第976回「豊田英司の"今日のベトナムニュース解説"」ホーチミンの炎天下の中、木々が丸裸にされている
本日の記事:
「ホーチミンの炎天下の中、木々が丸裸にされている」
原題:
" Trees stripped bare amid sweltering weather in Ho Chi Minh City "
記事リンク:
【本日のポイント】
(1)連日の猛暑が続くホーチミン市ビンタン区の国道1号線沿いにある並木は人々に涼を取るための木陰を提供していたが、先日、剪定され、葉を失った状態になり、人々を不思議がらせた。
(2)この樹木の剪定は、電力会社の要請に応じて行われており、電線からの放電リスクを回避する、やむをえないものであった。
(3)現在、この地域では安全性と都市の美観を考慮して国道1号線沿いの電線を地中に埋設することを提案し将来的な樹木剪定の必要性を減少させることを目指している。
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【解説】
アジアゲートベトナム代表の豊田です。
さて、今日の記事について。
去年、日本では、ある特定の企業の店舗前だけ街路樹が枯れてしまっているのではないか?という疑惑がニュースになっていましたね。
今回、ホーチミン市で、炎天下の中、木陰を提供していた並木道の葉っぱが伐採されてしまったことが非難、とまではいかないですが、「なぜ?」と話題になったようです。
で、理由としては、こちらは、まぁ、ちゃんとした理由があって、街中の電線に触れてしまうと放電や火事の危険があるので、ということでした。
確かに昔に比べればマシになってきましたが、ベトナムの街中を歩いていると、剥き出しの電線が、
「ダラーン」
と歩道や車道の上空、2−3メートルくらいまで垂れ下がっていて、非常に危険ですし、大きい荷物を積んでるトラックとかが、それに引っかかって大渋滞起こしてたりしますからね。
なのでこの伐採は致し方ないのかなぁ、、と思います。
でも、あのぐっちゃぐちゃの電線がヨーロッパの人とかには
この地域では将来的には電線を地下に埋設して行く計画もあるそうで、ベトナム名物?の電線ダラーンも、徐々になくなっていくんですかねぇ、、、
以上 豊田英司
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