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#10 「私が選んだドラッカーの言葉たち✳︎1,000文字以内のコーヒーブレイク記事です。


P.F.ドラッカー(Peter F. Drucker、1909-2005)

20世紀から21世紀にかけて経済界に最も影響力のあった経営思想家。マネジメントの主な概念と手法を生み発展させた「マネジメントの父」として知られています。

『人を育てる』❶


「組織は人を変える。否応なしに変える。成長させもすれば、いじけさせたりもする。人格を形成させもすれば、破壊したりもする。」1)

「第一に、不得意なことで何かを行わせてはならない。」2)

「第二に、近視眼的に育ててはならない。・・・キャリアは人生に関わることである。仕事は人生の目標に合わせなければならない。」3)

「第三に、エリート扱いしてはならない。・・・二三歳の有望株が四五歳のばりばりになる保証はない。五〇歳で世界を舞台に活躍している者が、二三歳の頃は薄ぼんやりした青年だったりする。」4)


                     by P.F.ドラッカー 


職場が個人の成長や人格形成に与える影響は非常に大きいですね。
組織が個人を育てる場であるという認識が広がることは重要です。

組織は人を成長させることもあれば、逆に萎縮させることもあります。
個人の得意不得意を理解し、適切なサポートを提供することが成長を促進する鍵となります。

キャリアは人生全体に関わるものであり、仕事は人生の目標に合わせるべきです。
若い頃の有望株が必ずしも将来成功するとは限らず、逆に、若い頃は目立たなかった人が後に大きな成功を収めることもあります。

個人の成長はその人自身だけでなく、適切な人材育成ができるかどうか、またその責任者にも問われるべきです。

目先のことにとらわれて、その場限りの継ぎはぎだらけの人事を続けていると、結果的に人材が育たず、組織全体の成長も妨げられます。

組織がどのように個人をサポートし、成長を促すかが、長期的な成功に繋がるのだと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

私が目指しているのは、孤立のない共生社会の実現です。

参考引用文献

1)2)3)4)P.F.ドラッカー著 上田惇生訳『ドラッカー名著集4非営利組織の経営』ダイヤモンド社、2024年、p.164、165

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