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私が一番聴きたかったことば


こんにちは。声のブランディンコーチの小山ゆか.です。

今日のお話は私が一番聞きたかった言葉 について。

今から22年前,、私は19歳の時に子供の頃からの夢だった
「歌手になる」という夢を果たし念願のCDデビューをいたしました。

当時はね、デビューといえばCDだったもんなー。
時代を感じます😉

改めて自分の経歴を話す時に、
現在だとあまりメジャーじゃない媒体だなとすごく思うのです。

時代の流れってすごいなーと思います。


私がどうして歌手になりたかったか、というと
「 自分の思いを伝えたかった」この想いが根幹にありました。

幼いながらにも、何か不満を抱えていて、早く家を出て、 早く自分で自由な場所に住んでみたいという思いをぶつけて
そんなことを歌詞に乗せながら 未来に向かって突き進んでいく楽曲を作り上げていたなぁと。

振り返ってみるとそんなことを思い出します。


でもその思いというのはその時代にね
叶ったのかというと・・・

残念ながらプロの世界は厳しく
私の思いを伝えていくという活動は、 失敗というか挫折。夢破れました。

私は活動していく中で、お客様からこんな言葉をたくさんいただきました。


音程がいいねぇ

歌がうまいですね
この2つだけ。ほぼこの2つ。
それ以外なし!感想は以上っていう感じなの。



これね一見、別に 褒めてくれてるしいいんじゃない?と思うかもしれないのですがちょっと置き換えてみてください


英語の先生に「英語うまいですね」って言いますか?

料理の先生に「料理上手ですね」って言いますか?

きっと言わないと思うんですよね。

だから先生なんだもの。


歌というもの自体は誰でも歌うことができるし
どこで線引きなのかというと、何か一つ抜きんでたものがある人たちが
歌手、アーティスト。そう呼ばれるのかなと思ってます。

私はこの言葉が最後まで聞けなかったんです。

私が一番聞きたかった言葉


声がいいですね
この言葉がずっと聞きたかっただけど歌を歌っている時には聞けなかった。

そしてもう夢破れちゃったから
しばらくの間、歌うことはもうしない、なんだったらちょっとツラい。
音楽も聞きたくない・・・くらいにどん底に落ちて
そこから何して生きていこうか、と


30歳の時に、いきなり一文なしですよ。

明日からすることない。 家もない。
そんな状況で友達の家に転がり込んでそこから生活が始まるわけなのですが 早く何か仕事を見つけなくちゃって、
求人情報をたくさん探して探して、探して、探して
「未経験でも一から教えます」と書いてあった
加圧トレーニングのジムに採用が決まりそこから育てていただき
パーソナルトレーナーとして自立することができたんですね。

なのですが。
私ね、ただの引き締まった人になっちゃったんですよ💦

私もともと体がすっごく硬いので、自分の体に対して違和感が。。

なんだか違うな、と。

私 ビシッと引き締まった体になりたかったわけじゃなくて
もうちょっと柔軟性欲しいなーと感じて振り返ってみたのです
これまでを。

そういえば 歌うための体作りであれやこれやと、
これしてみようあれしてみようって提案されて、全部やったんですよ。

ランニングとかスイミングも。
とにかくいろいろしたんですよ。
その中で唯一、ピラティスは、なんだかよく分からなかったけど
もう1回やってみたいなと思ったのがきっかけ。

仕事とは別に、自主的にピラティスを学び始めたのです。
そしたら楽しくなってきて、「教える側にもなってみたいな〜」と。
そこから学び深めて現在はピラティス講師という肩書きで活動している。

そんな歴史が私の中にあるんですが

なんとね、まだそのピラティスの先生させていただいているときには
そんなこと言われてないんだけれども
コロナ禍で主人の転勤で福岡に家族全員で引っ越しをしたのですが
そこでね、何が起こったかというと
お客さんゼロ。福岡での認知度ゼロ。
これからどうやって活動していこうか。

ただの主婦にまたって戻ってしまったのです。

いやいや。それまでもただの主婦だったのだけど
パタっと振り出しに戻ったこの時に「音声配信を始めてみよう!」
という気持ちに繋がっていったのです✨



この音声配信を続けていく中で一番びっくりしたのは

ある時 声がいいですねと言われまして・・・

えっっ?
わたし1回耳を疑って、私に言ってくれた言葉なのかな?と
ちょっと固まっちゃったんです、思考が。

一時停止してる感じ。
でも確実に私に言ってくれた言葉だったんです。

最初はね、優しい人がいるなぁぐらいに思ったのですが
放送を重ねていく中で、配信していく中で
ぽつりぽつりと そのフレーズが飛び出てくるんですよ🥺

えっ、本当に??って。

めちゃくちゃ嬉しくて。
私、歌ってないじゃん。
歌ってないのに声を褒められるなんてことがあるの?と
そこにめちゃくちゃ感動して、この時すごく大事なことに気づいたんです


私 歌を上手に歌うことや音程なんて外しちゃいけない
だってプロなんだから。そんなのできて当たり前じゃん!と
技術やスキルの部分ばっかり一生懸命磨いて
レコーディングもほぼ一発撮りOK。
そこにどこか酔ってました。

音程がいいからね、修正もなくて、早くてラッキー!
いいねー, みたいなことでエンジニアさんとかにも言われたりして
それがいいことなんだって 思ってたの。

だけど私に足りなかったところは表現の部分だったんです


学面通り正しく歌うことはプロである以上は必要だと思うんだけど
そこを飛び越えていくからこそ ファンが増えていく
いいねと思ってくれる人が増える。

歌詞に共感してくれる人が増えていく。
応援してくれる人が増えていく。
そんな循環があるのだと思うのです。音楽っていう作品には。


これまでの私は、人柄が見える部分、スキルじゃない内面のところを磨くことをしてこなかったんだなぁって。

音楽の世界から離れて初めてやっと気づけたんです。

話しているシーンで声を褒めてもらうという体験をした私が
 ああ こういうことなのかーって思ったことがあるので
最後にシェアさせてください。


あなたは自分の声が好きですか?
急に聞かれても困りますよね。

私はね、自分の話す声に関してはかなり無頓着でした。
無意識でした。

歌う声に関してはものすごくこだわりを持っていたのに
話す声には何の気配りもしていなかったことに気づいたのです。

普通に暮らしていると歌うことはあまりないかと思います。
話す声にもうちょっと意識を傾けてあげると
どんな良いことがあるかといいますと

声というのは私たちの顔と同じで唯一無二のもの。
似てる人が世界には3人ぐらいいるってそんな話聞いたことないですか?

声もそのくらいあるんですって。
だけどね、こんなに地球上にたくさん人がいて3人ぐらいしかいないのであればそれってほぼ唯一無二だと思うのです。

持って生まれたものだけど、持って生まれたものは

・気を配って磨いてあげる
・ちゃんと使い切ってあげる
・毎日使いこなす

ということをしてあげないと
相手に伝わらないんだなと気づいちゃったんです。


そしてね、最後に大事なこと!

持って生まれたものを褒められたとき、人は最高に幸せなんです。


うまくできなくていい。 上手に話せなくていい。
起承転結なんて最初からある人はいない。
だけど話すことや相手に伝えるということをどうかやめないでください。

もしも今、何か頑張っていることがあってお勉強していたり
スキルや技術を習得することに夢中になっている方がいたら

その時間が一旦終わったら 自分の言葉で学んだことを誰かに話してみてほしい。
誰かがいなかったら自分のスマホのボイスレコーダーに吹き込んでみる

トークしてみてください。

これが最高のアウトプットになり自分の声でもう一回教わる、という
最高の声の引き寄せ&吸引力が高まるアクションだと私は信じています。

あなたが心の底から聞きたいと思うフレーズは何ですか
私は「声がいいね」と言われることが何よりもの原動力なんだなと気づいてから、きっと私はこれから先もいろんな発信を続けていくだろうけれども
「話す」ということは最後までやめないんだろうなと思っています。

それは自分自身が一番喜ぶことだから。

あなたの場合は何ですか?
それにつながるアクションを今日は一つ行ってみてください。

このVoicy放送回はこちら


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小山ゆか.⌇声のブランディングコーチ🎙️

𝒫𝓇ℴ𝒻𝒾𝓁ℯ…….
ママ・妻・年齢の枠を外す言葉のチカラ
わたしの名前で活躍したい女性のための伝え方の教科書
らしさをハグくむ オンラインサロンHug主宰 
 https://hug79.hp.peraichi.com

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