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ベトナムの不動産は買いなのか?

ベトナムは2023年には1億人を突破すると予測されるなど、人口増加が著しい国の一つである。そして、2040年頃には日本との人口が逆転し、ベトナムの方が人口の多い国になるも言われている。

また2015年7月に実施された改正法により外国人名義で不動産購入が可能となり、ベトナムでの不動産投資・購入がいま注目されている。

今回は昨今注目度の高いベトナム不動産投資の主な魅力について述べたい。

①割安な価格水準

現在ベトナムの不動産価格は非常に割安で、他のASEAN諸国と比較するとプノンペン(カンボジア)、マニラ(フィリピン)の約2分の1、バンコク(タイ)の約4分の1、東京(日本)の約8分の1という低水準だ。

②外国人による投資が解禁されたばかり

2015年7月に実施された改正法により外国人名義で不動産購入が可能となったばかりであり、まだ市場が食い荒らされておらず新参者にとってもチャンスなのである。

また、一定の要件を満たすベトナムで活動する外資系企業やベトナムへの入国許可を持つ個人であれば、集合住宅やマンション1棟について30%以下、戸建ての場合は1町村あたり250戸以下の不動産を取得することが可能である。

尚、住民所得権の存続期間は最長で50年で延長も可能である。

③成長性の高いベトナム市場

ベトナムの平均年齢はなんと31歳(日本の平均年齢は46歳)で若い力が溢れる国である。2018年のGDP成長率は脅威の+7.1%である。経済成長とともに不動産市場もより活性化していくことが予想されている。

④親日であること

ベトナム不動産が魅力的である理由として、期待できる市場ということが当然あるが、親日的な国民性という点も見逃せない。

ベトナムの人々の中には、これまでの経済発展に協力的だった日本に対し好意的な感情を持つ人が多くいる。その親日度は、日本の文化を学ぶ学生数、日本語の習得率がアジアトップクラスということにも繋がっている。

ベトナムの人々の中では、工業製品、食品共に日本メーカー製品を信頼をしており、街中を埋め尽くすバイクはホンダ、ベトナム人が大好きなラーメンはエースコックがシェアNO,1、日系レストランうどんの丸亀製麺はベトナム人に大変人気だ。近年、ベトナム人の行ってみたい国上位には、常にあこがれの日本が入っている。

最後に

ベトナム不動産投資の魅力を述べてきた一方で、この国への不動産投資のリスクについてもしっかり考えてもらいたい。特に一番のデメリットは社会主義国であることだ。役人の権力が強い為、時として賄賂が必要になったり、突然法律が変わったりと資本主義の国とは異なる自体が起こり得るかの言う制があることを理解しておく必要が有る。

以上、今回はベトナムの不動産投資について述べた。次回はベトナム株についても議論したい。


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