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旧統一教会(家庭連合)現役信者の「陳述書」を一部公開

旧統一教会(家庭連合)への解散命令請求をめぐる裁判に提出するため、ゲンさんも「陳述書」を執筆しました。実際に裁判所に提出されたかは不明ですが、せっかく書いたので、その一部を公開いたします(一部伏字に)。

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令和6年1月〇日

陳 述 書

私の経歴(割愛)

入教の契機
(前略)私が家庭連合の教え・統一原理を学び、最初に最も感銘を受けたのは、統一原理の「創造目的」という内容です。神が「愛」ゆえに「私」(たち人類)を創造された、という教えに大変感動したのを、〇〇年経った今でも鮮明に覚えています。

 さらに、死後の「永生」(永遠の生)を見据えた結婚(祝福結婚)や家庭(祝福家庭)に、強い憧れを抱くようになりました。こうして家庭連合での信仰の道を歩むことを自ずと決意した私は、〇〇教会の信徒会青年部の学生スタッフを経て、卒業後、〇〇教会の信徒会で献身的に歩み出すようになったのです。 

入教後の活動 
 〇〇教会の信徒会青年部では、伝道(布教)活動をはじめ、セミナーの進行や講師、伝道されてきた新規の受講生に統一原理を教育する「ビデオセンター」のカウンセラーなど、様々な活動に従事しました。教会での活動は、どのような活動であっても、神に祈りながら、その活動の些細なことにも信仰的な意味(意義)を見出そうとする、まさに宗教的な活動であったと思います。(中略)

 ちなみに、私が青年部のスタッフをしていた頃や、私の〇〇年の信仰歴の中で、教会の責任者などから、「○○をしないと地獄に落ちるぞ」などと脅されたことは一度もありません。もちろん私が青年部の責任者をしていた時や、いかなる時にも「地獄」で脅したことは一度もありません。少なくとも私が統一教会に関わって以降、そういったことを耳にしたことはありません。マスメディアの報道によって、旧統一教会は「地獄」で脅すと殊更に強調されてきました。しかし、そのほとんどは、家庭連合に反対する弁護士らが裁判を有利にするために言っている話に過ぎず、実際に信徒らは、日々喜びと感謝で、希望が溢れるなか、信仰生活を送っているのです。ぜひこういった声にも耳を傾けていただきたいと思います。(後略) 

解散命令請求について
 昨年10月13日、家庭連合に対して解散命令請求が出されてしまいました。信徒の一人として、大変悔しく、残念でなりません。 

 私には〇人の子供がいます。この子たちには輝かしい未来があります
 そして、私たちの教会(家庭連合)にも未来があり、希望があるはずでした。家庭連合には過去、様々な問題がメディアで取り上げられましたが、少なくともこの10年以上の経過をよくご確認いただければ、決して解散させられるような宗教法人ではないと確信しています私たちの教会の未来を、教会と共に成長する子供たちの未来を、どうか奪わないでください。私のような世代(20~40代)が、これからの教会や友好団体の責任を担っていきます。

 どうか私たちの良心を信じてください。私たち信徒一人ひとりが、この教会と、さらには日本社会の未来をより良いものにできるよう、最善の努力を尽くしていきます。どうか今後の裁判においては、教会と信徒たちの未来まで見据えた、公正な判断をお願いいたします。(後略)

以上

※実際の陳述書は、A4 6枚、約4,600文字。

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