ビビッドガーデン、官公庁との共創へ!
皆さん、こんにちは。食べチョクを運営しているビビッドガーデンの人事です。
ビビッドガーデンという紹介よりも食べチョクの方が浸透していることが多く、ある種それが悩みにもなることがあります。
今日は、そんな食べチョクに次ぐ、もしくは超えるような新規事業を立ち上げ中の二人に話を聞きます!
食べチョクを超える、シナジーを生む事業の裏側とは?決してきれいな側面だけではないリアルをお伝えできればと思います!
人事
まずは簡単に自己紹介をお願いします!
松浦
一橋大学社会学部を卒業後、外資系IT企業に新卒で入社しました。
その後、もともとインターンしていたビビッドガーデンに出戻る形で転職。
「食べチョク」のマーケテイング責任者・取締役を経て、2024年より、新規事業開発・執行役員になっています。
今は自治体・法人向けのサービスと別の仕込み中の(今は全部言えないw)新規事業を管掌しています。
人事:
その仕込み中の新規事業って…とツッコみたくなりますが、一旦、今日のところは見逃しましょう笑
最近、ご結婚もされたとか聞きました。おめでとうございます!笑
松浦
ちょ…まじでプライベート…やめてください…笑
田中
あ、すみません、僕もそろそろ良いですかね?笑
大阪府立大学大学院を卒業して、JTBパブリッシングという会社で旅行ガイドブックの編集者を5年ほど経験し、その後、メディアを活用した地域ソリューションを担当しておりました。
退職と同時に、金沢市に移住をして、学習塾を立ち上げて、4年ほど経営に携わりました。
その間にSaaSのスタートアップも挟みましたが、2024年3月からビビッドガーデンに転職しました。
入社した背景は食や地域という領域や事業フェーズはすごく興味関心がありました。あとは…松浦さんはじめ面接で会った人たちですかね。
誰と一緒に働くかというのを大事にしていたので、そこが大きかったです。
松浦
え!そうだったんですか!びっくりしました!!
まぁ確かに僕と3回くらい会いましたもんね…笑
全行程を見る面白さと大変さ
人事
えっと…イチャイチャはこのへんにしてもらって本題に戻しますね。
そもそも、なぜビビッドガーデンの新規事業が自治体事業だったんですか?
松浦
現在は「食べチョク」事業がサービスとして認知されていることが多いですが、会社として一次産業の様々な課題を解決し「鮮やかな農地や豊かな海」を残していくことをもともと目指してきました。
「食べチョク」事業が多くの消費者の方々や生産者さんに愛していただけるようになり、ここで培ったものを生かして、もっと業界全体に貢献できる形を模索していたんです。また、2020年の農林水産省との連携を皮切りに、自治体さまや官庁との取り組も増えていっていました。
その中で、地域産品のブランディングや新規就農の魅力発信等で貢献できる部分があるのではないかと思い、地方自治体や農水省といった官公庁と協力をしていく中でこの領域でチームを作りしっかりやっていこうということになりました。
人事
実際にはどんな仕事をされているんですか?
田中
まだ立ち上げフェーズで、ニーズに一つずつ応えながら模索している状態。
具体的な仕事というと本当に…すべての行程ですね。
戦略立案をして、戦術に落とし、営業提案をさせてもらい、事務作業を行い、もちろん実施だけじゃなく振り返りもする。全部自分たちでやっている状態です。
大変なフェーズではありますが、自分で考えたことがカタチになっていくことが面白いし、なかなか他では経験しがたいと思っています。
人事
ここまでで印象に残っていることはありますか?
田中
一つ目は、地域産品の販路開拓領域で、自社だけでは実現できない案件をやらせてもらえることになったことですね。
例えば販路の開拓の場合、地域の事業者や生産者にとってECの活用は一つのHOWでしかない。
卸や小売、飲食店、流通業など業界の各プレーヤーで仲間を集めて、それぞれの専門分野を活かしていけば、本質的な課題解決に貢献していくことがしやすくなると思っています。
この自治体様とは、当社のマーケットやECへの理解と、タッグを組んだ企業のBtoBでの販路開拓力をかけ合わせて、一過性じゃない取り組みにしようとしています。まさに地域で作るアベンジャーズのような座組です。
この中に入れたのはうれしかったし、自分たちの力を発揮できる面白さを感じています。
二つ目は、官公庁さんと進めている有機農業の啓蒙ですかね。桃や梅の体験イベントを通して価値を伝えるような活動をしています。
これまでも、100以上の自治体さまとの連携事例で研修会を実施したり、直接訪問して伴走型でサポートをしてきました。
最近は、消費者とも一緒に価値を共有し、ストーリーを創っていることが求められています。
SDGsのような大きな課題に取り組んでいくには、消費者の行動変容が欠かせないですし、オフラインもオンラインも活用しながら、消費者と生産者さんを直接繋いで想いを伝えていく、そしてそれを官公庁さんと一緒に進められていることは非常に影響度が高い中で仕事をしていると思います。
上記のような仕事はもちろん面白いですが、やっぱり、誰かに喜んでもらえることが一番の醍醐味かもしれないですね。
そういう手触り感があるのが何よりも楽しい。
一見すると華やかなことも結局は泥臭い努力の積み重ね
人事
素晴らしい内容ですが、かっこよすぎますね笑
これを読んでいる人も、そんなにかっこいいのかよと思う人も出てきそう笑
逆にうまくいかなかった事例ってあります?
田中
あーそれでいうと、たくさんありますよ笑
例えばですが、やりたいことはたくさんあるけど、リソースを考えて、取捨選択をしなければならない。ここはすごく難しい。
ついつい、時間とか度外視してやっちゃうし、時代錯誤な働き方はできない笑
人事
ですね、労働時間はモニタリングしていますからね笑
松浦
あとは「どんなゴールが理想なんだっけ?」を固めながら、とにかく動くことは大変。光が見えない中で走り続ける!というような状態。
目標を達成するために、考え、提案し続ける。
まだ領域でいうと新参者なので、明確に貢献できる領域が見えづらいまま進み続けるのはしんどい状況ですね。
田中
先ほど話したある自治体様の案件は、かっこよく言いましたが、実はこちらから意図して動き出したものではなかったんです。
運よく一緒に進めさせていただける方を紹介してもらったり、思いがけない点でソリューションを評価いただいたり、たまたま、ご一緒できた案件でした。
ただ、そういう面も含めて、活動量を増やすことが、多くの将来の種になり、その一つが花開いたという感覚です。
認識の通り、現実はそんなキレイな形ではなかったですね。
松浦
実際に、提案(プロポーザル)はかなり手を上げさせていただきましたよね。
田中
そうですね、実際3か月くらいの間で、少人数チームながら約20本の提案(プロポーザル)を出していました。
わかる人が聞けばわかるんですが、なかなかの量です。
雑多に数をこなすのではなく、ひとつひとつのテーマで私達に何ができるか真剣に考え提案をさせてもらいました。
大変でしたが、やるから見えてくることや、領域理解も含めて、多くのインプットができたことは結果的には良かったと思います。
テーマは共創。自分たちがではなく、「一緒に」
人事
すっかり忘れていましたが、この記事、採用文脈でした笑
どんな人にこの記事見てほしいなとか、どんな人と働きたいとかありますか?
田中
食や事業に興味があって課題解決を「一緒に」やっていこうぜっていう気持ちを持ってくれてる方が一番です。
偉そうに語りましたが、私自身も、この領域の専門だったわけでもないし、数カ月、走って何かやれるんじゃないかという手ごたえがやっと出てきているだけ。
ただ、自分たちだけじゃなく、社内も社外も「一緒に」課題にチャレンジしていく、これが自治体様との連携の醍醐味だと思っています。なので、そういう想いが強い人に来てほしい。
大変だけど、最終的には、楽しいんです。
まだまだ足りないところも多いし、事業立ち上げで駄目なこともたくさんあるんですけど、やっぱり一緒に楽しみながら作っていくっていうのが一番大事だと思うんです。
人間なんで下向くこともあるし、そういう日もあるんです。
だからみんなで上見ていこう!言えることが楽しい。
うまくいかないことも含めて楽しめる人が良いかなと思っています。
松浦
僕の視点からは固まってないことを許容できる人ですかね。
我々チーム自体がまだ固まっていないのもそうだし、戦略設計から一緒に携われる。これをポジティブに捉えられる人は合うし、逆に言えばそれがしんどいのなら合わない。
業界に対してとか、実際に困っている生産者さんの課題に対して解消していくために、自社の知見はもちろん使うし、官公庁の皆さんや他社の方々とも協力しながらチームとして進めていくことになります。
業界の専門性が取り立てて求められるというよりは、一次産業や地域の「課題解決」に想いを持てるかどうか、目の前の人に目を向けられるかどうかが、大切なのかなと思います。
例えば、これは提案資料のスライドの一部ですが、「自分たちのやってきた実績だ!」というのではなく、「これまでの自治体様とのお取り組みご紹介」というタイトルでまとめているのも、あくまで一緒に作り上げてきたものであることだという想いから来る一つの表現のこだわりです。
一緒に"共創"に取り組みたい方、ぜひいちどカジュアルに会話させてください。できるだけたくさんの方とお会いしたいと思っていますので、お気軽にご連絡ください。
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