第989回「豊田英司の"今日のベトナムニュース解説"」ベトナム、日本の武田薬品による初のデング熱ワクチンを承認
本日の記事:
「ベトナム、日本の武田薬品による初のデング熱ワクチンを承認」
原題:
" Vietnam approves first dengue vaccine from Japan’s Takeda "
(写真:デング熱ワクチンがベトナムにて承認された武田薬品工業の本社@東京)
【本日のポイント】
(1)ベトナム保健省は、日本の武田薬品によるデング熱ワクチンを4歳以上の個人向けに承認し、9月から予防接種センターでの接種を開始予定です。
(2)武田薬品のデング熱ワクチンは、30カ国以上で承認されており、ベトナムでの承認はデング熱対策における重要な一歩として評価されています。
(3)気候変動によるデング熱患者の増加に対応するため、ベトナムは媒介蚊の駆除や治療プロトコールの改善とともに、ワクチンの導入を強化しています。
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【解説】
アジアゲートベトナム代表の豊田です。
さて、今日の記事について。
私のベトナムでの最大の危機は、2018年にデング熱にかかった時で、40度前後の熱が1週間近く続いて、本当にきつかったです。
蚊を媒介して感染するデング熱は「東南アジア」のイメージがありますが、実は今、世界中で感染が以前よりも拡大し、罹患者も急拡大しているそうです。
(参考)デング熱-世界の状況 (厚生労働省 検疫所ウェブサイより)
デング熱の世界的発生率は過去20年間で著しく増加し、2000年から2019年にかけて、WHOに報告された症例が50万人から520万人へと10倍に急増しているそうです。
2023年には、デング熱症例の急増が世界的に観察され、これまでデング熱の流行していなかった地域にも広がっているそうで、世界で500万人以上のデング熱患者と5,000人以上のデング熱関連死が報告されたとのことです。
で、今回、デング熱への非常に高い有効性を見せ、世界30カ国で承認されている武田薬品工業のワクチンがベトナムでも認可されたそうです。
これは従来品に比べて、そもそも、ワクチンを打っても重篤化しないか、の事前チェックが不要で、非常にワクチン接種が簡易になるので、多くのベトナムのベトナムの方に接種される事が期待されています。
東南アジアに行ったらデング熱に注意、的なイメージも、5年後、10年後にはほとんどなくなっているかもしれないな、と期待したいですね。
以上 豊田英司
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