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3年前に頂戴したメール


室内開催の運動会、全てストロボで1/1000sで撮れとご指示いただいた写真屋さん。仕事の納品済んで請求書を送ったら書式が違うとかナントカで支払いがずーっと遅れ遅れて、、半年過ぎた頃にエライ人に電話代わってもらって解決したっけ。それっきりだったんだけど、、ʕ❛ᴥ❛ʔ



15年前くらいか、、

就職難の新卒の学生さんたちに新品のカメラ・セット一式(50万相当)を買わせて、お金が無ければ貸し付けて(給与から天引き)、社員として毎日どっかの幼稚園に撮影に行かせるっぅのも随分だなぁ、、って思ったけど。

テスト撮影で 3,000円、4,000円、5,000円 テェのも、、、(~_~;



#戯言 #備忘メモ  

学校の写真もある程度やってると、日当幾らでカメラマンが一人なのか二人なのか、撮影対象の学年のクラス数(総人数)とイベント事の中身で集合写真とスナップをどれくらい撮れそうか、、また集合写真とスナップの一枚あたりの売価格(プリント価格も/利益)、撮後の編集経費、A3に4x4で16コマ一枚の見本のプリントが100円、そのほか諸々の経費をさっ引いたモノが写真屋さんの利益になる。

っぅのが分かってるから、今日は最低でも・・・だけ売れる写真を撮らなくちゃいけない、、なんて分かってくる。

今もお声かけいただければ代写で学校の写真のお仕事をいただいているけれど、自分でまるまる幼稚園・学校を引き受けてやろうっていう気持ちが無くなってしまった。「ハンバーガーが一個80円の時代になんで写真が100円もすんのヨォ、、」ってご指摘を受けたのも少なからず影響があったけど(苦笑)、世の中的というか学校写真のお客様である親御さんのニーズと、オイラが〝良い写真〟と思うところにズレがあるように感じたところが大きい。

具体的に言えば、親御さんが欲しがる写真はご子息が半身やパストアップに大写しの笑顔の写真。もちろん、その様な写真もいち早く撮る様にしていた。一応業界事情的な事を補足すると、そーいう写真は以前はダメな撮り方だった。見本の写真一枚に対して一人しか写っていなくて購入見込みも一枚だからだ。写真屋さんよっては2〜3人じゃ少なくて、4〜5人写っていないとダメというところもあった。

しかし、以前はプリントをポケット付きビニール製シートで展示販売していたのが、ラボネットさんでA3に4x4で16コマ一枚の見本のプリントが100円で作れる様になり、ネット掲示は枚数の制限もなくなるからコスト的な制約は劇的に改善した。

さて、半身やバストアップな笑顔な写真。良い写真である。だけど、その様な写真ばかり、その様な写真だけがご子息の成長を記るすアルバムに収まっている絵を想像していただきたい。ご子息の半身やパストアップの成長は分かるけれど、いつどこで撮られた写真なのか分からないのではないでしょうか。

「この頃は●●ちゃんと仲良しでいつも一緒に居たね」とか「学芸会、『桃太郎』で鬼の役だったけど、やられっぷりは助演男優賞ものだ!」とかって、、そんな写真の中に「この頃は前歯が全部生え替わる時期だったねぇww」なんてぃぅ大写しの写真があったら、アルバムを囲んで思い出を振り返る素敵な時間になるんじゃないかと、、オジサンなカメラマンは思う。

ふぅ、、とりま1/3くらいか⁉︎ww



写真家じゃなくカメラマンなんで、リクエストに適う写真撮るのが仕事。

それが大前提であるんだけど、、「こんな写真も素敵じゃない⁉︎」って提案はしたいなぁ、、

 * *

メールきた、ご希望ありましたら、、

Posted by 渡辺 健一郎 on Tuesday, August 4, 2020

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FBの〝思い出〟ページに3年前のヤツが出てきてモャモャ、、

note 観ていて〝プロカメラマンになる〟って人のや、この人は写真撮るより宣伝や金儲けの方が得意っぽいな(ワンパターンで色もバラバラ)、、ってぇ記事を見ていてモャモャ、、


モャモャ吹っ飛ばすにゃ、自身で #ちゃんと した 良い写真 をたくさん撮って喜んでもらうしかない。それは分かっちゃいるんだけど、そもそも良い写真ってぇのがどんなもんか、、「そんな事は考えたことも無い」とか「こういうの流行ってるよね、、」くらいなモンか、、

10年後20年後、人生の中の節目節目、子供や孫が見る写真、、そんな想像力を働かせてみる。どんな写真を残したいか、、そっから擦り合わせていかなくちゃいけないのがしんどい。でも大事だから〝そっから〟も手は抜けないよねぇ。

ありがとうございます。励みになります。m(_ _)m