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第975回「豊田英司の"今日のベトナムニュース解説"」アップルのティム・クックCEO、ハノイでiPadを使った環境授業に参加

本日の記事:
「アップルのティム・クックCEO、ハノイでiPadを使った環境授業に参加」
原題:
" Apple CEO Tim Cook joins environment class using iPads in Hanoi "

記事リンク:https://tuoitrenews.vn/news/education/20240416/apple-ceo-tim-cook-joins-environment-class-using-ipads-in-hanoi/79388.html


(写真:ハノイの学校で生徒たちとiPadを使った授業を楽しむAppleのCEO Tim Cook氏)


【本日のポイント】

(1)アップル社のCEO、ティム・クックはベトナム・ハノイ市にあるハノイ・スター・スクールでiPadを活用した環境科学の授業に参加し、生徒たちと一緒にリデュース、リユース、リサイクルなどの環境問題について学んだ。

(2)ティム・クックの訪問準備は1ヶ月前から進められていたが、学校側は彼の到着20分前まで訪問を知らされていなかった。


(3)クックはベトナム訪問中にホアンキエム湖での散歩やエッグコーヒーの試飲、ベトナムの有名人との交流を楽しみ、首相とも会談した

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【解説】

アジアゲートベトナム代表の豊田です。

さて、今日の記事について。

1ヶ月前から準備していたのに、到着20分前になって

「実は、今日、サプライズで、うちの社長が御社に行きますねん」

って、もし、私が受け入れ側の責任者で突然、言われたら、

「おい!そういうこと、はよ言えよ!」

ってキレると思いますが、これがAppleのCEOだと、なんか、サプライズ!的な感じで、かっこいい、となってしまうのが、不思議なところであります笑

アップル製品はベトナムで堅調に売り上げを伸ばしている上に、製造でも中国からどんどん生産移管をしており、同社にとってベトナムは今後、ますます極めて重要な国になるのは確実ですので、トップ自らの訪問もうなづけます。

ベトナムのスマートフォンの市場シェアでは、トップがアップル、次にサムスン、そして中国系の会社が続く感じです。


(2023年3月−2024年3月のベトナムでのシェア)

Apple 34.1%
Samsung 25.64%
Oppo 17.6%
Xiaomi 9.45%
Vivo 5.82%
Realme 3.47%


さらに600ドル以上の「高級機種」に関していうと、アップルのシェアは70%台と圧倒的な強さを見せています。



(参考記事)
Apple dominates the high-end smartphone market share in 2023
(2023年のベトナム・ハイエンドスマホ市場を支配するアップル)

https://www.vietnam.vn/en/apple-chiem-linh-thi-phan-smartphone-cao-cap-nam-2023/


ほんの10年前はサムスンが圧倒的だった印象もあるし、中国の安いスマホが一気に広まった時期もあったんですが、気づいたら、いつの間にかアップルがむちゃくちゃ拡大してたんですね。

ほんと、群雄割拠ですが、この戦いに日本企業が全く関わっていないことは、まぁ、ギリギリ、1980年代の日本経済の凄さを知っている私としては寂しいものがありますね。

内部の部品は日本製が多いんだよ、という話もよく聞きますが、やっぱり、若い時に、インド野党難味を旅行してて、見知らぬ現地の人たちから

「おー、日本から来たの?うちの家は全てソニー製品だよー!日本、最高だね!」

とか言われる、あの喜びを知っているだけに、「夢よもう一度」で、日本、持ち上げたいなぁ、と思いますね。


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【記事の日本語訳】
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アップルのティム・クックCEO、ハノイでiPadを使った環境授業に参加

アップル社のティム・クック最高経営責任者(CEO)は火曜日、ハノイ市タインスアン区にあるハノイ・スター・スクールを訪れ、iPadだけを使った科学の授業に参加した。

環境保護についての授業で、生徒たちはグループに分かれ、iPadを使って物品をリデュース、リユース、リサイクルの3つのグループに分類した。

クックは生徒たちと一緒に課題をクリアしたと、同クラスの教師であるHuynh Thi Ngoc Thi氏はニュースサイトVnExpressに語った。

彼は社交的でフレンドリーで、よく微笑んでいた。

生徒たちは授業に興奮していた。

クックCEOはソーシャルメディアX(旧ツイッター)で、"ハノイ・スター・スクールは、教育者が有意義な方法でiPadを教室に取り入れている輝かしい例だ "と述べた。

アップルCEOはまた、同校の校長、教育者、生徒、そしてベトナムのコンテンツ・クリエイターであるジアン・オイ氏に対して、"環境授業 "に参加させてくれたことに感謝した。

同校のレ・タイン・タム副校長は、アップル社の代表団が同校を訪問したのは、アップル・エデュケーション社とハノイ・スター・スクールが行っている協力活動の一環であり、同校は「アップル社のiPadを使った学習法」を採用していると語ったとラオドン(労働新聞)は報じた。

双方は1ヶ月前から訪問の準備をしていたが、学校側は到着の20分前までクック氏が来ることを知らなかったという。

VnExpressによると、ハノイ・スター・スクールはiPadを公式教材として使用するベトナム初の学校である。

アップルのティム・クックCEOは2日間の出張のため、月曜日の朝にハノイに到着した。

月曜日は、象徴的なホアンキエム湖のほとりを散歩したり、エッグコーヒーを試飲したり、有名な歌手のMy Linhとその娘のMy Anh、技術評論家のNgo Duc Duy(またの名をDuy Tham)、映画監督のPhuong Vu、アプリ開発者など、ベトナムのインフルエンサーに会ったりして過ごした。

火曜日には、ベトナムのファム・ミン・チン首相と会談した。

クックは1998年3月にアップルに入社し、2011年にアップルのCEOに就任した。

アップルは約10年前にベトナム市場に参入し、同国で20万人以上に雇用を提供している。

クック氏の指揮の下、テック大手は2019年以降、サプライチェーン・パートナーを通じてベトナム市場で400兆ドン(約158億米ドル)近くを費やしてきた。

現在、Foxconn、Luxshare、Goertekなど25のアップルのサプライヤーがベトナムでビジネスを展開しており、さらにベトナムの13省に27の製造施設がある。

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以上 豊田英司
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