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唇に華やかな赤を。

約3年続いたマスク生活が終わろうとしている。

当初はマスクをしないと大変なことになるかもしれないという、得体の知れないものへの恐怖心を抱いたものだ。

そのうちにマスクをすることが日常になり、この状況をポジティブに捉えるように努めてきた。

マスクをしても素敵に見えるメイク。
見えている少ない部分に色を入れ、隠れている部分の血色を足す。
そんなテクニックが使えるようになっていた。

そしてついにマスクをしない生活が戻る。

元に戻るだけなのに、ちょっとした緊張感があるのは何故だろう?

たった3年、顔の半分を隠していただけで、顔全面を出すことに躊躇する私がいる。
自分の全部を見せてしまうような、または見られるような感覚。

マスクをすることに、表現や動きを制限される窮屈さを感じていたのに、
いつの間にかそれが安心感に変わっていたのかもしれない。

マスクを外すことを踏まえて、自分の顔やメイクを1から考え直すことにした。

アイメイクを中心に使っていた色を、どんな風に顔全体に取り入れようか…。
自分の顔についてじっくりと考えたのはいつぶりだろう。

そんなことを考えていたら、しばらく下ろしていた前髪が邪魔だと感じた。
新しい次の時代への扉を開けるように、額を出して第3の目があると言われている眉間を出す。

そして額を出して眉をキリッと描き、アイラインを広めに入れ、クールな印象にする。

最後に私に必要なのは唇に鮮やかな赤色だ。
赤色はマスクのない顔の血色を上げ、高揚感を出してくれる。
意志の強さを色で、口角をやや上がり気味に描くことで決意の強さを出そう。
顔全体を使って気持ちを伝えよう。

そう想像するだけでワクワクする。

次の新しい時代とともに、新しい自分もしっかり楽しみたいものだ!









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