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NFT「アイシロ・モンスターズ」(I-Shiro Monsters)の作り方

クリエイティブなパートナー、Midjourney!

 画像生成AIMidjourney(ミッドジャーニー:MJ)を使って、これまで楽しくAIアートを作ってきました。私はMJ最初期ユーザーとして、MJに関する「日本最古のnote記事」を書いていました。その後も他の様々な画像生成AIと同様、MJの進化も素晴らしく、今でもクリエイティブなパートナーとして、とても頼もしく感じています。

 もしAIアートにご興味をお持ちなら、今からでも遅くはありません!誰もが自由にAIを使ってこれまでにない、新たな画像を生成できるようになったのが2022年(令和4年)夏。この年が「AIアート元年」だとすれば、令和4年度の今現在、ほぼ全員がまだ「AIアーティスト1年生」なのです!
 私が管理人をしている下記のDiscordサーバーでも、MJおよびアニメ風二次元イラストに特化した「niji・journey(にじジャーニー)」を見学・体験できます。(もちろん、双方とも「本家」のDiscordサーバーで可能です!)

MJ JAPAN [AI x HUMAN]
AIアートのミッドジャーニーの見学・体験。日本語の解説あり。初めての方は一定時間の無料体験が可能です。

MJ JAPAN [niji]
Midjourneyのサブスクリプションで使用可能、日本語でのプロンプト(呪文)も可能なniji・journey 用のDiscordサーバー。

新たな機能「ブレンド」

 MJの新機能として、2023年1月中旬に「ブレンド・コマンド」が追加されました。「/blend」は、複数の画像の「コンセプト」や「雰囲気」を見て、それらを新しい解釈で融合していきます。
 これは「/imagine」で複数の画像(イメージ)プロンプト(画像のURLを記述)を使用する場合と同じなのですが、「/blendではURLを複数記述して指定する必要がないため、はるかに使いやすいのです。このコマンドでは、携帯電話やPCから直接、複数の画像をピックアップするように求められます。このブレンドは最大5つの画像で動作します。(それ以上の枚数の場合は「/imagine」で画像プロンプトを使用するしかありません。)
 このようなユーザーインターフェースの改善によって、できることは同じでも、その使いやすさからユーザーの創造性が促進されることもあるのではないでしょうか。私は、この新機能「ブレンド」を使って新たなAIアートの可能性を体験することになりました。その結果が、この「アイシロ・モンスターズ(I-Shiro Monsters)なのです!

アイシロ・モンスターズの作り方

アイシロ・モンスターズ

NFTコレクション「I-Shiro Monsters」
 ご覧のように、AIアートのアイシロ・モンスターズ は、「へたうまAIイラストレーション」とでもいうような作風に仕上がっています。
 実はこれらの絵は、私がこれまで手掛けてきたお城ロボットのAIアート「アイアン・シロン」と、小学3年生サムくん(詳細情報は非公開)の自由帳に描かれた怪獣たちが融合したものなのです!

小学3年生サムくんの自由帳
自由帳の中に描かれた怪獣たちの例

 もうお分かりかと思いますが、アイシロ・モンスターズ は私の元々のAIアートである「アイシロ」とサムくんの怪獣たちをMJで任意に組み合わせてブレンドしたものなのです。
 あともう一つ、背景もさらなる画像情報として一枚足しています。その背景はすでに紹介したniji・journeyで描いています。niji・journeyは日本語で可能ですので、例えば、「アニメ背景、丘、森、岩、青い空、白い雲」、「アニメ背景、浜辺、夕日」、「アニメ背景、東京の街、夜景」などと呪文を唱えれば下記ような画像が得られます。

niji・journey:アニメ背景、丘、森、岩、青い空、白い雲
niji・journey:アニメ背景、浜辺、夕日
niji・journey:アニメ背景、東京の街、夜景

 そうして、これらを任意に組み合わせることで、例えば、こんな画像が生成されます。いかがでしょうか?

アイシロ・怪獣・背景の画像をブレンドした結果

 ただし、他人のイラストなどを無断でAIに読み込ませるのは諸々問題がありますので、注意しましょう。
(例えば、MJの無料ユーザーが作ったAIアートはクリエイティブコモンズの設定となり、非商用で誰もが使える画像になってしまいますが、MJ有料ユーザーが作ったAIアートについては、商業的利用の権利をユーザー本人が有しています。)


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