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浅田真央に学ぶ、心が折れかけた時に1番最初に取り組むこと

今回は「ソチ五輪の浅田真央さんから学ぶ、心が折れかけたときの最初の一歩”ドクロの解消”」です。2010年のバンクーバーでは銀メダル、その悔しさをバネに挑んだソチ五輪での復活劇を取り上げます。

このnoteはVoicyの過去の放送の一部抜粋です。
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簡単に真央さんのことをお話ししますと、2014年に現役を引退された世界トップのフィギュアスケーターです。2010年のバンクーバーで金メダルを狙っていたものの銀メダル。その悔しさをばねに、2014年のソチ五輪に向けて練習を重ねます。そして、この五輪が自分にとっての最後の五輪となることを、事前に表明します。

ですが、本番のSPではまさかのジャンプ3つを全部失敗し、16位。点数も55点で、これは彼女がシニアに転向して最低点数だったそうです。この点数だとその翌日のFPでどれだけ良い点数だろうと、もはやメダルを取る可能性が0であることは本人も周りも全員わかってしまうぐらいです。。。この時の真央さんの心情はどれだけ想像しても、はかり知れません。

実際、本人もSP後のインタビューで聞かれたときに、「分かりません。」としか答えられておらずショック状態というか、全く受け止め切れていない状態なのが分かります。そんな中で、翌日もFPをやらないといけないという非常に苦しい状態・・・。

ですが、ここからが真央さんの凄まじいところで、記憶に残っている方も多いと思いますが、なんと21時間後(1日切っている)のFPに真央さんは8つのジャンプを全部成功させかつ、自己ベストの142点台を叩きだすんですよね

で、私は真央さんがなんで、人生をかけたと言っても過言ではないSPで大失敗をしたのに、翌日のFPでノーミスで自己ベストを叩きだすというとんでもないことが出来たのか、ありとあらゆる情報を収集しました。雑誌・動画・ブログ。本人や関係者には直接話を聞けていないですが、知りえる情報は目を通しました。

すると、ここが真央さんにとってはターニングポイントだな、と思えるポイントが1個見つかったので、そのポイントと、その理由を説明したいと思います。キーワードは、「感情の発露によるドクロの解消」です。これは、私達の日常にもすぐに生かせるTipsです。

折れかけた心を立ち直させる"ドクロの解消"

SPで大失敗し放心状態になってから、FPでの自己ベスト。この間に何があったのでしょうか。情報を調べてみると、SPで失敗した浅田さんを支えようと思った人はファンやコーチ陣だけでなく、選手にも及んでいました。

でも、私が、「真央さんの気持ちを切り替えさせた/FPに向けて「やってやるよ!というスイッチを切り替えさせたポイント」は、FP当日朝11時の電話です。お姉さんである、浅田舞さんから真央さんへの電話だと捉えました。

このエピソードに関しては、舞さん・真央さんご両人が直接話されている動画があり、この電話で二人は喧嘩をしたそうなんです。で、結論から言いますと、私はここで、「真央さんが、SPで大失敗した自分へのふがいなさや怒り」など、誰にも言えなかった気持ちや言葉を爆発できたことが、「FPでもう一度戦おう。自分のできることをやろう!」と前に向けた/未来に視点を移せたポイントだったと感じます。

コーチング的に言いますと、これを「感情の発露によるドクロの解消」と呼びます。どういうことかを分かりやすく解説しますねこれは、心を折れかけたときだけでなく、やりたいこと/夢や目標の見つけ方にも応用できるやり方です。

浅田真央と舞の喧嘩が生み出した”感情の発露”

ここで、前の段落で触れた喧嘩に戻ります。

FPの試合日当日の朝に公式練習を終わってから、AM11時にお姉さんの舞さんが真央さんに電話をかけます。かつ、舞さんからみて真央さんは、前日のSPの演技後のパニック状態から何も変わっていない、自信を失っているような表情。このままでFP滑れるのかな?まずいな。でも、こういう時に何て声をかけたらわからない。どうしよう・・・。という気持ちだったとのこと。

舞さんは何て言ったらいいか分からず、でも、周りは優しい言葉をかけているはず、自分は厳しく言おう!と思い、電話でこんな風に叱ったそうなんです。「真央、何やっているの!」「これまで真央は何百回何千回と飛んできた、取り組んできているんだから絶対できるよ。ちゃんとやんないとダメじゃない!最後なんだから楽しんでやってきなよ」と言ったといいます。言われた真央さんは、その時真央さんは。「そんな、楽しんでやれるわけないじゃん!」と言い返し、言い合いがヒートアップしたようです。

その後、お昼の時間帯になっても真央さんは表れないことに、関係者は「どうしたんだろう?」と思って心配になりエレベーター前に待っているとようやく真央さんが姿を表し、「舞に言われちゃった」と、泣いた後を隠すかのような少し照れ笑いも含めたしぐさをみせたそうです。

この時の状況を、真央さんは次のように振返っています。「あとあと考えると、姉の電話で全部、悔しさとかつらさを吐き出せたので、そこで何かスッキリしてフリーに臨むことができました」。

Voicyの放送では、もっと具体的に、”ドクロの解消”や”感情の発露”について触れていますので、詳しくは是非Voicyでお聴きいただければと思います。

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最後に、浅田真央さんを10年間追い続けたカメラマンが今回のソチオリンピックのFPの演技を撮った映像がありますので、再びこのチャプターにリンクを貼っておきます。自分の気持ちを癒したいとき、勇気を出したときにぜひ見てみてください。

このnoteはボイスメディア Voicyの過去の放送の一部抜粋です。
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