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バヨリンloversとバヨリン知ら〜ズのための美味しいとこだけ☆バヨリン・アナトミー

なぁなぁ、バイオリンの中にコンチューってのが居るん知ってる??

えーっ!?キモい!
てか、コンチューって、、虫??

いやいや、魂の柱と書いて、コンチューって読むの。

何それ?!
どこにあるの??

ズバリここです。写真①参照のこと。

写真①

、、、とまぁ、こんな会話がどこかでなされているかどうかは置いておいて、コンチュー違いに泡立つのはバヨリン知ら〜ズには、ままある事です。

現に昔、小学生の生徒さんに装飾音符という言葉を教えたら、えーっ!?音符にもそんなのがあるのー?!といって目をランランと輝かせ、じゃあ、肉食音符もあるんやね??と聞かれた事がありました。
装飾でなく、草食と解釈したようで😆

聞こえた単語を、自分の知っているワードで脳内変換してしまうと、魂柱を昆虫と解釈しても全然不思議はないでしょう。

さてさて、このようにバイオリンの内部には1本の支柱が立っている訳ですが、こうなるまでには、それなりの歴史があったようです。

バイオリンの先祖の先祖の先祖はおそらくギターのように箱状のボディにネックを付けて、弦を張り、弓で擦れるように駒を立て、駒にカーブをつけた姿であったろうと推測されます。
弦の張力が高まると、駒への圧が半端なくかかり、駒の足元と表板との接点あたりにグイグイと重さがかかり、時には表板がバキッ‼️っと割れてしまうなんて事もあったのではないでしょうか。
(実際に、昔々のバイオリンの先祖には魂柱はなかった、という説があるのです。)

このバキッ‼️を避けるために、どうしたものか?!と考えた昔の人達は、楽器のボディ内部に逆圧の効果を生む突っ張り棒みたいな柱を立てたらイ〜んじゃないか?!と知恵を絞り、実際にコレをやってみたわけです。

すると、アラ不思議✨✨✨

前より音がよく鳴るようになったではありませんか!!

わー!!突っ張り柱スゲ〜❣️❣️❣️

この柱、何処に立てても良かった訳でもなく、恐らくバキッ‼️を避ける意味でも、駒の足元の裏面辺りに立てるのが良かったのでしょう。
しかし、駒の足は2本。突っ張り棒立ててイ〜音になって、さらに楽器も丈夫になるならば、と、左右対称に2本くらいドンドン立てちゃえ!と思ったのですねぇ。

やってみました!

柳の下のドジョウですよ😆😂😆

しかし、今度は何故だか全く鳴らなくなっちゃった、というのです。

🤔🤔🤔🤔🤔うーむ。

そもそも何で1本だと良く鳴って、2本だと鳴らなくなるのよ?!

るん💖

そもそもバイオリンはどうして『鳴る』のでしょうか?

『バイオリンを弾く』とは、弦を擦り、弦を震わせること。この弦の振動が駒に伝わり、さらに駒の震えがボディに伝えられて、ボディの箱全体に振動が増幅され、大きな音になる、という基本原理があるわけです。

これは内部に柱を立てない状態でも同じ事で、柱を立てると、さらに柱を伝って表板から裏板へと振動が伝えられるようにもなり、振動の伝導率がアップするのですね☝️

しかし、駒の両脚の裏側に2本柱を立てると、1本柱の時よりも振動が減ってしまったのには、何か訳がありそうです。

それはどうやら、駒の震え方にヒントがありました。

バイオリンの駒
チェロの駒

弦楽器の駒というのは、ヒトの足のように踏ん張ってる感じで可愛い💕形です。

弦の振動を受けた駒ちゃんは、どうやら、この左右の足を代わる代わる超高速で左右足踏みするようにして振動しているのではないか?とされているようです。

両側に柱を立ててしまうと、この超高速足踏み振動がガチーン‼️と固められてしまい、思うように震えが伝えられなくなる、と。
1本柱の方が鳴る、というのは、運動エネルギーを逃がしてやる必要があったのですね✨

そこで、もう片側の足の裏側には柱でなく、バスバーという横の柱を這わせることにしたようです♫

結構長〜い横柱であるバスバー

かくして、バイオリンは今の形状に至ったのでありました✨✨✨

ちなみに、私のバヨリンはおデブで、外から内部が丸見えなので、覗いて📸パシャリ✨

バスバーがハッキリクッキリ確認できます😆
魂柱も白々と見えますな😂

余談ですが、最近、右脚だけで立ってバヨリンを弾くと、やたらに音が鳴ることを知りました✨

魂柱とシンクロするとイ〜のかなぁ😆🤣😆

長々とお読み頂き有難う御座います♪
またのお越しをお待ち申し上げております💖

バヨリニスト🌞外薗美穂🎻


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