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インプロ初体験

 突然ですが「インプロ」って知ってますか?「インプロ」=「インプロヴィゼーション(即興劇)」の略。演劇・音楽・アートなど芸術分野における表現手法のひとつで、台本なしで「その場で創作する」ことで、俳優の訓練などに使われているんですが、最近ではコミュニケーション講座なんかにも、その手法が応用されてるんです。私の周りでもちらほら「インプロ」を応用した企業向け講座をしているよ、という話を聞いていたけど、本を読んだだけじゃわからないし、実際やってみたいな~と思っていたところ、ナレーター仲間で「しばいぬ海賊団」主宰の鈴村一也さんが、「インプロ講座」を開催しているのをTwitterで見つけ・・・!! 思い切ってお邪魔してきました。

 本当は初心者コースから出たかったんですが、日程の都合で中・上級者向けからのスタートに(汗)。講師は「6-dim+(ロクディム)」で全国で即興コメディパフォーマンスや講師をしているというリョーチンさん。目ヂカラ、ハンパなくて最初から挙動不審の私・・・(汗)。
名前を呼ぶゲームや逆連想ゲーム、「箱の中から出てきたものは?」なんかで脳をほぐしていきながら、「考える前にポンと言葉を出す」ことを頑張るも、も~~~ほんとに、出てこない・・・!!特に苦手だったのは「逆連想ゲーム」。指を指されたものと全く関連のないものの名前が・・・こんなに出てこないのか・・・と自分の脳を呪いたくなりました・・・涙。

 そして、ゲームをしながら、最初の一言や場所の設定だけを決め、自由に即興でストーリーを進めて行きながら、リョーチンさんがいつも仰っていたのは

「相手の言葉や態度にひっかかって。スルーしないで。思い浮かんだ事を言葉にして」

 これもなかなか、できませんでした。「多分そう思ったんだろうな」「きっとこんな感じなんだろうな」そんな風に、つい自分の頭の中で完結してしまう。「言わずもがな」「忖度する」「みなまで言うな」「察する」。これまで日本人には美徳とされていたそんな態度や行動が、実はコミュニケーションの妨げになっているんだ、と身に沁みました。それはひょっとしたら、つい正解を求めてしまう教育のせいなのか、うっかり変な事を言ってしまったら取り返しのつかない(ように感じられる)SNSの世界にどっぷり浸かってしまっているからなのか・・・。原因は一つじゃないと思うけど、「だから仕方ないよね」ではなく、相手の声、言葉、目線、息遣いを、スルーしないで、いちいちひっかかって、相手に興味を持ち、興味を持ってる自分の感覚にも興味を持ち、コミュニケーションを深く、濃くしていきたい。
そこに「朗読」という手段も使っていきたい。そんなことを思うWSでした。

 余談ですが「箱の中身は何?」ゲームの時に、うっかり私は、私が本当に欲しいと思っているものに気づいてしまいました・・・。リョーチンさんの声かけ、旨いんだも~~~ん。しまったなぁ・・・笑。
↓最後の即興で「マジむり~」と逃げ惑う私・・・。

#インプロ #しばいぬ海賊団 #6 -dim+(ロクディム)#VoiceVoice #朗読

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