一茶双樹記念館「子ども秋祭り」に出展〜制作編〜
前回の記事で触れた、「一茶双樹記念館」にて開催された「秋祭り」に出店したお話の続きです。
今回は、秋祭りに出展した3つのコンテンツ「秋しゃてき〜秋の食欲爆発!森のおいしい食べ物をハントするゲーム〜」「バルーンおとし」「つくってはこんでこぼれ梅(流山名産みりんのしぼり粕であるこぼれ梅をテーマにしたゲーム)」の制作プロセスを紹介していきたいと思います。
「秋しゃてき〜秋の食欲爆発!森のおいしい食べ物をハントするゲーム〜」
小学生チームは、VIVITAオリジナルのプロトタイピングツール「VIVIWARE」を使って自動走行プログラムが組まれた動物ロボがハントの邪魔をしたり、お月見団子をうち落とすとボーナスタイムが発動する射的ゲームを企画しました。
※「VIVIWARE」について詳しく知りたい方はこちら
「秋といえば?」
「さつまいも」「もみじ」「なし」「かき」「くり」「しいたけ」「さけ」「お月見」「うさぎ」とテンポよくアイデアが出てくる出てくる!
VIVIWAREを射的に使ってみようということで、VIVIWARE搭載ロボットを用意し、みんなで遊んでみました。子どもたちは、楽しそうに動くロボットを狙っていましたが、「ロボットはつくりたいけど、当たったらかわいそうだから、ぜっっったいに的にはしたくない」という考えが生まれ、秋の味覚のハントを邪魔するとり・たぬき・うさぎのお邪魔ロボットが誕生しました。
また、試作をしたものを持ち寄り、アイデアの共有をしたら、それぞれの興味分野(ロボット製作・プログラミング・デザインなど)も分かったので、自然とロボット制作チームと的・背景デザインチームに分かれて製作を進めていきました。
さらに、子どもたちの面白いアイデアに便乗して演出を盛り上げたくなってしまったクルーが、お月見団子を3つうち落とすとボーナスタイムが発動する仕掛けを考案。大人も本気で遊びます。
つくって終わりではなく、遊んで改善!
自分たちでつくったゲームでしっかり遊んで、ちょうど良い難易度のゲームか、ルールや流れの確認をしながら、細かいところを調整していき、こうして、自社で開発したプロトタイピングツール「VIVIWARE」をふんだんに使ったスリリングな演出の秋しゃてきが完成しました!
バルーン落とし
お祭りのオープン早々に列ができた、ちびっこチームによる「バルーンおとし」。
アイデア出しの初日に風船を使うことは決定。実際に遊びながら、風船の中にプレゼントチケットを入れて、どうしたら割れるか?吹き矢を使うのか?などを検討してみましたが、やや路線変更。割らずに落とすことで、周囲にも迷惑をかけない方針にしました。
「ベルヌーイの定理」を利用し、扇風機の上に風船を浮かせ、それを針がない弓で落とします。風船がフワフワしてるので、意外と狙うのが難しいのが面白いポイント!
また、使用する扇風機が丸見えでは祭りの雰囲気も半減するので、ボードに絵を描き、その絵で扇風機を囲って完成です。
つくってはこんでこぼれ梅
秋といえば「運動の秋」ということで、今回は競技に「ゆるスポーツ」の要素を取り入れることに。
ご当地ゆるスポーツアワード2022にてグランプリを受賞したぐっちーから、ゆるスポーツ(以下、ゆるスポ)についてのレクチャーがあり、みんなで体験しました。ゆるスポは、年齢・性別・運動神経に関わらず、だれもが楽しめる新スポーツ。ルールを工夫することで、老若男女、楽しく競技に参加できるようになります。
ゆるスポに関する理解が深まったところで、このゆるスポ要素と流山名産の「こぼれ梅」のかけ合わせに挑戦!こぼれ梅とは、みりんの制作過程で出るみりんの搾りかすのこと。見た目が梅に似ていることから、こぼれ梅と呼ばれているそうです。
みりんのできる工程を動画で確認しながら、ランダムに言葉を並び替えてくれる「お題ジェネレーター」を使って、流山ならでは!のゆるスポを考えていきました。試しに「お題ジェネレーター」で出される動きでこぼれ梅のキャッチにチャレンジ。
どの部分をゆるスポの要素として取り入れたら面白いのか、ゲームとして成り立つのかなどを考えながら、まじめに取り組んでおります(笑)。
何回かのテストプレイを経て、みりんの製造行程を追体験できるゲームとなりました。
つくってはこんでこぼれ梅の遊び方紹介です。「つくって はこんで こぼれ梅」はみりんの材料である「もち米、米麹、焼酎」を順番に調理し、つくったこぼれ梅をできるだけ多く、こぼさないように持ち帰ってくるというゲームです。
このゲームで遊ぶことによって、みりんに詳しい人たちが地域に増えるかも!?
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