歌の居場所
きょうは“You Raise Me Up”をうたってインスタにあげました。
1番をとばして、2コーラス目をうたっています。
ケルティック・ウーマンのカヴァーで知られるこの曲は
キリスト教を思わせるような語彙がたくさん入っているためか
讃美歌としても、よく歌われています。
ただ、個人的な意見ですが、この曲はどう考えても
ワーシップソングではないように感じます。
「人生には、飢え渇くことがつきもの
生きていればひどく心が乱れることもある
でも、あなたが訪れるとわたしは驚くべき感動で満たされる
ときどき思う、わたしは永遠というものを垣間見ていると」
2コーラス目の、この最後の一行をもって、
この曲が「人間どうしの歌」であると確信します。
(クリスチャンにとって、神は圧倒的・絶対的な存在なので
こんなフワっとした表現をしていい対象ではないと思うのです)
この曲がオリジナル日本語詞とともに讃美歌として定着したのは、
まず、曲として素晴らしいからであることは間違いないのですが、
分厚いコーラスを纏い、転調によるキーの上昇を繰り返し、
高揚感をおおいに演出するのは、どこか不憫なような気がして。
この曲の本来の姿を、そのままに、元いた場所に戻すように
歌ってみたくなったのでした。
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