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普段の仕事で使っている踏み台を紹介します。

カメラマンが踏み台使っているシーンで思い浮かぶのは、事件・事故のTVニュースで報道カメラマンが踏み台・脚立に跨っているシーンでしょうか。それ以外にも、スタジオで商品撮影や屋外で風景を撮影する、先にアップした学校写真の撮影現場でも使われています。ちなみに踏み台と脚立、違いがあるんですよ。踏み台は天板(最上部)に乗れるもの。脚立は最上部に乗れなくはないですが、天板がそもそもありません。また、脚立は広げていくと一直線になるタイプもあり、ハシゴの様に使うことができるタイプもあります。ロケ・出張の撮影のカメラマンの多くは、撮影時の安定性や軽量で持ち運びやすさを重視で選ぶ人が多い様に思います。

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では1つ目に紹介するのが樹脂製の踏み台。DIYショップなどでよく見かける〝セノビー〟なるものがあり、カメラマンで使っている人も少なくない様です。オイラは折りたたんだ時に持ち手部分が出っ張るのと耐荷重が低めなので、キッカーランドのものを使っています。

キッカーランドのモノは、webの商品紹介では耐荷重180kg程度の表記がありますが、別の表記では300lbsなので130kg程度。デカ重のオイラでも安心です。

高さが20cm程度なのですが、その20cmに救われたりします。20cm高いカメラ位置で変なパースがつかずキレイに撮れた、背の高い方の半身を撮るのに踏み台に乗ったから見上げる様なアングルにならずに済んだ、とか。

折り畳んだサイズが30cm四方・厚みが3.5cmくらい。15インチのノート・パソコンを収納できるカメラ・バックに収まるのがありがたい。機動性を求められる撮影、でも高さが20cmでも踏み台があると良い写真を残せる、そんな時のチョイスです。

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2つ目、長谷川工業の踏み台。通常の取材撮影などの仕事だとこいつがスタメンです。サイズも80cmの高さで、持ち運びと汎用性を両立しています。余っているカメラ・ストラップを取り付け、持ち運びしやすくしています。

電車など公共交通機関での移動が必要な場合は厳しいので、後で紹介するキッカーランドの踏み台を持って行きますが、いつも車で移動しているので基本的にコイツが相棒です。最初に買う踏み台としても良い選択じゃないかと思います。

リンク先やメーカーの商品紹介ページでご覧いただくのが一番解りやすいかと思います、天板下に位置する細めの棒に下を持ち上げると開いていた脚がパタンと閉じます。様々な仕事の現場で〝片手が塞がっている〟状況でも使い易いように、、と工夫されています。これメチャ便利! ただ静かな場所だと閉じる時の〝パタン〟とアルミ脚が響くのと、棒部分のカチャカチャ音が耳障りなので注意が必要かも。

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3つ目。キッカーランドのもので高さ40cmです。電車で移動するからアルミ製のヤツは厳しい、でも踏み台が無いと撮影にならない、、とか、移動が多く少しでも軽量・コンパクトなものが良い、、そんなシチュエーションで選ぶのがコレ。

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正直、重いカメラ・バック背負ってライト・スタンドe.t.c.詰まったバック持って、それだけでモゥ十二分にガックリきちゃう。その上で更に踏み台も、、ってなると「使わないかもしれないから、まっいっか、、」って悪魔が囁くんだよねぇ(苦笑)。でもね、180cmのオイラでもカメラ位置は175cm程度な訳。被写体が180cm以上で、焦点距離100mm未満で半身を撮るとなると、下から見上げたアングルになっちゃう。極端に言えば普通に立ってもらってんのに、顎が上がって鼻の穴が丸見えな写真が撮れちゃう訳さ、、webなんかでもそーいう写真見ること多くて、クレジット見ると女性なんだろうなぁ、っぅお名前。全ての女性が背が低いってこたぁないけど(男性だって低い人はいる)、、そーいうことかなぁ、、みたいな。

背の高い分には中腰になるとかしゃがむとか膝つくとか、オイラなんか「ちょっと失礼しますね、、」なんつって寝転がって撮ることも儘あるしね。150cm台の身長のカメラマンと比べたら、オイラの方が焦点距離の短いレンズで半身撮影をした時に踏み台に使うケースは少ないけれど、それでも現場に行かないと被写体の方の身長が高いか低いかなんて分かんないから、、だから悪魔に囁かれても持ってく。だってプロのカメラマンだからね。(^_^;

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