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「違うこと」をしないこと| 吉本ばなな

お久しぶりです、七海です。

最近、改めて吉本ばななさんの"「違うこと」をしないこと”読み、
ぜひ多くの人にシェアしたいと思い急いで記事を書いています。

誰に読んで欲しいか

この本をおすすめしたい人は「現状に若干の違和感」を感じている人です。
恐らく多かれ少なかれ、自分はこの方向性で合っているのか?違う気がするのだが、、。と皆さんが感じたことがあるかと思います。

私も漏れなく、大学時代からこのちょっとした違和感を感じつつ、騙し騙し生活してきた自覚があります。
この本を読むことがきっかけとなり、自分の中の違和感と向き合うきっかけとなれば幸いです。

「初期設定」の話

第二章で吉本ばななさんが白井剛史(プリミ恥部)さんの対談インタビューの内容が記載されています。個人的にシェアしたいと思う箇所をいくつか引用させていただきました。

吉本:やっぱり、自分に正直に生きようとすると、それを阻害しようとする周りの環境と自分の問題にどうしてもなるので、そういう中でどんどん体に溜まっているくものがあるんでしょうね。(中略)みな疲れすぎて自分っていつものにさえたどりつけなくなっているんじゃないかって。何かを始めようと思っても、自分が何を好きかということさえわからなくなっているし、自分がないから、疲れているかどうかさえ感じられない。

「違うこと」をしないこと

プリミ:ぼくから見ると、初期設定があいまいな人が多いんだと思います。自分がこう在りたいというのが明快じゃないので常識に縛らてしまって、「お金を稼ぐなら我慢しなきゃいけない」「がんばらなきゃいけない」「遊んでちゃいけない」とかって設定が、最初から勝手に親や義務教育からなどから刷り込まれてしまっていたりする。(中略)あいまいなままズルズル行ってしまった人がいっぱいいると思うんです。最初から設定がくるちゃっていると、不具合が不具合を読んで、どんどんズレていって混線してしまうので。

プリミ:変えたくなったら、初期設定はいつでも変えられる。ぼくが言っている初期設定って、PCやスマホと同じなので、自覚してプログラミングを書き換えてアップグレードさえすれば、ちゃんと宇宙と連動するようになる。(中略)設定するなら、単に自分が望んでいるということというよりも、自分が自分の魂がの本来の姿を自覚して腑に落ちてからというんですかね。自分が本当に納得できてなかったら、ただ掲げても、一向に実現しないですから。

初期設定のズレ

この本を読む前、仕事のことやお金のこと、将来のことを考えて
モヤモヤしていました。今自分がいる場所は、自分が選択したはずなのに
どうしても愚痴がでてしまうのです。

そんなタイミングで読むことになったこの本。
第二章を読んだとき、自分の初期設定が随分前からズレていることに始めて自覚的になりました。薄っすら気がついてはいたけれど、やはりそうだったんだなというような感じ。

いつからズレてしまったなんて考えると、悲しくて虚しいのでやりません。

プリミさんとばななさんがおっしゃっている通り、いつからでも初期設定は変えられる。ちょっとしたところから初期設定を変えてみます。

まずは「平日も自分の好きを生活に散りばめることができる」という初期設定にして、少し朝早く起きて、コーヒーを淹れて海辺まで散歩しようと。

寒くなってきたので皆さんどうぞご自愛ください。

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