【フワちゃんの声を考察してみた】

特殊発声コーチWILLYです。
　
ここ数日、
タレントの”フワちゃん”のラジオを
聞いています。
　
当初、彼女が出てきた時は、
ビジュアルや振る舞いが下品に感じて、
あまり好きになれませんでした。
　

でも、彼女のラジオ番組のゲストに
興味を惹かれて聞いたところ、
ゲストが出てくる前から、意外と聞ける。
いや、面白い。
　
　
内容は
相変わらずガチャガチャしてて、
絶叫も多い。
　

でも聞ける。
　

その原因の一つは、
彼女の声に”ウソ”が感じられないこと。
　

まあ、キャラ的に
本音さらけ出しぶちまけ系wなので、
ウソがあったらアッと言う間に
消えていった事でしょう。
　

◆
　

もう一つの”聞ける”原因は、
彼女の「声そのもの」だと気づきました。
　

声が良い。
いわゆる良い声、という訳ではないんですが
　

意外と聞きやすく、キャラも立っていて、
実は声色の使い分けも上手で、
　

アニメの声優としても
十分通用するんじゃないかと思うほどです。
　

というか、
既にああいうキャラクターのアニメありそう
笑
　

◆
と、思ってさっき検索したら、
「くれよんしんちゃん」に
自分役で出ていたり、
　

伊坂幸太郎原作の映画の吹き替えに
声優として参加しているんですね。
　

インタビューでは、
声優に憧れて、
１０年前からアフレコアプリで
練習していたことを告白しています（驚
　

道理で！
　

◆
　

声がよくて、
それを扱う練習もしていて、
ウソがない。
　

フワちゃんが登場した時に、
おそらく多くの人が、
新たな一発屋だな、来年はいないだろう、
と感じたはずです。
　

でもその予想に反し、
彼女は相変わらずテレビに出続け、
冠ラジオまで持っています
　

厳しい芸能界で生き抜く要因は
一つだけはないでしょうが、
　

彼女が成功している要因の一つは、
間違いなく、あの声も影響していたんだと、
「声のメディア」であるラジオで
気づきました
　

まあ、
もちろんそれでも好き嫌いがある事は
否定できないですし、
　

私自身、テレビで見るフワちゃんは
今でもあまり好きではないです笑
　

◆
　

声をよくして、それを扱う練習をして、
そこにウソが無いこと。
　

フワちゃんの声は、
あまりデザインされている感じはないので
生まれつきの部分が大きいでしょうし、
　

アメリカ育ち、体育会系という育ち、
芸人という声を使うキャリアも
影響しているので、
　

これから声を良くしたい人の
参考にはなりにくいでしょう。
　

◆
　　

その点、
伝統的な民俗音楽の特殊発声は、
”声作り”を徹底的に行います。
　

まずは
声自体をかなり厳密にデザインします。
　

それから曲やフレーズによって、
それを扱う練習をします。
　

また、民俗音楽の特殊発声は、
発声する上で、相当な集中力を要するので、
自分を偽る”ウソ”を出す余地なんて
全くありません。
　

やってみると分かると思いますし、
　

実際、私の指導経験上、
思考が働いているうちは、
特殊発声は出来ないと断言できます。
　

そして見る人にもウソはバレます。
　

◆
先日、ホーメイのスーパーグループ
チルギルチンの来日公演で印象的だったのは
　

彼らがほとんどの時間、
目を瞑って演奏していたことです。
　

凄まじい集中力でした。
ホーメイという伝統唱法は、
本番の一流中の一流でさえ
高い集中力を要求するんだと驚きました
　

また、伝統的な民俗音楽の演奏に多いですが、
舞台上の演者の集中力がすごいと、
そこを中心点にして
「集中力の引力」が働き
客を含む場の集中力も一気に高まります。
　

◆
　

では、
そこまで深い集中力の高め方とは？
　

これには、
伝統武術が役立ちました。
　

がとても長くなるので、
詳細はここでは割愛します
　

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WILLY拝
　

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