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地声とファルセット(裏声)どっち?

先週の火曜日、9日にボイトレを再開してから、初めて対面でのレッスンを受けました。
以前、レッスンを受けたスタジオだったのですが、当然のことながら、消毒と換気を充分にしている印象を受けました。
以前は、レッスンの個室に入ると、左の耳がちょっと塞がったような気がしていたのですが、今回はそんなこともなく、両耳とも同じように聞こえてきたので、レッスンを受けやすかったです。

リモートでのレッスンは、ほぼ発声練習ばかりで、歌を歌ってこなかったのですが、せっかくの対面でのレッスンです。もちろん発声練習はしましたが、今回、やっと歌を歌うことができました。

昨年の1月にあ急性甲状腺炎に罹ってから、ちゃんと歌ってこなかったなぁ…としみじみ。
朝起きて、確かめるのは、声が出るかな…でした。
喉が塞がれたような、蓋をしたような感覚があったからです。
蓋をされたような感覚で、声を出すのは結構、大変で出そうにも、かすれ声しか出ないのです。

正直、歌を歌うことはもうできないのかな…無理なのかな…
諦めた方がいいのかな…とさえ思いました。
でも、やっぱり歌いたい。声が以前のように出なくても、歌いたい!
その気持ちが抑えきれず、まずは、今の状態がどうなのか、ボイトレをしていいのかを知りたいと、喉、声の専門病院で診てもらったのです。

病院の検査では、声から空気が漏れるのは、一般の2倍。
長く声が通るのは、一般の半分という結果に。
肝心のボイトレは、予想を超えて「どんどんおやりなさい」

初めはイメージ通りの声が出なくてもいい。
これから、出るようになっていけばいい。
そんな気持ちで臨んだ、久しぶりの対面レッスン。

前半は、発声練習から。
一年半前までのレッスンでは、習わなかったテクニックを、今回は早めにいろいろ教えてもらえるのが嬉しいですが、その分、自宅での自主練は欠かせません。
今回は、舌の動き、動かし方を習いました。
その一つに、巻き舌というのがあって、それが難しい。
子供の頃から、親に巻き舌をふざけてしたときに叱られた思い出があります。まさか、歌を歌う時に必要な舌のテクニックだとは…正直、今まで知りませんでした。
自然にできている時もあるのかもしれませんが、いざ、意識してやってみると、全然できない!これも自宅で自主練習しなくては。

ボイトレを再開してから、2ヶ月間は、発声練習をしていたのですが、今回からいよいよ、歌を歌うことに。
以前歌った楽曲でもよかったのですが、甲状腺炎のせいか、まだちょっと高音が出にくい感覚があったので、ここ数ヶ月、歌ってて楽な「糸」を選曲することにしました。

緊張が喉を閉めていきます。
それでも、歌えた喜びにちょっと紅潮しました。
一回、通しで歌ってみて、トレーナーさんからは、相変わらず、音程がしっかりしていますねとの感想。
これは昔からそうなのですが、多分、耳が良いことに関連しているのかなと思います。子供の頃から、ハモっている曲を聴くと、高音と低音が別々に聴こえてくる耳を持っていました。

で、指摘されたのが、きれいには歌えているけれど、最初から最後まで、裏声を使って歌っているということ。
最初聞いたときは、えっ?どういうことと思ったのですが、トレーナーさんに言われたのは、やはりしばらく歌っていないせいもあるのか、声帯が開きすぎていて、裏声になっている。もっと閉めて地声で歌ってみてください。
実際にトレーナーさんが、地声で歌って見てくれたのですが、物凄いパワーの声で、びっくり。そしてこれが地声なんだとも。

実際に、声を張ってみて歌って見ると、ちゃんと出る!
地声で歌えたときは、ちょっと感動しました。
同時に、私はずっと裏声で歌っていたんだと、びっくりしました。
ずっと、どうやったら裏声て出るんだろうと、思っていたのに、裏声で歌ていたとは…

トレーナーさんからは、地声で歌う練習もしすぎると、喉を傷めるので、ほどほどにと言われました。
何事も、程々が大事ということです。

その日以来、地声で歌うようにしているのですが、あれほど出なかった高音が、地声で歌ってみると出るのには、本当にびっくりしました。
FamilySong のサビの部分、
♫あなたは何処でも行ける
あなたは何にでもなれる ♪うううう〜
の最高音が楽に出たのです。

声の使い方を間違っていたのかもしれません。
次回のレッスンまで、舌の使い方、ロングトーン、地声で歌う練習をしようと思います。

やっぱり、ボイトレは楽しい♡


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