第1018回「豊田英司の"今日のベトナムニュース解説"」ベトナム首相が中国を訪問。中国とのインフラプロジェクト協力を模索
本日の記事:
「ベトナム首相、主要インフラプロジェクトで中国のパートナーシップを求める」
原題:
" Vietnam PM seeks China partnership in major infrastructure projects "
【本日のポイント】
(1)交通インフラ協力強化;
ベトナムのチン首相は、習近平主席との会談で、「一帯一路」構想の一環として、鉄道や道路の接続性を高めることを目指し、両国が大規模な交通インフラプロジェクトで協力することを提案した。
(2)経済協力と輸出促進;
チン首相は、中国に対し、ベトナムの主要製品の輸出促進を要請し、また、ベトナム産品が中国を経由して中央アジアやヨーロッパに輸送されるための好条件を整えるよう求めた。
(3)地域協力と平和維持;
両国は国境経済協力区建設やより円滑な国境の行き来、そして、海上での意見の相違を共同で管理し、平和と安定の維持に重点を置くことで合意した。
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【解説】
アジアゲートベトナム代表の豊田です。
さて、今日の記事について。
よく日本では「ベトナムは中国が嫌い」というような話がありますが、実際には、ことはそう単純ではないですよね。
日本と違ってベトナムは中国の漢王朝(紀元前2世紀)以来、1000年間、直接的な支配を受けていたので、その思想や文化への影響は日本のように自分たちがほしいものや思想だけを中国から「輸入」したものではないですからね。
10世紀に中国支配からベトナムが独立した後も、フランス植民地時代まで800年間、ずっと中国の隣国として時に対立、時に友好を繰り返して、ここまできてますので、その外交関係は白か黒かで測れないところがありますから。
人類史のほとんどにおいて「世界最強国家」だった歴代中華政権に統合されないで、ここまで民族としての固有の文化や言語を守り抜いたベトナムの軍事と外交の強さについては、もはや日本も軍事や経済では中国を上回ることは難しくなってきた現状で、ベトナムの2000年以上のノウハウをもっと積極的に学んで、日本外交にも活かせるのではないか?という観点で日々、いろいろなベトナムのニュースを見ております。
以上 豊田英司
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