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解放感を得たい部屋 ~現状の確認~

前回の記事はこちらからどうぞ。

カーテンがどのように取付されているか確認

中古マンションの一例を見てみましょう。

まずは一番くつろぎたい部屋から

この部屋で一番大きな窓。エアコンが窓上に設置されていたことが分かる。

前の住人が置いていったカーテンまでついてますが…笑
ここはリビングにあたる部屋です。

窓のすぐ上にカーテンレール。
そしてその上にはエアコンの痕跡。
取り付けてあるのは一般的によくあるスチールのレールです。
施工位置位置は、窓の上の壁を利用して取付する「正面付け」です。

一旦整理します。

  • レールの高さは窓上すぐ

  • レール施工方法は正面付け

  • レールの種類はスチール2本(ドレープ用レース用)

  • 窓の上にエアコン

リビングに隣接する部屋

窓が2つ。両方同じ大きさの窓で、同じ高さに設置されている。

レールの種類と施工方法はリビングと同じようになっています。
こちらの部屋のエアコンは、窓上ではなく窓横の壁についていたようです。
梁があるので、エアコンが低めになっていることが、スリーブ(エアコン配管用の孔)の高さから分かりますね。

  • レールの高さは窓上すぐ

  • 施工方法は正面付け

  • 窓2つとも、少し上に梁が走っている

  • エアコンはカーテンの隣

レールの設置高さや種類、取付場所は、
カーテン用の下地の位置の確認にもなります。
大きな窓のカーテンの重さは重量にすると数キロある重量物。
そこに開け閉めの力が加わるわけですので、
しっかり確認しておきましょう。

次は床から窓までの距離

窓の上側の確認が終わったら、下側を見てみましょう

床からの高さをチェック

窓より先にカーテン浮いてるのが気になりますね。。。
理由が無ければ(←多分無い)、残念ながら失敗例です><
窓の縦の長さは用途によって違います。

このおうちの場合、
外に繋がるバルコニーがあるので、
出入りする窓(掃き出し窓や掃き出しサッシ)ですね。

この場合の基本は、
床までカーテンの長さを伸ばすこと。
カーテンの用途としては目隠しのほかに、
断熱という役割もあります。

冷気は上から下に降りてきてしまうので、
冬場は寒い空気がここから部屋の中へ入ってきます。
足元が冷えると暖房をしていても辛いですよね。
「出入り用の窓は床まで」
と覚えておいてください^^

余談ですが…

豪華さを出すためにわざと引きずるくらいの長さにする
「ブレイクスタイル」
というものを採用する人もいます。
コレは冷気が完全に遮断されます。
が、サッシの性能によっては結露が増える可能性もあります。

よく分からない場合は、
設計やインテリアのプロにご相談くださいね。

尚「インテリアショップの店員さん」は、
プロではない場合ことも結構あります。
そしてインテリアコーディネーターなどの資格を持っていても、
実践をしていなければ気付かない落とし穴は山ほどあります。
そのあたりは慎重に相談相手を選ぶようにしてください。

カーテンて、かなりお高いモノですからね。。。
ひと窓失敗しても万単位です。
涙をのまないようにしましょう。

出入りしない窓は?

見るところはほぼ同じです。
レールの高さ、種類、取付方法、エアコン。

腰から上に設置されている窓や、
あかり取りのための高いところにある窓の場合は、
その下に家具を置くかどうかというのも考えましょう。

窓に対して90度の壁があるとき

この場合は、より注意が必要です。
ただの壁、されど壁。
ただの壁じゃなかった場合の注意点です

  • エアコンを設置する壁になっていないか

  • クローゼットやドアなど扉系になっていないか

  • 扉の場合、窓と扉の上端はどっちが高いのか

  • 扉を開けたときにカーテンを束ねる場所やレールが干渉しないか

色んな所を観察してくださいね。

さて、次はいよいよ錯覚のお話に入ります。


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