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今日から、毎日、書く。

今日から、毎日、書いていこうと思います。

それは、友人と約束したから。

友人は曲を作ると約束したから。

お互いに約束し合って決めたこと。

書き始める勇気と、書き続ける根気。
私は、そこを乗り越えた先に、何があるかを見てみたいと思ったから。

つい先日、サンマーク出版の編集者である岸田健児さんが、
ブログを書き続けることによって、羞恥心がどこかへ行ってしまった、
というようなことを話されていました。
岸田さんはその講座の中で、それがいちばん言いたいことかもしれない、と。

私は、書きたいのに、書かない。
書けない、のではなく、書かない。
そんな数年間をずっと過ごしてしまっていました。

でも、岸田さんの話を聞いて、とにかくもう書かなくては、
と思っていたタイミングで、
今日、友人と会うことになっていて、
その友人とお茶をしながら、いろんなことを話している中で、
私は書く、友人は作曲する。
と、お互いに決めて、約束して帰った。
それは、自分への約束だ。

なので、今日は、手始めに(笑)
その友人との会話を書いてみたいなと思います。

私は、以前からインタビューをして、それを書きたいと思っていたし、
実際に、インタビューもすでに2人の方にさせていただきました。

昨年、大好きな西村佳哲さんの『インタビューの教室』というワークショプにも参加して
大切なことをたくさん学ばせていただいて。
(その話も今度ぜひ書きたいと思います)

私は、自分がピンポイントで「おもしろい!」と思った人の話を
前のめりでお話を聞かせていただいて、
それを自分だけが聞くのはもったいないので、
みんなにも聞いてほしい、読んでほしい、知ってほしい。
そんな気持ちが、インタビューをして
文章に書きたいと思ったきっかけです。
(私にとってインタビューというのは、
きいて、かく、という2つの行為のことです)

このインタビューへの私の想いは、また後日に譲るとして、
今日は、そのインタビューのことについて、
友人が私に語りかけてくれたことを忠実に、
そのままの言葉で書こうと思います。

インタビューについて、友人が私に話してくれたこと。

「もし、その人のことを本当に深く知ろうと思ったら、人の手が加わらないと絶対に理解できないと私は思っているから、(インタビューは)とても大事な役割だと思う。
なぜその人をインタビューしたのか、という、「人」をセレクトするところから始まるから、この人ってどういうコンセプトで、こういう人たちを選んでいるんだろうって、そういうことを通して、インタビュアーにも興味が向く。
そういうところにも、「人」じゃないとできないことに結びついている。「人」じゃないと意味がないものが、これから生き残っていくんだと思う。
「人」じゃなくてもいいものは、本当に変わっていってしまうから、それでもそこに「人」が入って、なおかつ、その人でなければできないこと(表現できないこと)があるんじゃないかと。
その先にあるものを「人」は求めているんじゃないか。
「人」は引き出されたいと思っているし、自分のことって一番わからないし、インタビューを受けたことで、自分のことがわかってくる「人」もいるだろうし、インタビューされたい「人」は世の中にたくさんいるのでは。
少し前にテレビで、あなたのために短歌を作ります、という人が取り上げられていて。自分が今どういう状況で、こういう気持ちを汲み取ってほしい、と歌を作ってくれる人に話すと、その人のために五七五を作る。
私だけの、私のための五七五、になる。
そういうことがニーズとしてあるのかなと思って。
人は、知ってもらいたいし、共感してもらいたいし、自分というものを掘り起こしてもらいたい、ってすごく思っているのかなと思って」
(友人談)


私は、むしろ、知りたい。

その人が、どんな人生を歩んできたのか。

どういう人生を歩んできて、何を感じたか。

どういうシーンと出会って、どう変わっていったのか。

それを、丁寧にすくいあげていきたいと思っています。

その人の感性をストーリーに。
それが私のテーマです。
もちろん、うまくできるかどうかは別として。

完璧な文章などといったものは存在しない。
完璧な絶望が存在しないようにね。
〜村上春樹『風の歌を聴け』より〜



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