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署名活動ってどうやるの?街頭署名活動編

前回はオンライン署名活動についてお伝えさせて頂きました。
詳細は↓↓↓↓

オンライン署名活動ってどうやるの?

今回は、街頭署名活動(学校等リアルの場での活動)のやり方についてです。

私自身(Voice代表)が街頭署名活動をした時(としまえんプール存続署名活動)は、街頭で1人で始めました。
(※としまえんの閉園後、東京都が土地を買う予定だが、買収後の予定が一部しか決まっていなかったため、みんなの声でとしまえんのレガシーを残してもらおうと始めた活動)

そこから、2週間後には活動仲間が30名ほどでき、簡単な組織に発展していました。(開始時の友人や知り合いは1人もいませんでした)
仲間がどのようにできたかは後述しますね。

先に結果からお伝えすると、
オンラインと合わせて12,856名から署名を頂くことができました。

12,856名というのは数字で見ると、「そんなものか」という印象かもしれません。
しかし、実際には毎日毎日街頭に立って、1日100人前後ぐらいの方々から文字で書き記して頂く作業の連続です。

最初からそれぐらいいくだろうなんて目途は当然ありませんし、だいたい頂いて1日100人前後です。
目標は1万人でしたが、100日かかる計算です。

それを3週間ほどで達成しようとしていたので、それはもう必死でした。
チームが一丸となって、必死に努力して何とか1万人を超えて頂くことができた人数です。

街頭署名を始める前に!!切っても切れないSNSを使った準備

街頭署名を行うときですが、いきなり街頭署名だけで開始するのは、私としてはおススメできません。

なぜなら、やはり道行く人から白い目で見られますし、署名をお願いしても大変多くの方からお断わりやスルーを受けるので、やっぱりメンタルにこたえます

この署名活動で必ず1万人集めきるんだ!!という強い気持ちをもって望んでいましたが、それでも相手にされないのは正直なところなかなか、厳しいものがあります。

そんな時に心の支えになるのが仲間です。
やっぱり仲間がいるかいないかはとてつもなく大きい差です。

そして、既に同じ価値観を持った知人・友人がいれば一緒に活動できればベストですが、そうでもない場合もあるでしょう。
私は残念ながらいませんでした。

仲間を増やすのに最も良いツールは、やっぱりSNSです。

SNSの情報発信で仲間を集めよう!

私の場合、Facebook、ツイッター、インスタグラムもアカウントがありまして、Facebookが一番お友達も多かったですが、署名活動への反応は全然ありませんでした。
(ダジャレとか下手な絵をアップしたときは反応あるのに)

なので、結局ツイッターを使って皆に情報を知ってもらおうと発信を始めました。
といっても開始したときのフォロワーは9人で、半分が知人で(もちろん署名活動に全く興味なし)、半分が広告目的の怪しい人たちです。

それが、情報発信をしている内に、あれよあれよと2週間でフォロワーが500名近くになりました。
(フォロワー数でいうと地味な話で申し訳ないですが、0からでも熱意があったらちゃんと応援してくれる人たちがでてくるよ、ということで)

どんな発信をすれば良いのか?

①知った情報を発信する
発信内容は、とにかく署名活動につながるために行った情報収集についてです。
としまえん閉園の場合は、94年間続いた遊園地が、閉園発表から2ヵ月で閉園とまさかの急展開でしたので、「なぜだ?」と思っている人達も多くいました。

なので、自分で調べて、

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・実は閉園は「経営難」が理由じゃない
・閉園後は公園と思われていたが実は公園じゃない!
・としまえんの北側はハリーポッター施設になるが、南側のプールエリアは何も決まっていない
・何も決まっていないなら、今あるプールを残せる可能性がある!
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などなど、見えてきた情報を毎日どんどん発信していきました。
8月末に閉園が決まり、署名活動を始めたのが9月10日ごろでしたので、注目度が高いことも追い風で、フォローしてくださる方が徐々に増えました。

ツイッターをされていても、意外と知らない情報はたくさんあります。ツイッターに載っていても、届いていないことも沢山あります。

ですので、大事なのは、自分が知っていることや調べて分かったことについて、積極的にどんどん発信すること。
小さなことから大きなことまでです。

ツイッターは情報が流れていってしまうので、ツイートを見逃す人も沢山います。ですので、あまり気にせずリアルタイムに知ったことを発信できるほど、強い発信が可能です。

それと同時に、「私もできることがあれば手伝います!」と、大変ありがたい声掛けをして頂けるようになり、
1人で立ち始めてから、1人、また1人と一緒に立って活動してくれる方々が増えていったのです。

②署名の現場をツイートする
知ったことを情報発信しながら仲間を集め、仲間と一緒に活動を始められたら、活動の様子をなるべくリアルタイムにツイートしましょう。
例えば、次のような内容です。

・活動開始の挨拶をする
・現場写真をアップする
・頂いた質問をアップする
・質問の答えもアップする
・ご寄付を頂いたら頂いたお礼と感謝をツイートする
・活動終了の挨拶をする

などなど。
そうした現場の熱を伝えることで、また注目が集まり、手伝いたいと名乗ってくださる方が現れたり、「ツイッターを見てきました」と、現地に来て署名してくださる方もいらっしゃいます。

活動を始めた瞬間は、リアルでもオンラインでも懐疑的な目や不信な目で見られることも多いでしょう。
この人たち大丈夫か?信頼できるか?などなど、周囲からしても不安や不信があるはずです。

そうした不安も、実際の活動の様子が見えてきたり、考え方を見ている内に、「これなら信頼できるかも?」と徐々に信頼を頂くことができます。

現場はなるべく集中的に立とう

活動を行う際は、なるべく日を集中させて活動をしましょう。
SNSで細かな発信で不安や不信をぬぐえますが、リアルでの署名活動も実は同じことが言えます。

毎日同じ場所にいて毎日活動していると、前や道を通っている人も何度も見るので、「気になっていたものの話かけづらい」と思っていた人たちが徐々に心を開いて下さるようになります。

日が空いてしまうと、顔も忘れてしまいやすくなるので、日を空けて継続的やっていくよりも、集中的に現場にいる方が効率があがります。

ご都合があると思いますが、なるべく日を空けない日程の組み方を考えることがおススメです。

署名用紙はチラシと名簿を準備しよう

街頭での活動でやはり必要なのは、チラシと署名用紙です。チラシはプリントパックを使えば、WordやPDFでも入稿できますし、とっても安く印刷することができます。

一般的な片面カラー1000部で3500円程度(条件で変わります)。自宅で印刷するより遥かにお安いですね!
品質も全く問題なく、大変美しく仕上がります。

名簿の項目は名前と住所でオッケー

名簿の項目は基本的にはお名前と住所でオッケーです。加えて、メッセージ欄があれば、提出先にみんなの声を伝えられますし、自分たちも励まされます。

法的な署名活動の場合

法的な署名活動の場合は押印欄も必要な場合があります。別記事にも書いてありますが、知事のリコールなど、法的な署名活動の場合は、直筆でフルネーム且つフル住所を書いていただく必要があります。

有効性が問われ、8割無効と判断されてしまった知事のリコール署名活動もありましたので、直筆厳守の場合はその旨を用紙に必ず書いておく必要があります。

また、フォームも自治体によって変わりますので、詳しい書き方は、県や市、区など相手先によって確認する必要があります。

法的ではないが、意見を伝えたい活動の場合

例えば、東京都に意見を出したい、と言った場合の署名活動の場合、そもそも法的な効果はないので、フォームや書き方に決まりはありません。

人数のインパクトが大変重要になりますので、個人情報を出すことに抵抗がある方については、住所は市町村までで良いなど、署名をもらうハードルを下げてもオッケーです。

また、代筆も大丈夫ですので、ご家族、親族のお名前を頂くなど、数を頂くことに集中しましょう。

それって意味あるの?と思うかもしれませんが、人数が集まれば新聞やニュースに取り上げられます。

世論が動くことで相手が動いてくれる可能性は大いにあります。特に相手が企業であれば、対応内容が好感度に直結しますので、対応してくれる可能性はより大きくなります。

チラシ配りに道路の使用許可は必要?

チラシ配りの際は、基本的には許可を取る方が安心です。配る行為自体は表現の自由として認められていますが、配る場所は誰かの所有する土地になります。

道路や歩道の場合は、警察の許可が必要です。2週間で1500円程度(自治体によります)

議員さんの話によると、議員の演説の場合は、多くの場合警察の許可を取らずにしていることも多いそう。

署名活動も実際のところは許可を取らずにやってもシビアに怒られらわけではないでしょうが、チームメンバーが安心して活動するためには取るほうがベターです。

私有地の場合は、持ち主を探すことが手間ではありますが、行政わ不動産屋さんに教えてもらって許可を得ましょう。

他にもこんなことが知りたい!ことがありましたら是非教えてくださいね。

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