モバイルOS向けKindleアプリに追加された本を読み上げる機能「アシストリーダー」
iPhone 15 Pro, iOS 17.5のVoiceOver環境で読み上げ操作を確認しています。
Pixel 7, Android 14のTalkBack環境で読み上げ操作を確認しています。
KindleブックはiOSのVoiceOver環境、AndroidのTalkBack環境で読み上げさせることができます。
Windowsアプリではスクリーンリーダーに依存せずに読み上げさせることもできます。
ただし、読み上げ可能なKindleブックは、
「Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能)」が有効と表示されているものに限られます。
普段はスクリーンリーダーによる読み上げ機能を必要としていない人でも、Kindleブックを音声読み上げさせるためだけに、iOSやAndroidのアクセ
シビリティ機能を活用している人たちは多いと聞きます。
今回モバイルOS向けのKindleアプリに加わったのが「アシストリーダー」、Kindleブックを音声読み上げさせる機能です。
iOSでの設定手順はを紹介します。
1. 本のページを開いている状態で「本のアクションメニュー」を開きます。
VoiceOver環境で「本のアクションメニュー」を表示させるには、本のページを表示している画面で1本指ダブルタップです。
2. 「読書の設定」、「その他」と進みます。
3. 「アシストリーダー」のオン・オフ切り替えボタンが表示されます。
ここをオンにします。
「メニューを閉じる」ボタンを実行するか、スクラブのジェスチャで本のページに戻ります。
読み上げを再生する手順は、
1. 本のページを開いている状態で「本のアクションメニュー」を開きます。
VoiceOver環境で「本のアクションメニュー」を表示させるには、本のページを表示している画面で1本指ダブルタップです。
2. 画面の下部にアシストリーダーの関連ボタンが表示されます。
「再生」ボタンを実行します。
3. 一時停止するには1本指ダブルタップします。
マジックタップ、2本指ダブルタップすると読み上げは停止しますが、画面は本のページに戻ります。
「本のアクションメニュー」の画面で表示されるアシストリーダーの関連ボタンは次の通りです。
・アシストリーダーでの残り再生時間
・速度ボタン
・30秒戻すボタン
・再生一時停止ボタン
読み上げ速度は0.5から3.5の範囲で調整できます。
音声の種類はiOS内蔵のKyoko 圧縮です。声の変更ができるのかどうかは確認できませんでした。