先入観ってこわい
先日、新ししいボイスサンプルを作った。
https://youtu.be/2fbtXOTDvwE
旅行あるいは鉄道会社のCMをイメージしたものだ。
原稿の中に
「秋になったら彼と一緒に紅葉を見に行こうと思う」
という一文がある。
秋・紅葉・旅行といえば、頭の中にあの曲とともに自然とナレーションも流れてくる。
「そうだ!○○へ行こう」
先入観ってこわい。
今回のナレーション原稿のどこにも「京都」という文字は入っていない。
それなのに、ナレーションを読み上げるときも、YouTubeへあげる動画用の写真を探すときも、「京都」を意識している私がいた。
そして、あのCMと同じように落ち着いた口調で原稿を読むことに、なんの疑問を持っていなかった。
違う、違う。
先入観と読解力のなさに愕然とする。
日本語学校の授業では、試験対策向けの「読解」という授業がある。
短い時間でたくさんの文を読まなくてはいけない試験では、ある程度テクニックが必要。そしてこわいのは、先入観。それで失敗する場合もある。
新学期の授業でも、ナレーション原稿を読むときも、今まで以上に気をつけようと思った。
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