能登 note
①一週間の滞在
ここ最近、能登に少しばかりではありますがボランティアをしてきました。
1月に大きな震災があったことは知っていても、現地には行けていませんでした。その中でたまたまボランティアを募集していることを知り、能登に行くことが出来ました。内容などは個人情報に触れそうなので書きません。
1週間は瞬く間に過ぎていきました。色んな方にお世話になりました。皆さん優しくて、有難いなと感じる毎日でした。お子さんと話したり、遊んだり、お母さまたちとお話ししたり、街を少しだけ回ったり。みつみちゃんが過ごしたのはもうちょっと先の方だったかなとも思いつつ(スキロー)。
どれだけ機械が発達しても、結局自分の体で体感するのが何よりも沁みる。ニュースだけじゃあ、限界あるよねぇ。
②発生から半年
率直な感想。
・マンパワー不足や優先順位によって、震災によって崩れたと思われる建物がまだまだたくさんある。
・スーパー、コンビニ、居酒屋さんが空いてると本当に有難い。働いている方たちありがとう。
・仮設住宅は建築途中がいくつもあり、まだ多くの方たちが避難所にいると思われる。
自分は正直この半年間、能登地域に関するニュースを、全く追えていなかった。なので正直もっと復興が進んでいるものだと思っていた。学校のグランドに建てられた仮設住宅、入り口が大破したままの小学校、「謹賀新年」のポスターがまだ貼られていたこと、土足のまま体育館に上がらせてもらったこと。多くの人が復興に関わっていてもなお、全快なんて言葉はふさわしくないであろうが、まだ10%くらいなのかな。
自然はある種平等に災害あるいは恩恵を生き物に与えてくれる。誰もがきっと被災者になりたいと望む人はいない。それでも日本に住んでいる以上は、向き合わなければいけないよね。自分が被災者になった時に何が出来るか。自分以外の誰かがなった時に何が出来るか。スーパーに行くと、「うちの猫ちゃん見かけませんでしたか」のチラシがまだ貼られている。猫ちゃんも大切な家族だよね。みんなが家族のところに戻れるといいな。
③能登 not alone
ある方と話していて印象的だったのは、
「3カ月くらいお水が出なくても踏ん張って、人間は強いなと思った」
「今は外部の人たちが地域に関わってくれているけど、これから先はどうなっていくのか」
自分は今回ボランティアで行った。しかも期間は1週間だけだ。実働は5日間。そういう意味では、とても貧弱で薄情な付き合い方だと自分自身思う。ちょっと良い人を気取って、ニコニコして、ばいばーいみたいな。。
それでも来てもらえて良かったなと思ってもらえたら有難いことだし、「この地に骨をうずめる覚悟あります!」みたいな人はそう多くない。かといって、「はい!てきとー!」みたいな人はもちろん歓迎されるわけもない。(ボランティアという時点で良くも悪くも参加するにあたって、ハードルが上がるのも確か)
実働5日間でこの方とお話しできた時間が一番良い時間だったと思う。お名前忘れてしまって(おい)申し訳ないですが、ありがとうございました。また行くかんね。能登はやさしや土までも。たっちー。
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