免許証の写真に見る、小さな変化

運転免許証の更新に行ってきた。
よせばいいのに古いほうの免許証ももらって帰ってきた。
家に帰ってきてから、新旧両方の免許証を机の上に並べて見比べる。

５年前の写真は、ベージュのカーディガンを着ているのだが、それが驚くほど私の顔を年老いたように見せている。そして顎もやや上げ気味に映っていて、疲れた感じでとても冴えない顔だ。５年前、この免許証を手にした瞬間、この写真の私と５年間もともにしなければならない不幸に愕然としたのをよく覚えている。

反省を生かして、今回は淡い色の服は避けた。レフ版効果を狙って白いシャツも考えたが、ぼやけそうなので、ネイビーカラーのサマーセーターを選んだ。顎も二重顎にならない程度にそっと引くことも忘れなかった。

５年前の私と今の私。
うーん。５年分年取ったな。
当たり前の感想。

でも、悪くないなとも思う。
今年に入って、声の仕事を始めたり、６月の末から突然noteにほぼ毎日投稿するようになったり、８月からAudible読書を始めたりと今年の私は新しいことにチャレンジしている。

５年前は同じ場所でずっと足踏みしているみたいで何も前に進んでいる感じがしなくて嫌だった。だからといって、何をしたいのか、何をすればいいのかもわからずただ忙しい毎日に流されていたと思う。

だから、新しい免許証の中の私は「毎日を楽しんでいるよ」「チャレンジしつづけているよ」と言っているみたいに見える。少なくとも私には。

次の免許証更新のとき、今よりもう少し成長した自分に会えるといいなと思う。