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仮装の達人(ナンセンス小説 2023/10/31)

「今年のハロウィンは『近年の流行に疎いおじさん』の仮装するわ。」
「じゃああたしは『服装の癖が強いおばさん』の仮装する。」

~ハロウィン当日~

「おお、あんたそれ仮装だろ!?今日あれだもんな、あの『はろういーん』ってやつだもんな!」
「な~にを言ってんだいこのおっさんは!あたしは普段着だよ!」
「おいおい、そりゃあ冗談がきついぜえ~。普段からそんな派手な格好で街歩いてるやつがいるかい?」
「あたしはこの方20年ずっとこのスタイルだよ!!!文句あんのかい!?」
「わっははははは!そんなわけがあるかい!おかしいぜそんなの?」
「きいーーーーーーー!!あったま来た!お前ただじゃおかないからね!!覚悟をしい……」
「………サワガシイナ……キサマラ…………ケンカナラ……オレモマゼテクレヨ…………グヒヒヒヒヒ…………」

「(あれ、なんか怖い人来た!!!)」
「(どうしよ!?いちおう謝った方がいいのかな!?)」

「「いや、これはその、そういう仮装でして、その、ええと……」」

「あ、僕のこれも仮装です。驚かせてしまってすみません。」

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