希少

一瞬で全ての 空気 背景 色 感情 が
手に取るように吸収してしまう

けれどもう頭を苦しませたくない から

ただ今を泳いでいた。

けれど身体は悲鳴をあげていた

書くこと描くこと表現すること
全てから逃げた、というか

それらがない わたし になりたかった。

楽だから。

今や自分が ただ漂っているだけの人物になっていて
それがいつも理想、願望だったのに。

また壁にぶつかった。

追いかけてくる。追いかけてくる。
逃げてはいないのに
気付いたら

対角線上に わたし はいた。

受け入れなければいけない自分とわたし

出来ないことわからないことは
今までの経験から習得したはずなのに

今は自分の中のわたしが一番道をふさいでいる。

もっとありのままで泳ぎたい漂いたい

まとまらないけれど
まとまらないのが
人間たちだけにある

人生 というものなのかなぁ。とか。